2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

広い空 秋茄子の揚げ浸し

稲刈りの終わった田から 立ち上る煙。 なんと平和な風景だろう。 少し靄のかかった空と山々の下の田んぼは 山の村に広がる大きな空間だ。 ここには広い空がある。 塩分と油を控えていたら 毎食のおかずが頼りない。 そこで 沢山もらった茄子とピーマンの一部…

山の色が変わってきた

山の色が変わってきた。 濃い緑の塊のようだった山の姿は 今は色褪せているのに 驚く私だ。 朝の鳥の鳴き声が様々で 一体どれだけの鳥が 小屋の周りを飛び交ったり 枝に留まって 鳴いているのか。 本というのは不思議なものだ。 私の場合 音楽でも 絵でも感…

アオツヅラフジ(青葛藤)

アオツヅラフジ(青葛藤) アオツヅラフジと言う植物を見た事がある人は 私の周りに何人いるだろう? 山の近くに住んでいれば それは簡単に見つかるが ただ 気づかないだけだ。 夏の間は 蔓に青い葉が間隔をおいて付き 秋の始まりに 私が今日驚いた様に 突然…

犬芥子(いぬからし)

夏の間に 放ってあった小さな植木鉢にも 私の知らない野草達が芽を出し 花を咲かせ 種まで付けた。 種の詰まった細い細い莢は バランスよく 外に向かって手を伸ばす。 花は黄色 アブラナ科。 名前は犬芥子だが なぜそんな名前なのか? どの野草にも思う疑問…

ストンと秋になった

小松菜 日常となった豪雨 強風のニュース映像。 気まぐれな日々の荒い天気が 急にストンと秋になった。 私の住んでいる地域の話。 小雨は途切れ途切れに降り 空は灰色だったが 昼間の湿度の低い空気と風。 気持ちのいい日だった。 うちの小屋の周りに棲息し…

雨降りの1日

陶鈴「牛」 雨が降ったり止んだりで 植物はちょうど良い具合に水を吸っただろう。 夕暮れには 山が霧に包まれた。 朝から シジュウカラは忙しそうで 私がドアを開けて外に出ると 急に警戒音を発する。 「ジュジュジュ」 シジュウカラとは違う 少し小さな鳥は…

さつま芋

さつまいもを沢山貰った。 名前は忘れたが 芋の色がオレンジに近いのと 白っぽいのと。 オレンジ色のは 甘くて少しの粘り気があり 白いのは あっさりとしている。 どちらも好きだが 砂糖 小麦粉を使って作る菓子より体に良さそうだ。 収穫した後 しばらくお…

青い 小さなどんぐり

道路に沢山落ちていた グリーンピースより小さなどんぐり。 沢山 ズボンのポケットに入れ持ち帰る。 乾いた葉がくるりと巻き 薄緑のどんぐりがついているのを 小さな木の皿に 小さなどんぐりを載せる。 すっきりとした美しさに 私は満足で 艶のある緑のどん…

今日の出来事 15日

朝に鳴く鳥の声に 今までに聞いたことのないのが加わる。 馴染みのシジュウカラに ギターの低い弦の音のような鳴き声が重なる。 それを聴きながら 朝ご飯のパンを齧り ミルク紅茶を一口啜る。 ポプラの木の葉に 金色の毛虫が群がるのは 毎年の夏の終わり。 …

桑の葉茶 蓬の葉茶

午前10時 山間の日の出は遅い。 山の後ろから太陽が顔を出すのは 9時を回ってからだ。 太陽が顔を出すと 白い霧が消える。 その霧と夜露で濡れた草木 土が キラキラと光り 歩く私の靴も濡れる。 数年も前に植えた花の種が飛んだのか あちこちに その花が草に…

「何か足りない」

蔓穂(ツルボ) 10日 朝。 霧で周りの山が見えなかった。 その霧が晴れると 雨が降った後のように 草や木々 道が濡れていた。 それが とても爽やかな美しさだ。 今日私は何をしたのか? 毎日の家事 仕事をして 合間に吉増剛造を読んだ。 ウォーキングの時に …

深夜の雨 朝の明るい光

胡麻とほうじ茶のクッキー 深夜に強い雨の音が気になり スマホで気象庁の雨雲レーダーを見る。 赤と黄色は豪雨の印。 それがうちの上を動いている。 1時間で通り過ぎるのを確かめ眠る。 目覚めると 水をたっぷりと含んだ木々と土。 窓から差し込む明るい光に…

可愛い薪小屋

薪小屋 冬の暖房は 漁師番屋などで使われているストーブ。 便利さ 暖かさ 働き者について 同じストーブを使っている人と 今日 褒め称えたばかりだ。 そのストーブの為に 夫は一年中 夕方の1時間を薪作りに充てている。 初めの頃は 広葉樹 針葉樹を探し求め …

地味な花 ダンドボロギク

ダンドボロギク 空き地 原っぱ 休耕田 道端 どんな所でも 逞しく育っている。 美しい淡い緑の姿の 地味な花 白い綿毛が飛んだ後の萼の枯れた色。 彼岸花のように 派手でもなく 群れていても目に止まるのは稀で 風に吹かれる 白い綿毛が飛んでいるのを見つけ …

「下駄で歩いた巴里」林芙美子著

1931年 パリ(Google画像から借用) 1903年(明治36年)に生まれ 1951年(昭和26年) 心臓麻痺で亡くなるまでの 47年間を 小柄な芙美子は下駄を履き カタカタを音を立てながら 胸を張り 一生懸命濃い人生を生きた。 貧しかった芙美子は 「放浪記」がベストセ…

白い花 牡丹蔓(ボタンヅル)

ボタンヅル(牡丹蔓) ボタンヅル 今が盛りの花だ。 アイボリー色の繊細な花びらとしべ。 谷の脇 農家の垣根 川のふちに 蔓を這わせている。 近くに寄って 香りを嗅いだり 蔓を持ちあげ その重さに驚いたり。 今夜は満月。 窓の外の明るさに気づいて 月を見上…