2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

チャックの干し芋

チャックの干し芋 集落で 完全無農薬 自然農法の 野菜を育てているチャック。 そのチャックが作る料理は 日本人には 馴染みのない味だ。 昨日 買い物から帰宅したら ドアの前に置いてあった 不思議な食べ物。 Facebookに 「さあ さつまいもで 村の友達に 干…

年の瀬にする事

百合 28日の出来事 小さな小屋に住んでいるので 年の瀬だと言って 特別な事は何もない。 しかし 何かとそれなりに 気ぜわしいものだ。 季節を問わず 野菜やキノコを下さる奥さん達に ケーキを焼き 持って行く。 ラッピングをし 赤の紐をかける。 恒例の 心…

藪柑子(ヤブコウジ)夢を見ながら春を待つ

ヤブコウジ(藪柑子) 雪の消えた崖のあちらこちら 小さな赤い実のヤブコウジが顔を出す。 「おや! まだいたんだね」 色のない世界で 小さな赤い実は 探さなくてもすぐ分かる。 山の中 崖の辺り 朽ちた葉や 茶色の杉の葉の間で ひっそりと生きている。 又 …

胡桃のクッキー

甘いものがなくなると あり合わせで作るクッキー。 でも 相性の良い素材は考える。 少し残っていたココア たっぷりある胡桃 後はいつもと同じ。 バターは使わず キャノーラ油で。 シナモン ナツメグも忘れずに。 キャノーラ油 ミルク 砂糖 薄力粉 ココア シ…

トミ子さんの手編み靴下

トミコさんの編み物 トミコさんの編み物が絶好調だ。 残りの毛糸で 靴下 手袋 マフラーが どんどん出来上がる。 色合いが何とも楽しく そして シルクロード辺りを彷彿とさせる野暮ったさ。 それがとても私好みだ。 ワークブーツにトミ子さんの毛糸の靴下。 …

冬の明るい日の朝

朝の9時半ば。 太陽が山の上に顔を出す。 目を開けていられない程の輝きを 山や林や川 そして私に 惜しげもなく注ぐ。 身震いするような 冷たい空気の凛々しさが 「背筋を伸ばして歩こうよ」と私に言う。 一本道のアスファルトに撒かれた 砕けたガラスの様…

昼間に輝く白い半月

午後4時 雨や雪がずっと続く事はない。 2、3日降れば 青空が現れる。 今日がそんな日だ。 軽やかな雲が 淡い空色の空を 渡って行く。 昼間に輝く白い半月。 黙して 優しく我々を見下ろす。 屋根から 大きな音で雪が落ちる。 そして 杉の枝からも。 猿の群…

静かな白い世界

20日 朝 太陽が昇る前に 雪が止んだ今のうちに 深とした雪景色の写真を撮りたい。 ズボンのポケットにスマホを入れ 「滑らないように」と 雪に覆われた 低くて 短い階段を ゆっくり降りた。 雪を踏みしめる靴の音が響く。 私を取り囲む山も 道も 原っぱも …

霙のような雪の日

毎日雪が降っている。 一日目はサラサラとした雪で 30センチほど積もった。 今日は霙のような雪だ。 滋賀の南 大津や草津の友達からのメール。 「曇ったり晴れたり。今は青空です」 屋根から 冷たい雪解けの雫が ポツリ ポツリと落ちる。 陽があたると キラ…

詩人 工藤直子の優しい世界

詩人 工藤直子。 若い頃 三鷹に住んでいた。 井の頭自然文化園で 狭い檻の中にいる ヒグマに出会った。 ヒグマは檻の中を カシッカシッと絶え間なく行ったり来たり。 そして ある日 檻が空っぽになっていた。 「ああ あのヒグマは死んだんだ・・・」 そして …

小さな鳥がくれる 大きな安らぎ

ウグイスが 薪の棚の辺りを 止まっては飛び 飛んでは止まり。 そこに シジュウカラがやって来る。 野鳥達は 小屋の周りの あちこちに潜んでいる カメムシが大好きだ。 薪の間に 気持ちよく寝ているカメムシを 上手に見つけては咥え 喜んで飛び立つ。 一面の…

雪の日の杉の人工林

杉の人工林は 深い緑色の塊だ。 春の明るい芽吹きの時 秋の輝くような紅葉の時 杉は暗く 全く面白みのない林の姿だ。 強い風が吹けば 地鳴りのような音をたて 杉林は塊となり うねるように動く。 雪の降る静かな日 杉の山や林は 粉砂糖の様に 白い雪を纏い …

冷たい雨の日に食べる温かいさつまいも

友達が持って来てくれた さつまいも。 タワシでゴシゴシ洗って 大まかに切った。 耐熱皿に並べて ほんの少しの水を注ぎ 電子レンジで6分。チンをする。 熱々 ホクホクのさつまいも。 美味しいのは 言うまでもない。 冷たい雨と霙がずっと降り続いた今日。 …

久しぶりに見上げた夜空

京都から 友達夫婦がやって来た。 沢山の野菜を貰ったので 助けて欲しいとメールしたら 今日 来てくれた。 お昼ご飯を食べ 話し 野菜を車に積み 焚き火をし 暗くなれば星を見た。 Wのカシオペア座が 北にくっきりと見え 人工衛星が明るく飛び去った。 暗くな…

冬至を待つ

午後4時半 一日中 雨が降った。 雪が降るまでにやっておこう と 計画した外仕事が出来ない。 傘をさして 外に出ると 山を包む白い靄が ゆっくりと姿を変え 鳥の声も聞こえない。 美しく静かな 灰色の世界に包まれる。 まだ冬は始まったばかりなのに 私は 明…

青森のりんご

青森の友達からのりんご定期便。 40年余り欠かす事なく届く。 真っ赤に熟したりんご。 それを八つに切り分け 皮を少し残して剥く。 皮を剥く時に感じる 果汁の豊かさ。 指でつまんで食べる時の 軽やかな食感。 木の鉢に 何個も盛られたりんご。 岩木山の麓で…

冬苺のジャム

冬苺のジャム 冬苺とほんの少しのクロスグリ。 砂糖たっぷりで煮詰めて 紅色のジャムが出来た。 小屋の周りで摘んでは 冷凍庫で貯めた紅い実。 晩御飯のおかずの鍋の隣。 小さな琺瑯のミルクパンの中で グツグツと泡立った冬イチゴ。 白のミルクピッチャーに…

今日の終わりの一仕事

さあ 焼き上がった。 イーストのいい香り。 黄金色にこんがりと。 1週間に2、3度焼く バターも オイルも使わない 素朴なパン。 ずしりと重い。 湯気のたつ 熱々を パンナイフで切り 蜂蜜を塗り 食べたいなぁ。 でも それは 朝の楽しみ。 型から出し 網の…

任天堂のカルタ(メンコ 面子)

子供時代 三条か四条か 記憶は定かではないが そこから発車する京阪電車の車窓から 必ず任天堂の看板が見えた。 カルタ 花札の任天堂だ。 11月の東寺弘法市で売られていた ヴィンテージ物のカルタを紹介しよう。 勿論 任天堂製だ。 (Google画像より) 敗…

昆布バーガーから思った事

Kelp Burger(Akuaのサイトの写真を撮りました) 昆布(ケルプ)で作ったパテのハンバーガー。 そんな面白いものがあると知人に聞いた。 日本でも売られている 昆布ジャーキーで名を馳せた アメリカの食品会社Akuaの新製品だ。 昆布は健康にいい 昆布は環境に…

乙女ヶ池の辺り(3)

葉の落ちた冬の木の造形。 それは 空をバックに 大胆で 且つ繊細だ。 名前の知らない木の枝に 名前の知らない鳥が休んでは 忙しなく鳴いては飛び立つ。 琵琶湖畔に自生する 木々の樹形の面白さと巧みさ。 湖畔を運転する時 湖岸にそって並ぶ木を見ながら 「…

乙女ヶ池の辺り(2)

乙女ヶ池 乙女ヶ池は琵琶湖の内湖だ。 周りを人家と木に囲まれている。 私が行く時は いつも波も立たず穏やかな顔を見せる。 鴨が4、5羽水面に 鳶が頭上に舞っている。 空を行く雲が 湖面を流れて行く。 コツコツと靴の音が響く 木の遊歩道から外れ アスフ…

乙女ヶ池の辺り(1)

湖西 琵琶湖の内湖 乙女ヶ池がある。 JR湖西線の近江高島駅のすぐ近く。 池の西側の木道を歩きながら見る 池や木々がとてもいいのだ。 その木道には いつも人はいない。 私一人が 鴨の声を聞きながら ぶらりと歩く。 池の周りの自生の大きな木々 少し離れる…

山帰来の赤い実

山帰来の実 落ちた紅葉の葉っぱが しっとりと 雨に濡れて朽ち 見渡す景色は 白い靄の中で ぼんやりと浮かび上がる。 落ちてしまったのか 鳥に食べられてしまったのか ポツリ ポツリと蔓に残る 赤い実は山帰来。 茶色の風景の中 鮮やかな色で 鳥も私も惹きつ…