花 樹木

色のある世界

紅空木(ベニウツギ) 自然のサイクルは 不思議だ。 去年 あちらこちらで 咲き誇った 山吹の花が 今年は 緑の中でひっそりと顔を出す。 崖に這う様に生えている 今年のアカモノの 白の釣鐘の花は リンリンと今にも音を出しそうだ。 朝焼け 夕焼け 空の青 雲…

冬と初夏の日

緑色が少し濃くなった。 葉が大きくなったので 山の量が増えた様に こんもりしている。 灰緑色だった楢の葉は 明るい緑に変わった。 シャガの花が地表を覆う。 見事だなぁ。 日々 山の色を変えていく速さに とても追いついて行けない。 夜には まだ ストーブ…

飛び去る季節

雨が上がった今日は 益々 緑が萌えている。 柔らかい葉っぱが 輝いている。 芽立ちの葉の群れが 風でゆらりと揺れる。 一番いい時は あっという間に 飛び去る。 慌て者の日々に 「待って」と手を振って 追いつこうとしても 後ろを振り向きもせず 足早に立ち…

夕方から降り始めた雨

ミズタビラコ(水田平子) 今日は夕方から雨が降り始めた。 大雨でないのが嬉しい。 草や木 そして土が潤う 優しい雨だ。 朝 目覚めれば 又 木々の緑が濃くなっているだろう。 そして 花の硬い蕾が いつ開こうかと 顔を上に向けているはずだ。 気持ちの良い…

心が騒がしい日々

「萌え出る」 周りの山の木々を見て思う。 その木々の間を 鳥達が飛び交い 川の上を 鴨のつがいが 羽をせわしく 羽ばたかせ 真っ直ぐに飛んで行く。 木苺の花が満開で 淡いピンクの石楠花の花は終わった。 濃い黄色の山吹は そろそろ咲き始めた。 歩く私の後…

アケビ(木通)の二つの籠

あけび(木通)の花 アケビの蔓で作った籠を 二つ持っている。 一つは 小さな状差し。 葉書などを入れる為の物だ。 21才の時に買った。 今は 切った古布を入れ 冷蔵庫のドアに下げている。 贅沢とは反対の 質素な物が好きなのは この当時から。 それは 今…

小屋の周りの自生植物

木苺の花 小屋の周りに 自生の植物達が 今を盛りと花をつけている。 それらは ターシャ・チューダーの広大な土地に 整然と植えられたものではなく あちらから こちらからという風に 勝手気ままに芽を出し 花をつけるのだ。 道路側の白い木苺の木は 上に伸び…

紫の花 アジュガ

アジュガ チエコさんが亡くなって 3年か4年か。 年月の流れるのが早く 記憶が曖昧だ。 チエコさんの庭に 見事に群れて咲いていた 青みがかった紫の情緒ある花 アジュガ。 一株貰って植えておいたその花が なんと律儀に 初めて咲いた。 宿根草のアジュガは …

春に咲くりんどう ハルリンドウ

ハルリンドウ(春竜胆) 小屋のそば 車が頻繁に走る生活道路に ハルリンドウは群れて咲いている。 離合で車が道の端に寄ったら・・・ 「危ない 危ない」 根は浅く張り それを 3株持ち帰る。 小屋のそばに植え 水をたっぷりやった。 この花が 朝寝坊だと分か…

枯れた花達

花のない季節に 枯れた花を 白の花器に生けていた。 白い百合 紫蘭 オダマキ 紫陽花 紅うつぎ 花は枯れても美しい。 急にやって来た 春なのか 初夏なのか 汗ばむ日々に 一斉に咲き出した花達。 小屋の周りの 数種類の新緑の木の枝を切り 口広の白の花器に た…

スノードロップ(マツユキソウ)

スノードロップ(待雪草:マツユキソウ) 蕨を摘んでいなかったら 出会わなかった 白いベルの形をした スノードロップ。 川の側の 枯れた羊歯の間から 頼りなげに 細い茎を伸ばし ゆらりゆらりと揺れていた。 沢山の花を付けた 満開の八重桜の下。 無垢で謙…

小さな羊歯(シダ)

羊歯や苔は 原始を思わせる植物である。 少なくとも 私にとっては。 人間がまだこの地球に存在しない大昔 湿気の多い土地に 苔は産(む)していたであろうし 羊歯は巨大な葉っぱを 大きく広げていたであろう。 人類の祖先である 不思議な形をした鳥が 大きな…

瑞々しい葉と花と

今年の様に寒い春でも ちゃんと芽を出し 花をつけて咲く。 手入れもしない土の スギナが密生する そんな所にだ。 トミコさんの家の周りから 引き抜いてきた花も 赤と黄色の可愛い姿で 少しづつ株を増やしながら 毎年咲いてくれる。 強い南風と冷たい雨が上が…

夕方になって雨が上がった

午後5時 夕方になってやっと雨が上がった。 霙まじりの雨が冷たかった。 ドアを開け 表に出て 見上げると 明るく広がる青空 木の枝に 連なる雨の滴 木の柔らかい葉っぱの芽吹き これこそが春の姿だ。 山肌に沿って駆け上がる 白い山霧の動き。 冷たい空気が…

テーブルの上 小さな明るい世界

昨夜の強い風に 小屋の周りに咲き始めた水仙が 折れたり 切れたりした。 アイボリー色の 花びらには土が付いていた。 これは惨めだ と 手折り グラスに挿し テーブルの上に置いた。 縦長の木のテーブルの上 小さな明るい世界。 それは 分厚いメキシコの グラ…

春という季節

4月17日 「白い辛夷の花が咲いた」 と 喜んでいたが 今年は あっという間に その時を 逸してしまった。 白い辛夷と 淡いピンクの山桜が 同時に咲く年もある。 今日 出会えた 山を彩る 春の木々。 車を止めて 見上げる 霞か 黄砂か ぼんやりとした空。 厳…

忘れな草

忘れな草 95歳、現役の農婦オチヨさんの蔵の周り。 見事に咲き誇っていた忘れな草。 それを 一掴み引き抜き うちの小屋の前に移植した。 1年前の事だ。 ヒョロヒョロと頼りなく 挙げ句の果てに うっかり者の私に刈られてしまった。 青い星の様な花が 溢れる…

黄色い花のナムル

蕪の黄色い花房と さっと湯を回しかけた香り高い三つ葉。 白の小鉢に治まる。 麺つゆに酢とチリペッパー そして ごま油。 スプーンでクルクルと混ぜ花にかけた。 花ナムル。 去年の暮れに沢山貰った蕪。 へたを植えたら 花が咲き 切り取って 花器に生けても …

桜の花がやっと咲いた

山には辛夷(こぶし)が満開。 まだ 木の葉のつかない木々の山の中で 白い辛夷の花があちらにも こちらにも。 遠くから見ると曇った様に見える 嬉しくなる春の花だ。 そして 桜の花がやっと咲いた。 しっかりと萼についている 淡いピンクの花びら。 その花達…

赤蕪 白蕪の黄色の花

大根や蕪を切った残りのヘタ を 土に埋めたのが 雪のない時だった。 それが 葉を付け その葉を摘み 味噌汁の具にしたりした。 今 小屋の周りの あちらこちらに 黄色の菜の花みたいな花が ゆらりゆらりと群れて揺れている。 綺麗な赤い色の蕪を 酢漬けにした…

やっと咲いた藪椿

ヤブツバキ やっと咲いた 藪椿。 鎮座するお地蔵さんを守る様に 枝を大きく広げる 太い幹の立派な木。 紅色に黄色のシベ。 数えきれない蕾の中で たった二つの椿の花。 満開になれば 怖い様な迫力で 見上げる私を覆う。 艶のある緑の葉は 風でゆさゆさと 大…

木苺の花

ナガバモミジイチゴ 木苺には沢山の種類がある。 小屋の近くにも 数種類の木苺が 毎年 実をつける。 今年もいつもの所に 白い花を咲かせていた ナガバモミジイチゴ。 たった 4個の清楚な花。 これから もっともっと咲くはず。 やがて 黄色の実がつく。 小ぶ…

淡い水彩絵の具で描きたい風景

気持ちの良い昼下がり。 首に毛糸のマフラーを巻いて 毎日のウォーキング。 空を見上げれば これ以上の美しさはない と思う程の 青い空 白い雲。 強い北風に乗って 雲が北から南へ。 鳶が大きく旋回し 馴染みのある鳴き声を響かせる。 ピーヒョロ。 鴨が二羽…

今日のミヤマカタバミ

4月3日 昨日 雨に濡れて うなだれていた ミヤマカタバミ。 今日の 明るい光の下 5枚の花びらを広げて こちらを見ていた。 元気で 可愛い白い花。 この姿を見ていただいて 今日は これで。

うなだれているミヤマカタバミ

ミヤマカタバミ 夕方まで降り続いた雨に打たれて うなだれている。 透けるような 薄い花びらの ミヤマカタバミ。 すぼんだ白い花びらから 雨の滴が落ちる。 瑞々しい 苔の中から 伸び出た 細い茎。 明るい原っぱや 山道には咲かず 林の薄暗い所に 群れて咲く…

些細な幸せを喜ぶ

コアジサイの若芽 緑の葉の枝と 枯れたコアジサイを 山から切って帰り それを花器に挿したのは 花のない2月の終わり。 そのコアジサイの枝から 若い芽がひょっこり顔を出した。 1ヶ月の間 知らぬ顔をし 何を思って この時を待っていたの? 今日も冷たい雨…

石の上の小さなドラマ

林の中の 大きな石を くるりと包む ふかふかとした苔。 手のひらで押さえると 穏やかに反発する。 ユリ科の葉が 苔の中から覗き出 高い枝から 杉の茶色の丸い種が 苔の上に バウンドして落ち着いた。 静かな 林の中での 石の上の小さなドラマ。 観客のいない…

この植物は何なのか?

この植物は一体何なのか? 大きな葉っぱが 思い思いに広がって ちょっと行儀も悪い。 杉の林の中で ポツリ ポツリと大きな芽を出している。 これは大きくなるぞ・・・ と 覗き込む。 どんな花を咲かせるのか? 覚えておこう 暖かくなったら 見にくる様に。 …

梅の花 春の雪に震えている

「やっと咲きましたよ」 と 会う人ごとに話したい。 小さな梅の花。 枝に沢山の蕾をつけ まだ 咲き始めたばかりの 初々しさだ。 5枚の花びらに 同じ色のしべ。 やがて 花びらが散り 葉が茂り 小さな青い梅が実るはず。 香りも微かなその花は 小鳥が休んで鳴…

谷に沿って歩く

久方振りに 小屋の北の谷にそい 奥へと上がる。 谷の水は清らかで 木々の間から漏れる陽が明るい。 鳥達の鳴き声が あちらこちらで響く。 大きく響くのは シジュウカラの警戒音。 倒れた木々を覆う 柔らかな苔 地衣類。 時折聞こえる ピシッという音。 周り…