2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ゲンノショウコ(ピンク)

ゲンノショウコ(ピンク) 土を覆う様に繁殖する 長い茎の野草。 抜いてしまおうか いや やっぱりこのままにしておこう。 ピンクと白の こんなに可愛い花を 咲かせるのだから。 苦い漢方薬の原料にもなる。 昔の村の人達は この野草に随分と助けられたに違い…

国際都市なのか?

ゲンノショウコ(白) 雷雨の中を 「キャッキャ」と笑いながら 自転車で走り去るフランス娘二人。 山村によく登場する外国人達 「一体そこはひょっとして国際都市なのか?」等々 想像を巡らしておられる方達の為に 少しの説明をしよう。 このブログに脇役と…

雷の後

午後3時過ぎから 「バケツをひっくり返した」様な 雨が続いた。 稲妻が光ったと思ったら すぐ近くに雷が落ちた。 その中を2台の自転車に乗った フランス人の女の子が 「きゃっきゃっ」と笑いながら 通り過ぎた。 ずぶ濡れを楽しんでいる 明るい笑い声。 乾…

福井小浜(2) 骨董店のカフェ

JR小浜駅前の商店街の ウィークデイの昼下がり。 シャッターの下りた店もある 歩いている人もいない。 ひっそりとした通りなのに 骨董屋がやけに多い。 じりじりと照りつける太陽 履いている靴までも重く感じる。 「どこでもいい。ちょっと一服だ」 と、ドア…

福井小浜のテトラポッド

一つが40トンの消波ブロック テトラポッド。 若狭湾小浜港にズラリと並ぶ。 側に立った人間が小人に見える大きさだ。 滑らかな風合い 機能を追求された物が持つ シンプルな美しさ。 こんなに重いものが 東北震災の津波では 波に飲まれ流されたなんて。 台…

台風の夜に作った紫蘇ジュース

トミコさんが 濃い紫の紫蘇の葉っぱを 年期の入った鎌でサクサクと刈った。 二抱えもある紫蘇を持ち帰り 茎から葉っぱをちぎり そして 次の日には紫蘇ジュースが出来た。 ペットボトルに16本だ。 トミコさんから 「紫蘇を採りに来て」と言う電話がなければ…

トミコさんのミニトマト

集落のどこの家でも 山から引かれた豊かな冷たい水が パイプからほとばしり出ている。 それで野菜を洗ったり 鯉を飼っていたりする。 うちではこんな便利なものは無い。 雨の降らない日々が数日続く。 パイプからの水は止まり トミコさんの池の中の鯉は 心無…

煮玉子

昆布と干し椎茸と共に煮る玉子。 出来上がる前から その美味さが分かる。 「玉子のケンジさん」配達の玉子。 16分のゆで卵にする。 「どうぞくるりんと皮が剥けます様に」 鍋に並んだ6個のつやつやとした玉子 昆布、ふっくらと水分を含んだ椎茸。 たっぷ…

太陽の登場

太陽が山の向こうから昇って来る。 その瞬間に出会う時 心は弾む。 冷たい空気と 甘い植物の香り。 動物の匂いは・・・? 私に気づいて 慌てて飛び立つ鴨の家族。 大阪まで通勤の グレーの四駆が走り去る。 この様に 静寂を破って朝が始まる。 そのプロロー…

暑さの休息

奈良西大寺まで行って帰って来た。 最寄りのJRの駅まで車で 後は電車に乗る。 駅までの行きも帰りも車の窓を開けて 涼しい風を受けた。 帰りに見た道路脇の温度計は19℃。 先日までの猛暑を忘れるには 余りにも暑過ぎた日々。 でも 暑さの一時の休息で 私も…

サルスベリ(百日紅)

「ん?、何だろう?」 と、見上げたら それはサルスベリの白い花だった。 数年前 貰って来たサルスベリの苗。 同じ時に植えられた よその苗の成長を 私は横目に見ていた。 雪の重みにも何とか耐え 今年の台風で木の半分が折れ それに驚く私へのギフトなのか…

ノブドウ(野葡萄)の実

ノブドウ(野葡萄) シャワーの様な雨が 降ったり止んだりの一日。 変わった鳴き声の鳥が 絶え間なく響いて 何の鳥かと気になった。 川側の桑の木の葉っぱ 秋明菊の葉っぱ ヨウシュウヤマゴホウの葉っぱ。 どれも綺麗に食べた跡。 久しぶりの鹿の夜の訪問だ…

奈良行き

平城京 大極殿 2010年の真夏。 友達と3人で奈良を回った。 東大寺は勿論 海龍王寺 白豪寺 唐招提寺等々。 そして 遷都1300年祭の平城京も。 健脚を誇る3人だが 余りの暑さについにタクシーに頼った。 昨日 奈良西大寺に仕事で行った。 夫は愛車軽…

お盆の入り

雨降りの後 雷が鳴っても この雨はありがたい。 少しは涼しくなるはずだ。 そして 埃の被った車も 「ああ、すっきりした」 と言う私も 激しく降る雨の午後 夫の両親の墓参りに京都へ行った。 雨に濡れたお墓。 念入りにたわしで洗い 花を生ける。 立ち上がっ…

地に這うトマト

午前7時 どうせ実など成りはしない そう思っていた。 去年の夏 ミニトマトの苗を20本余り植えた。 広い畑を持たない私は あちらに数本 こちらに数本と植え 新鮮な小さなトマトを毎朝食べた。 去年に落ちたトマトから 今年は3本の芽が出て 私の無関心を気…

小さな生き物

ドアの上のライトに群がる虫達。 昼間に静かな虫達も 暗くなると活発に動き出す。 その虫を狙って蛙がやってくる。 こつんこつんと ドアにあたっているのは誰だ? 昨夜だ。 ドアの前で 蝉が激しく鳴く。 ドアにバタバタとあたる音もする。 そして今日の夕方 …

かわいいいが栗坊主

隠れていても見つけるよ。 濃い緑の葉っぱの陰に 身を潜めているいが栗坊主。 まだ夏の盛り。 道に落ちている青いいがの栗に 私は驚いた。 見上げると たわわに実る 若い緑の子供の栗達。 まだ先の事だと思った秋の到来を 道の上の かわいい緑の塊に見つけた…

小糠雨の一日

小糠雨が一日中降った。 小屋の周りの樹々や草は 奔放に枝や葉っぱを広げている。 久しぶりの雨に それも優しい雨に濡れている植物達。 乾きすぎて固くベージュ色の土も 雨を吸って黒い土に変わった。 湿度は高いが 空気は冷たく 先日までのあの暑さは 一体…

台湾朝顔の青い色

私の住んでいる地域には 小学校が一校ある。 街からやって来た家族の子供が4人 そして先生が6人程。 今年も花の苗とイラスト付きの 自己紹介を持っての訪問があった。 「インドに行きたい」 「画家になりたい」 「好きな音楽はオペラ」 「好きな動物はおお…

黒の帽子

「DAISOのペーパーヤーン3個で さっさと作りました」 と、私より随分若い知人が言った。 褒めると「じゃあ、作りましょう」 と、さっさと作ってくれた。 普段は帽子を被らない。 ざっくりと編んだこの帽子。 風通しがよさそうで 夏にはいいんじゃないか? …

冷たい西瓜

冷蔵庫から取り出し 包丁でさくさくと切り それを 食べやすい大きさにもう一度切る。 よく冷えた西瓜。 ガラスの器に入れ フォークで刺して口に運ぶ。 山の中でも 昼間は汗がにじみ 湿度の高い空気は息苦しい。 そんな日に食べる 冷たく甘い西瓜。 「ふぅ〜…

一日の始まり

太陽が山の向こうから顔を出す前に ウォーキングをするのは 気持ちがいいものだ。 空気が冷たく 風がそよそよと吹いている。 鳥の声 飛ぶ姿 川の面をすれすれに飛ぶカワガラス。 平和な地球の姿をした 目覚めの時だ。 底を見せ始めた川。 しかし これで次の…

自然の計らい

ブローチ 扇風機を回し続けた 昼間の暑さが嘘の様だ。 夕方 汗がひいて 「これは気持ちがいい」 そして夜になり 長袖のTシャツを着て ほっとひとごちた。 昼間の暑さに耐えうる様にと 朝の植物や車に残る 夜露の跡。 そして 暑さで疲れた人間にも 夜の涼しさ…

完璧なアボガド

おなじみの貧乏臭い料理。 恥ずかしげもなく披露する。 完璧なアボガドに出会った。 久しぶりの事だ。 包丁で縦にぐるりと回し切り。 割った時の淡い緑と黄色の こってりとした切り口。 熟し具合も上々だ。 そして シゲオさんに貰った ぱりぱりの種も少ない…

カボチャか冬瓜の花

カボチャか冬瓜の花 ここに生ゴミを埋めてないよ。 そんな所から 鮮やかな黄色のカボチャか冬瓜の花。 実まで出来るかどうかは分からない。 前の年と 同じ畑では大きく育たない。 そう言われているトマト。 去年畑に落ちたミニトマトから 芽が出て 実まで附…

虫との闘い

昨日の朝の冷気の文を読んで下さった方達。 「山里の朝は なんと気持ち良さそうなんだろう」と 思っておられるに違いない。 私は決して嘘はついていない。 気持ちのいい朝の冷気は 街では経験出来ないものだ。 しかし 山里の生活は虫との闘いでもある という…