赤蕪 白蕪の黄色の花

大根や蕪を切った残りのヘタ を 土に埋めたのが 雪のない時だった。 それが 葉を付け その葉を摘み 味噌汁の具にしたりした。 今 小屋の周りの あちらこちらに 黄色の菜の花みたいな花が ゆらりゆらりと群れて揺れている。 綺麗な赤い色の蕪を 酢漬けにした…

やっと咲いた藪椿

ヤブツバキ やっと咲いた 藪椿。 鎮座するお地蔵さんを守る様に 枝を大きく広げる 太い幹の立派な木。 紅色に黄色のシベ。 数えきれない蕾の中で たった二つの椿の花。 満開になれば 怖い様な迫力で 見上げる私を覆う。 艶のある緑の葉は 風でゆさゆさと 大…

木苺の花

ナガバモミジイチゴ 木苺には沢山の種類がある。 小屋の近くにも 数種類の木苺が 毎年 実をつける。 今年もいつもの所に 白い花を咲かせていた ナガバモミジイチゴ。 たった 4個の清楚な花。 これから もっともっと咲くはず。 やがて 黄色の実がつく。 小ぶ…

淡い水彩絵の具で描きたい風景

気持ちの良い昼下がり。 首に毛糸のマフラーを巻いて 毎日のウォーキング。 空を見上げれば これ以上の美しさはない と思う程の 青い空 白い雲。 強い北風に乗って 雲が北から南へ。 鳶が大きく旋回し 馴染みのある鳴き声を響かせる。 ピーヒョロ。 鴨が二羽…

今日のミヤマカタバミ

4月3日 昨日 雨に濡れて うなだれていた ミヤマカタバミ。 今日の 明るい光の下 5枚の花びらを広げて こちらを見ていた。 元気で 可愛い白い花。 この姿を見ていただいて 今日は これで。

うなだれているミヤマカタバミ

ミヤマカタバミ 夕方まで降り続いた雨に打たれて うなだれている。 透けるような 薄い花びらの ミヤマカタバミ。 すぼんだ白い花びらから 雨の滴が落ちる。 瑞々しい 苔の中から 伸び出た 細い茎。 明るい原っぱや 山道には咲かず 林の薄暗い所に 群れて咲く…

些細な幸せを喜ぶ

コアジサイの若芽 緑の葉の枝と 枯れたコアジサイを 山から切って帰り それを花器に挿したのは 花のない2月の終わり。 そのコアジサイの枝から 若い芽がひょっこり顔を出した。 1ヶ月の間 知らぬ顔をし 何を思って この時を待っていたの? 今日も冷たい雨…

一年に一度の旬のおかず

寒い 寒いと言ってるのは 私だけなのだろうか? 知らない間に 顔を出した春の使者 ツクシ。 淡いベージュの 端正な面持ち。 若者か老人か どちらにも見える 年齢不詳の風采。 左の手のひらに 掴めるだけ摘んだ。 サッと洗ったツクシの ハカマを取り 指で二つ…

石の上の小さなドラマ

林の中の 大きな石を くるりと包む ふかふかとした苔。 手のひらで押さえると 穏やかに反発する。 ユリ科の葉が 苔の中から覗き出 高い枝から 杉の茶色の丸い種が 苔の上に バウンドして落ち着いた。 静かな 林の中での 石の上の小さなドラマ。 観客のいない…

この植物は何なのか?

この植物は一体何なのか? 大きな葉っぱが 思い思いに広がって ちょっと行儀も悪い。 杉の林の中で ポツリ ポツリと大きな芽を出している。 これは大きくなるぞ・・・ と 覗き込む。 どんな花を咲かせるのか? 覚えておこう 暖かくなったら 見にくる様に。 …

いい加減な茶巾絞り

95歳 現役の人生を送るオチヨさん。 たった2キロの道を車で送ると 必ず 野菜や漬物を私に持たせる。 私が断っても 頑として引かない。 そんなこんなで 立派な紫芋が入った袋を持って帰る。 耐熱ガラスの器に 程よい大きさに切った紫芋 砂糖と一つまみの塩…

爽やかな香り高いミントティ

10年ほど前に 小屋のそばに植えたミント。 驚く程に 繁茂せず いつも一定のスペースを保っている。 それは 私が 料理 飲み物へと 常に摘んでは 使っているからだろう。 温かいジャガイモに 自家製フレンチドレッシングを回しかけ 上にミントを千切って散ら…

梅の花 春の雪に震えている

「やっと咲きましたよ」 と 会う人ごとに話したい。 小さな梅の花。 枝に沢山の蕾をつけ まだ 咲き始めたばかりの 初々しさだ。 5枚の花びらに 同じ色のしべ。 やがて 花びらが散り 葉が茂り 小さな青い梅が実るはず。 香りも微かなその花は 小鳥が休んで鳴…

京都 月餅屋の水無月

抹茶水無月 京都三条木屋町を上がった所。 老舗の和菓子屋が並み居る京都で 本間物の和菓子を真面目に作って来た と 私が勝手に思っている店。 「月餅屋」 その月餅屋の 抹茶水無月を一棹。 抹茶色のういろうの上に 寒天で固めた エンドウ豆と栗。 小細工な…

谷に沿って歩く

久方振りに 小屋の北の谷にそい 奥へと上がる。 谷の水は清らかで 木々の間から漏れる陽が明るい。 鳥達の鳴き声が あちらこちらで響く。 大きく響くのは シジュウカラの警戒音。 倒れた木々を覆う 柔らかな苔 地衣類。 時折聞こえる ピシッという音。 周り…

野菜のタフな生命力

植えて 大切に育てた花であっても 風雨にやられて いつの間にか 消えてしまったのもある。 かと思えば 切り落とした 大根や 蕪のへたを 土に埋めるだけで 青い葉を元気に出してくれるのもある。 青い葉物がない時も 出てきた葉っぱをちぎり ご飯の一品にした…

アラジンの靴みたいな灰皿

手のひらに載る程の 10センチにも満たない 小さな灰皿。 赤の顔料が埋め込まれた 刻まれた花と葉っぱ。 金色に光ってはいるが これは 銅かも知れない。 アラジンが履いていた様な エキゾチックな靴だ。 夫が物心ついた時から家にあり 今は 私が探し物をす…

風は強いが 明るい午後

3月20日 とても冷たく 風の強い日だった。 しかし この明るさは 春がそこまで来ているのを 私に告げる。 こちらは まだ 蕗の薹 オオイヌノフグリ サルナシ 水仙 オウレンの花が開いたばかり。 風は強いが 明るい午後の景色を切り取った。 では 今日はこれ…

お墓参りに行った

京都 大原 19日 お墓参りに行った。 山から下の街 京都へ。 途中 大原の里の駅に立ちよる。 お墓に供える花を買う。 ヤブツバキと水仙の 小さな花束を二つ。 小松菜 ほうれん草 菜の花も買った。 暖かい日の空の下。 大原の風景はひたすら 穏やかで長閑だ…

「白の闇」ジョゼ・サラマーゴ著

クリスマスローズ 数年前の出来事だ思っても それは 10年前であったりする。 「白の闇」を読んだのもつい数年前だと思うが 多分 10年ほど前なのだろう。 読み始めた時から 心臓の鼓動が早くなる様な 衝撃的な内容だった。 ポルトガルのノーベル賞作家 ジ…

水仙の世界

強い風で 折れた水仙を指で切り ガラスの瓶に挿す。 窓際に置いた水仙の 濃密な香り。 オフホワイトの花びらが 太陽に透けて見える。 渋い黄色の小さな椀が シベをしっかりと守る。 茎は濃い緑。 葉は迷いなく上を目指す。 小さくも 大きい 水仙という花の …

雪は断続的に 降ったり止んだり

3月9日 強い北風で 雪が斜めに叩きつけられる様に降る。 とても 表に出られない。 断続的に降ったり 止んだり。 除雪車が朝方に通った。 大きな音を立てて 小屋の前を過ぎる。 夜には 屋根から 雪が滑り落ちる。 地震の様な音と響き。 1週間前には 杉の葉…

クルクル巻いたアップルパイ

アップルパイは特別なおやつだ。 なんと言っても パイ皮のサクサクとした食感。 バターの香しさ。 これを求めるには どうしても 家で作るしかない。 自分風に作っていると オリジナルのレシピに 狂いが来る。 初めて焼いたアップルパイレシピ。 それに戻して…

成長した「アルプスの少女ハイジ」

新書版サイズ位の緑の本。 麻布の表紙だ。 水に濡れた跡がある。 本棚の隅に隠れた様に立っていた。 表紙を開ける。 「アルプスの少女 ハイジ」が成長し 娘になった頃の話だ。 額縁の様にページを囲む 植物の絵の なんと魅力的な事か。 長い序文の最後のペー…

星みたいな花 ハコベ

やっと 出て来た。 星みたいな花 ハコベ。 元気で逞しい ミントの間に こっそりと 顔を出す。 周りを見渡せば 地味な黄蓮の花 青いオオイヌノフグリ 風で茎が倒れた水仙 そして イワナシ。 花の香りが 空気に乗って漂って来るまでは もう少し。

緑青色の琵琶湖

3月13日 午後 空気は冷たいが 雲ひとつない 穏やかな日だった。 用事で湖西に下り その時に車の窓から見えた 緑青色の琵琶湖。 私は心底からため息をついた。 対岸に見える 湖東の山並み。 空はあくまでも広く 湖は 浜にゆっくりと 小さな波を打つ。 人は…

やっと咲いた 春のお知らせ花

イワナシ 彩りのない 山村の春に やっと見つけたピンクの花 イワナシ。 小屋の前の崖に 毎年 春の初めに咲く。 これから次から次へと 咲いていくはず。 そして その後に 小さな儚い味の実が付くはずだ。 イワナシ アカモノ これは小屋の前に咲く。 ジギタリ…

スナップエンドウとゴボウ

スナップエンドウの筋を取る。 弾ける様な 青い香り。 筑前煮で使ったゴボウの残り。 切らなくてもいい程の細さ。 たわしでさっと洗うと 気骨ある香りがたった。 共に塩を加えて湯がき スナップえんどうは陸あげ(おかあげ)で ゴボウはさっと水に晒す。 小…

ひょっこり芽を出した栃の木

数年前に ひょっこり芽を出した栃の木。 中々大きくならなかったのに 去年から その成長が 目に見えて著しい。 赤い衣の新芽を触ると 強い粘着質の液で 私を拒否する。 暖かくなると 赤い衣を脱ぎ捨て 柔らかな若葉が出て 5枚の大きな葉っぱが広がる。 木の…

人生の中の40年間 必ず 犬 猫がいた

私の人生の中の40年間 必ず 犬 猫がいた。 最初の犬は 新聞の「犬貰って下さい」の広告だった。 まだ バナナが高い果物であった頃 バナナ一房を持って貰いに行った。 飼い主は 別れを惜しんでいるのに 子犬はトコトコと私について来た。 1ヶ月後 父が元飼…