花 樹木

松ぼっくり ドングリ

樫のドングリ 秋を探して 歩いている訳ではない。 山の中に住んでいると あちらこちらから 「こちらですよ」と 声をかけてくるのだ。 まだ青い 樫のドングリ。 硬くて ギザギザの葉に守られて。 クヌギのドングリは もうすでに 綺麗な茶色になって 下に落ち…

綿毛の飛ぶ季節

沢山の白い綿毛が 風に吹かれて飛んでいる。 それは まるで雪の様だ。 昨日は ピューピューと そして 今日は フワリフワリと。 窓や ドアの網戸にひっついて うちに止まったり 何処か 遠くに行ってしまったり。 映画「さすらいのカウボーイ」での1シーン。 …

気持ちのいい朝

急にやって来た秋。 冷たい空気の中から 秋の虫の リリリリと言う 心地よい鳴き声? 羽音? 8時過ぎて 山の向こうから やっと顔を出した太陽は 淡いブルーの空を流れる雲を輝かす。 昨日の雨で 露を含んだ木々の枝は ゆらり ゆらりと風に揺れる。 何もかもが…

雨の日の朝

お隣が草刈機で草刈りを開始。 今の季節は 刈っても 刈っても草は伸びる。 安定したエンジン音。 湿った空気を通して届く この苦い香りは何だ? 花の散ったドクダミの 体に良さそうな香り。 昨夜から降り始めた優しい雨で 草木も花も アスファルトの道路も …

植木鉢の中のヤブコウジ(藪柑子)

小屋の周りのあちらこちら。 秋になると 赤い実をつける。 とても可愛い。 名前はヤブコウジ(藪柑子) 又の名を十両。 小指ほどの大きさのものを 土をつけて 持ち帰り 小さな植木鉢に植えたのは 去年の秋だったか? 時々水をやり 様子を見てはいたが 強い風…

白い秋の花 オトコエシ(男郎花)

オトコエシ(男郎花) 秋の七草の一つ 黄色の花をつけているのは オミナエシ(女郎花)。 真っ直ぐの茎に 粟粒の様な白い小さな花を付けているのが オトコエシ(男郎花)。 この花の名前をどれだけの人が 知っているだろうか。 清々しい色と すくっとした姿…

漢方薬の野草 ゲンノショウコ 

ゲンノショウコ 白の5枚の花びら 薄紫のしべ。 濃いピンクの花も咲く。 繁殖力が強く 放っておけば一面の 可愛い花の原っぱになる。 葉や茎を刈り取り よく乾かして 煎じる。 胃腸薬などよく知られた漢方薬だ。 せっせ せっせと刈り 天日でよく乾かし 屋根…

白い野の百合

集落のあちらこちらに 白い百合の花が群れて咲いている。 太い一本の茎から 幾つもの花をつけたのもあれば 風が吹けば すぐに倒れそうな 細い茎の 小さな花まで。 広い原っぱに ピンクのゲンノショウコと競う 白い百合の花の群れ。 しばし立ち止まり その美…

気持ちのいい雨だった

午後6時 久しぶりのいい雨だった。 朝 目覚めた頃から 夕方まで。 シャワーの様な 気持ちのいい雨。 元気なく 下を向いたり 枯れかけていた 草花や 色褪せていた 木の葉。 たっぷりの雨に洗われ 「おう すっきりした」 と 喜びの声。 雨の止んだ夕方に 山を…

クマツヅラ(熊葛籠)の抵抗

クマツヅラ 淡いピンクの花が 道路の脇に あちらこちら 群れて咲いている。 薊の様な強い自己主張もせず 細い茎と 小さな花が 風に揺れている姿に 足を止めて 覗き見る。 どこから見ても ハーブの風情だ。 これを 小屋のそばに植えたら・・・ と 一株掘って…

北米原産 ブルーミストフラワー

ブルーミストフラワー どこからか種が飛んできて うちに根付いた。 薄紫のふんわりした花の名前は ブルーミストフラワー。 とても強靭で 繁殖力が旺盛 雪に押しつぶされても 耐えて春を待つ。 あちらこちらに移植したが そこでも 土をしっかりと捕まえ 綺麗…

淡いピンクの可愛いミントの花

ミントの花 無農薬自然農法で 野菜作りをしているチャックの助っ人 イスラエル出身 インド在住のオラム。 去年の暮れ 2ヶ月のステイの終わりに 私に持って来たミントの苗。 植木鉢に植えて放っておいたが 繁殖力の強いミントの性で どんどん大きくなった。 …

雨に打たれている 草木 石 動物達

雨が降り続くと 緑が濃くなり どんどんと伸びる。 苔は水を含み 美しく地を覆う。 鉢に植えた苔も はみ出る勢いの 小さな世界。 石は艶々と光り それらは 遠い昔を語る。 雨水の溜まったバケツの縁に 親指の爪ほどのアマガエル。 じっと前を向き 瞑想の様子…

紫苑の花 小さな蜘蛛

紫苑(シオン) 雨粒をたっぷりと溜めた 薄紫の花びらに 顔を近づけて見る。 離れて見る花と 違った顔をして こちらを見返す。 小さい蜘蛛が 葉と花の間に張った 見えない程の糸をつたい 慌てて右往左往する。 その糸にも 細かな雨粒。 シオンの根本の土の上…

憂鬱な気分を強く感じさせる重奏

ヒヨドリソウ 今日も霧雨が 静かに降り続いた。 濡れた葉っぱの中で ボサボサ頭のヒヨドリソウが 灰色の空に向かって ぼんやりと立っていた。 夕方に ヒグラシの 消え入る様な 寂しい声。 憂鬱な気分を 強く感じさせる重奏。 聞こえなくなると 小屋の外は暗…

素朴な美しさ ホタルブクロ

ホタルブクロ 数日前の 雨の晴れ間。 私の前を 黒のアゲハ蝶が フワフワと ジグザグに飛んだ。 まるで 私を先導する様にだ。 そして その蝶の後を ゆっくりと追う様について行った。 豊かに葉を重ねている 桑の木を過ぎ 固い実をつけた馬酔木の前を通り ブル…

ヒグラシも鳴かず 鳥の姿も見えない

小葉の冬苺(コバノフユイチゴ) 小屋の前に 群れて赤い実が地を這っている。 名前は多分「コバノフユイチゴ」 冬苺だからと言って 冬に実をつけない。 「夏に実を成す」冬苺。 ああ、そうだ。 今 時は7月半ばなのだ。 アカモノの実 春に 釣鐘状の花を沢山つ…

濡れそぼれた合歓の花

合歓(ネム)の花 濡れたアスファルトの道路に 濡れた合歓の花。 そこで 私はやっと 合歓の花の咲く頃だと気づいた。 見上げると 灰色の空を背景に 絹糸を束ねた様な花が 群れて咲いていた。 それらも やはり 濡れそぼれた花だった。 雨の降る日は 空を見な…

梅雨の合間

小さな植木鉢に 私は小屋の周りの 苔やら羊歯を植えている。 日照りが続くと 苔はすぐに茶色に変色する。 それがどうだ 今の様子は。 ボサボサの髪が伸び放題の 不精者みたいな苔や草。 青々とした羊歯 名前を知らない草も 小さな鉢の中で 何倍も大きくなっ…

私を引き止めた 一本の地味な花

小雨の時に 傘をさし ぶらりと歩いている時。 たった一本の地味な花が 私を呼び止めた。 道の脇に 雨をまとって重そうに 下を向いていた 白い花。 見方によれば 薄い紫。 降り続ける雨に 茎も折れそうなのに そうでもない。 下を向いているからと言って 物憂…

曇り日の夕刻

柿の小さな実を守っている 柔らかな葉っぱを 齧ったのは誰だ? 親指の爪くらいの 小さな実。 木の下に入ると 若い緑の葉っぱに すっぽりと覆われる。 木漏れ日がキラキラ。 風がそよそよと吹くと その輝きが揺れる。 川の流れる音 頭上から届く トンビの鳴き…

蚊取り線香の煙 薪ストーブの炎

私が寝ている間に 大雨が通り過ぎた。 朝 目覚め 川を見ると 速い水の流れは 少し濁り 奥の山の辺りも強い雨が降ったのだ。 降ったり止んだりの後は 青い空に変わり 草や木々の葉っぱに 滴が丸く震える。 遅い日暮れが終わり 暗くなると 谷筋辺りに 1匹の蛍…

自然は素直だ

台風でなぎ倒された 人工林の杉の一部。 その後から 雑木の若い緑色が顔を出したぞ。 太陽の光が届けば そこから ぐんぐんと雑木の広葉樹が伸びて来る。 自然は素直だ。 土から水を 腐葉土から栄養を 光から力をもらい ただ上を目指す。 私の目の前に広がる …

木や花が喜ぶ雨

灰色の空から 雨が降り続き 強い南風が 夕方まで荒れた。 雨水をたっぷり吸った 生き生きとした緑。 葉や花から 滴が落ちる。 川の水が増える程の雨ではなく 木や花が喜ぶ雨。 生物の一員である私も喜ぶ雨。 傘をさして ちょっと歩いてみようか。 待っていた…

木苺の素朴で謙虚な美しさ

木苺 野苺 この言葉の響きと字面。 日本語の美しさを感じる。 赤い実の木苺の まだ若い実は固い緑だ。 白い花が満開に咲いていた時から 私は この木を見続けていた。 黄色の木苺は 草叢の間で ひっそりと実をつけている。 一つ 二つ 指でちぎり口の中で プチ…

爽やかな甘い香り コアジサイ

コアジサイ(小紫陽花) 「いい匂いがする」 と 京都からやって来た友達が言った。 空気が香るのは 山に野に咲く 満開の花の香りだ。 小屋の前の山には 満開のコアジサイが 山の奥にまで続いている。 そして それは 杉の木々の間を 薄い紫と 緑の葉っぱで埋…

ジギタリス 又の名を狐の手袋

(Google画像から) 「ジギタリス」という名前より 「狐の手袋」の方がふさわしい。 ピーターラビット の大事な脇役。 森の中 家の周り ジギタリスは ピンクの釣鐘状の花を 重そうに 縦に連なっている。 イギリスの湖水地方の ピーターラビット の村。 その…

色のある世界

紅空木(ベニウツギ) 自然のサイクルは 不思議だ。 去年 あちらこちらで 咲き誇った 山吹の花が 今年は 緑の中でひっそりと顔を出す。 崖に這う様に生えている 今年のアカモノの 白の釣鐘の花は リンリンと今にも音を出しそうだ。 朝焼け 夕焼け 空の青 雲…

冬と初夏の日

緑色が少し濃くなった。 葉が大きくなったので 山の量が増えた様に こんもりしている。 灰緑色だった楢の葉は 明るい緑に変わった。 シャガの花が地表を覆う。 見事だなぁ。 日々 山の色を変えていく速さに とても追いついて行けない。 夜には まだ ストーブ…

飛び去る季節

雨が上がった今日は 益々 緑が萌えている。 柔らかい葉っぱが 輝いている。 芽立ちの葉の群れが 風でゆらりと揺れる。 一番いい時は あっという間に 飛び去る。 慌て者の日々に 「待って」と手を振って 追いつこうとしても 後ろを振り向きもせず 足早に立ち…