花 樹木

朝の風 夜の冷気

小屋のそばの 幹の細いサルスベリは 上へ上へと伸びていく。 見上げるその先に 白い塊で花が咲いている。 風で揺れる白い花。 今朝は 鶯の成熟した規則正しい鳴き声を すぐそばで聴いた。 正調ホーホケキョ。 ホオジロも鳴き キツツキは コンコンと木を叩く…

庭に咲く花のブーケのお土産

昨日の午前。 突然の来訪者があった。 奥の集落の新住民のお母さんと小学生の娘さんだ。 小さなワンルームの我が家には リビングというものがない。 窓から差し込む朝日に ベッドの上に畳んだ布団を充て 畳み掛けの洗濯物もベッドの上 雑然とした小屋の中・…

今日の出来事

深夜の大雨で 黄土色になった川が うねる様に流れていた朝。 昼過ぎには ミルク紅茶色に変わり 流れも緩やかに 水嵩も少なくなった。 山や小屋の周りの緑は 雨を含み益々鮮やかに輝く。 トミコさんからの電話で 又々きゅうりをもらいに行く。 「いらんかった…

トンビの羽と 枯れた薊の萼

薊の萼とトンビの羽 小屋の窓の向こう 前をしっかりと見つめて飛ぶトンビ。 電信柱のてっぺんで ピーヒョロと鳴いている下を 私が歩いているのを 知っているはずだ。 顔馴染みとでも呼ぼうか。 そのトンビの羽かどうかは分からない。 草の上にハラリとした風…

ノリウツギ(糊空木)の花

ノリウツギ(糊空木)の花 冬の雪の上に ココア色の枯れた花。 この美しい花はなんだろうと持ち帰り 枯れた花のコレクションの一つにした。 その花は 多分ノリウツギだろう。 山の端に 瑞々しい緑の葉に囲まれ オフホワイトの紫陽花のような花が こぼれる様…

合歓の花

合歓の花 一晩中 強い雨が降り続いた。 今朝 霧のような雨の中 背の高い合歓の木の下に 淡いピンクの絹糸のような花が 沢山落ちていた。 それは 雨に濡れた子猫の毛の様に ピンピンと固まって 可愛い。 山の木々の葉 原っぱの草 そして 花びらに雨の露が光り…

ヒグラシと合歓の木

夕方にヒグラシが鳴き始めた。 夜に寂しげな声でなく 鳥のトラツグミ。 そのトラツグミの声に負けないほどの 寂しい声で鳴く。 まだ ここに引っ越してくる前 草刈りに来た日 ヒグラシが鳴き始めると 帰る準備をした。 その声が 侘しく 寂しく 私はやるせなく…

鰯とタイム

秋刀魚 鰯 鯖 鯵 「背の青い魚」は 一週間に一度は 食べるようにしている。 特に好きだと言うわけではないが 目の綺麗な 艶々とした姿を見ると まずは 醤油味を思う。 今回は中サイズの鰯を7尾。 フライパンに醤油 酒 酢 砂糖を煮立て 鰯をそっと並べ たっ…

豪雨 図書館の本3冊

山法師 豪雨である。 乾いた土に 雨が沁み込む。 草や木が 生き生きとするのを感じる。 雷が山の向こうで鳴り 川の水はコーヒー牛乳色。 図書館から受け取った本は3冊。 NHKの「日曜美術館」で紹介された 手島圭三郎の絵本だ。 友達も是非と知らせてきた。 …

知人夫婦がやって来た

京都の知人夫婦がやって来た。 小豆島の とても美味しい素麺の取り寄せ。 それを お世話してもらっている。 配達がてらに 初めてうちに来てくれたのだ。 フランス人のポリンに習ったクレープを焼いた。 包む具は 鋳物フライパンで焼いたチキンの胸肉 タイム…

栃の葉

栃の葉 春に萌え出た葉が 濃い緑に変わる。 花の後に 可愛い実ができている木もある。 重そうに枝がしなるほどに茂った木々。 夫が それをハサミとノコギリで整える。 私は 形のいい栃の葉を 水を張った 縁が欠けた白の鉢に 数枚 浸した。 その鉢の水に 夕方…

暑い1日だった

アメリカンワイルドフラワー アメリカンワイルドフラワーの種を 土にパラパラと巻いたのが春の終わり頃。 次々と花を咲かせている。 どれも可憐な花だ。 茎が細くて 風や雨で倒れるのは 土に栄養が足らないのだろうか。 次の年はもっと間隔をあけて種を蒔こ…

飛行機雲 シャワーのような雨

アメリカンワイルドフラワー 夕方の見上げた空に なんと久しぶりの飛行機雲。 以前は 毎日何回も東の空から西の空へ 真っ直ぐな飛行機の軌跡 飛行機雲を 見上げたものだ。 最近 メルカリに出品している本が2冊。 続けて売れた。 「リリアン・ヘルマン自伝:…

忍冬(スイカズラ)

忍冬(すいかずら) 忍冬と書いてスイカズラと読む。 クリーム色の細長い花びら 長いしべ。 春の終わりに柵を直し その時に仕方なく切り取ったが 根は残した。 そして今 蔓が伸び 美しい姿が風に揺れる。 花は甘い蜜を持ち 葉と共に食用に 薬に。 染料として…

ワイルドフラワー 青い花

北風が強い1日だった。 窓から見える 山の木が北から南へうねる。 小屋の北側のドアが バタンと大きな音で閉まる。 気をつけないと 指を挟んで怪我をする。 春に ホームセンターで アメリカのワイルドフラワーの種を買った。 春に蒔き 芽を出し 伸びてきた…

ポトリと落ちた エゴの花

エゴの花 高い木の枝から エゴの花は 真っ直ぐに ポトリと落ちる。 見上げれば アイボリー色の花に 黄色の蕊(しべ)の花が 鈴なりだ。 何年も前 苗を幾つかもらい 小屋のそばに植えた。 よく育ったものだ。 小石の上に 降り立ったエゴの白い花達。 冬の間 …

去年はもう少し 暖かかった様な気がするのだが

雨の後 良く晴れて 空気が冷たい 気持ちのいい季節だ。 アイボリー色のエゴ ウツギ ミズキの花 薄紫のコアジサイ 朱色のつつじ 空気が甘い木の花の香りで充満する。 実に贅沢な空気を吸い込む。 冷え冷えと うっすらと寒い朝晩に まだストーブに薪をくべる。…

ジギタリス 又の名は「キツネの手袋」

雨の降る日 少し水かさの増えた川のそばに 淡いピンクの花をつけたジギタリス。 草むらに 山の中に そして去年は うちの小屋のそばにも咲いた。 ヒメジョオン ハルジオン 西洋タンポポと同じ 外国からやってきた外来種の植物だ。 ピーターラビットの絵本に …

踏んでしまった青梅

梅の実 霧雨の中 アスファルトの道の上。 指の先ほどの 小さな青い梅の実が パラパラと散らばっている。 なんと小さい。 去年の今頃 私はここで 良く熟れた 大きなオレンジ色の梅の実を 10個ほど拾った。 そして 梅干しを漬けるのに加えたのだった。 知らず…

ミヤコワスレの花 ヒメウラナミジャノメと言う蝶々

ミヤコワスレとヒメウラナミジャノメ 小屋のそばに 今が盛りと咲いているミヤコワスレ。 四捨五入すれば100歳の 猛女オチヨさんからもらったのが数年前。 雪の重みに耐えてか 今年は背丈も風情も大人になった。 ひらひらと 頼りなげにやって来た 実に地味…

野茨(野ばら)

野茨(野ばら) 果物が良く成る年を 「今年は成り年だ」と聞いた事がある。 それは花にも 木にも言えるだろう。 長い冬の深い雪が いつまでも残り 植物や木は辛抱の日々だった。 そのせいかどうかは分からない。 春の終わりから初夏の今まで 小屋の周りの木…

琵琶湖(琵琶湖大橋より南の)

琵琶湖 西岸 堅田(かたた) 堅田のコープで買物をする時 駐車場から見える 車一台が通るくらいの 西に向かう道路がずっと気になっていた。 昨日 少し時間があった。 車が頻繁に走る国道を渡って あの道を行ってみようと 歩き始めてすぐに気がついた。 この…

紅空木(ベニウツギ)

紅空木(ベニウツギ) 蜜蜂がどんなに喜んでいるだろう。 今年のベニウツギの花は「満作」だ。 道路沿い 山の中 淡いピンク色の釣鐘状の花がたわわで 甘い香りを振りまいている。 山里の五月に この花を愛でる事の贅沢さ。 小さな花が群れる可愛さとは違う …

枯れた花

風の吹いた次の日。 道の脇の吹き溜まりや 雪の上に セピア色の枯れた花や 葉っぱが落ちている。 それは 山のどこかで咲いていた花や 紅葉していつか茶色に変わった葉っぱだ。 手袋をした指で 丁寧に拾い 持ち帰り 松ぼっくり 栃の実 どんぐりや メタセコイ…

薄茶色の細い茎

小屋の周りは 今を盛りと草や花が茂っている。 緑の洪水の中で 早くに花を咲かせ 今は 種をつけた薄茶色の細い茎。 枯れた繊細な根の美しさを愛でる。 夕方 今咲いている花を2本手折り 枯れた草と共に 杉の台に並べる。 種をつけた枯れた草を 集めてみよう…

晩春と初夏の往来

ウマノアシガタ 晴れて 風が強く冷たい日 穏やかな雨だが 冬装束で過ごす日。 意地悪な天気などを気にもせず 山の緑は季節の習わし通りに 萌葱から緑へと色を変える。 野原や道端の草の花は 黄色 薄紫 ピンク 山沿いの木の花は白い色。 ウマノアシガタの輝く…

木苺 ニガイチゴ

木苺(ニガイチゴ) 白い五弁の花びら あちらこちら 花が咲き始めた。 私が 木の棘で腕を傷付けながら ジャムにしようと 鳥と競って赤い実を摘む あのニガイチゴの花だ。 毎年 あそこと あそこにと 木の場所を覚えておくが 今年はそんな必要がないほど 若い…

ミントとアジュガ

ミントとアジュガ 昨日「無骨な柵」を作っている時 気をつけようと思いながら 踏んでしまったミントとアジュガの茎。 折れた所を手折り たっぷりと水を入れた ミルクピッチャーに挿した。 紫色のアジュガはシソ科の花。 葉を少し摘み 香りを嗅いでみる。 微…

無骨な柵

5月11日 雪で折れた柵を修理する。 折れたり 抜け落ちたりしたままの柵は どこからみても 廃屋のようで侘しいものだ。 雪が溶けた時から 気になっていた。 夫が手頃な杉の丸太の先を チェーンソーで鉛筆の様に削る。 以前の木で使えるものは使う。 重い鉄…

ゴールデンウイークも終わり

輝く空と 強い北風 南風が続く。 新緑の木々は 白い葉裏を見せ 枝がしなる。 他府県ナンバーの車が行き交い サイクリングの自転車が列をなした前の道。 その騒がしさも今日で終わりだ。 ゴールデンウィークの前から 私は車で出かける用事が続き 忙しく過ごし…