琵琶湖西岸比良 醤油味のおかず

3月14日(木)集落 15日金曜日 琵琶湖西岸の比良に行った。 別荘地の中にあるギャラリーでやっている 若い知人のグループ展を覗きに行った。 比良は「比良八荒(ヒラハッコウ)」と呼ばれる強風が 春先に 比良山系から吹き下ろすので名高い土地だ。 車で走っ…

ヤブコウジの赤い実と 薄緑の蕗の薹の天ぷら

ヤブコウジ 降った雪が溶けて 冷たい雨が降って 寒い冬の逆戻り。 そこで見つけた 小さな赤い実。 その実は 雪の重さに耐えたそのままの姿で現れた。 ヤブコウジ。 サクラソウ科なので 可愛い花をつけるが 私はまだそれに気づいた事がない。 「蕗のとうの天…

栃餅 鯖のへしこ

栃餅 山の中の村の餅は 普通の白い餅と栃餅と蓬餅。 今は栃餅を作るのは限られた家だけだ。 栃の実を採り 皮を剥き 灰をまぶして灰汁抜きをし それを蒸した餅米と一緒につく。 ざっと言えば簡単そうに聞こえるが とても手間をかけた餅だと思う。 手間をかけ…

朝ごはん 2冊の本

朝ごはん 毎朝 同じ時間に同じものを食べる。 今まで何回も書いているが 実にシンプルなものだ。 ミルク紅茶 カスピ海ヨーグルト 蜂蜜とジャムを塗ったホームベーカリーのパン。 朝の太陽が日々高くなり ガラス窓を通して差し込む光が テーブルに明るい。 マ…

昼ご飯の一品 雪解け

芒の枯れた穂と葉が見えた 貰い物の高知文旦は 美しい明るい黄色の皮で 実はしっかりと固く 果汁はほのかに甘い。 その文旦の実を これも貰った生ハムで巻いた。 固めに湯がいたブロッコリーに スライスした辛味のある玉ねぎを加えて フレンチドレッシングを…

雨の1日(2)

20日 午後 今日も 雨と靄に包まれた1日だった。 冬の冷たい雨は 積もった雪を溶かしてくれる。 土曜日なので 郵便の配達もなく カワガラスは鳴かず 飛ばない。 そうだ これは忘れてはいけない。 11時過ぎに クロネコの車が止まった。 チョコレートが好きな私…

梅が咲いた

梅の花が咲いた。 暮れの30日 近くの梅と松の枝 笹の葉を切り持ち帰り 正月の花とした。 梅は胡麻粒ほどの小さな固い蕾をつけ 松は艶々とした緑 笹は明るい緑。 七日に 松と笹は 外の土に帰し 梅は白の花器に挿し直した。 南の窓から射す明るい朝日と ストー…

雪の日の準備とおやつ

チェリー入りヨーグルトケーキ 気がついた時にメモをする。 雪が降る前にしておく事。 例年なら 暮れには済んでいる事を 雪が降らないのをいい事に 一日延ばしにしていた。 小屋の壁に積んだ薪に 大きなコンパネを立てかけ 倒れないようにワイヤーで止めた。…

15日の事

一度生けて枯れた花を ストーブのそばに吊るした。 カリカリに乾いた地味な菊は 鮮やかな別の色になり 無地の花器に挿すと 花のない今の季節の彩りだ。 ドライフラワーになったのか?どうか?と 花びらを指で触り確かめた。 昨日今日 季節は後退し 蒸し暑い…

冬の生活は 暖かく 温かく

銀杏の木 銀杏の木から 葉っぱは全部落ちてしまった。 扇の形をした 黄色の葉っぱだ。 木の下には 土の面が見えないほどに 葉っぱは重なり 少し萎れ 土に還りかけたものもある。 見上げた青空に 冬の白い雲。 川面を飛んでいるのか カワガラスの鳴き声が聞こ…

どうでもいい事

紅葉 一番最後まで 赤い葉っぱを残しているのは紅葉だと 今年になってやっと気がついた。 銀杏の葉っぱは いつもより黄色が薄く 山帰来の赤い実は いつもの様に弾けるような膨らみはない。 午前11時ごろ 赤い郵便配達の車が止まり 「小屋」の壁にある 白い郵…

幸せな事

3日 午後3時半 北の空の灰色が もうすぐこちらにやって来る。 冷たい雨が降ってくるのを 私に教えた。 頭上が晴天であっても油断は出来ない。 今日は 小さな折り畳み傘を ジャンパーのポケットに入れ ウォーキングに出た。 昼ごはんの後 ストーブの中で薪が…

恒例 芋煮会の日

今日は恒例の芋煮会。 毎年 7、8人集まるが 今年は5人で開催した。 この時だけ登場するダッチオーブンも 錆を落とし焚き火の上に。 特別なご馳走はないが この土地の小芋と大根も使い芋煮 卵焼き 大根と大根葉の甘酢和え この土地の美味しい米のご飯。 チ…

柚子と木の鉢

美しく瑞々しい 手のひらに載る小さな柚子。 木の鉢の中の明るい黄色。 アメリカのヴァーモントに行ったのは 数年前の様な気がするが もう20年前。 その地の 小さな雑貨店で見つけた シェーカーの木の鉢に 「おお これがシェーカーの鉢か!」 と 私は小躍…

京都行き

4日 買い物で京都に行った。 木炭紙1枚と 和紙かケント紙のハガキを 100枚ほど欲しい。 河原町五条の画箋堂へ。 木炭紙とハガキと 小さなスケッチ帖を購入。 そして 歩きながら 朝日新聞デジタル版に載っていた 松原橋側の立ち食い蕎麦屋を思い出し そこを…

十三夜

昼過ぎから7時あたりまで 雷と強い雨が降った。 午前中の晴天はどこへ行ったのかと思うほど、 雨が上がった暗い夜に ぼんやりとした しかし 丸い形の月が十三夜だとニュースで知った。 流れる雲に見え隠れする ほぼ丸い月。 もらった沢山の小芋を 甘味噌で和…

落花生最中といいお天気

落花生最中 千葉県の名物は落花生。 その名に由来した甘いお菓子をもらった。 餅米の粉で作った 落花生の殻を模した皮に きめの細かい漉餡が詰めてある。 2口で食べてしまう 小さな最中の姿に 私は見入ってしまった。 シンプルで 愛嬌があり 一見米俵の様な…

ヘンプアグリモニーの花 「メインの森」

ヘンプアグリモニー ずっと藤袴(フジバカマ)だと思っていた花は ヘンプアグリモニーだった。 調べてみた。 ヨーロッパ アジア 北アフリカに分布 藤袴(フジバカマ)に似ていて 全草に芳香 ポプリ ハーブティーに利用。 キク科ヒヨドリバナ属多年草 英名はH…

平和な日常

秋明菊(貴船菊) NHKR1ラジオ「高橋源一郎の飛ぶ教室」を聴いていた。 辺見庸の話になり この人は確か 10年ほど前に亡くなったなと私は思った。 そして すぐに私は 又同じ勘違いをしている事に気づく。 やはり 辺見庸は元気に活躍していると 高橋源一郎は言…

ひよこ豆カレー 豆腐ケーキ

ひよこ豆のカレー うちから車で15分ほどのところに 山小屋を借りている若い友達がいる。 小さな可愛い小屋で 山間なのに 前が開けて 空が広い場所だ。 その友達から ひよこ豆カレーを作るからとLINEがきた。 若い男の子の友達も同席し そして 男の子が豆腐ケ…

茗荷の花

集落あたりでは すでに茗荷の盛りは過ぎたが 「小屋」のそばでは まだ少しは採れる。 今日は クリーム色の花をつけた茗荷を見つけた。 柴漬は 茄子 赤紫蘇の葉と茗荷で作る。 塩を振って樽に詰めていき 後は時に任せて 発酵を促すだけ。 茗荷のとても美しく …

唐辛子後日譚 夕方の雲

午後5時 昨日は 食材を買いに琵琶湖畔まで行った。 帰ってきたのが 夕方5時。 夕暮れが早くなった空に浮かぶ 美しい雲を見た。 雲は 銀色に輝いて西に流れて行った。 広がる力芝の群生は 盛りをとうに過ぎた。 北風が 秋明菊の茎を無惨に倒して行き 私は も…

素朴クッキーとコーヒー

変わり映えのしないクッキーとコーヒー。 毎日のおやつに手の込んだお菓子は作らない。 ちゃっちゃと捏ねて 成形し オーブンで焼く。 バターでなく キャノーラ油を使った 丸くて薄い素朴なクッキー。 いくら忙しなく作っても 少しは見栄えも考えよう。 焼く…

広い空 秋茄子の揚げ浸し

稲刈りの終わった田から 立ち上る煙。 なんと平和な風景だろう。 少し靄のかかった空と山々の下の田んぼは 山の村に広がる大きな空間だ。 ここには広い空がある。 塩分と油を控えていたら 毎食のおかずが頼りない。 そこで 沢山もらった茄子とピーマンの一部…

さつま芋

さつまいもを沢山貰った。 名前は忘れたが 芋の色がオレンジに近いのと 白っぽいのと。 オレンジ色のは 甘くて少しの粘り気があり 白いのは あっさりとしている。 どちらも好きだが 砂糖 小麦粉を使って作る菓子より体に良さそうだ。 収穫した後 しばらくお…

桑の葉茶 蓬の葉茶

午前10時 山間の日の出は遅い。 山の後ろから太陽が顔を出すのは 9時を回ってからだ。 太陽が顔を出すと 白い霧が消える。 その霧と夜露で濡れた草木 土が キラキラと光り 歩く私の靴も濡れる。 数年も前に植えた花の種が飛んだのか あちこちに その花が草に…

「何か足りない」

蔓穂(ツルボ) 10日 朝。 霧で周りの山が見えなかった。 その霧が晴れると 雨が降った後のように 草や木々 道が濡れていた。 それが とても爽やかな美しさだ。 今日私は何をしたのか? 毎日の家事 仕事をして 合間に吉増剛造を読んだ。 ウォーキングの時に …

深夜の雨 朝の明るい光

胡麻とほうじ茶のクッキー 深夜に強い雨の音が気になり スマホで気象庁の雨雲レーダーを見る。 赤と黄色は豪雨の印。 それがうちの上を動いている。 1時間で通り過ぎるのを確かめ眠る。 目覚めると 水をたっぷりと含んだ木々と土。 窓から差し込む明るい光に…

すももジャムパンの朝ごはん

すももジャムと蜂蜜塗りのパン 今朝の涼しい心地よさは 10時過ぎまで続いた。 開け放たれた窓の 薄い白の木綿のカーテンが揺れて そのカーテンから 朝日が透けている。 表の木々の下の 広い陰に椅子を置き いつまでも 座っていたいほど心地いい。 昨日もらっ…

雲と 月と すももジャム

今日の夕方の空に浮かぶ雲は 小さな生物のようだった。 どこに流れるともなく漂い いつの間にか 姿を消した。 午後に 以前私が卵を買っていたヤマケンさんが 紅いすももを 持ってきてくれた。 すももが熟れると 私を思い出すとかで 今年も軽トラで20分 奥か…