2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

風もなく 気持ちのいい日

山の向こうから 太陽が顔を出す。 積もった雪がキラキラと輝く。 白い雪の上に 木々と柵の影が鮮やかだ。 触るのも 足跡をつけるのも勿体無いほどの 滑らかで 静かな雪景色。 見上げれば 雲ひとつない青空。 眩しい。 屋根から 流れる様に落ちる雪解け水。 …

凍てる日は 熱々コーンシチュー

表に出て 雪の上を歩くと バリバリと音を立てた。 屋根からは氷柱が下がり 北風が強い。 身体の芯から冷えるとはこんな日だ。 こんな日は トロリとした熱々のシチューを作ろう。 ジャガイモ 人参 玉ねぎをダイス状に切り オリーブオイルで炒め 少しの湯を加…

ベニウツギ(紅空木)の枯れた実と新芽

ベニウツギ(谷ウツギ)の枯れた実と新芽 雪の上の動物の足跡 山林に落ちている鹿の角 野鳥の巣 盛りを過ぎた枯れた花 等々 街に住んでいたら 見る事のない物たち。 今日 私はベニウツギの枯れた実と 同じ幹から派生した枝に 今か今かと広がるのを待っている…

節分の名残り

トミコさんの家の軒下の 節分の名残り。 軒下の榧(かや)の小枝を見た私は 「イワシはどうしたん?」と訊いた。 「すぐに食うた」と笑う。 トミコさんの家は分かっているだけで築400年。 丹色に塗られた木の板に 地味な常緑樹の緑が美しい。 沢山の漬物をも…

思っていたより深い雪

目覚めると 思っていたより深い雪だった。 まだ 暗いうちから 除雪ブルドーザーがやって来た。 私が気が付いただけでも 今日は4回の除雪があった。 屋根の上の雪は40センチほど。 車の上の雪を降ろして 後は明日に残した。 1月の雪とは 私の中で違って感…

春の兆しはまだ?

午後4時半 今日の気温は少し高めで 少し前なら雪になったであろう雨が 一日中降っていた。 小屋の中では ストーブに薪を燃やし 窓の内側は 露で濡れた。 その窓から見える 外の景色の白が 露の模様で歪んで見えて 面白いなと思った。 外に出ると 川にいる鴨…

安価な黒い靴

雪は一段落。 雨が冷たい日で 明るい内に帰ろうと 昼前に山を下り 買い物に出かけた。 今日 靴を衝動買いした。 ホームセンター「コメリ」でセール中の 黒いポリエステル生地のフカフカした 軽い 履いたり脱いだりが実に簡単な靴だ。 私が二週間に一回行く図…

signという言葉

16日 午後5時 朝 小屋のドアを開けると すぐそばに ずっと続いている動物の足跡。 狐か狸か? 朝日に照らされ キラキラと煌めいていた足跡。 夕方になっても その足跡の他には 雪の上についていない。 明日 目が覚めて ドアを開けたら どんな足跡の模様がつ…

「君たちは強いな」

15日 午後3時 山法師の植っている植木鉢に 昨晩から降り続く雪がぽっこりと積もり それが とてもかわいい。 強い北風が吹いて 雪が横に流れ 見ているだけで「おお 寒い」と声が出る。 深い緑のダウンジャンパーと 深い緑の毛糸の帽子 鼻の辺りまで覆っている…

雨と強い北風の一日

今日は 雨と強い北風の1日だった。 冬の雨はとても冷たい。 小屋から一歩も外に出ず 窓から 風に揺れる木々の枝を見て過ごした。 雪の日でも マフラーを巻いて スマホをポケットに入れて 表に出るのに。 数日前 雪の上に落ちていた 枯れた木の花。 濡れたそ…

「羊飼いの暮らし」ジェームズ・リーバンクス著(1)

窓際の棚の上に何冊かの本が載っている。 その中の一冊が 読んでみたいと思った時 図書館になく メルカリで買った文庫本だ。 すぐに読むつもりが 手に入れた安心感で 忘れられていた可哀想な本「羊飼いの暮らし」 2020年の秋 私は同じ作者ジェームズ・リーバ…

好きな山の景色

2月11日 午後5時前 一年を通じて いい感じだなと思う景色。 杉の人工林が少ない 広葉樹の山の四季の変化は 淡い色合いの水彩画の様だ。 今 雪解けはまだ先の事で 山の中に鹿が歩いていないかと目を凝らす。 春は木々の芽吹き 拳の白い花 淡いピンクの山桜が…

吉増剛造と「眩暈 VERTIGO」

おやつ(コーヒーとケーキ) 夜の間に雪が降り それは 積もった雪の下が透けて見える程だ。 朝の7時前から明るくなるが 山の向こうから 太陽が顔を出すのは午前9時過ぎ。 屋根から溶けた雪が 雨水のように 雫となって落ちてくる。 小屋の周りの雪は まだ30セ…

久しぶりのウォーキング

昨日 何日振りかでウォーキングした。 雪が降る日 雨の降る日 道が溶けた雪で歩きにくい日 そんな日が続いていた。 小さな折り畳み傘(杉の枝から落ちる溶けた雪防止) スマホをポケットに入れて 小屋を出る。 空は青く 軽やかな白い雲が西から東へ。 鳥達の…

青大豆のひたし豆

片手の手のひらに載る程の量を 友達からもらった。 「これは何の豆だろう?」から始まった 淡い暗緑色の小さな豆。 Googleはそれを 青大豆だと教えてくれた。 レシピを見ると「ひたし豆」がトップに。 一晩水につけた豆は 3倍ほどの大きさになった。 それを…

煙突掃除 除雪

夫が午後にストーブの煙突を掃除した。 寝る間を除いて ストーブには薪が燃えている。 気持ちよく薪が燃えるように 二週間に一回の煙突掃除は必須だ。 すっきりと掃除の終わったストーブは メラメラと大きな炎を立てる。 私は屋根から落ちて硬く固まった雪を…

生姜と酒粕

何日振りかで雪の降らない日だと思ったら 夕方から霙の様な雪になった。 屋根に積もったままの雪が動き始め 下に落ちた雪の除雪で汗をかく。 急がずに 淡々と雪を掻いては 川や谷に捨てる。 そして その成果が眼に見えるのが 達成感を感じ気持ちがいい。 昼…

フランスの骨董の皿

フランスの皿 白の陶器の骨董の皿。 真ん中に転写された絵を覗いてみよう。 妻が刺繍しているのを 興味深げに見ている夫 食事中の夫婦 場所はレストランか それとも家か 庭園を歩く恋人達は 咲いている花を見ている。 服から推測すると 18世紀だろうか。 …

熱々パンにバター 蜂蜜 杏ジャム

雪が降ると 人工林の杉の枝や葉っぱに 真っ白な雪が載る。 重さに耐えきれない枝が 雪と一緒に折れる。 その音は静かな山の中に 大きく響く。 そして その枝や木が電線に倒れ掛かり停電になるのだ。 一週間に二度 ホームベーカリーで焼くパンが 発酵が終わっ…