雪の日

 

化石と化したスマホが 役に立たなくなり

暮れに新しいのを手にした。

ズボンのポケットから取り出し 

何でも写真を撮りたくなる。

人形の前に 木の実を並べてみたりして。

前のスマホの写真より 

よく撮れるのかどうかは分からない。

 

12日の寒波がたっぷりと雪を残していき

屋根のひさしに ずらりと氷柱が並んだ。

道路の脇 「小屋」の脇を歩くと 

バリバリと薄い氷の割れる音がした。

 

音のない冬の日々だが 屋根から滑り落ちる雪の音

川の冷たい水の流れる音

薪を割る音

融雪剤が撒かれ それがキラキラ光る

アスファルト道路を走る車の音。

 

そんな音に耳を澄ませば 

雪に囲まれた日々の 新しい冬の姿が見えてくる。