きな粉クッキー

小麦粉ときな粉を混ぜて 予想外の美味しいクッキーが焼き上がった。 指で摘み かじると それはしっとりと まるでマジパンの食感と深いコクを持つ。 姿は素朴で 土の塊のようだ。 この土の塊に胡桃のかけらを飾る。 薄茶の木綿か 麻の服に 木のボタンを付けた…

レモンとザクロ

国産レモンが3個。 届いた荷物の中に入っていた。 濃い緑の葉の間に 黄色の実が 見え隠れする。 空は青く そこには雲が 流れていなければならない。 私の頭に浮かぶレモンの実は そんな明るい景色の中にある。 そして 魅力的なレモンの形は ザクロの姿と同じ…

オレンジ色の人参

赤魚をムニエルにした後のフライパン。 胡椒と塩と魚の旨味が残った油。 そのフライパンに 薄く切った人参を並べ 強火で焼いた。 より濃いオレンジ色の鮮やかさに 濃い茶色の焦げ目が美味そうだ。 野菜の色の美しさと瑞々しさ。 それらを 器に入れた時の 小…

春の味 菜の花を食べる

一日中 小雪が舞って 風の強い日だった。 首にマフラーを巻き ダウンのコートを着た。 暖かい。 これからも 冷たくて 寒い日が続こうと もう春はそこに。 立春なのだから。 陽の光を浴びた 菜の花の蕾。 しっかりとした茎に 大きな濃い緑の葉。 その菜の花を…

かわいい形のクッキー

焼き上がったクッキー。 簡単なレシピでさっと作る 素朴なお菓子だ。 黄色のホーローの蓋物と 深めの陶の器に盛る様に入れる。 丸くてぷっくりした形に 胡桃の欠片を載せたクッキーは 程よく焼き色がつき かわいいなと思う。 齧れば 柔らかく 胡桃の実の油が…

鮮やかな赤のミニトマト

鮮やかな赤の小さなトマト。 実を 指で摘み 口に放り込み 奥歯で噛み締める。 弾ける食感と 甘酸っぱい野生の味。 送られて来た箱に 菜花 キャベツ ほうれん草 八朔 そして ミニトマト。 温暖な地で 太陽の光をふんだんに浴びて育った。 ざぶざぶと水で洗い …

朝の光の中

カップから立ち昇る 熱いお茶の湯気が 強い朝の光の中で 柔らかく輝く。 小屋の中の 見慣れた朝のテーブルの上。 こぼれたパン屑を払い これから始まる今日を 後 一杯のお茶を飲みながら思う。 窓の外の 屋根から落ちる 雪の滴りを見ながら その透明な輝きを…

素朴なクッキー

残り物で作った 素朴なクッキー。 少し固い目の 食感のいいのが焼けた。 大きな袋の底に残っていたチョコチップ そして オートミールと胡桃を刻む。 薄力粉 砂糖 ミルク キャノーラ油 ベーキングパウダー バニラ 卵黄 と 共に混ぜる。 固い目の生地を平たく…

一月半ばの今日

暖かくなると 天気予報で言っていたが 私はいつものように フード付きのコートを着て歩いた。 寒さ 冷たさはまだまだ続く。 一月の半ばの今日。 暮れにオチヨさんに貰った 栃餅 蓬餅 白餅を ついに食べ切った。 お手間入りの自家製餅。 大きくて 食べ応えが…

胡桃のケーキ

ブラウニーではなく 胡桃のケーキ と このレシピの人は言う。 それ程沢山の刻んだ胡桃と たっぷりのココアパウダー。 美味しいに決まっている。 柔らかいバターをよく混ぜて それに 砂糖と卵。 小麦粉 ベーキングパウダー ココア 刻んだ胡桃 バニラ。 四角の…

チャックの干し芋

チャックの干し芋 集落で 完全無農薬 自然農法の 野菜を育てているチャック。 そのチャックが作る料理は 日本人には 馴染みのない味だ。 昨日 買い物から帰宅したら ドアの前に置いてあった 不思議な食べ物。 Facebookに 「さあ さつまいもで 村の友達に 干…

年の瀬にする事

百合 28日の出来事 小さな小屋に住んでいるので 年の瀬だと言って 特別な事は何もない。 しかし 何かとそれなりに 気ぜわしいものだ。 季節を問わず 野菜やキノコを下さる奥さん達に ケーキを焼き 持って行く。 ラッピングをし 赤の紐をかける。 恒例の 心…

胡桃のクッキー

甘いものがなくなると あり合わせで作るクッキー。 でも 相性の良い素材は考える。 少し残っていたココア たっぷりある胡桃 後はいつもと同じ。 バターは使わず キャノーラ油で。 シナモン ナツメグも忘れずに。 キャノーラ油 ミルク 砂糖 薄力粉 ココア シ…

冷たい雨の日に食べる温かいさつまいも

友達が持って来てくれた さつまいも。 タワシでゴシゴシ洗って 大まかに切った。 耐熱皿に並べて ほんの少しの水を注ぎ 電子レンジで6分。チンをする。 熱々 ホクホクのさつまいも。 美味しいのは 言うまでもない。 冷たい雨と霙がずっと降り続いた今日。 …

青森のりんご

青森の友達からのりんご定期便。 40年余り欠かす事なく届く。 真っ赤に熟したりんご。 それを八つに切り分け 皮を少し残して剥く。 皮を剥く時に感じる 果汁の豊かさ。 指でつまんで食べる時の 軽やかな食感。 木の鉢に 何個も盛られたりんご。 岩木山の麓で…

冬苺のジャム

冬苺のジャム 冬苺とほんの少しのクロスグリ。 砂糖たっぷりで煮詰めて 紅色のジャムが出来た。 小屋の周りで摘んでは 冷凍庫で貯めた紅い実。 晩御飯のおかずの鍋の隣。 小さな琺瑯のミルクパンの中で グツグツと泡立った冬イチゴ。 白のミルクピッチャーに…

今日の終わりの一仕事

さあ 焼き上がった。 イーストのいい香り。 黄金色にこんがりと。 1週間に2、3度焼く バターも オイルも使わない 素朴なパン。 ずしりと重い。 湯気のたつ 熱々を パンナイフで切り 蜂蜜を塗り 食べたいなぁ。 でも それは 朝の楽しみ。 型から出し 網の…

昆布バーガーから思った事

Kelp Burger(Akuaのサイトの写真を撮りました) 昆布(ケルプ)で作ったパテのハンバーガー。 そんな面白いものがあると知人に聞いた。 日本でも売られている 昆布ジャーキーで名を馳せた アメリカの食品会社Akuaの新製品だ。 昆布は健康にいい 昆布は環境に…

球形のシュトーレン

ikariスーパーのシュトーレン テニスボールより 少し小さい。 珍しい球形のシュトーレン。 ドイツのクリスマス伝統菓子シュトーレンは 地味な姿だが 味わいは深い。 焼き栗 ドライデーツ ドライクランベリー オレンジピール 等々。 丸いシュトーレンの中に …

春菊のナムル

春菊のナムル 私がのんびりと 朝のパンを齧っている時に 表で車の止まる音。 紅茶でパンを飲み込み 慌てて口元を拭いて ドアを開けると 沢山の野菜の入った袋を持った タツコさんが立っている。 と いう事がたまにある。 「おお、ありがとうございます。 嬉…

洋梨 ラ・フランス

洋梨と旅先で買った皿 洋梨とメロン アボカド。 どれも 食べ頃を見極めるのが難しい。 香りを嗅いだり 恐る恐る指先で押してみたりする。 そして 「今日だ」 と ラ・フランスにナイフを入れた。 皮に模様を入れたり 剥かなかったり 全部剥いたり。 倉敷で手…

小さな秋の風情

サルスベリの葉とココアクッキー 櫟(クヌギ) 楢 栃・・・ 茶や黄色の落葉が多い 小屋の周り。 その中で 一際目を引く 紅色。 白い花の咲くサルスベリの葉だ。 「おお 私を感動させるんだね」 たくさん拾い 箱にでも詰め 保存して 思いついた時に愛でたい。…

シジュウカラも好きな冬苺

冬苺の収穫 冬に実を付けるから冬苺。 紅色の木苺の実は 緑の葉っぱの間にあっても よく 目立つ。 崖の緑の間から たわわに実った冬苺の紅色が 顔を覗かせている。 ハサミで 蔓を切り 潰れないように カゴに入れる。 沢山集めて 冬苺ジャムを作ろう。 冷凍庫…

煮りんご

煮りんご 小さな王林りんごの芯をくり抜き そこに バター 砂糖 シナモンを詰める。 分厚い鋳物鍋に3個並べ 少しの水を張る。 ストーブの上に鍋を置き 後は 時間に任せよう。 ゆっくりと煮詰め 水は 甘くて バターとシナモンの香りの 煮汁に変わる。 りんご…

自然は見飽きる事がない

6日 午後2時半 山陰に 太陽が隠れる時の 山並みの 淡いグラデーションが美しい。 空は輝いて 雲は東に流れて行く。 広葉樹の色づきが 急に進んだ ここ2、3日。 カラリとした空気と透明感のある世界だ。 山や空 自然は毎日見ているのに 見飽きるという事が…

お火焚き饅頭

栗蒸し羊羹 豆大福 お火焚き饅頭 (仙太郎) 京都に40年ほど住んだ。 情操の欠如した大阪(と私は自虐気味に思っている)から 京都に住み始めると カルチャーショックの連続だった。 同じ世代の若者達が早熟で大人びている。 それが まず最初のカルチャー…

鯖のへしこのおにぎり

私の住んでいる地域は 典型的な限界集落だ。 かつて 賑わった村に小学校が2校。 そのうちの一つは廃校になり もう一つは街から移住してきた家族の子供が三人。 生徒より 先生の人数が多い。 そんな 自然に溢れた村の学校の ゆったりとした教育の一環として…

小さな黄色いカボチャ

手のひらに載る 小さな黄色いカボチャ。 形も色も いかにも収穫の秋だ。 緑のカボチャも好きだが 黄色のカボチャの姿には 特別な愛着を感じる。 ハロウィンは 私には関係ないが 黄色のカボチャは「本家本元」の ハロウィンの意味を思い起こさせる。 秋の収穫…

小屋の中は 冬仕様

初冬の様な寒さが やって来た後の今日 小屋の中は すっかりと冬仕様に変わった。 薄い白木綿のカーテンを外し 白のカーテンの上に ベージュのカーテンを吊るす。 冬の寒気が少しでも入り込まない様に。 磨いた窓ガラスの向こうに見える 色の変わりかけた木々…

即席麺と小芋の煮物

湯がいた小芋を貰った。 冷蔵庫の中にあるものと 一緒に炊こう。 こんにゃくは味がよく滲みる様に手綱に 竹輪は味の補いに。 薄く切った生姜を数片も。 厚い鉄鍋で ほっこりと炊けた。 鉢に盛られた 小芋 こんにゃく 竹輪。 何と地味な彩り 何と土俗的な ア…