動物

子鹿と 春が来た?

29日 夕方 最近 夜になると 「小屋」の周りに子鹿が現れる。 北側の窓から 外を見ると まだ 生まれて間もない小鹿が 街灯のLEDに照らされて 懸命に無心に 地面に顔を近づけて 何かを食べているのが見えた。 私は思う。 「あの鹿だな・・・ 「小屋」の周り…

小さな希望

数日前 「小屋」のすぐ近くの所だが 初めて歩いてみた。 市バスが走っている県道から 山に向かってまっすぐの坂道。 そこは 道の両側は棚田で 山の中だが 珍しく視界が広がっていた。 空が広い。 坂道を上ると 田んぼに山の水が張られ そこは池の様になって…

除雪とキネマ旬報

29日 午後 雪や雨が続いた日の後の 窓からの日差しがとても嬉しい。 屋根や木の枝から 雪が溶けてポタポタと落ちる。 そして 積もった雪がとても重くなる。 その重い雪を シャベルで割りながら掬い除雪する。 40センチほどの雪に 歩けるだけの道をつける。 …

今日も昨日と同じ一日

27日 午後 集落の寺 少し小高い所に建っているのは この集落のお寺だ。 農家のように見えるが どの集落のお寺もこんな建物。 私は ウォーキングの途中 この寺の前でストレッチをする。 南東に見える山を眺めながら 大きく息を吸うのは気持ちがいい。 たまに …

村の「ミッドタウン」と聖護院大根

28日 午前 一昨日 用事があって村の「ミッドタウン」に出かけた。 山の中 川の両側にある小さな町だ。 市の支所 JA ガソリンスタンド 美容室 道の駅 図書館 そして 一軒のコンビニ ローソンなどが 国道に沿って並んでいる。 山側には スキー場 ゴルフ場 温泉…

今年初めての冬いちご

パソコンもスマホも 指認証で開ける。 寒くなり 指先が荒れるとtouch IDが効かない。 「パスコードを入力」と出てくるのでそうするが そんな簡単な事が 面倒だなと思ってしまう。 冬いちごを今年初めて見た。 山や崖の草の間から 濃い緑の葉と赤い実の冬苺。…

恒例 芋煮会の日

今日は恒例の芋煮会。 毎年 7、8人集まるが 今年は5人で開催した。 この時だけ登場するダッチオーブンも 錆を落とし焚き火の上に。 特別なご馳走はないが この土地の小芋と大根も使い芋煮 卵焼き 大根と大根葉の甘酢和え この土地の美味しい米のご飯。 チ…

秋は静かにやって来る

いよいよ秋も深まってきた。 周りの山の広葉樹は はっきりと色づき始め 木によっては もう真っ赤になっているのもある。 秋は静かにやってくるんだなあと思う。 昼過ぎに 山の中から長閑なカウベルが鳴っている。 熊除けのベルだ。 私も大きなカウベルを持っ…

落花生最中といいお天気

落花生最中 千葉県の名物は落花生。 その名に由来した甘いお菓子をもらった。 餅米の粉で作った 落花生の殻を模した皮に きめの細かい漉餡が詰めてある。 2口で食べてしまう 小さな最中の姿に 私は見入ってしまった。 シンプルで 愛嬌があり 一見米俵の様な…

ストンと秋になった

小松菜 日常となった豪雨 強風のニュース映像。 気まぐれな日々の荒い天気が 急にストンと秋になった。 私の住んでいる地域の話。 小雨は途切れ途切れに降り 空は灰色だったが 昼間の湿度の低い空気と風。 気持ちのいい日だった。 うちの小屋の周りに棲息し…

雨降りの1日

陶鈴「牛」 雨が降ったり止んだりで 植物はちょうど良い具合に水を吸っただろう。 夕暮れには 山が霧に包まれた。 朝から シジュウカラは忙しそうで 私がドアを開けて外に出ると 急に警戒音を発する。 「ジュジュジュ」 シジュウカラとは違う 少し小さな鳥は…

今日の出来事 15日

朝に鳴く鳥の声に 今までに聞いたことのないのが加わる。 馴染みのシジュウカラに ギターの低い弦の音のような鳴き声が重なる。 それを聴きながら 朝ご飯のパンを齧り ミルク紅茶を一口啜る。 ポプラの木の葉に 金色の毛虫が群がるのは 毎年の夏の終わり。 …

夏の終わりを感じた

7月15日 午後4時 スマホはいつもズボンのポケットに。 上を見て 私の好きな雲があれば撮り 下を見て 石ころや枯葉 花があれば撮る。 数日前から 夕方になると ひぐらしの悲しげな声の合唱が涼しげだ。 この声を聴くと なぜか夏の終わりを感じる。 生ゴミを埋…

小燕の飛行 蜂達の働き

川にかかる橋の下を 子供の燕が何羽も 行ったり来たり。 その飛ぶ様は 美しく 速く 軽やかで見飽きない。 そして ピーピーと鳴く声が 明るい空に吸い込まれる。 母国の東南アジアへの渡りのトレーニング。 ミツバチ クマンバチ マルハナバチ 小屋の周りに咲…

シダとアオゲラ

春が真っ盛り。 黄色 紫 白 水色 オレンジの花達 優しい緑の柔らかい葉っぱ。 そして 握り拳のようなシダ類の新芽。 かわいい! 緑の中で 赤茶色の新芽に 綿のような柔らかい葉。 このシダの葉が 緑に変わるのをちゃんと見つめ続けよう。 朝晩はまだストーブ…

今日は久しぶりの青天

見慣れた風景でも 写真に撮ると 「はて?」となる。 橋の向こうの道を車で走っている時に 前を黒い犬が走った と 思えば、それが小熊だった。 それ以降 橋の向こうは歩いて通らない道になった。 杉の人工林に挟まれているが 所々に自生している落葉樹の 秋に…

日陰の植物 燕

日陰の場に根を張る植物にも 生き生きとした芽生えがある。 伏流水の滲み出た 苔に覆われた崖の上 小さな葉っぱ達が 私を一斉に見つめている。 コアジサイ タチツボスミレの葉は識別出来る。 その他の植物は 大きくなり花が咲けば 「おお あんただったんだね…

啓蟄

啓蟄 3月6日 啓蟄 表に置いてある水の入ったバケツに 厚い氷が張っていた。 小屋の中では ストーブで 薪を勢いよく燃やした。 一月 二月と同じ枚数の服を着て 首には ネックウォーマー。 強い風が北から吹いてくる。 でも 日差しは明るく 空には雲一つ浮かば…

川に映る影

午後3時過ぎ ウォーキングに出かけた。 毎日の事だ。 もうすぐ 太陽が山陰に入ってしまう。 少しでも ひなたのあるうちにと 急いで小屋を出て 南に歩き始めた。 山の中は まだ深い雪が残り 吹き降りる風は冷たい。 その山からタヌキが一匹 道を横切り 林に中…

美しい日

八朔 八朔を一日二個食べる。 皮を剥き 器に入れておく。 最近の八朔は甘くて 食べ過ぎてしまう事もある。 今日は完璧な晴天の日だった。 私を取り巻く空気は明るく 青空にトンビが帰って来た。 美しい声で鳴き 3羽、4羽と 高い空の上で円を描いている。 …

ベニウツギ(紅空木)の枯れた実と新芽

ベニウツギ(谷ウツギ)の枯れた実と新芽 雪の上の動物の足跡 山林に落ちている鹿の角 野鳥の巣 盛りを過ぎた枯れた花 等々 街に住んでいたら 見る事のない物たち。 今日 私はベニウツギの枯れた実と 同じ幹から派生した枝に 今か今かと広がるのを待っている…

signという言葉

16日 午後5時 朝 小屋のドアを開けると すぐそばに ずっと続いている動物の足跡。 狐か狸か? 朝日に照らされ キラキラと煌めいていた足跡。 夕方になっても その足跡の他には 雪の上についていない。 明日 目が覚めて ドアを開けたら どんな足跡の模様がつ…

「君たちは強いな」

15日 午後3時 山法師の植っている植木鉢に 昨晩から降り続く雪がぽっこりと積もり それが とてもかわいい。 強い北風が吹いて 雪が横に流れ 見ているだけで「おお 寒い」と声が出る。 深い緑のダウンジャンパーと 深い緑の毛糸の帽子 鼻の辺りまで覆っている…

昨日と同じような一日

午後5時過ぎ 真冬の色のない世界で 日暮れ時の 淡い夕焼け空の ほのかなピンク色は 心を温かくする。 この空の色を合図に 除雪の手を止めて 小屋の中に入る。 今日は屋根の雪が落ちた。 その雪を 赤のスノーダンプで運び川に捨てる。 単調な労働を繰り返す私…

動物達の足跡

まるで氷河時代か 近未来映画のようだと アメリカの東海岸の様子を ニュースで観る。 そして 気温はマイナス30℃近くにもなった所があると 新聞の記事を読む。 うちのあたりの マイナス2℃が 暖かく感じてしまう不思議さ。 10センチほど積もった雪の朝の そ…

野鳥の餌台

野鳥の餌台 小屋の窓から見える場所 紅木蓮の木のあたりに 野鳥の餌台がある。 合板で作った古くて浅い箱に 枯れ葉を敷き ダンボール ブルーシート 薪等の間にいる 取っても 取っても尽きないカメムシを バラバラと置く。 どこで見ているのか シジュウカラが…

初冬の始まり

町に三つほどの用事で出かけた。 昼前に出かけ 帰って来たのは夕方4時ごろ。 明るいうちに帰る事が出来た。 帰り道に 思わず車を止め眺めた空。 輝くような初冬の山の村 白い靄が山を駆け上る。 帰宅後 燃えるゴミを収集場所に運ぶ。 空は はや灰色に変わり…

完璧な秋の一日

完璧で美しい秋の1日だ。 空気は乾いた キリリとした冷たさに満ち 雲一つない 空が広がる。 鴨の小さな群れに 久しぶりに出会い 蝶なのか 小さな鳥なのか 見分けのつかない飛行の群れが 旋回しながら 移動する。 首に 薄い濃紺の木綿のストールを ぐるぐる…

今日も 気持ちのいい日であった

昨日と同じ写真の様だが 実は今日撮った写真なのだ。 空の色が明るい。 そして 今日も 気持ちのいい日であった。 小屋の中から見る 朝の外の様子は 明らかに 光の色が少し前と違う。 夜露を載せた木々の葉の輝きの美しさ シジュウカラの地鳴きの声の軽やかさ…

今日 心に残った事

「記憶」4 (陶) 夕方の 何か不思議な空気感。 それは 厚い灰色の雲を通った 仄かな夕焼けだ。 あの灰色の雲の上の 激しい茜色の夕焼けを思う。 朝 すぐ近くで チッ チッ チッと高い声で鳴く鳥。 何という鳥か? 名前を知りたい。 夏に 地に這い茂り 邪魔…