2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2022年 大晦日

「タイチさん」の家 オクドさんの飾り 集落のタイチさんご夫婦は信心深く 仏さん 神さんは毎月 弁天さんは一年に一度 滞りなくお供えをしてお参りをする。 そして 30日には 玄関に自家製のシンプルなしめ縄 釜戸のオクドさんには 小さな鏡餅で 正月を迎える…

冬の明るい日

雲のそばに小さな半月 小屋の周りの雪は まだ溶けず しかし 風のない 明るい冬の日が続いている。 冬の青空の明るさは特別で いつまでも 上をむいて眺めていたい。 やっと今日の昼過ぎに 年賀状を投函した。 今回はインクの予備もあり 20年余り使っている…

動物達の足跡

まるで氷河時代か 近未来映画のようだと アメリカの東海岸の様子を ニュースで観る。 そして 気温はマイナス30℃近くにもなった所があると 新聞の記事を読む。 うちのあたりの マイナス2℃が 暖かく感じてしまう不思議さ。 10センチほど積もった雪の朝の そ…

小屋の中で思う事

友達 知人を含めて 新コロナに罹った人が三人になった。 三年前なら 大変な騒ぎになっただろう。 電話やメールで「罹ったよ」と言い 聞く方も「お大事に」と答える。 大事に至る事もあるのだが 私達が数年の間に コロナに慣れたのか? もらって嬉しい年賀状…

雪が降り 道路が凍った

12月24日 午後3時 朝 起きると屋根や木の枝に 10センチほどの雪が積もっていた。 そして 粉の様な雪が降り続いていた。 木の柵の上 木の枝の上 野茨の小さな実の上にも載っていた雪。 時が進むにつれて 雪は牡丹雪になり 夕方には みぞれになり 屋根から雨…

冬至の日

苔 今日は待望の冬至なのに 小豆もカボチャも柚子も用意出来ず 山盛りの天ぷらを揚げ 熱い天つゆで。 白菜と りんごと レーズンの フレンチドレッシングのサラダ。 貰った自家製の大根の麹漬けが パリパリと美味しい。 冷たい小雨は昼過ぎには上がり 外回り…

玄米を精米する

無人精米所の前から 貰った玄米を 精米する。 村のあちらこちら ホームセンターの前・・・ 色々な場所に 小さな物置の様な精米所がある。 10キロで100円。 コイン投入口に100円玉を一枚入れると カランと音がする。 モーターが回り始め 懸命に働く精…

野鳥の餌台

野鳥の餌台 小屋の窓から見える場所 紅木蓮の木のあたりに 野鳥の餌台がある。 合板で作った古くて浅い箱に 枯れ葉を敷き ダンボール ブルーシート 薪等の間にいる 取っても 取っても尽きないカメムシを バラバラと置く。 どこで見ているのか シジュウカラが…

美術手帖 2020年10月号 特集「五木田智央」

「BT 美術手帖」 2022.10 ずっと美術手帖を図書館で予約購読している。 毎回 面白そうな記事と展覧会の案内を読む。 私の若い頃の美術手帖と 今のとでは内容が随分変わり 買うことは無くなった。 そんな私が 表紙を見るだけで興味を持った特集がある。 五木…

氷に閉じ込められた枯葉

氷に閉じ込められた枯葉 冬は 厳しい季節だが 朝の空気の張り詰めた清廉さ 草や木々の枝や石を覆う霜 溜まり水が氷になり それらの キリッとした緊張感が心地良い。 小屋のそばには 屋根から落ちる水を溜める大きなバケツ そして 白磁の口が欠けた大鉢が 置…

白玉団子と金時豆

昨日炊いた 金時豆の その後を記しておこう。 たっぷりの水で湯がき 沸騰した後 茹でこぼす。 そして再度 豆をたっぷりの水で炊く。 柔らかくなるまで炊いて 砂糖と少しの塩を加えて もう少し。 水分が鍋の底に少しだけ残る位で終わりとした。 艶々とした濃…

金時豆を炊いた

10年物のホーキンスの 茶色の皮の編上靴をいつもの様に履いて 首にぐるぐると毛糸のマフラー。 手袋をした手を ダウンジャケットのポケットに突っ込み 降ったり止んだりの小雪の中を歩き始める。 「ポケットに手なんて入れてると危ないぞ」 と 私が私に言…

天気予報では 明日は雪

これと言って 大した事もしていないのに 気忙しい日々を送っている。 毎日 天気予報が大雪の予報をしていたり 暮正月でも 普段通りの生活なのに 「え? そうなの?」と足並みを揃えそうになる その性格が 問題だ。 数日前の朝 霜があたり一面に覆い 朝日が顔…

「パリジェンヌの田舎暮らし」NHK Eテレ

NHK Eテレ「パリジェンヌの田舎暮らし」 小さな小屋に住んでいるので テレビもそれに合ったサイズの19インチだ。 その小さな画面のテレビで 私はたまたま出会った面白い番組のシーンを いつもズボンポケットに入れているスマホで カシャッと写真を撮る。 …

琵琶湖北西部 マキノ

琵琶湖 北西 マキノ 12月9日 琵琶湖の北西部は 何回来ても 車から降り 砂浜を歩き そして その美しさを写真に撮りたくなる。 快晴の空はうっすらと靄がかかり 小さな竹生島の後ろは 伊吹山。 風の吹かない湖面は 穏やかだ。 車に小さなパイプ椅子を積んでお…

オリオン座と月光

昨日の夜 夫と私は 若い友達の別荘へ行った。 うちから車でくねくね道を20ぷんほど 山の中に小さな小屋があった。 枯草色の景色の中の 小屋の中から漏れる淡いオレンジ色の灯が 心に沁みる。 そして 小屋から見える 車のライトも 同じように 心に沁みるの…

木の器と焦げたケーキ

いつものレシピで いつもの温度。 だけど 焼き上がったココアケーキの表面は 光るチョコレート色ではなく 瓦の様なビジュアルと 焦げた匂いだった。 オーブンが変わると こんなに違うのだという 見本のような焼き上がり。 四角のケーキを16等分に切り 上を…

木の器

何年も 薪棚のすみに 埃を被っていた木の器。 それは 夫の友達が ストーブの焚き付けになる木端をくれた時 その中に混じっていたものだ。 紙の様に軽く薄い 手のひらに載るほどの小ささ。 底には「鴨社」と焼印が押してある。 下鴨神社のすぐ近くに住む友達…

初冬の始まり

町に三つほどの用事で出かけた。 昼前に出かけ 帰って来たのは夕方4時ごろ。 明るいうちに帰る事が出来た。 帰り道に 思わず車を止め眺めた空。 輝くような初冬の山の村 白い靄が山を駆け上る。 帰宅後 燃えるゴミを収集場所に運ぶ。 空は はや灰色に変わり…