京都
鴨川 御薗橋辺り 夫の両親の墓参りに京都まで行った。 台風7号がちょうどお盆にやって来る。 早い目にお参りに行こうとなった。 今回は夫と共にだ。 途中までは車の窓を全開にして 京都の街中に入れば エアコンのスイッチを入れた。 夏の日の熱を溜め込んだ…
6月7日 友達の別荘の前 うちから車で10分ほどの山の中の村。 京都市ではあるが 文化 生活 生業は林業 ほとんどが 私の住んでいる所と同じだ。 そこに 私より20歳ほど若い女の友達 (と私は思っている)の別荘がある。 別荘は緑の中にあり こぢんまりとした古…
5月21日 マラソン 三日前の日曜日。 新型コロナで3年間止まっていたマラソンが始まった。 コースは福井小浜から 京都出町柳 賀茂大橋まで。 新緑の いい空気の中を 苦しみながら 楽しみながら 何人もの人が 小屋の前を走り去る。 「こんにちわ」と走る人 「…
お墓から比叡山を望む 夫の両親のお墓は京都の北西 比叡山が真正面に見える所にある。 去年の暮れは 雪混じりの天気が続き 約半年ぶりに行ってきた。 京都の北部でも 桜の蕾が膨らみ 山にはもう 拳の花があちこちに咲き 畑には菜の花が満開で 「下」はすでに…
1月11日 午後4時 今日は京都の友達の家に行く予定だった。 朝9時ごろ 友達から電話があった。 友達の家は京都市北区。 外の階段も 水溜りも凍っている だから 私の住んでいる所から出て来るのは危険だと。 スリップ事故を経験している私はOK!と従った。 昼ご…
絵でも 本でも 映画でも 音楽でも 最初に出会った時には そんなに感動しなかった という 経験をした人は 私だけではないはずだ。 でも ある時 そんな絵や本や映画や音楽が 自分にとって意味を持つ様になる時が来る。 意味というより 大好きになると言ったほ…
京都から 夫の友達二人がやって来た。 一年振りの訪問。 いいお天気でよかった。 昼ごはんを済ませ 今日の訪問の目的の一つ 若狭湾が見える峠まで 友達の車に乗って出かけた。 うちから 峠までの登り口は近い。 そこからまだ紅葉には早い山道を車で登る。 空…
忙しない日々を送っている。 滅多にない イラストレーターを使う仕事をしたら 忘れている事が多くて 長い時間を パソコンの前で過ごす事になったり 山形から久しぶりに友達が京都にやって来 夫と二人で会いに行ったが 珍客が参加して 思いの外時間がかかり …
和久傳 蓮もち 今日 友達から届いた荷物は 蓮の粉末と和三盆を練り上げた ゼリーの様な菓子 蓮もちだった。 皿の上に載せ 揺すると プルプルと動く。 飾りのない 至ってシンプルな蓮もちは スプーンで掬って食べると 黒蜜の味がする。 青い葉でも敷き その上…
「老松」の晩柑糖 晩柑というみかんの実を 綺麗にくり抜き その実を絞り 砂糖と寒天で固める。 あくまで 私の推測。 器はご覧の通り くり抜かれた晩柑だ。 さて スプーンで掬うと ゼラチンの弾力ではなく サクッとした 寒天の潔さ。 苦味のある 微かな甘みの…
京都 北区 珈琲山居(さんきょ) 彼岸の入りは雨模様 春分の日はお寺の駐車場が混んでいる 昨日は天気が悪い と 言うわけで今日 夫の両親のお墓参りに行った。 山から下るにつれ 道路脇のデジタル温度計の数字が上がる。 大原までくると 梅や桃の花が咲き 空…
鴨川 花園橋辺り お盆のお墓参りは 普段なら盆の入りの前日に行く。 明日から雨が降るという 天気予報に従い 11日の今日 お昼ご飯を食べた後 京都のお墓まで行った。 山道の温度計は27度。 エアコンのスイッチを入れる事なく 窓からの風を受けて お墓ま…
友達が京都の京セラ美術館に絵を展示している。 去年に続いて2度目 38度越えの暑い中 行ってきた。 うちから最寄りの駅まで車で 後は JRと地下鉄で行った。 地下鉄「東山」で降り 後は美術館まで歩いて10分ほどだ。 拭いても拭いても噴き出る汗。 三条…
7月29日 午後 数日前に京都へ行った。 勿論 この時期に遊びにではないが 用事のついでに 鳩居堂に立ち寄り 封筒便箋 一筆箋など 何点かを買い求めた。 和紙の 模様がないシンプルなもの。 手紙をよく書く人への お礼にちょうどいい。 私はパソコンを使う…
7月4日 京都 友達の陶の個展の最終日。 京都に行った。 新コロナで迷った挙句の展示。 友達もお客もマスクをして モゴモゴ話す。 「すごくいい」と 私が言うと いつも通り 謙遜する。 久しぶりの京都の真ん中は 蒸し蒸しと暑い。 本屋も 画廊も かつてあっ…
洲浜と琥珀糖 きな粉に砂糖と水飴を加え よく練った菓子が「洲浜」 しっとりと甘く コクがある。 洋菓子のマジパンに似ている。 そして その素朴な造形と味は 和菓子の原点を感じる。 寒天と砂糖を煮詰め 冷やし固めたのが「琥珀糖」 小豆を固めたもの 淡い…
うちの集落のまだ奥に住み 一眼レフで村の人 慣習 風俗 自然を 撮り続けている写真家がいる。 東日本大震災が起きた時 カメラではなく スコップを持って 東北に駆けつけた人。 山の村から 東北へと 行ったり来たりの10年間の写真と 村の写真を 京都の画廊…
栗蒸し羊羹 豆大福 お火焚き饅頭 (仙太郎) 京都に40年ほど住んだ。 情操の欠如した大阪(と私は自虐気味に思っている)から 京都に住み始めると カルチャーショックの連続だった。 同じ世代の若者達が早熟で大人びている。 それが まず最初のカルチャー…
秋分の日 京都へ。 恒例のお墓参りだ。 そして 友達にも会う。 この二つはいつもセットになっている。 お盆の頃は ガランとした京都も 昨日は 以前と変わらない混み様。 我慢の日々が 連休になり どっと繰り出したと見た。 近くのキャンプ場も いつにもまし…
11日 京都東山三条辺り 1週間ほど 気ぜわしい日々が続いた。 その中で 心に残った事を記しておこう。 10日 買い物に行く途中 幾つかのキャンプ場を通り過ぎる。 沢山の車 テントで埋まったキャンプ場。 それはまるで 難民キャンプの様だ。 小さなテント…
今日は 11日に行った京都市京セラ美術館について そして 写真を何枚か載せてみよう。 11日 美術館南の疏水 名前が変わると言う時に 何やかやと物議を醸し出した 京セラ美術館。 公募展に出品している友達の作品を見に 暑い京都の京セラ美術館に出かけた…
抹茶水無月 京都三条木屋町を上がった所。 老舗の和菓子屋が並み居る京都で 本間物の和菓子を真面目に作って来た と 私が勝手に思っている店。 「月餅屋」 その月餅屋の 抹茶水無月を一棹。 抹茶色のういろうの上に 寒天で固めた エンドウ豆と栗。 小細工な…
京都 大原 19日 お墓参りに行った。 山から下の街 京都へ。 途中 大原の里の駅に立ちよる。 お墓に供える花を買う。 ヤブツバキと水仙の 小さな花束を二つ。 小松菜 ほうれん草 菜の花も買った。 暖かい日の空の下。 大原の風景はひたすら 穏やかで長閑だ…
雁が飛んで行く。 波静かな海の中に立つ 鳥居の先は 神社か 家か。 何百年も経った大きな松の木。 夕暮れ近くの 穏やかな時を 呉須の藍で濃淡をつけ 慣れた筆さばきで 海と空と山と そして 人の気配まで描いてある。 小さな楕円の皿の中の大きな世界。 京都…
墓地の裏山 お盆の御墓参りに行こう。 車で一時間。 金閣寺のすぐ北 右大文字の辺り そこにあるお寺まで 山を下った。 細い山道も 御盆休みは非日常。 離合を何回も繰り返した。 午後2時過ぎに辿り着いたお墓は 山の日陰に入っていた。 比叡山から東山まで …
黒谷への路 友達の水彩画が 美術館に展示されたと聞き 平安神宮そばの 市美術館別館に行った。 今 京都市美術館は改築中。 工事が終われば 京セラ美術館と名が変る。 水彩画を始めて まだ2年程の友達。 北スペインの農家を 長閑に描いていた。 大学時代に …
京都の大原を通る時 必ず行きか帰りに 「里の駅」に立ち寄る。 スーパーで手に入らない野菜が 売られているから。 へたはみずみずしい緑で 実は深い赤の完熟トマト。 これはスーパーには並んでいない。 大きいトマトが4個。 400円也。 丸いビーツ。 湯が…
レティシア書房 私より随分若い女性の 個展が開かれている 京都のど真ん中にある 古書店に行った。 彼女とはおよそ30年程前に知りあい その縁は細く長く続いている。 古書店「レティシア書房」の壁際に 知人の陶は並んでいた。 「小さなかわいい物を作りた…
最初に昨日の続きを話そう。 長い間借りていた本のお詫びに 自家製のクッキーを考えた。 が・・・ 何故か 「いつもの深い味がしないなぁ」 それはたっぷりのシナモンとナツメグを 忘れたから。 京都駅伊勢丹で 心ばかりのお菓子を買い それと共に お詫びの言…
画廊ぐれごりお 画廊ぐれごりおは 四条烏丸に近い ビルの谷間にある。 緑の庭木に導かれて のれんをくぐると そこが小さなギャラリーだ。 ガラガラと ガラスの引き戸を開けて中に入ると グレゴリオ聖歌が静かに聴こえる。 そこに 何十年も縁の続く 親子程も…