自然

曇り日の夕刻

柿の小さな実を守っている 柔らかな葉っぱを 齧ったのは誰だ? 親指の爪くらいの 小さな実。 木の下に入ると 若い緑の葉っぱに すっぽりと覆われる。 木漏れ日がキラキラ。 風がそよそよと吹くと その輝きが揺れる。 川の流れる音 頭上から届く トンビの鳴き…

ひつじ雲は「明日は雨」のお知らせ雲

夕方 6時前に見上げた空に 一面に広がるひつじ雲。 それが 西から東へと流れる様は 雄大という言葉しか浮かばない。 ひつじ雲は 「明日は雨」のお知らせ雲。 小さな島国に降る雨が 優しい雨であるように。 見上げた空に 頼んでみても 聞いてはくれないだろ…

蚊取り線香の煙 薪ストーブの炎

私が寝ている間に 大雨が通り過ぎた。 朝 目覚め 川を見ると 速い水の流れは 少し濁り 奥の山の辺りも強い雨が降ったのだ。 降ったり止んだりの後は 青い空に変わり 草や木々の葉っぱに 滴が丸く震える。 遅い日暮れが終わり 暗くなると 谷筋辺りに 1匹の蛍…

自然は素直だ

台風でなぎ倒された 人工林の杉の一部。 その後から 雑木の若い緑色が顔を出したぞ。 太陽の光が届けば そこから ぐんぐんと雑木の広葉樹が伸びて来る。 自然は素直だ。 土から水を 腐葉土から栄養を 光から力をもらい ただ上を目指す。 私の目の前に広がる …

人参のオリーブオイルかけ

チャックの育てた 完全有機栽培の 人参を貰った。 それは 手のひらに載る程の 小さな 可愛い人参だ。 人参に 特別な愛着を 感じる私は 大喜びで 夜の一品にした。 葉っぱは袋に入れ 冷蔵庫に。 胡麻和えがいいか それとも 味噌汁の具か。 指ほどの太さの人参…

キャンプの非日常

近くのキャンプ場 キャンプグッズが 余りにも魅力的なのを 最近まで知らなかった。 テント 寝袋 飯盒・・・ これが私の知るキャンプだ。 枝に火をつけ 飯盒でご飯を炊く。 テントの中で 薄い寝袋に潜り込み 地面の上で寝る。 最近のキャンプは ベッドもあれ…

明日目覚めた時

雨が降るたびに 緑が濃くなる。 若葉が出始めたのが ついこの間。 淡い緑の間に 山桜や辛夷が点々と咲いていたな。 あっという間に姿を変えていく。 時は素早く過ぎ去っていく。 深夜に ザーザーと降る雨の音と ラジオのから流れる声を聴く。 そして 暗い夜…

「シェナンドー」を聴きながら

トンビが私の頭の上を くるーりと旋回したり 近くでウグイスが ホーホケキョと 上手に鳴いたりと 初夏の美しい日だ。 雲は青空の中を流れ 周りの山の緑は深い。 昼間は暑くて 半袖から出ている腕が 焼けるのを感じる。 太陽が 山陰に隠れると スッと空気が冷…

電気毛布と蚊取り線香

雨が降り続き 私の周りは湿度100%。 木々の緑は 益々 量が増えた。 雨に濡れた葉っぱは 艶々と アスファルト道路は 黒光りし 去年の秋 ペンキを塗った屋根から 雨水が 勢いよく落ちてくる。 谷から ドードーと流れ落ちる水も 川を うねる様に走り去る水…

木や花が喜ぶ雨

灰色の空から 雨が降り続き 強い南風が 夕方まで荒れた。 雨水をたっぷり吸った 生き生きとした緑。 葉や花から 滴が落ちる。 川の水が増える程の雨ではなく 木や花が喜ぶ雨。 生物の一員である私も喜ぶ雨。 傘をさして ちょっと歩いてみようか。 待っていた…

木苺の素朴で謙虚な美しさ

木苺 野苺 この言葉の響きと字面。 日本語の美しさを感じる。 赤い実の木苺の まだ若い実は固い緑だ。 白い花が満開に咲いていた時から 私は この木を見続けていた。 黄色の木苺は 草叢の間で ひっそりと実をつけている。 一つ 二つ 指でちぎり口の中で プチ…

青空は 今日で終わる

雲一つない青空 世界が広く感じる。 鳶もサシバ(差羽)も この青空を背に 気流に乗って ゆったりと飛ぶ。 羽の色しか分からない 小さい鳥。 山の中 小屋の周りで 鳴く鳥。 白い花 薄紫の花 黄色の花 赤い花 ピンクの花 木に咲く花の間を縫って スイスイと飛…

爽やかな甘い香り コアジサイ

コアジサイ(小紫陽花) 「いい匂いがする」 と 京都からやって来た友達が言った。 空気が香るのは 山に野に咲く 満開の花の香りだ。 小屋の前の山には 満開のコアジサイが 山の奥にまで続いている。 そして それは 杉の木々の間を 薄い紫と 緑の葉っぱで埋…

ジギタリス 又の名を狐の手袋

(Google画像から) 「ジギタリス」という名前より 「狐の手袋」の方がふさわしい。 ピーターラビット の大事な脇役。 森の中 家の周り ジギタリスは ピンクの釣鐘状の花を 重そうに 縦に連なっている。 イギリスの湖水地方の ピーターラビット の村。 その…

ベビーリーフのサラダ

ベビーリーフの葉は とても薄い。 水で洗う時も ドレッシングをかけて 混ぜる時も さっくり さっくりと。 雨がシャワーのように サーッと降り 透けて見える程の薄い葉が 露をためて うな垂れる様。 その葉を摘んで 指先で切る。 カゴの中に ふんわりと重なっ…

昼過ぎから 雨が降った

昼過ぎから 雨が降った。 それは 暗くなっても まだ続いた。 傘をさし 小屋から出ると むせる様な 空気感。 植物の生気 動物の生きる力 朽ちた木や葉 それらの香りが 湿った空気の中で ない交ぜになる。 そして 川の水は さほど増えず 濁らず 川底を見せて …

色のある世界

紅空木(ベニウツギ) 自然のサイクルは 不思議だ。 去年 あちらこちらで 咲き誇った 山吹の花が 今年は 緑の中でひっそりと顔を出す。 崖に這う様に生えている 今年のアカモノの 白の釣鐘の花は リンリンと今にも音を出しそうだ。 朝焼け 夕焼け 空の青 雲…

冬と初夏の日

緑色が少し濃くなった。 葉が大きくなったので 山の量が増えた様に こんもりしている。 灰緑色だった楢の葉は 明るい緑に変わった。 シャガの花が地表を覆う。 見事だなぁ。 日々 山の色を変えていく速さに とても追いついて行けない。 夜には まだ ストーブ…

野菜後日譚

ツタンカーメンの豆ご飯は 言われた通り 保温にして半日おくと 赤飯の様に淡いピンク色になった。 生の豆は苦い味がしたのに 炊くと甘い。 塩を少し振ると 唸るほど美味しい。 エンドウ豆のご飯も ツタンカーメンも 残りは冷凍庫に納めた。 美味しさを数日後…

空豆 ツタンカーメン豆 小蕪

何と美しい色と形だろう。 名前も 字面も 響きもいい 空豆 ツタンカーメン豆 小蕪。 さっさと剥いて 食べるだけでは勿体ない。 ザルに入れ 外に持ち行き 木の椅子に並べる。 家庭菜園に熱心な 夫の兄夫婦から送られてきた野菜。 エンドウ豆 自然薯 ニラ 新玉…

飛び去る季節

雨が上がった今日は 益々 緑が萌えている。 柔らかい葉っぱが 輝いている。 芽立ちの葉の群れが 風でゆらりと揺れる。 一番いい時は あっという間に 飛び去る。 慌て者の日々に 「待って」と手を振って 追いつこうとしても 後ろを振り向きもせず 足早に立ち…

竹の子ご飯と木の芽和え

いつもは出番のない蒸し器鍋。 それに皮をむいた 香り高い3本の竹の子と 糠と鷹の爪を入れ 水をたっぷりと張った。 ストーブの上でグツグツと数時間。 そのままにして一晩置いた。 さて 今日は竹の子ご飯を炊こう。 竹の子は心持ち大きめに切る。 口の中で …

夕方から降り始めた雨

ミズタビラコ(水田平子) 今日は夕方から雨が降り始めた。 大雨でないのが嬉しい。 草や木 そして土が潤う 優しい雨だ。 朝 目覚めれば 又 木々の緑が濃くなっているだろう。 そして 花の硬い蕾が いつ開こうかと 顔を上に向けているはずだ。 気持ちの良い…

心が騒がしい日々

「萌え出る」 周りの山の木々を見て思う。 その木々の間を 鳥達が飛び交い 川の上を 鴨のつがいが 羽をせわしく 羽ばたかせ 真っ直ぐに飛んで行く。 木苺の花が満開で 淡いピンクの石楠花の花は終わった。 濃い黄色の山吹は そろそろ咲き始めた。 歩く私の後…

アケビ(木通)の二つの籠

あけび(木通)の花 アケビの蔓で作った籠を 二つ持っている。 一つは 小さな状差し。 葉書などを入れる為の物だ。 21才の時に買った。 今は 切った古布を入れ 冷蔵庫のドアに下げている。 贅沢とは反対の 質素な物が好きなのは この当時から。 それは 今…

小屋の周りの自生植物

木苺の花 小屋の周りに 自生の植物達が 今を盛りと花をつけている。 それらは ターシャ・チューダーの広大な土地に 整然と植えられたものではなく あちらから こちらからという風に 勝手気ままに芽を出し 花をつけるのだ。 道路側の白い木苺の木は 上に伸び…

「又 来てね」

静かなゴールデンウィークが終わった。 私の住んでいる小さな村でも 道の駅、図書館、喫茶店など 人が集まる所は 全て閉鎖になった。 それは 今も続いている。 京都から2回 友達がやって来た。 「ステイホーム」でどこにも行けず 心が苦しくなったと 緑の空…

紫の花 アジュガ

アジュガ チエコさんが亡くなって 3年か4年か。 年月の流れるのが早く 記憶が曖昧だ。 チエコさんの庭に 見事に群れて咲いていた 青みがかった紫の情緒ある花 アジュガ。 一株貰って植えておいたその花が なんと律儀に 初めて咲いた。 宿根草のアジュガは …

春に咲くりんどう ハルリンドウ

ハルリンドウ(春竜胆) 小屋のそば 車が頻繁に走る生活道路に ハルリンドウは群れて咲いている。 離合で車が道の端に寄ったら・・・ 「危ない 危ない」 根は浅く張り それを 3株持ち帰る。 小屋のそばに植え 水をたっぷりやった。 この花が 朝寝坊だと分か…

枯れた花達

花のない季節に 枯れた花を 白の花器に生けていた。 白い百合 紫蘭 オダマキ 紫陽花 紅うつぎ 花は枯れても美しい。 急にやって来た 春なのか 初夏なのか 汗ばむ日々に 一斉に咲き出した花達。 小屋の周りの 数種類の新緑の木の枝を切り 口広の白の花器に た…