2019-01-01から1年間の記事一覧

新しい年が安らかでありますように

ホームセンターには 春の花が満載だ。 7つの苗を買い求め 人参を取り払った鉢に植えた。 色のない冬のドアの前に飾れば 木の小屋が少しはいい感じになるだろう。 今日で 今年も終わる。 なんと 厳しい一年だっただろう。 あちらこちらで 家を無くした人 命…

絶滅危惧種扱いの自家製鰊の麹漬け

冬の漬物 鰊の麹漬け。 これは特別に贅沢な食べ物だ。 硬い身欠きニシンを柔らかく戻し 新鮮な白菜と大根と人参。 それに 麹を加えた 彩りも豊かな冬のご馳走。 これが今朝 軽トラに乗ってやって来た。 石川県の ぶりのかぶら寿司。 青森県の りんご 白菜 人…

絶滅危惧種扱いの自家製栃餅

テーブルの上の白い皿に 大きな栃餅が五つ。 それの一つを 四つに切り ストーブの上で こんがりと焼く。 ストックの缶詰から 井村屋の小豆缶を取り出し 缶切りで開ける。 白の鉢にたっぷりと 甘く煮た小豆を入れ 沸騰した湯を注ぐ。 その中に素早く放り込む …

シンプルな野菜スープ

まだ 暑い秋に 植木鉢にパラパラと 人参の種を蒔いた。 イギリスの絵本に登場する人参。 食べる事や 大きくなる事は 全く期待せず 可愛い葉っぱや赤い人参が 育つのを見たかった。 暑い秋も過ぎ クリスマスも終わった。 葉っぱが茶色くなりかけたので 「そろ…

木の実を集めたのが 遠い日の様だ

どんぐり 松ぼっくり 栃の実 拾ってズボンのポケットに入れたのが ついこの間の事だ。 雨がしとしとと降り続ける冷たい今は 木の実を集めたのが 遠い日のように感じる。 艶々と光るどんぐりや栃の実 表に向かって手を広げる松ぼっくり 自然の造形の見事さと…

中之島 カフェ

近場旅、大阪。 数日の 目的のある大阪だったが 泊まったホテルの近く 心地よい中之島公園と ランチを食べたカフェを ここにほんの少し残しておこう。 中之島公園 大阪で育った私にとって 中之島公園は馴染みの場所だ。 バラ園や ベンチも整備され とても 寛…

私の作ったアメリカンクッキー

大きくて ざっくりと 甘くて そして しっとり。 ホームメイドそのものの アメリカンクッキーに憧れを持っていた。 数日前に チャックに貰って以来 焼いてみたいという気持ちが湧いてきた。 明日から 二泊三日の近場旅で 私は家を空ける。 そうだ その間の 夫…

今度こそ・・・必ず

午後4時 大津市瀬田から帰る途中。 琵琶湖東岸の湖岸道路を走りながら 日の暮れが早いのを気にしていた。 暗くなるまでに 山に帰り着きたい。 寄り道はなしだよ。 湖岸道路沿いは メタセコイアがとても多い。 私の好きな生きた化石。 見過ごせないメタセコ…

霧の日

霧の朝。 色のないモノクロの世界は奥深い。 霧が動くたびに 景色の表情が変わる。 一日中 小糠雨が サラサラと降り 葉っぱの落ちた木々の 山や林が 黙している閑かな世界。 扉を開け表に出ると 北に広がる 灰色の空に 白い靄が山に沿って登って行く。 スマ…

チャックの作ったアメリカンクッキー

外出から帰ると ドアノブに小さな紙袋が掛けてある。 中を覗くと 大きなクッキーが7枚。 「チャック ありがとう!」 私の好きなアメリカンクッキー。 甘くて 濃厚で しっとり。 スパイスの香りが味に深みを加える。 チョコチップとくるみ そして コーヒーの…

アフガニスタンの鉢

京都寺町二条を 少し上がった所にある骨董屋で アフガニスタンの鉢を買った。 もう 10数年前の事だ。 ざっくりとした赤土に 明るい黄色の釉が掛かっている。 毎年 今の季節になると 小さなミカンを入れて この鉢はテーブルの上にある。 長期間の戦争で 疲…

「私の」アップルパイ

寒くなってから食べるアップルパイは とても美味しい。 青森の友達から届いたりんごで さあ 作ろう。 若い頃に作っていたパイは 大層なものだった。 バターがないといえば スーパーに走り 紅玉りんごを選んで砂糖で甘く煮て・・・ そんな時を経て 今は簡単に…

hearth and home

蓬莱山 今日は いつもと違う道で帰ろう。 信号を左折せずに 直進し 細い旧道に入り そして 真っ直ぐに西に続く道を走る。 右手にゆったりと現れる蓬莱山。 夜になると ロープウェイの明かりが 美しく輝く山。 滋賀は どこにいても 山か湖が見える。 山の向こ…

雪爺が ほら あそこに見えないか?

小屋のすぐそばに広がる原っぱの 夏の深緑の草いきれは もう遥か遠い日の様だ。 枯れて 品のいい薄茶色に変わった 原っぱの上を歩くと フカフカとした弾力。 この下に潜んでいる 次の年の春の力。 雪が降る前の静かな時。 微かに音を立てて こちらに向かって…

スチール写真

Hawkinsのマウンテンブーツ。 夏を除いて 毎日履いている。 8年近くも。 ゴツゴツの石混じりの土の地面も 湿った草地も 水たまりも 仕事中も お構いなしだ。 気が向けば 靴クリームをつけて ピカピカに磨く時もある。 すっかり足に馴染み 紐をきゅっと結べ…

「ルビーの様な」冬苺

冬苺 「ルビーの様な」 この表現こそが 冬苺にふさわしい。 山の崖に 張り付く様に蔓が伸び 晩秋から ぼちぼちと 透明感のある 赤い実がなる。 鳥も 鹿も 熊も大好物の冬苺。 甘酸っぱくて 可愛い。 寂しい初冬の林のなかで 控えめな美しさだ。

ぶらりと近くの知らない場所へ

病院のすぐそばに 「なんと懐かしい」と思った商店街がある。 シャッターの降りている店もあるが そこそこ元気な通りだ。 夫の迎えの車を待つ間に ぶらりと足を運んだ。 この商店街の中に 滋賀県一の知名度を誇るスーパーの 食品だけの大きな店がある。 多分…

くっきりとした景色 白内障手術

病室の窓から 比叡山が見える(大津赤十字病院) 白内障の手術を受けた。 右目を10月に 左目を今月の3日に。 早い人は40才、50才で手術だが 私の場合は年相応という所だ。 私の周りには 経験者が沢山おり 揃って「簡単、簡単」と言った。 術後 何か不…

荷物を抱えて郵便局へ

郵便局の川向こう アメリカの友人へクリスマスギフト。 友達にDVDを2枚。 もう一人の友達に借りていたCD。 抱えて 郵便局へ。 今日送っても アメリカへ到着するのはクリスマス間際かもしれない。 DVDの内一枚は 韓国映画「春の日は過ぎ行く」 録音技師の青年…

晩秋と冬の初め

アジサイ(紫陽花) 小屋の周りは 晩秋と冬の初めの景色が相まり アルパカの毛糸の様な 暖かい茶の色合いだ。 今朝 表のバケツの水が 凍っていた。 山の向こうから 太陽が顔を出すと すっと姿を消す 透明な薄い氷の板。 オレンジ色のマリーゴールドと 枯れて…

いよいよ冬が始まるのだな

除雪車が小屋の前を 大きな音をたてて通った。 頼もしいブルドーザー。 これでいつ雪が降っても大丈夫。 いよいよ冬が始まるのだな。 空気が冷たい。 ノーマルタイヤから スタッドレスにいつ換えようか と 思っていながら一日延ばし。 思い切って八つのタイ…

オレンジ色の葉っぱ

雲ひとつない 晴天の1日だった。 こんな気持ちのいい日に 私は一日中 小屋の中で過ごした。 なんと勿体ない。 道路わきに 吹き溜った 枯葉が美しい秋の終わりの日の まだ 細い枝から離れられない オレンジ色の葉っぱの写真を載せて 今日はこれで。

大根葉と赤カブ

赤カブ酢漬と大根葉の胡麻和え かつての大根葉は 葉の縁がギザギザで 口に入れると食感が悪かった。 毎年 沢山貰う大根は 柔らかくて瑞々しい葉をつけている。 私が知らない間に 改良を重ねているのだ。 農薬が使われていない大根葉。 それだけで美味しく感…

ヘクソカズラの実

ヘクソカズラの実 白い筒状の花の真ん中に 濃いピンク色のポイント。 夏の暑い盛りに 蔓が木や枝に絡みつき あちらこちらに咲いていた。 こんな可愛い花なのに なんと名前が 屁糞葛(ヘクソカズラ) 今日 葉っぱの散ってしまった木の枝に 可愛いくて シック…

止めどなく散る紅葉の葉っぱ

昨日まで 見事な黄色だった紅葉の葉っぱ。 一夜明けた今日は はらはら はらはらと 止めどなく散る。 ベンチの上 土の上に散りかかり それは とても美しい。 しとしとと降る 小雨に濡れて 落ち着いた黄や茶の模様。 いつまでも このままで あればいいと思うが…

夕焼け雲 24日

窓の外が 燃える様な色だ。 ドアを開けて 外に出る。 「カシャリッ」 スマホのボタンを押す。 そんな美しくも 怖い様な夕焼け雲を お届けして 今日はこれで。

恒例 芋煮会

今日は 恒例芋煮会。 京都からいつものメンバーが 5人やって来た。 トミコさんが 芋煮会をちゃんと覚えていた。 小芋やら大根やらを どっさり貰った。 大きな鍋に ふっくらと炊けた小芋が ごろごろと入った芋煮。 ゴボウの香りも嬉しい。 私が用意したのは …

名残の赤い桜の葉

アスファルト道路に 落ちていた桜の葉っぱ。 赤が綺麗だ。 踏まないように またいで通ろう。 赤い葉っぱの下の アスファルトも美しい。 急いで歩いていた私を 引き止めた物。 それは 雲ひとつない青空の日に ひらひらと落ちてきた 名残の赤い桜の葉っぱだっ…

残り物で夕食のおかず

冷蔵庫の中の残り物で 美味しい夕食おかずが出来た。 まずは 中途半端なキャベツ 玉ねぎ 1個 人参 一欠片 チキン胸肉 一枚。 チキンの皮を鍋でカリカリに焼き 油をだす。 1/4に切った玉ねぎ 一欠片を半分に切った人参 を 鍋に入れ チキンの油で焦げ目を…

久しぶりのカワガラスの声

カワガラスは留鳥だ。 移動せずに同じ所に棲む鳥。 でも私は長い間 カワガラスの鳴き声を聞かなかった。 ビービーと鳴く個性的な声。 その声が今日した。 そして 3羽のカワガラスが 川の面を弾丸のように 飛んでいるのを見るのも久しぶりだ。 夕暮れの 薄暗…