薪ストーブ

急に秋になった

「記憶」2 (陶・枯れた花) 大騒ぎした台風14号が去り 会う人毎に その話題が出る。 避難所に行ったと言うと 笑う人はいない。 これからは そうした方がいいと。 10月半ば 近隣3集落で 避難所についての話し合いがある。 急に秋になり 昨日から スト…

眠い一日

ジャーマンアイリス 朝から 曇り空で寒い。 首に紺色の木綿のストールをぐるぐる巻くと どうにか 暖かくなった。 寒いせいか 寝不足なのか 椅子に座ると眠くなる。 お昼ご飯に具沢山の味噌汁を作り 納豆とほうれん草の胡麻和えで済ませた。 私はベジタリアン…

去年はもう少し 暖かかった様な気がするのだが

雨の後 良く晴れて 空気が冷たい 気持ちのいい季節だ。 アイボリー色のエゴ ウツギ ミズキの花 薄紫のコアジサイ 朱色のつつじ 空気が甘い木の花の香りで充満する。 実に贅沢な空気を吸い込む。 冷え冷えと うっすらと寒い朝晩に まだストーブに薪をくべる。…

山の端に 太陽が隠れたら

午後4時半ごろ 夕方 山の端に太陽が隠れたら すっと 空気が冷たくなる。 最後の輝きを残す 明るい空。 トラツグミの寂しげな鳴き声が 山間に響く。 今年のトラツグミは 「寂しいんだよ〜」と 訴えかける様に鳴く。 そして 暗くなれば いつものように ストー…

薄茶色の細い茎

小屋の周りは 今を盛りと草や花が茂っている。 緑の洪水の中で 早くに花を咲かせ 今は 種をつけた薄茶色の細い茎。 枯れた繊細な根の美しさを愛でる。 夕方 今咲いている花を2本手折り 枯れた草と共に 杉の台に並べる。 種をつけた枯れた草を 集めてみよう…

雨に濡れた忘れな草

こぼれ種から芽吹いた 忘れな草が 冬の様な 冷たい雨と強い風に倒れている。 忘れな草を 人差し指で持ち上げると 雨を纏った分の 儚い重さが伝わる。 降り続ける雨に 小さな水色の花はうつむいて フルフルと揺れている。 淡い緑の木々の葉っぱは 風にしなる …

咲いた小松菜と蕪の花

ホトケノザ 小松菜 カブ どこかから飛んできた種が 芽を出した。 植木鉢に植え替えたのが 数週間前。 濃い緑の逞しい小松菜の葉 ヒョロヒョロ伸びて 今は30センチ程に。 竹下夢二の女性の様だ。 去年の暮れ 赤と白の 沢山の蕪のヘタを 捨てずに土に植えた…

まだストーブに薪をくべている

朝と夜 そしてたまには昼間も まだ ストーブに薪をくべている。 雑木 針葉樹 廃材 外の薪棚から 毎日 1日分を運び入れ ストーブの側の 古いスチールの棚に積む。 薪は雑木が一番 それしか使わないと言う人もいるが 11月から5月まで燃やすには そんな事も…

蕗のとうが 顔を出した

蕗のとう 雪の溶けた 明るい日差しの所 固い蕾の蕗のとうが 顔を出した。 オオイヌノフグリの青い花が 春一番のりのはずなのに 今年 私の目に止まったのは かわいい蕗のとうの子供達だ。 雪解け水で 勢いよく流れる川は 翡翠色。 小屋の中は まだまだ暖房が…

小さく狭い世界

輝く朝陽に喜んだのに 昼を過ぎると 又 今日も小糠雨だ。 少しずつ 雪を溶かす雨と思えば いいかも知れない。 屋根から落ちる雨垂れは絶え間なく 北風は強く吹き付け 私は 外に出て行く事もなく 小屋の中で過ごした。 小屋を取り巻く山の木々は 雨の白い靄に…

干し椎茸を炊く

姉が送ってくれた 干し椎茸の最後の一袋。 ストーブの中で 薪が景気良く燃えている今 炊いてしまおう。 鋳物の琺瑯鍋。 水で戻して分厚くなった椎茸の その戻し汁で炊く。 ちらし寿司に使う甘辛い椎茸。 そんなのを炊きたい。 醤油 少しの酒 甘味は乾燥なつ…

今日は「雨水(うすい)」

雨水(うすい)の日 「空から降るものが 雪から雨に変わり 氷が溶けて 水になる。 しかし 春にはまだ遠く 大雪が降ったりもする」 それが雨水(うすい)だと知った。 霙まじりの雨が降った今日。 昨日積もった雪が 少しずつ溶けていき 屋根の雪が 大きな音を…

思索的松ぼっくり

雨の日に 足元に転がっていたのを ズボンのポケットに入れ 持ち帰った松ぼっくり。 しっかりと身を閉じ 頑なな姿 テーブルの上で 考え込んでいた。 冬がやって来て ストーブに薪をくべる。 頑なな松ぼっくりは ゆっくりと笠を広げ その姿は やはり思索的。 …

居心地のいい場所

仕事場の棚 小さな仕事場なので ストーブに薪をくべれば すぐに暖かくなる。 今日の様な 冬の初めの 寒く 冷たい日でも 仕事場の中は とても居心地がいい。 住み着いている 親指ほどのヒメ鼠が 足元をスススーと慌てて走り 木のドアの下の隙間から 表に出て…

冬がやって来た

図書館の裏の堤から 氷雨 雹 霰が 降っては止みの1日。 冬がやって来た。 そして 除雪車がいつもの山際に待機した。 「タイヤをスタッドレスに替えないと」と 急に気忙しくなった。 冬の準備を何もしてない気がして 今になって慌てている。 昼過ぎ 図書館に…

黄色の葉っぱ 赤い実

樫の幼木の枝に 乗っかかるようにして 絡まっていたのは ガマズミの赤い実だ。 そして 私の履いているワークブーツの 足元に落ちていたのは 大きな黄色の葉っぱ。 強い北風 南風に吹かれて散り 山の中 道の脇に積もった 茶や 黄の葉っぱは 冬の始まりを語る…

大豆とひじき

茹がいた大豆 賞味期限が遠に切れた乾燥大豆。 鋳物の鍋に入れ 水をたっぷりと。 3、4時間の後 ストーブの上にかけた。 コトコトと数時間。 後は フリースの膝掛け2枚にくるみ 一晩置いた。 次の朝 膝掛けをめくると まだ熱い鍋の中で 大豆はふっくら。 …

錆びた釘

私の住んでいる小屋の暖房は 薪ストーブ一つだけだ。 番小屋などで使われている 薄い鉄板の安価なもの。 燃料の薪は 雑木 針葉樹 そして 工務店から運ばれてくる廃材。 寒い冬には どんどん燃やしたい。 薪はいくらあってもいい。 燃え付きもいい よく乾いた…

秋の初め スダチの香り

朝晩の 寒いほどの冷気で 数日前から ストーブに薪をくべる。 半袖のTシャツの上に フランネルのシャツを着た。 うっすらと畳み皺のある軽いシャツ。 灰色の空と 頼りなげに風に揺れる芒の穂が 夏の盛りの 噴き出る汗の記憶を 忘れさせる。 知人がくれた 濃…

雨靴を履いて 少しの散歩

7/8 夕方 雨靴を履き 傘をさして 少しだけの散歩。 1日 小屋の中だったから。 泥色の川面から 白い靄が上がる。 小屋の中の洗濯物が 乾かないのも当たり前。 だから時々 ストーブに薪を燃やす。 冷気と湿気の ひんやりとした冷たさに 炎の暖かさが心地いい…

確かに春は今ここに

スノーフレーク 昨日 今日と 朝から夜まで ずっと ストーブに薪を燃やし続けた。 冷たい雨と強い風。 そして 時々雹が 屋根のトタンに バラバラと音を立てた。 ニュースで見る竜巻の被害 日々の天気の変化の激しさ 温暖化が地球を侵食している様が 頭に浮か…

豆を煮る

鞍掛け豆 初めて見る乾燥豆を カラカラと鍋に入れる。 黒い模様が馬の背に載せた 鞍の様だから鞍掛け豆。 水をたっぷりと注ぎ ストーブのそばに置いた。 時々 蓋を開け どれくらい水を吸ったかな と 見る。 夕方になり まだ明るさが残る頃 水を代えて ストー…

煙突の煙

3月の半ば 北風の強い 寒い日。 沢山の薪を ストーブのそばに積み それを ふんだんに燃やす。 なんとありがたい事だ。 小さな小屋の中は すぐに暖かくなる。 そして 簡素なストーブから燃えた薪の煙は 煙突を伝って 屋根の上でふわりと揺れる。 遠くから見…

年の瀬にする事

百合 28日の出来事 小さな小屋に住んでいるので 年の瀬だと言って 特別な事は何もない。 しかし 何かとそれなりに 気ぜわしいものだ。 季節を問わず 野菜やキノコを下さる奥さん達に ケーキを焼き 持って行く。 ラッピングをし 赤の紐をかける。 恒例の 心…

冬至を待つ

午後4時半 一日中 雨が降った。 雪が降るまでにやっておこう と 計画した外仕事が出来ない。 傘をさして 外に出ると 山を包む白い靄が ゆっくりと姿を変え 鳥の声も聞こえない。 美しく静かな 灰色の世界に包まれる。 まだ冬は始まったばかりなのに 私は 明…

山の中に佇む小屋のような家

雲一つない1日だった。 空気もカラリと こんな日は滅多にない美しい日。 うちより車で10分程の集落へ。 紅葉にはまだ早いが ススキの穂が輝く道を 奥へと急ぐ。 薪ストーブの煙突から 煙が立ち昇るのは とてもいいものだ。 木々の間に埋もれたような家から …

働き者の薪ストーブ

よく乾いた薪。 それらは 去年に割ったもの。 ストーブの中で ゴーゴーと音を立て燃えている。 ヤカンも 元気に湯気を出し 蒸気機関車の様に しゅっぽ しゅっぽと 楽しい音を立てる。 お茶も コーヒーもこの湯でいれ ストーブの上に置いた網で パンを焼く。 …