雪の姿

溶けた後に 又 降った雪。 強い北風で横に吹く雪。 朝 目に飛び込んできた 軽くて薄い雪。 数日前までの 陽気に浮かれて 飛び出してきた 草の芽を そっと守る雪。 振り返した冬の日 と 言うより やっと 普通の2月の冬だ。 冬の初めに降る雪は 「ああ これか…

枯れ色のコアジサイと緑の葉っぱ

春の花には まだ早い季節だ。 広葉樹の枝に残った茶色の葉っぱ そして 蕾みたいに固く丸まった 小さな次世代の広葉樹の葉っぱ。 常緑樹の緑の葉っぱ。 見回してもそんなものだ。 コアジサイが枯れて群れている。 葉の形が「いいなぁ」と 名前も知らない常緑…

タフなスノーシューズ

私のスノーシューズは 見かけは登山靴と同じ。 でも 底の波形と内側が違うのか 滑らない 暖かい。 10年近く 雪を踏みしめ 雪をかぶり 毎日履いている。 実に タフな靴だ。 雪に埋もれる寒い2月。 今年は雪も消えてしまった。 もう 靴をしまおうか。 今年は…

美しい風化していくもの達

雪が溶けた地面に残された 杉の葉と実は とても シックな色合いと風合いをしている。 手の平に載った杉の実は コロコロと転がり 葉っぱはイガイガとする。 しっとりとした 松の木の台に それらを載せ 小さなコアジサイの枯れ花を二つ。 土の上で朽ちていくは…

甘くて熱いチャイ

瑞々しい八朔の袋を剥ぎ 皿に並べる。 丁度 私が食べる分。 ティーバッグのチャイを 白いミルクパンで沸かす。 牛乳はたっぷりと。 小屋の中に充満する 強いスパイスの香り。 深夜に「おやつ」というのもおかしいが 晩ご飯と寝るまでの間の これが 私の長い…

柔らかで 生き生きとした苔

私の住んでいる集落では 表玄関のそばに 必ず日本庭園がある。 若狭式庭園とかで 由緒あるものだそうだ。 雪に痛めつけられてはいるが 大きな松。 桜 ツツジ 馬酔木 百日紅等が これも 又 雪に痛めつけられている。 その痛々しい姿の木々を 労わるかの様に …

ミンチボール入り野菜スープ

冷凍庫には 合い挽き肉のパックだけ。 野菜は 玉ねぎ 人参 蕪 そして 缶詰のひよこ豆。 いよいよ 食材のなくなった 今日の晩ご飯。 残った物で 大好きな野菜スープを作った。 ミンチボール入りだ。 玉ねぎ 人参 蕪を鍋で炒め 熱湯をたっぷり注ぐ。 丁子を3…

自然の行いは 私たちにはどうする事も出来ない

「もう雪は降らんだろう。2月も終わりやから」 と 人は言う。 雪が窓の外に壁の様になり 凍った道を ガリガリ音を立てながら 車をそろそろと走らす。 そんな 冬もあれば 今年みたいに 雪の少ない 暖かい年もある。 ああだこうだと言うのはやめよう。 自然の…

地味に美しい枯れたアザミ

小さなピンクの花だったはず 加賀のアザミ。 山の崖に根を張り ゆらゆらと揺れる。 今は 渋い色の萼と生成の糸の様な花びら。 その美しさは 深い輝きを放つ。 暗い灰色の空の下で 地味に美しく下を向いている。

鉢の中のビオラ達

モノクロの冬の日々で 色のある植物は ドアのそばのビオラだけだ。 ドアを出入りするたび 覗き込む。 そんな私を ビオラはどう思うのか。 雪を被ったり 寒さに打たれたり。 暗い冬の一画に ポッと明かりが灯った 鉢の中の花達。 「いつも見ているよ 私の心の…

霧の後は雨の一日

朝 周りの景色が見えない程の霧だった。 屋根からぽたりぽたりと雨だれが落ちる。 そして 霧は濃く薄く 動いては姿を変える。 遠くの峰が見えていたと思えば 今はもう深い白の世界だ。 夕方から 雨になり 小屋を取り巻く世界は 湿度おおよそ100%。 だが …

夕方の景色

暖かい1日だと 天気予報ではいうが うちのあたりは まだ雪に覆われている。 夕方の靄のかかる景色は 寂しくもあり 幽玄の風情もあり 中々良いものだ。 暗い鉛色の川の流れの音と共に 今日はこの一枚を皆様に。 それでは 又 明日。

白のペンキ塗り

川の色が鉛色なのは きっと 空の色を映しているからだろう。 暗く 寂しい川べりを ぶらぶらと歩いているのは 物好きな私だけだ。 さて 今日も私は 白のペンキを塗った。 仕事場の汚れた壁。 ローラーや刷毛でスースーと撫でると 黒く汚れた壁が 明るく変わる…

冷たい日には熱々のスープ

暖かい1日になる と 天気予報が言っていたが こちらは 冷たい空気に包まれた。 首に温かいマフラーを巻き 手には手袋。 油断しては駄目な天気だ。 体と心に染み渡る様な 熱々の濃厚なスープを作ろう。 南瓜をチンして マッシュする。 たっぷりの牛乳で伸ばし…

NHKFM「ラジオ深夜便」から

深夜に聴くNHKFMは面白い。 そろそろ寝ようと思っていたら 「私の人生を変えた里山の力」と言う 2014年のインタビューが始まった。 岡山の真庭市の 林業を生業としている中島浩一郎さんへのインタビュー。 私の住んでいる所も林業の村。 仕事がないと 若…

雪から顔を出した緑

一日中降り続いた雨に 崖の雪は溶け始め 緑の苔 アカモノ ツツジ シダ 顔を出し ポトリポトリと滴が落ちる。 冷たい雨の中 傘をさし スマホを落としそうになりながら カシャリっと撮った。 その一枚を見ていただき 今日はこれで。

何も変化のない今日だった

朝寝坊してしまった。 屋根の雪は20センチ程。 たっぷりと載った雪で 重そうにしなる 木の枝。 夕方 4時ごろに 雪が止み 青空が見えた。 小屋の周りのあちらこちらを雪かき。 二時間。 昨日と同じ様な日だった。 暗くなってから カレーを鍋いっぱいに作り…

雪の晴れ間

何を急ぐのか。 北西から南東へと 雲の群れが 走る様に流れて行く。 雪の晴れ間の青空だ。 ただ 嬉しい。 夜になり 軽くて小さい雪が 北の窓を叩く。 目を覚ます明朝には 雪かきをした小屋の周りが 又 白い雪で覆われているはずだ。 去年の冬至の頃に貰った…

詩情豊かな南画の様だ

深夜に 屋根から積もった雪が落ちる。 ザーッ ドン。 秋にトタン屋根にペンキを塗った。 その効果はテキメンだった。 ペンキを塗っていない屋根は まだ 雪は積もったまま。 明日も良いお天気が続くと テレビの天気予報で言っている。 やり残した雪かきに精を…

今年 初めての雪の日

2月6日 まだ外は薄暗く ぬくぬくと温かい布団の中で聞く ゴトンゴトンという 除雪車の音。 窓のカーテンを引くと 目に飛び込んできた 白の世界。 40センチの雪が 屋根の上 車の上に厚い。 何もかも 白に覆われ 車のタイヤの音も 雪に吸収されてしまう。 …

明るい太陽は気持ちを強くする

昨日の半月 今日は予報通りの雪が降る。 暗い景色に 心まで沈む。 と いう訳で 昨日の半月の写真を見ていただこう。 東の山の向こうから 顔を出した小さな半月。 高いところに浮かんで 下を見ている。 街に住んでいた頃 太陽 月に 「やあ やあ」なんて 挨拶…

フキノトウが出ている!

蕗の薹(フキノトウ) フキノトウが出ている! 小さな蕾は 柔らかい衣のような薄皮で包まれて。 淡い萌黄色の衣だ。 形といい 色といい これは やはり 日本の植物の顔をしている。 いつもなら 雪の下で眠り 雪解けを待ち やっと3月の終わりに顔を出す。 ど…

「泰西名画の様だ」

「泰西名画の様だ」 昇りかけた朝日の輝きが 山や木を煙ったような色に変える。 葉の落ちた木の枝は細やかで ススキの原は黄金色に輝く。 細い筆で 丁寧に色を重ねた風景画。 川から飛び立つ鴨の 激しい羽音が 静寂を破った。 明るい1日の始まりだ。

山川異域 風月同天

「山川異域 風月同天」 別の場所に暮らしていても 自然の風物は繋がっている 日本の長屋王が唐に送った 1000着の袈裟に刺繍されていた 「山川異域 風月同天」 これに心を動かされた鑑真和尚が 日本行きを決意したとか。 その8文字が 重慶への日本からの支援…

話し疲れた

雪 ミゾレが降る朝 友達と話をする為に 最寄りのJRの駅まで 40分余り車を走らす。 四時間 話し続け スーパーで食材を買い ホームセンターで白の水性ペンキを買い 暗くなるまでに小屋にたどり着いた。 姉から 一の傳の切り身の魚の 味噌漬けが届いていた。 …

苔のエネルギー

今日も一日 青空と曇り空の合間に シャワーの様な雨が降っていた。 強い風と冷たい雨で 心は沈んでしまいそうだ。 雨の合間に 植木鉢に苔を植えた。 生き生きとして 清々しい苔の緑。 緑色の植物は 目に心に優しい。 苔を植える時に 手のひらに伝わる ふわふ…

70枚コピーした料理のページ

図書館で定期購読している雑誌がある。 料理の器が良いので それを見る為にだけ この本のページをめくる。 今回は料理読本の付録がついていた。 「この器がいいなあ」と 4、5枚コピーを取るはずが 70枚近く、全部をコピーしてしまった。 「ほうれん草の…

名残りの冬イチゴ

冬イチゴ 実は食べられて 萼だけが残る。 鹿か鳥のおやつになった? 少し残った赤い実を 名残りの冬イチゴ・・・ と、私はよんでいる。 お正月前には 沢山の赤い実が 崖に這っていたものだ。 木苺は どれも甘酸っぱく 見つけると 私はすぐに食べる。 「危な…

暗い青色の実 アオツヅラフジ

アオツヅラフジ ぶどうに似た暗い青色の実。 ふっと見つけた時 驚き 感動しない人はいるだろうか? 少なくとも 私は驚いた。 いつも歩いてる道に こんな完璧な姿の実が隠れていたなんて。 青く茂った広葉樹の葉が 茶色に変わり その葉が落ちると 姿を現した…

枯葉の間の赤い実 ヤブコウジ

ヤブコウジ(藪柑子) 窓の外 塀の様に積まれた雪の壁。 今年は それを谷まで運んで捨てなくていい。 雪のない冬は実に楽だ。 そして 雪のない山の崖 秋の名残があちらこちらに 顔を覗かせている。 広葉樹の枯葉の間で ひっそりと首を傾げている 藪柑子(ヤ…