2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
ポーリンがやって来た。 覚えていますか? チャックの畑のボランティアの 20才のフランス娘。 料理上手で 小麦粉を発酵させたイーストで ずっしりとした パンドカンパーニュを焼いてた子。 3ヶ月の滞在後 ヒッチハイクで東京迄行ったり。 去年の9月にフ…
ジャーマンアイリス 昨日まで かたい蕾だったジャーマンアイリス。 朝 ドアを開けた時 私の目に飛び込んできた 蕾が開いた ゴージャスな花。 雨の雫に濡れて まさに しっとりした風情。 子供時代に 浴衣に締めてもらった 絞りの帯と同じ色だ。 子供心に 随分…
栗の木 真夏の様な暑い数日間だった。 陽射しまでがギラギラと夏の顔。 帽子に汗が沁みる程の暑さが 日陰に入ると冷やりとする。 「ああ いい気持ちだ」 大きな栗の木の下の 大きな日陰。 聞こえる 葉の揺れる音。 そして 葉の揺れる影。 春から夏への移行は…
日本列島が30℃を越えた今日。 小屋の北と南のドアに あわてて網戸を取り付けた。 網戸の木枠の向こうに見える緑。 これが とても気持ちいいのだ。 黄色のウマノアシガタ 淡い紫のオダマキ。 そんな花達が 緑の樹々の下で のんびりと陽の光を浴びている。 …
ストーブの薪は広葉樹でないと と 思っている人は多い。 うちは燃える木ならなんでも燃やす。 木製2段ベッドを沢山貰ったが これは樅の木でいい薪になった。 「杉やけど取りに来る?」と 声がかかり 軽トラで 一日一回づつ運び それを夫が斧で割り 私が積ん…
うちから4っつ目の奥の集落 「イギリスはどんな田舎に行っても 道路が舗装されている」 と、何十年も前に 新聞で読んだ記憶がある。 今や日本の山奥の村も アスファルト道路で繋がる。 うちの集落から奥へ4っつ目。 細い道の坂を登り 杉の暗い林を抜け 広…
最初に昨日の続きを話そう。 長い間借りていた本のお詫びに 自家製のクッキーを考えた。 が・・・ 何故か 「いつもの深い味がしないなぁ」 それはたっぷりのシナモンとナツメグを 忘れたから。 京都駅伊勢丹で 心ばかりのお菓子を買い それと共に お詫びの言…
友達に借りた本を 返す機会を逸し 長い間本棚に置いていたりした事。 思い当たる人もいるだろう。 レコード CD DVD 本 雑誌 私にも返ってこないものが 幾つかある。 何年も返す事のなかった本の持ち主。 6人の女子会で今日会う事になった。 本のカバーを洗…
2日続けて 強い南風が吹いた。 そして 今日も。 自然は気ままで 夏の様な日が続いたり 冬の様な寒さがぶり返したりする。 小屋の周りや山の木や草が うねる様に曲がる。 アケビの蔓とシダを切り 花器に挿す。 二坪小屋の中で聞こえる 断続的な風の音は 衰え…
季刊誌 「住む。」 段ボールと紙をリサイクルに出す為に 村の支所に車で運んだ。 リサイクルコーナーの 大雑把に紐でくくられた雑誌の中に きっちりとまとめられた 見慣れた雑誌が こちらをじっと見ていた。 季刊誌「住む。」 12冊。 創刊当時から 図書館…
琵琶湖 東岸 草津 大津市瀬田の行き帰りは いつも琵琶湖東岸の道路を 車で走る。 緑の香りと 活き活きとした姿が 余りにも美しく 途中停車となった。 琵琶湖東岸に沿って メタセコイアの並木が続く所だ。 繊細な細かい若葉。 四季を通して美しい樹形のメタセ…
パソコンのバッテリーの 調子が悪くなり それをAmazonで買い 問題は解決した。 次はアダプター(充電器)。 働いたり働かなかったりと ご機嫌を伺いながらの充電だ。 とてもストレスを感じる。 純正品はもう売っておらず Amazonで互換品を買った。 1年間の…
夕方の 大粒の雨がざーっと降り出す ほんの少し前。 表から見た 二坪小屋のランプの灯りが 余りにも 私の理想の光を放っている。 空は暗い灰色。 額縁の様に切り取られた窓。 その中に控えめな光。 その光を受けて 黄色のウマノアシガタが 気分がよさそうだ…
いつもの事だ。 おやつが無くなり 寂しい気分。 クッキーでも作ろう。 晩ご飯の準備と同時進行で 卵を割り 小麦粉を捏ねる。 バナナを手で クチャクチャと崩し クッキー種に混ぜる。 いつものレシピに バナナを加えると 柔らかくなるのは想定内。 砂糖は減ら…
階段のウマノアシガタ こんな所によく花が咲くものだ と、思う時がある。 岩に貼り付いた様に立つ木も同じ。 道路から小屋のドアまで 数段の石の階段。 ここにも毎年沢山の 黄色い花ウマノアシガタが咲く。 石の隙間のほんの少しの土に。 光を浴びたり 風に…
「ミッドタウン」への途中 水がはられた田んぼ。 畦で区切られた 水に映る土手の葉桜の木や 山の姿 今日の美しい青空の 逆さまの世界。 ツバメが飛べば 田んぼの水に その姿を捉え 夜の優しい風に 水が揺れれば 月も揺れる。 山からの水をはった水田。 そこ…
午後6時40分 午後6時40分。 山の中の村に 街よりも早い夜がやってくる。 空はまだほの暗く あの空の向こうは どんな夜の景色なのか。 家の窓から灯りが漏れて テレビのニュースの音がして 暗い道を LEDの眩しい光が 暗い夜道を明るく照らしているのだ…
楢の山 山里や田舎の植物や木には ちゃんとした存在の意味がある。 家の周りの梅の木は梅干し。 甘い柿はおやつ 渋柿はおやつと正月飾りの干し柿。 ワラビ、ゼンマイ、蕗は冬の保存食に。 塩で漬ける。 山椒の木は鯖のなれ鮨には欠かせない。 そして山には楢…
雨上がりの山桑 チャックの小屋の側の 細い枝に満載の 赤や黒い実。 それが山桑の実だと知ったのが 去年の夏だ。 そして うちの小屋のすぐ側の 無作法な枝振りの邪魔な木 それも山桑だった。 強く降った 雨の雫にまとわれ 初めて実を付けた 黄緑の山桑の実。…
アケビの花 アケビの花は アイボリー色で しべが薄紫。 山の中を飛び歩く 草の精の娘のようだ。 葉っぱは薄く 形は楕円の形。 魅力的だ。 蔓は編んでかごになる。 50年程前に買った 壁にぶら下げる あけびの小さなかごを 今でも大事に使っている。 夏には …
去年のシダが枯れた跡から 産毛をまとった ワラビがニョキニョキ。 蟻が何かを探しに ワラビのてっぺんをウロウロ。 ワラビの姿は本当にかわいい。 手のひらを丸めて グーをしている。 これを手折り ポケットにいっぱい持ち帰る。 次の日に 又次々を顔を出す…
午前中に 雑草を2、3本引い時 小さな小さな黒い虫が 目の前を飛んだ。 たった一匹のブト(ブヨ)。 噛まれた腕は 赤く腫れ とても痒い。 寒さで震えていた数日前。 ブトの事など すっかり忘れていた。 多年草の球根の花が 咲き始めた。 うちの樹々達の 若…
梁に取り付けたのは 工事の時などに 大工さんが臨時に使う簡易のランプだ。 10年程前にホームセンターで買った。 螺旋の面白い形のランプが付いていた。 今はそれがLEDに変わり 2000円で売っている。 螺旋形のランプをLEDに替え コードも白に 黒い部分…
タチツボスミレ 小屋のまわり 山の中 道の脇。 淡い紫色の タチツボスミレが 大盤振る舞い。 アズマイチゲやイチリンソウ 沢山の野の花が咲いていた川のまわり。 毎年の台風の豪雨で 引っ掻く様に持っていかれた。 せめて タチツボスミレでもと カメラを持っ…