自然
殆ど毎日の夕方に焚き火をする。 夫がチェーンソーで切った木の屑や 腐りかけた木 汚れた新聞など。 火の後始末の為に 古いトタン板を被せる。 次の日の朝 夜露が溜まったトタン板に 紅葉の 黄や赤の葉が載っている。 錆びたトタン板と 舞い落ちた紅葉の葉を…
ラ フランス 到来物の ラ フランス。 数十年前 果物の中では高価なものだった。 そして 今でもそれは変わらない。 軽く抑えて 柔らかくなっていたら食べ頃だ。 まな板に載せ 包丁で切る。 転がらないように抑えた痕が残る 半身の洋梨。 甘い香りが立つのかと…
我が家は 「小屋」の割には窓が多い。 そこに掛かっていた薄い木綿のカーテンから 冬用の二枚重ねに やっと変えた。 長い夏 短い初秋と晩秋に 窓を覆った白いカーテンは ぐったりと疲れた様子だった。 朝と夕方には ストーブに景気よく薪を燃やす。 「小屋」…
栃の木 クロモジの木 一雨ごとに 秋が深まっていく。 赤や 黄色の木々に埋まった山が 深い靄に包まれたり 曇ったりする。 私は傘をさし 「小屋」のそばから見上げている。 しっとりとした 深い美しさだ。 「小屋」のそばに立つ 栃 クロモジの黄色の葉 深い赤…
地に落ちた葉は朽ちていたり 朽ちかけていたりする。 降る雨に濡れて艶やかな栃の葉 朽ちかけている黄色の葉は クロモジ エゴ どこかから飛んで来た葉は何の葉だ? それらを拾い 輪切りの杉の上に並べ 青森からやって来た林檎 「信濃スイート」を 葉の横に置…
秋明菊 霧雨の一日。 「小屋」の周りの満開の 秋明菊の花びらは 白くて薄い。 雨露を溜めて 重そうに下を向く。 雨が続くと 私の心も下を向いてしまう。 嘗て アメリカの東北部に行った事がある。 数十年も前だ。 時は10月 どこに行ってもオレンジのかぼち…
枇杷の葉 元の証拠(ゲンノショウコ)の花 枇杷の青い葉一枚を ガラスの瓶に挿していたら いつの間にか 渋いが明るい茶色の葉になった。 「小屋」の周りには 白と赤のゲンノショウコが群れている。 その花を4本手折り 葉をちぎっていい形にした。 花器に花…
JR湖西線高架の向こうは琵琶湖 JR湖西線高架の上の 実に印象的な雲。 少し淡いピンク色で その下は大きな琵琶湖だ。 ホームセンターに向かう車の中から見た景色は なんと開放的だろう。 苦しいほどの暑さの日々だった。 今 私を取り巻く景色の色は 疲れたよ…
イヌコウジュ(犬香需) 車の中からでは見つからない 自転車で走っていても気がつかない 歩いていても 空を見上げていては通り過ぎる。 私は 歩きながら見つけてしまった 本当に小さな野の花。 消え入りそうな薄紫の花と 鮮やかな緑の葉を持つ イヌコウジュ…
夕焼けの前 図書館のカウンター横に 今月の新刊コーナーがある。 今月から出来たのだろうか? それとも 今まで気がつかなかったのか? さっと流して見る。 暖かい感じのイラストの表紙に目が行き手にとった。 「工房の季節」ヨン・ソンミ著。 韓国の20代の…
小楢のどんぐり 何の木だろう? そう思って数年見続けていたら 小楢(コナラ)だった。 細い幹も枝も成長して 艶々と光るドングリまでつけて。 濃い緑の実に ベージュのベレー帽を被ったドングリ。 いつの間にか秋が来た。 ベニバナボロギク。 今が盛りと 白…
タカサゴユリ(野の百合) 数日前まで 「小屋」の周り 原っぱ 道路脇 あちらこちらに咲いていた 白い百合。 今年は 「小屋」の周りに沢山咲いた。 太い茎に 数個の花をつけるのもある。 鹿はこの花が大好き。 だから私はネットを被せたり 袋をかけたりする。…
吾亦紅(ワレモコウ) 「強い主張をしない庭」のKさんから 白い野の百合が咲いたので 見に来ませんかと お知らせをもらった。 夕方の西陽が山陰に落ちる頃 夫と二人で訪ねた。 数日前の強い夕立に打たれて 盛りは過ぎていたが それでも大きな群れの塊となっ…
赤のすもも 今年はブルーベリーも スモモも豊作のようだ。 スモモの木にも 枝が折れんばかりの実が付き 「好きなだけ持って帰って」と声がかかった。 スモモの皮の食感が苦手な私は 全部ジャムにしようと思う。 炊いたスモモは 紅色の美しいジャムになる。 …
白い花びらの様なキノコ。 盛りを過ぎて枯れてしまい 私に抜かれてしまった花の跡に 顔を出していた。 川が茶色の濁流になるほど 雨が降った後は 顔馴染みに小さな薄茶色の スーパーで売っているしめじの様なの。 探さなくても 私の目に飛び込んでくる。 夫…
栃の実 栗の実は イガイガに守られて その実は 猿や鹿の好物だが 硬い針を割り どの様にして食べるのか それが いつも不思議だ。 地に落ちた栃の実を数個 ポケットに突っ込んで持ち帰る。 固い殻はスベスベとして 鎧のようで 艶やかな実を守る。 橋の脇に2…
うちの小さな土地に ポテトが採れた。 生ゴミを埋めた土で 色々な芽が出て 伸びては消えていくが 小さなポテトは 自分なりに実を太らせ その茎を引き抜いた私の前に 現れた。 写真を撮ろう。 大きな杉の年輪に ポテトを載せる。 150年以上はあるかと思う…
2日 午後6時 北風が強いので 北側のドアの網戸を通して風が吹き抜けた。 久しぶりに「小屋」の中の気温は 30度と昨日より低い。 扇風機を回して凌ぐ。 毎日夕方になると 外は涼しく 夜になると 毛布を被って眠る。 朝方に 窓からの涼しい風がカーテンを揺…
柿の実 昨日28日 運転免許更新の為 琵琶湖大橋を渡った。 免許センターは琵琶湖畔にある。 40度近い昼間の琵琶湖は 空の色を映した青色。 北琵琶湖でも 南琵琶湖でも どこでも美しい。 大きくなった「小屋」の周りの木々は 今や緑陰で 32度の「小屋」の中…
24日 午後 買物の帰り道にて 京都や滋賀の友達は 朝からエアコンのスイッチを入れる。 こちら 山間部の私の「小屋」は 朝から晩まで 壁のファンと ドアの近くの扇風機を回す。 中の気温は30度。 夜になると スッと涼しくなるが 昼間の暑さで疲れが続く。 昼…
姫女苑(ヒメジョオン) 17、18日と雨だった。 18日は 突然大粒の雨がドーッとやって来て 周りの景色は白く煙った。 これが長く続くとどうなる事かと ニュースの雨災害の映像が 頭に浮かんだ。 雨のおかげで 草木は生き生きと蘇り 細くて貧相なヒメジ…
16日 雨あがり 干からびた土に たっぷりの雨水が染み込んだ。 大粒の雨で 周りの山が白く煙る。 私も 動物も 木々も 草も 濡れた。 雨の降らない午前中に 寂しい鵺(ヌエ)の鳴き声が 山の中から聞こえた。 夜に聴いても 夜明けに聴いても 心に響く鳴き声…
「小屋」の南の雑木 13日の昼前。 「小屋」のそばにヒョロリとした木々が 葉を茂らせている。 それは 覆い被さるように細い枝が 私の頭上に広がり 気持ちのいい緑陰を作っている。 葉の間から見える空は 夏の空だ。 木の枝に毎日やってくる小さな野鳥は 淡…
soapwort(ソープワート) ソープワート 数年前に 友達から株を少し貰い植えた。 2年前に消えたかと思ったが 今年は花盛りだ。 煮出すと石鹸のように使えるとか。 私は 群れて咲いているのを見るのがいい。 今年初めて ひぐらしが鳴いた。 鈴を鳴らすような …
水羊羹 到来物の水羊羹を 皿に載せる。 それだけでは寂しいので ミントの葉を摘んで添えた。 今日も 日中は何もしたくない程の暑さだった。 冷蔵庫で 冷たくなった水羊羹を出し スプーンで掬って食べた。 小さな幸せだ。 一昨日 昨日と「小屋」の周りの草を …
マーマレードクッキー 小さな小屋のような 小さな家には 大きな窓が3っつ 普通の窓が一つある。 つい最近まで薪を燃やし続けた ストーブのススの汚れを 綺麗に拭き取った窓から 明るい日差しや 茂りすぎた木々の緑が くっきりと見える。 数日前に取り替えた…
ジギタリス(狐の手袋) 数年前から ジギタリスが 河岸 原っぱ 道ぎわ 山の中 そして私の「小屋」の周りに ピンクや白い花を咲かせるようになった。 ピーターラビットの絵本の中に 群れて咲いている花だ。 日本名は「狐の手袋」 新美南吉の「てぶくろをかい…
キャベツのサラダに 沢山のミントの葉を ミントを庭に植えると 茂り過ぎて大変になると 聞いた事がある。 私はミントを 特に好きというのではないが 随分前に 一株植えた。 初夏になると あちらこちらに芽を出す。 私はそれをせっせと摘み 料理に使う。 チキ…
空木の花(卯の花) 空木(ウツギ)の花は 山 川の岸 崖を 覆い尽くすように咲いている。 見事だ。 梅雨の湿った空気に その花の香りが移り 「小屋」のドアを開けるのが 楽しみになる。 淡い紫の小さな花を持つ 小紫陽花(コアジサイ)の香り。 歩いていても…
蕗の佃煮 私の「小屋」の周りにも 茎の細い若い蕗が群れている。 葉っぱの小さいのは 天ぷらにしたが しばらく 茎を摘んで佃煮にする事はしていない。 昨日 奥の集落の住人から 沢山の山椒の実と 早緑色の茎の蕗を貰った。 蕗の皮を剥き 湯がいて 砂糖と醤油…