2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

白木蓮とオキーフ

黄砂の夕方に 仰ぎ見た白木蓮は 図書館に隣接する 道の駅の建物のそばに咲いている。 そして 淡いピンクの四手辛夷(シデコブシ)が 今を盛りに 沢山の花をつけている。 私は見上げた白い花を見つめて 「オキーフのようだ」 30年ほど前 シカゴ美術館に行った…

八朔 ポンカンの新鮮極上ジュース

京都の友達がやって来た。 萎びた皮の 何とも不細工な 紙袋にいっぱいの八朔やポンカンと共に。 (失礼m(_ _)m) 今の我が家には フレッシュな八朔が 箱にいっぱい。 さて どうしよう。 友達のみかんを一つ 包丁で二つに切る。 私の好きな 柑橘類のいい香り…

黄砂の日 コブシの花

黄砂に煙る山 コブシの花 25日 夕方 図書館に行く途中に コブシの花が 黄砂で煙った山にポツリポツリと咲いていた。 高校時代に読んだ堀辰雄のエッセイ「大和路 信濃路」。 堀辰雄の妻が 信濃路を走る列車の窓から 外の景色を見ていて 「あ コブシの花」とい…

蕗のとう

雪が溶けた後に 土の中から 小さな蕾が出てくるのが蕗のとう。 蕾の先は 淡い紫で 開くと早緑(さみどり)の花びらのようだ。 これを 指で根本からちぎり 次々と籠に入れていく。 気がつくと指先は土で汚れ 苦い匂いがついている。 水で溶いた小麦粉をつけて…

買い物途中 

買い物に行く途中 買い物は琵琶湖畔の街まで行く。 車で45分。 ゴールデンウィークの様に 他府県ナンバーの車が 列を作る日でなければ この時間は変わらない。 山の川筋に住み 狭い空しか見えない所に住んでいると 広い空の下を 車で行く買い物は 見慣れた…

今日 一日

今日 WBCのニュースで1日が終わった。 普段 野球は観ないが WBCだけはニュースで結果が気になった。 若くて優秀な選手が沢山いるのに驚き 素直に日本の優勝を喜んだ。 とても 暖かい1日。 ライトダウンのジャケットを着なかった。 それでも 朝と夜はストーブ…

お墓参り 京都

お墓から比叡山を望む 夫の両親のお墓は京都の北西 比叡山が真正面に見える所にある。 去年の暮れは 雪混じりの天気が続き 約半年ぶりに行ってきた。 京都の北部でも 桜の蕾が膨らみ 山にはもう 拳の花があちこちに咲き 畑には菜の花が満開で 「下」はすでに…

飛行機雲と豚肉ロール

今日も雲ひとつない青空。 風はまだ冷たく ダウンジャケットを羽織り 表に出る。 見上げた空に 白い飛行機雲が西から東へ 音もなく飛び去った。 軽く湯がいた人参とインゲン豆を 薄い豚肉でくるくると巻く。 軽く小麦粉をまぶし 鋳物のフライパンで じっくり…

パンケーキ

ホットケーキ粉1キロを貰った。 半世紀ぶりのホットケーキの粉。 袋の後ろに書いてあるレシピ通りだと 1センチほどの厚みに焼ける。 それも懐かしさを覚えていいが 私はもっと薄いパンケーキの姿がいい。 よく熱した鋳物のフライパンに 玉杓子に一杯分を垂…

チロルチョコと寒の戻り

チロルチョコ 貰ったチロルチョコの袋の上を切り テーブルにそれらを放ち 一つずつ並べると アメリカンポップアートの様だった。 小さくて可愛い物が好きな私は カラフルな紙に包まれたチョコを写真に撮った。 今日は寒の戻り。 北風が冷たく 曇り空。 春だ …

菜の花のおひたし

和歌山の菜の花 茎を思い切りよく切り ぐらぐらと沸いた湯に さっとくぐらし 冷たい水に 濃い緑になった葉と蕾を放った。 軽く絞って揃え 野の花の鉢に盛った。 麺つゆを少し滴らし 胡麻を指で潰しながら散らした。 旬の物には 出来るだけシンプルな味付けが…

3月14日 近江今津行き

琵琶湖 近江今津 昨日まで まだ残っていた雪は すっかりと溶けたが 朝一番は 霜が真っ白に降りていた。 近江今津まで用事で出かけた途中では 白い梅の花が満開だった。 琵琶湖は 雲ひとつない空の色を映した 感動の青で 湖面は穏やかだ。 湖東の伊吹山が霞ん…

映画「眩暈 VERTIGO」

新風館のUPLINK京都 「眩暈 VERTIGO」 10日 ドキュメンタリー映画 「眩暈(めまい) VERTIGO」を観た。 キネマ旬報の記事で紹介されていた 夫曰く「いかにも私の好きそうな映画」。 詩人吉増剛造が 同士とも呼べる 米国前衛映画の先駆者、詩人の故ジョナス…

去年の茨の実

茨の実 雪が急に溶け出して 現れた去年の茨の実。 小屋のシンボルツリーというには 余りにも地味だ。 小さな淡いピンクかオフホワイトの 花びらが散ると その後に 赤い実が沢山なった。 それらの実が 運よく鳥に突かれず 今 暗い赤 黒い実がポツリポツリ。 …

ココアのヨーグルトケーキ

ココアのヨーグルトケーキ 大きい耐熱皿に ココア色のケーキ 刻んだ胡桃がたっぷりと散っている。 艶のある焼き上がりが美しい。 材料を揃えて ボールで混ぜ オーブンで焼けば 簡単に出来るヨーグルトケーキ。 毎日食べる「ケ」のおやつに 手はかけられない…

啓蟄

啓蟄 3月6日 啓蟄 表に置いてある水の入ったバケツに 厚い氷が張っていた。 小屋の中では ストーブで 薪を勢いよく燃やした。 一月 二月と同じ枚数の服を着て 首には ネックウォーマー。 強い風が北から吹いてくる。 でも 日差しは明るく 空には雲一つ浮かば…

吉増剛造の三冊の詩集

図書館から借りてきた3冊の吉増剛造の本は 広辞苑のように分厚いの 1センチほどの そして A4サイズより 少し小さいの。 A4サイズより少し小さい詩集が「オシリス、石の神」だ。 生成り色のざらりとした紙に 文字が凸版印刷されており カットされたページの…

川に映る影

午後3時過ぎ ウォーキングに出かけた。 毎日の事だ。 もうすぐ 太陽が山陰に入ってしまう。 少しでも ひなたのあるうちにと 急いで小屋を出て 南に歩き始めた。 山の中は まだ深い雪が残り 吹き降りる風は冷たい。 その山からタヌキが一匹 道を横切り 林に中…

買物と甘い紅茶

樅の葉 昨日会った村の人が 淡い青空を見ながら 「曇りの日はやる気が起きない 今日のように いいお天気だと元気が出る」と言った。 私だけではないのだな お天気で気持ちが変わるのは 私だけだと思っていた。 食材が底をついた。 午後 「下」へ夫と買い物に…

美しい日

八朔 八朔を一日二個食べる。 皮を剥き 器に入れておく。 最近の八朔は甘くて 食べ過ぎてしまう事もある。 今日は完璧な晴天の日だった。 私を取り巻く空気は明るく 青空にトンビが帰って来た。 美しい声で鳴き 3羽、4羽と 高い空の上で円を描いている。 …