2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧
安曇川(あどがわ) ゴールデンウィークや夏休みに 車やテントでひしめき合う 安曇川の河原。 橋の上から眺める 雪の河原は 水墨画の様な風情だ。 暖かい今日の空気で 川の雪は 少しは溶けたかも知れない。 深夜の今 強い風の音が聞こえる。 夜の間に降る雪…
「おやつがない」 それは我が家にとっては 大変な事だ。 買いに行くにも 車で片道40分。 という事で 何かを見繕って 作らねばならない。 暮れの冬至前に買った柚子。 冷蔵庫の中で 忘れ去られた柚子。 それをジャムにしたのが 昨日。 夕ご飯を作っている時…
雲ひとつない 明るい一日。 ドンドンと音をたてて 屋根の雪が落ちる。 昼過ぎ 表で声がする。 夫の姪の家族が 突然やって来た。 小学生と保育園児の兄弟。 おっとりとした兄と しっかり者の弟。 そりをしたり シャベルで雪を掘ったり。 「突然来たから何もな…
昨日 大津からの帰り道。 細い山道を 2台の車を従えて パッカパッカと こちらに向かって走って来る子鹿。 今日 殆ど同じ場所の 道の真ん中で こちらを見ている子鹿。 私の車の前を パッカパッカと走り出した。 ゆっくりと鹿の後ろを走る。 深い雪の中を歩く…
午前9時 久しぶりの青空。 目に沁みる青。 こんな日は 家の周りの雪かきがはかどるだろう。 「長い間雪の中に埋まっていたではないか。 久しぶりに「下」の空気を吸っておいで」 と、もう一人の私が言う。 毎週木曜日に通っている 大津市瀬田まで 雪深い山…
午後4時 タイチさんの家 三八豪雪。 この村の人達が 「雪かきしても、雪かきしても どんどん積もった」と言う 昭和38年の豪雪。 今回の豪雪はそれ以来らしい。 私の住んでいる市は 「例年の8倍の雪」と テレビニュースで言っていた。 この山里に 京都か…
軽トラも雪の中 紺色の軽トラが 音もなく止まる。 雪かきをしていた私に出会って ホッとした様な表情の 「ライフルマン」 「大丈夫や思て出て来たけど 恐なって来た。もう帰るわ」 エネルギッシュを体現化したかの様な 元気な「ライフルマン」が いつになく…
除雪ブルドーザー 早朝に一度 除雪車が通っただけで お昼過ぎても うちの前の道路は たっぷりとした雪がそのままだ。 防災無線で 「市内の除雪車がフル稼働しているが 雪が多すぎていつも通りに除雪が出来ない」 というようなアナウンスがあった。 昨日 家の…
午後4時 100m離れたお隣 ここらで 葛屋葺き(クズヤブキ)と呼ばれる 藁葺き屋根の家。 トミコさんの家は 土台の石も柱も土俗的な 築400年の葛屋葺きだ。 瓦屋根の家は 葛屋葺きの家が火事になり その後建てられた新しい家だ。 うちから 100m離れ…
雪の中では 春や夏の様に 華やかに花は咲かない。 でも 枯れた様に見える 茶色の茎に 固い芽を幾つも幾つも 見つける事が出来る。 ずーっと 目を近づけてみよう。 拳を握りしめた様な エネルギーに満ちた 芽が並んでいるから。
午前11時 安曇川 橋から見渡す 360度の白い世界。 川は北に流れて 東に曲がる。 そして 琵琶湖にそそぐ。 山を見れば 白く煙って あそこは吹雪。 カラスがかあかあと 騒がしく飛び交う河原。 私は コートのポケットに手を入れ 橋から眺める 完璧な白の…
午後4時 川へ降りる階段も 雪に埋もれてしまった。 その上に 動物達の足跡。 川は 空の色を映して 鉛色だ。 何年か振りの大雪で 固くなった雪の固まりを つるはしで崩しながらの作業。 次の積雪までに 仕事場の周りの雪を スッキリと 片付けよう。 3月まで…
午後4時半 やるべき事をし終わると もう夕方になった。 図書館で本を受け取り 表に出ると もう辺りは薄暗い。 しかし 一ヶ月前を思うと 随分日暮れが遅くなったものだ。 昨日、スーパーで 「ちか」という魚を買った。 ワカサギみたいな とても姿の綺麗な北…
帰り道 三日ぶりに バスも走り 郵便も配達された。 こんな事は初めてだ。 大きな音をたてて 屋根から雪が落ちる。 こんな大雪は珍しい。 とにかく今日は 食料の買い出し。 風邪でゴホゴホ咳をする夫と 手分けして手早く済まそう。 帰り道から見える 比良山系…
京都から 車でたった1時間。 雪で バスまで止まってしまうなんて 誰が想像するだろう。 ワンルームの我が家は 小屋というにふさわしい 「かわいらしい」空間。 そこは 薪ストーブ一台で ムックリと暖かく 大きなやかんに いつも シュンシュンと音をたてて …
屋根から 氷柱(ツララ)が下がると 「おっ、今日は寒いぞ」と思う。 積もった雪が 発泡スチロールの様に軽い。 雪が止み 空が明るくなった時 家の周りを 歩く幅だけ雪かきをした。 バスはまだ運休だが ぼちぼち車が動き出した。 そして 生活も少しずつ。
午後4時半 終日 雪。 鳥の声が聞こえない。 お猿さん達はどうしてる? 鹿達は頭と背中に雪を積もらせて ゆっくりと 山を横切っているのか。 車も走らず 市バスもストップした。 除雪車が通った後 もう道路には 雪が積もる。 「雪の日もええもんでっせ。 ほ…
強い北風で 横殴りに雪が降ったり 雲の切れ間から 太陽が顔をのぞかせ 明るい日差しが 辺り一面を照らしたり。 午前中に インターネットを契約している ケーブルテレビ局が 設定を替えに来た。 これでインターネット接続が 便利になった。 「弟君」が 外出帰…
午後2時 インフルエンザの予防接種をしていても かかる時にはかかるものだ。 5日に人ごみの中に出かけた私は きっちりとウィルスを貰ってきたらしい。 お医者さんの指示通りに 家の中でもマスクをして ティッシュの箱をそばに パソコンも開けず 何もせず燻…
百合 暖かい雪の降らない冬だ と思っていたら ひどい鼻風邪をひきました。 ティッシュの箱を横に ボーっとして 哀れな状態です。 鼻水が止まれば 明日、又、お会いしましょう。 皆様もどうぞお大事にm(_ _)m。
うちの前の山に 石だけの土俗的な お地蔵さんがある。 その前を 山の動物が 行ったり来たり。 今日は今日とて 猿の一家がお出ましだ。 お日様が いっぱいに注ぐ タイチさんの広場で 猿の一家はほっこり。 冷たい川から びっしょり濡れたお猿さんが現れて ブ…
午後2時半 雪の日の モノクロームの世界は 時折響く鳥の声だけだ。 窓の外に横殴りの雪が 音もなく 厳しく荒れている いつもの冬。 青い空に 薄い雲が流れて 後ろには 昼間の半月が浮かぶ 明るい今日。 冬の陽の光は 体も心も軽くする。 いくら 風が強くて…
こんがりと 色よく焼けた 到来物の「にらみ鯛」。 半分はそのままで もう半分は鯛飯にしよう。 注意深く鯛の骨をとり ショウガを細く切り 3カップの米に 昆布の角切り。 醤油と酒をたっぷりと。 炊飯器から コトコトという音 立ち上がる 酒粕の様な香り。 …
湖北 つづらお崎と竹生島 午後4時半 琵琶湖畔は 湖の形に沿って 道路がついている。 そこに見えている村も 車はくねくねと曲がる道路を走り 幾つものトンネルを抜けなければならない。 春には 長い桜のトンネルになる 海津大崎で一時停止。 神仏習合の大崎…
2日 午後4時 湖北「海津大崎」から湖南を望む 2日の朝 と言っても10時過ぎだが 「弟君」が訪ねて来た。 正月二日目の朝に 訪ねて来る人などいないだろうと テーブルの上も散らかり 流しには洗い物がそのままで 呑気に朝日新聞の デジタルニュースを読ん…