2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

蕗の佃煮風

蕗の香りと歯触り。 それは この季節の食の楽しみだ。 今が盛りのその蕗の スタンダードなおかずを一品作った。 蕗を畑で栽培している人 私のように 自生したもので作る人。 色々だが 今回のおかずは トミコさんの畑の蕗を使った。 そして 今回 一つ手間が省…

山帰来の緑の実

山帰来 葉を見なければ 何の実か分からない。 道路脇の草むらで見つけた 立派な 山帰来の実。 豊作年なのか? 棘をつけた蔓に 艶々とした葉を持ち 薄緑の実は群れている。 実が赤くなるのは 空が高くなる 秋。 今日のこの小さな驚きを忘れるな。 周りの草や…

今年も実をつけた 黒すぐり

ブラックカラント(黒すぐり) ドアを開けて表に出る。 気持ちのいい冷たい空気の朝だ。 緑は 盛りで 花の蕾 青い実 枯れた花から 今から咲こうとしている花。 物言わぬ 静かな 自然の移行。 今年も実をつけた黒すぐり。 モミジのような葉に 固い緑の実。 濃…

初めてのメルカリ 藤原新也の本

藤原新也の本を 次々へと読んでいた時期があった。 藤原新也の入門編とも言うべき 「印度放浪」「西藏放浪」から ユーラシア大陸を縦断した「全東洋街道」 そして アメリカの旅 アイルランドの旅。 旅の本だけでも 随分と読んだ。 20代の若者が カメラを一…

ジギタリス (キツネの手袋)

ジギタリス(狐の手袋) 「ほら あのピーターラビットの花ですよ」 と 私が言うと この花の名前を聞いた人は 「ああ あれね」と納得がいく。 去年の今頃 山の裾から 何株か掘って持ち帰り 小屋の周りに植えた。 今年も 濃いピンクの花が咲いた。 山の中や川…

優しい雨の日

5月24日 年季の入った 皮のワークブーツと 土で汚れた作業ズボンが 雨に濡れる。 でも それらは体温でいつの間にか乾く。 そんな 小雨が 続いた1日。 私は小屋から 出たり入ったりと忙しない。 その度に 傘をさし 屋根や 木の葉から落ちる水滴が シャツ…

鳥達にも幸せな一日

5月23日 風もない 明るい初夏の今日。 周りの山 うちの小屋のそば 道路脇。 浴びるような緑の輝きに 目も心も喜ぶ。 そして ピンクのベニウツギ 白いミズキの花 緑と花の香りの充満した空気を 一番感じる時だ。 黄色の花をつけた 長い野草を 何本も手折り…

昨日の残りのスープ

昨日の残りのスープ 強い雨が降り続いた昨日。 冬の終わりに 戻ったかの様な 冷たい日だった。 残り物で温かいスープでも作ろう。 トマトとひよこ豆の缶詰 常備の人参 貰ったニラの残り。 いかにもかき集めた素材の しみったれ料理だ。 鋳物の鍋で 小さく切…

Appleサポートに感謝

昼ご飯を食べた後 Appleサポートに電話をかけた。 その前に 要領よく相談をする為の下準備をする。 不具合の状態を 箇条書きにし 読み直し これでよしとなった所で 電話をする。 2007年のiMac 2019年のMacBookAirに 今まで順調に使えていたプリンタ…

今日 読んだ記事 観たニュースより

Father Farmsより CO2低酸素殺菌パック技術 フライドポテト 先進国の膨大な食品廃棄物をどうすれ削減出来るだろか。 今日読んだインターネット記事は、人工保存料を使わず、冷蔵もせずに食品を保存する技術開発した企業を載せていた。 Father Farmsはアメリ…

梅雨 花を摘む

梅雨の季節は 米作りの為にだけあるのではないか と 思ってしまうほど。 湿度の高さと 水を含んだ土から感じる冷気 そして 灰色の空。 表を歩けば ヒルが引っ付いてくる。 木のスプーンには すぐに黴が生える。 さて 見渡せば 野の花が真っ盛り。 儚い花びら…

穏やかな 梅雨の季節であるように

5月17日朝 強い雨音で目が覚めた。 いつもより早い梅雨の始まりだ。 周りの山はぼんやりと煙り 木の葉は 雨の雫で俯き しかし 川の水量は 普段と変わりなく 走るように流れる。 梅雨の早い始まりが 早い終わりを約束しているとは限らない。 どうぞ 穏やか…

空豆 年に一度の自然からのギフト

緑の皮の中は ふわふわの綿のようで それはしっかりと 形のいい 薄緑色の豆を包んでいる。 その皮から 豆を取り出すと 草と同じ 植物の匂いがする。 後に残った立派な豆殻をどうしよう。 私はそれを大事にカゴに入れ 土の上に撒くのだ。 一つの殻に二つ 三つ…

素朴な花 クローバー(シロツメ草)

私を立ち止まらせた 微かな青い香りは 足元の クローバーの花だ。 余りにも地味で 当たり前のように その上を踏んだり 自転車が走ったりと 誰も気にも留めていない。 花に近づき 香りを嗅ぐと おお あれだ クローバーの蜂蜜の香り。 まるで 蜜を集める蜜蜂の…

NHKラジオ「ラジオ深夜便」絶望名言

(Google画像より) 先日 友達がLINEで送ってきたラジオのサイトアドレス。 「絶望名言」というタイトルに興味を持ち開けてみた。 NHK「ラジオ深夜便」の中の 人気のコーナーであるようだ。 文学紹介者の頭木弘樹が選んだ 私達の馴染みの作家や画家達の 絶望…

軽やかな1日の始まり

原っぱの草に 夜露のあと。 そこを歩くと 靴が露で濡れる。 山の後ろから姿を現す 太陽の強い光で 露はすぐに消えてしまう。 すると 静かな景色が活気付き 鳥も鳴き声をあげ 飛び交う。 降り注ぐ 光の下で 生物達の動きの なんと軽やかな事か。 小屋の前の道…

さくらんぼ(桜ん坊)(2)

さくらんぼを一粒 二粒と食べている時 ジャムにしなかった事に ほんの少しだが 後悔した。 売られているさくらんぼジャムは 小さな瓶に詰められ 高い値段がついている。 それを横目で見ながら いつも 買おうかどうかと迷う。 気の小さい ケチな話だ。 残りの…

さくらんぼ(桜ん坊)(1)

おこりん坊 くいしん坊 あばれん坊 あまえん坊 やんちゃな雰囲気を感じさせる言葉だ。 可愛いさくらん坊も「坊」の仲間入り。 さっと洗い 旅先で買った 好きな鉢に入れ 赤く熟れたのを 探しながら 食べる楽しみ。 艶々とした 赤い色を見るたびに この世界に…

櫟(クヌギ)の花

櫟(クヌギ)の花 風にサワサワと揺れる花。 これが 丸くて 可愛いい ベレー帽を被った どんぐりの花だなんて。 どんぐりの中でも 特別に可愛いクヌギ。 5月の山の中で 次々と咲き始める木の花達の 地味な美しさは ある日 花開いて私を驚かす。 櫟は字面も …

美しい5月の真昼

5月6日 晴れた日の後は 冷たい雨 そして 雨の日の後は 晴れ。 強い風が続く日もある。 天気でその日の気分が変わるのはいつもの事だ。 そんな私が 雲一つない空を 見上げて嬉しくなり 「おお 写真を撮ろう」と ズボンのポケットからスマホを取り出す。 人…

紫がかった赤くて小さな野菜 ラディッシュ

紫がかったラディッシュ ラディッシュ 二十日大根と呼んでいた時もある。 梅の実くらいの大きさの赤い大根 上に伸びた葉っぱの 柔らかい姿。 小さな大根を齧ると ピリッとした辛みが口に広がる。 油断出来ないぞ。 初対面の 個性の強い葉野菜に その小さな赤…

川に沿ったキャンプ場

キャンプ場 午後5時半 どこのキャンプ場よりも 壮観な眺め。 川に沿って ずらりと車が並び 日が暮れかかると 焚き火の火が テントの数だけ燃える。 キャンプ場から バーベキューのいい匂いが漂う。 橋の上を走る車の助手席から 私は スマホで素早く写真を撮…

確かに春は今ここに

スノーフレーク 昨日 今日と 朝から夜まで ずっと ストーブに薪を燃やし続けた。 冷たい雨と強い風。 そして 時々雹が 屋根のトタンに バラバラと音を立てた。 ニュースで見る竜巻の被害 日々の天気の変化の激しさ 温暖化が地球を侵食している様が 頭に浮か…

アジュガとジャーマンアイリス

アジュガとジャーマンアイリス 紫色のアジュガの花が 敷き詰められた様に広がっていた。 あんなのが うちの小屋のそばにあれば。 あやめやカキツバタの 静かな風情とは違う 立派な花を持つ ジャーマンアイリス。 こんな花が好きだと言うと 次の日に 掘り起こ…

映画「ミナリ」

2020年製作 1980年代 アメリカ アーカンソー州に成功を夢見てやってきた 韓国系移民の若い一家。 夫 妻 娘 息子。 様々な困難 予想だにしなかった出来事に見舞われ 妻のモニカは 今の生活に不安だらけだ。 そんな時に妻の母スンジャがやって来た。 …