2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧
ハロウィンだと 騒ぐ様になったのは いつ頃からなのか。 クリスマスも、バレンタインデーも、ハロウィンも 日本にやって来ると 独自の変化を遂げてしまう。 貰った野球のボール位のカボチャ。 カッターで切り目を入れ ランタンを作り ろうそくに火を灯す。 …
琵琶湖の東岸から比叡山を見る。 夕方で 空は少し淡いピンクに染まって その中を 心地良さそうに 雲が流れて行く。 ああ、空が広いなぁ。 そして 空間が明るく輝いている。 しばらく眺めていたいのに すぐに姿を変えて行く 空の景色。
青や紫の 一粒、一粒が 色の変わって来た葉の影から 顔をのぞかせる。 うちの側に植えた野葡萄は 鹿の大好物。 柔らかい緑の葉が出て来ると 鹿が食べ 又、葉が出て来ると 鹿が食べる。 蔓だけが柵に巻き付いて。 でも 少し歩けば 鳥が食べ残した青い実が 風…
ここからが猪飼野コリアンタウン。 コスメ、K-POP、焼肉、食堂、蒸した豚足や豚耳、韓服、キムチ、トッポギ、餅、八百屋・・・ 全てが韓流 店番もそこそこに韓ドラに見入る人 あちらこちらから聞こえて来る朝鮮語。 商店街の上に ゆらゆらと揺れる 赤と青の…
鶴橋はコリアンタウン。 日本にあって、そこはまるでコリア。 道を行く人も、店の人も朝鮮語を話している。 ネイティブ感溢れるコリアの街を、半日ぶらりと訪ねた。 JR鶴橋駅のすぐ側にある迷路のような商店街ではなく、 「鶴橋本通商店街」界隈は観光客相手…
小さなかわいい柿 枝付きのまま 沢山貰った。 食べるにはまだ堅く 一週間程眺めて暮らそう。 あちらこちらの庭先に 青い葉の間から 柿色の実が鈴なりに 顔を出し 人間も猿も いつが食べごろかを 探っている 秋の初め。
朝、表に出れば 広がる青い空。 昼間は、太陽が熱く 照りつける。 何日も この陽気が続いて 季節は止まったのかと 勘違いする私。 でも、 風に吹かれて うねる様に咲いていた シュウメイギクの白い花びらは 地面をおおい 広葉樹の葉は 夕方に更に紅や黄が濃…
"Welcome!" 両手を広げて 満面の笑みで 川の側に立つ 大きな、大きな欅の木。 春には 淡い緑。 夏には 涼しげな日陰を。 秋には 黄金色の服を着て。 冬には 枝に雪を積もらせ。 この道を通る私達を 何時でも 両手を広げて "Welcome!"
(10月22日の月) 「ひらひらと 月光降りぬ 貝割れ菜」 川端茅舍(かわばたぼうしゃ)の句だ。 高校の教科書に載っていた。 この句で初めて俳句が面白いなと思った。 芽を出した小さな双葉 貝割れ菜。 ひらひらと ハープの音色と共に舞い降りて来る 月の…
風のない日の夕方は 表の石を積んだ炉で 木を燃やす。 緩やかに 川の上を流れて行く 白い煙。 この場に居合わせた人達は 柔らかい炎をじっと見つめて 何も言わず 立ち去ろうとしない。 「暖かいなぁ」 __________________________…
「森の中にもぐり込めば 何とか生きていける」 そのような事が書かれてあった ドイツの森の本。 木の実も 食べられる草も 動物も 水も。 そして 身を隠す深い樹や茂みも。 命をつなぐ条件が 森の中にはあるけれど。 でも 精霊の声や 夜の闇。 そこから遠く離…
「500m先の車の音が聞こえるよ」と私。 「ありえない」と友達。 500mはちょっと言い過ぎだったかな? でも、300m先の車のエンジン音は聞こえるんだ。 川の流れと 鳥の鳴き声 そして 山の中から聞こえて来るチェーンソーの唸り。 今日もいいお天気だ…
夕方、まだ5時 もう薄暗い。 ライトを点けた車が 遠くからゆっくりと近づき 遠ざかる。 家の窓から漏れる淡い光 夜道の街灯 寂しい国道の コンビニエンスストアの明るい店内。 色々な表情をもっている ほっとする灯り。
週に3日 カブに乗って 京都からやって来る アメリカ人のチャック。 うちの側の畑で 無農薬野菜をせっせ、せっせと作っている。 村の人が 「畑にスイカをほったらかしにしてる」 と笑っていた。 ある日 気が付けば、ほーら こんなに健康的な パンプキン娘。 …
この山里に引っ越してから 暖房は薪ストーブになった。 「木をあげる」と言う電話がきたら どんな用事があっても 軽トラで駆けつける。 一年かかって乾いた薪は ストーブの中で 時にはメラメラと、時にはゴーゴーと燃える。 雪の日も、風の日も 小屋の中はム…
古民家が並ぶ旧山陽道を南に曲がる。 どこか懐かしい。 家も、空の高さも。 突き当たりを右に曲がれば・・・ まるで ここに住んでる様に トコトコと歩く。 旧山陽道の東の外れ。 寂れた田舎の街のようだけど まだ現役でがんばっている。 大きなスーパーや ホ…
本陣 岡山の矢掛と言う街は山陽道の宿場町だ。 今でも江戸時代からの民家に この街の人は住み続けている。 参勤交代でお殿様が泊った本陣。 どこにも手を加えず、磨かず、 そのままを公開している。 最近は街おこしに力を入れ始めた。 そのせいなのか、壁が…
「JR西日本一日乗り放題きっぷ(鉄道の日記念)」を使って岡山へ。 子供時代 遠足だ、海水浴だ、と言えばこの辺り。 臨海学校は淡路島だった。 小さい船で、船酔いになって渡った淡路島は 今は、明石大橋ですぐそこに。 食い入る様に 海を見つめて、 電車を…
10月初めに書いた 季節外れのアサガオ。 生徒数6人、先生の方が多い 村の小学校の生徒が 毎年、花を持って一軒一軒訪ねて来る。 それが、今年は朝顔だった。 今や蕾がいっぱいで 毎朝10個程花をつける。 タイワンアサガオらしいその花は 夕方薄暗くなっ…
(準備:何回も水を変えてよく晒す) 貰った細い里芋の茎を 指先を黒くして皮をむく。 何回も水を変えてアクをぬく。 水を切ったズイキを 煮立った少量の甘酢の中で さっと煮る。 甘酢とズイキの水分が混ざり合い 綺麗な紅色になったら 出来上がり。 ズイキ…
カリッ、コリッ、カリッ、コリッ 何ともいい歯ごたえ。 庭の梅が青くなったら 塩漬けにして 発酵したら 食べ頃。 村の人に貰った カリカリ梅。 かつて、雪に閉ざされた村。 野菜や山菜、梅の実まで塩漬けにして それを食べながら 春の来るのを待った。 村人…
なんて素朴なんだろう。 頬がつやつやした スッピン娘。 鳥の好物を一粒、 「いただきます」 りんごの味がする この赤い実。 春に咲く 黄色い花の あの木だよね?
遠くに 白い風力発電の風車と 琵琶湖大橋が 小さく、小さく見える。 広い空と 流れる雲と 風が作る 湖面の波。 大好きな琵琶湖。 「ああ、いい気持ちだ」
北風の強い日だった。 体感温度が下がり、会う人が皆「寒いねぇ」と言う。 9月に初めて咲いたシュウメイギクが 私の背丈よりも高くなり 白い花びらを上に向けて満開だ。 山の樹々は 少しだけ色を変え 空は空色で 周りの空気は明るい。 こういうのを秋晴れと…
砂漠なのに雪が積もる。 海抜2000mの街。 扉の下の色の変化は 雪の仕業かもしれない。 Santa Feスタイルのドア。 家具も食器棚も・・・ 法律事務所の門扉。 この扉を開けて どんな相談をしに行くのだろう。 建物まで続く細い道 明るい緑。 私の一番好き…
白い扉の向うに 背の高い木が見える。 気持ちのいい空間が あるに違いない。 「こんにちわ」ではなく 「ただいま」と言いたくなる。 色あせない 清潔なドア。 141番地。 上にスライドする窓。 壁にひびが入れば 土を塗る。 渋いピンクの壁の アドービの家…
アドービ建築の壁。 干した唐辛子は サンタフェの象徴の一つ。 青い扉の3番地の家。 外壁が石積みの家。 自分で建てた様な気がする。 窓の周りが青のペンキの149番地。 窓を近くで見ると とてもラフな作りだ。 渋いピンクの土壁との調和。 写真を撮って…
ニューメキシコ州のニックネームは「魅惑の地」 Land of Enchantment 街中にセージブラッシュの甘い爽やかな香りが漂う ニューメキシコの州都サンタフェは どこを歩いても、何を見ても 心躍るものに溢れていた。 住宅街の普通の家の窓。 カフェでもない、レ…
山の林道沿いで採れるというハタシメジを 今年も貰った。 山の村に住んでいるのに 茸採りをした事がない私だが 貰った時は色々と料理する。 例えば 唐揚げにしたチキンを醤油味の出汁で煮る。 最後にシメジをたっぷり。 唐揚げの衣の片栗が程よく溶けて シメ…
夏の初めに 小学生のお宅訪問で貰った 朝顔の苗。 蔓は伸び 葉は茂るのに 花がつかない。 ずっと忘れていた。 今にも 雨が降りそうな今朝 咲いていた。 二つも。 そして 沢山の蕾も。 遅れてやって来た朝顔の花。