花 樹木

薄茶色の細い茎

小屋の周りは 今を盛りと草や花が茂っている。 緑の洪水の中で 早くに花を咲かせ 今は 種をつけた薄茶色の細い茎。 枯れた繊細な根の美しさを愛でる。 夕方 今咲いている花を2本手折り 枯れた草と共に 杉の台に並べる。 種をつけた枯れた草を 集めてみよう…

晩春と初夏の往来

ウマノアシガタ 晴れて 風が強く冷たい日 穏やかな雨だが 冬装束で過ごす日。 意地悪な天気などを気にもせず 山の緑は季節の習わし通りに 萌葱から緑へと色を変える。 野原や道端の草の花は 黄色 薄紫 ピンク 山沿いの木の花は白い色。 ウマノアシガタの輝く…

木苺 ニガイチゴ

木苺(ニガイチゴ) 白い五弁の花びら あちらこちら 花が咲き始めた。 私が 木の棘で腕を傷付けながら ジャムにしようと 鳥と競って赤い実を摘む あのニガイチゴの花だ。 毎年 あそこと あそこにと 木の場所を覚えておくが 今年はそんな必要がないほど 若い…

ミントとアジュガ

ミントとアジュガ 昨日「無骨な柵」を作っている時 気をつけようと思いながら 踏んでしまったミントとアジュガの茎。 折れた所を手折り たっぷりと水を入れた ミルクピッチャーに挿した。 紫色のアジュガはシソ科の花。 葉を少し摘み 香りを嗅いでみる。 微…

無骨な柵

5月11日 雪で折れた柵を修理する。 折れたり 抜け落ちたりしたままの柵は どこからみても 廃屋のようで侘しいものだ。 雪が溶けた時から 気になっていた。 夫が手頃な杉の丸太の先を チェーンソーで鉛筆の様に削る。 以前の木で使えるものは使う。 重い鉄…

ゴールデンウイークも終わり

輝く空と 強い北風 南風が続く。 新緑の木々は 白い葉裏を見せ 枝がしなる。 他府県ナンバーの車が行き交い サイクリングの自転車が列をなした前の道。 その騒がしさも今日で終わりだ。 ゴールデンウィークの前から 私は車で出かける用事が続き 忙しく過ごし…

初夏の姿

ウマノアシガタ ゴールデンウィークも一段落した。 その間に 小屋の周りの緑 野の花 山菜は 初夏の陽光を浴び 強い風に鍛えられ 毎日姿を変えた。 黄色のウマノアシガタは 野に 道路の脇に風に揺れ アケビの薄紫や アイボリー色の花は 蔓にたわわだ。 キセキ…

今年も会った花 薄黄瓔珞(うすぎようらく)ツツジ

薄黄瓔珞つつじ(ウスギヨウラクツツジ) 確かこの辺りだったと 目を凝らして探しても 見当たらない。 薄いクリーム色に 下部が淡いピンクの花。 「おっ あった!」 それは道から半歩 山側に揺れていた。 薄黄瓔珞ツツジ。 去年より 会えた日が遅かったせいか…

名残りの桜の花びら

平地より 遅くやってくる桜の開花だが いよいよ これで最後かと思う 淡いピンクの花びら。 雪の下から顔を出した 茶色のままの苔の上 ふわりと落ちて止まった 春の名残り。 輝く五月の明るい日の 昼まで吹き荒れた強い北風に 吹き飛ばされもせず 心地良さげ…

雨に濡れた忘れな草

こぼれ種から芽吹いた 忘れな草が 冬の様な 冷たい雨と強い風に倒れている。 忘れな草を 人差し指で持ち上げると 雨を纏った分の 儚い重さが伝わる。 降り続ける雨に 小さな水色の花はうつむいて フルフルと揺れている。 淡い緑の木々の葉っぱは 風にしなる …

山桑の木

山桑の新芽 小屋の前に自生している山桑の木。 その木の実が熟れると 黒くて甘い桑の実だと知った時から 私はこの木に執着するようになった。 チャックの小屋のそばの桑の木は 毎年 たわわに実をつける。 でも チャックは興味を示さない。 うちのそばの木は …

スノーフレークを接写で撮る

スノーフレーク(鈴蘭水仙) 去年の今頃 川ベリに咲いていたスノーフレークを 掘り起こし持ち帰った。 どうなっただろう? 気にはしていた白い清楚な花は 一株が横ならびに5株に増えて 土から濃い葉を出していた。 植物は接写で撮りたい。 でも 後ろばかり…

咲いた小松菜と蕪の花

ホトケノザ 小松菜 カブ どこかから飛んできた種が 芽を出した。 植木鉢に植え替えたのが 数週間前。 濃い緑の逞しい小松菜の葉 ヒョロヒョロ伸びて 今は30センチ程に。 竹下夢二の女性の様だ。 去年の暮れ 赤と白の 沢山の蕪のヘタを 捨てずに土に植えた…

芽吹きの山

芽吹きの山の美しさを 心に目に留めよう。 淡い広葉樹の緑と 暗緑色の針葉樹。 それらが混ざり合った 健康的な山の姿だ。 明るい午後の光を受けた木々の枝に 清々しい声で鳴く鳥達がいる。 「ああ 今日はなんていい日なんだ」 と あの鳴き声は言っている。 …

今年初めての蕨

蕨(わらび) 春の野に生える 蕨やつくしを 好んで器に描いた 尾形乾山。 見つけた蕨は乾山の蕨の様だった。 毎年蕨の生える場所に行き そこへ行き 屈み 目を凝らした。 そして やっと 今年初めての蕨に出会う。 小さな子供の拳の様な形。 去年に枯れた茶色…

雨の日

クリスマスローズ 雨が降ったり止んだりの一日だった。 乾いた土に シャワーの様に 降る雨が吸い込まれて行く。 先日蒔いた花の種が 沢山沢山飲んでくれる様に。 深夜に雨音が大きくなり ラジオのボリュームを上げる。 明日 図書館に返却の本を 慌てて読んだ…

桜もつくしも

やっと桜が咲き始めた。 青空の下で ちらほらと三分咲き。 桜と梅とコブシと山桜と馬酔木が 同時に咲く山の村。 そして つくしも。 雪が溶け 茶色の殺風景な世界が 今は 弾けるようなエネルギーで それを目で追うのが疲れる程だ。 相変わらず 鶯はまだ修行中…

テーブルの上にケールの花?

大きな袋いっぱいの葉野菜をもらう。 その名は 「ケールかゲールか知らんけど。 前はもっと葉にギザギザの毛があったんやけど」らしい。 雪が溶けて 姿を現した野菜は はち切れそうな蕾も元気だ。 黄色の花びらと蕾の様はアブラナ科。 濃い緑の葉は 多分ケー…

テーブルの上にラッパ水仙

いよいよ 春がやってきたと思う。 小屋の周りの木々の枝には 膨らんだ芽がほころび ハコベの花が咲いている。 雪の下でこの日を待っていた水仙も。 あちらこちらに 馬酔木の花も鈴なりに 山桜の小さな花は やっと咲き始め まだ散る気配はない。 山には コブ…

暖かい一日

ウツギの枯れた実と葉 暖かい一日。 空は晴れ 鳥達が鳴く。 川も軽やかな音をたて 流れ去る。 体の動きも軽く 灰色の空を眺めては ため息をつく事もない。 久しぶりの飛行機雲が 東から西へと一直線に。 勝手に生えてきた 5センチほどの小松菜が3本 白の植…

雪が消えた後の苔の原

雪が消えた後に現れた苔の原は 去年の雪の前の姿のままだ。 枯れたススキの葉もそのままに 苔の上に載っている。 森か山を上から眺めた様な 不思議な感覚。 歩くと靴の底が沈むような感じで 天鵞絨(ビロード)という言葉が浮かぶ。 傘を差し 小雨の中 下を…

鳥の修行とコブシの花

電信柱の上にトンビ 3日ほど前 雲一つない青空の日。 トンビの 多分 親子が 綺麗な声で鳴きながら 川や山の上を旋回していた。 どうみても 親が何かを教えている。 子供トンビは すぐに 電信柱のてっぺんに止まりたがる。 くるりくるりと旋回し ピーヒョロ…

薬草は私たちの周りに

ネコヤナギ(漢方薬ではない) 昨日 黄蓮の話をした。 漢方薬草がそこらじゅうにあると言う事も。 それは 私が住んでいる所だけではなく 花草木ある所ならどこにでも 薬草があると言う事なのだ。 私の住んでいる村は 車の道路が出来るまで 山裾に沿って 人間…

ビオラを植えた

雪が溶けた後の 土の上。 去年の暮れの茶色の落葉の重なり 押し潰された絡んだ木の枝 折れた木の枝 倒れたままの枯れた花の茎 雪に埋めた 生ゴミも現れて なんと無惨な春の訪れか。 春の野の花は まだ咲かず 辺りは一面の腐葉土色の世界だ。 濃いのや 淡いの…

若冲の溢れる花の色

若冲(1994年 BT「美術手帖」を撮る) 皆さんの住んでおられる所 今日はどんなお天気だっただろう。 こちらは 相変わらず小糠雨。 いつも ズボンのポケットに入れている スマホで撮る写真は 静かな灰色の景色。 もっと色を! 本の整理中に偶然見つけた …

雪に守られる 桧の葉

アスファルト道路脇。 黒い塵が散った雪の層に 桧の葉が 守られるように横たわる。 ふわりと降ってきた雪が ザラメ砂糖のような結晶になり 手のひらに載せると ゆっくりと溶ける。 雪溶けの雫の音がする。 それは 雪の層の中から響く 木琴の様な音だ。 じっ…

冬の合歓の木

合歓の木 細い枝に 沢山の莢が連なっている。 夏の陽を浴びて 絹糸のような花が咲く 合歓の木の 花の数だけの莢だ。 鳥達は 莢の中の豆を食べないのか? 下に落ちた莢を裂くと 現れるのは 美しく並んだ 薄茶色の美味しそうな豆。 色の少ない冬の景色の中 ふ…

雪の中の枯れた花 紅ウツギ

紅ウツギの枯れた花 雪の中から 弓形の枝を伸ばし その先に 花の様な 違う様な? 明るいピンクの花が房になり 初夏の緑の中で 濃密な香りを放ち 蜂を喜ばす花 紅ウツギなのだ。 濃いコーヒー色の しっかりとした枝と花。 静かな雪の世界で ポキリと手折れば …

枯れた茶色の花

どこから飛んで来たのか 柿渋色に枯れた 山に咲く紫陽花の花。 黒い埃に汚れた雪の上を 自分の着地点と定め 風に乗り飛んできた。 花の茎を 持ち上げ 灰色の空に透かして見ると それはまるで アンドリュー・ワイエスの絵だ。 雪の止んだ日々。 私の前に落ち…

琵琶湖畔 冬枯れの木々

琵琶湖西 新旭 琵琶湖畔に茂る木々は 自然に生えて 大きくなった。 そばに車の道路が出来ても 元の姿をよく残している。 春から 夏にかけ 深い緑が塊のようになり 秋 冬になれば 葉が落ちて 細やかな枝の 銅版画の様な姿になる。 車で出かける時は いつも急…