2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

知的な雪の世界

朝 カーテンを開けた窓から見える景色は それはゴージャスなものだ。 山の樹々に 粉砂糖を振りかけた様な白黒の世界。 流れる川まで暗い鉛色。 「冬は苦手だ」と言う人でも この雪の知的な世界の美しさに 溜息をつくのではないか。 雪かきに精を出した後 薪…

ついに降った雪

(カラー写真) 天気予報の通り 朝目覚めれば雪だった。 途切れる事なく降り続け 屋根の上に40センチ程積もった。 そして 今も降っている。 除雪車が2度 うちの前の道を往復した。 まだ暗い早朝に 大きな音をたてて 通り過ぎる除雪車。 私も負けずに 赤と…

パソコンの不調

パソコンもガラケーも 2010年モデルだ。 パソコンは最初の頃 ちょっとした故障があったが その後は元気で働いてくれた。 いくら元気でも 年には勝てない。 突然不調になった。 ところが今 何故か 突然動き出し 何とか文が更新出来そうだ。 デスクトップ…

カフェラテとチーズケーキ

大阪 ビルの一階のカフェ。 喉が渇いた。 ここで一服しよう。 カフェラテを頼むと ラテアートを施されて出てきた。 細長いケーキと一緒に。 ガラスのカップに浮かぶ ブーゲンビリアみたいな花。 「壊れても知らないぞ」 と 熱いラテをすする。 随分前 スター…

期待と緊張の季節

日暮れがほんの少しだけど遅くなった。 誰もが嬉しいと言う。 冬が始まったばかりで 春が来るのはまだまだ先なのに。 雪に又埋まり 凍った道に気を使いながら 「やっぱり自然には勝てない」 と思い知らされる季節。 期待と緊張で迎える そんな季節は冬だけだ…

りんごのケーキ

四季を通じて 無農薬野菜を下さる奥さんが数人。 野菜だけでなく 栃餅 赤飯 漬物等も。 「いつも気にかけて頂いて ありがとうございます」 との気持ちを込めて 今年もリンゴケーキを焼いた。 生地に垂らしたレモン汁。 厚めにスライスしたリンゴをその生地に…

タイのクッキー

Cookie Cottageのアーモンドクッキー 姉が時々送って来るタイのクッキー。 細切りのアーモンドがたっぷり。 ホロホロと崩れる塊の上にも 大きな粒が一つ。 家で作るお菓子の 風情を残した不揃いの形。 これがいかにも 美味しそうな顔をしている。 期待に踊る…

帰ってきた文庫本

琵琶湖 東岸 大阪で泊まったホテルに 本を忘れた。 寝る前に読み 枕の横に置いたまま。 Amazonで1円で買った文庫本。 ホテルから 着払いで送られてきた 料金は801円。 「おお お帰り」 数日の間 私の元を離れた 見慣れた本の帰宅。 迷って彷徨っていた …

何だろう この香りは?

小糠雨が降り 靄が山を包んだ 暖かい日。 畑から立ち上る 草を燃やす煙が 靄と同化し 緩やかに流れて行く。 何だろう この香りは? 雨に濡れた落葉の 動物の残した糞の それらが土に還る時の匂いだ。 葉や花が 伸び開く時の 溌剌とした青い香りではなく しっ…

柘榴(ざくろ)の皿

堅く焼き締まった 20センチ程の皿。 知人の個展で買った。 真ん中に慣れた筆遣いで 描かれた柘榴。 皿の真ん中が ほんの少し盛り上がっているのは 成形に苦労した証。 洋でもない 和でもない。 不思議な魅力を持っている皿。 私はこの皿に 薄く切ったフル…

喧噪の街から帰る

大阪 猪飼野 大阪での野暮用が済み 最後の日に訪れたコリアンタウン。 勿論 「高田」の白菜キムチを買うために。 愛想よろしくなく しかし ホームメイドそのままの味が 私にこの店へと足を運ばせる。 喧噪の通りから 目を横町に向けると 私の琴線に触れる懐…

大根おろしを食べながら

おやつのビスケット 次の干し大根にするべく 待機している皮をむいた大根。 小屋の隅に置いてある。 新聞に包み 外に置いてある大根。 取りに行くのが面倒で 干し大根用を使う事もしばしばだ。 この大根の味の変化に驚いた。 萎びかけた大根での大根おろし。…

深夜に作る干し大根

あちらこちらから冬野菜が届く。 白菜、菊菜、蕪、丸大根、大根。 そのどれもが瑞々しい。 包丁を入れると 水が飛び出る様な大根。 葉っぱを剥がすたび パリパリと音のする白菜。 菊菜はそのまま塩と胡麻油で。 しかし 40本程の大根 9株の白菜 二人でこれ…

北風と冷たい雨の日

(カラー写真) 北風と冷たい雨の一日だった。 でも大丈夫。 首にネックウォーマーをし ライトダウンのジャケットで どこまでも歩いて行けそうだ。 底冷えのする京都で鍛えた体は 標高500m(?)の山の村でも 充分通用するものだ。 道路にまき散らされた…

知人の個展

画廊ぐれごりお 画廊ぐれごりおは 四条烏丸に近い ビルの谷間にある。 緑の庭木に導かれて のれんをくぐると そこが小さなギャラリーだ。 ガラガラと ガラスの引き戸を開けて中に入ると グレゴリオ聖歌が静かに聴こえる。 そこに 何十年も縁の続く 親子程も…

12月のワーグナー

(カラー写真) 昨日も今日も 朝 カーテンを開けると 雪が数センチ積もっていた。 道路は黒く光り アスファルトが見えていた。 いよいよ 雪の季節が始まる。 緊張と楽しみの不思議な感覚。 この季節になると 毎夜聴いているNHKFMでは ワーグナーの特集が始ま…

一気に冬が来た

図書館の裏 夫が京都から帰宅。 「トンネルの出口の温度計が −1℃だった」とか。 私が夕方4時過ぎに通った 山道の温度計は4℃だった。 この数日で 周りの山の広葉樹は すっかり葉を落とした。 一気に冬が来た。 ストーブによく乾いた薪をくべ 上に置いた二…

薬草の本(3)

苺 (Strawberry) 私達に非常に馴染みのある 果物 木の実等を選んで つたない説明を付けたが それも苺で最後となる。 甘くて 瑞々しくかわいい苺。 しかし お腹に合わない人 ジンマシンになる人もある。 気をつけよう。 胃弱の人 糖尿病の人 肥満で痛みのある…

薬草の本(2)

ラズベリー (Raspberry) ビジュアルの可愛さでは サクランボに負けず劣らず。 味わい深くいい香りの果実。 シロップ ゼリーを作っても美味しい。 そして ワイン 蜂蜜酒(mead)にも。 薬としては 熱のある時に喉の渇きを癒したり 発汗作用 利尿作用もあるそう…

薬草の本(1)

積み重なった本の中から 探している本が出てこず なんと珍しい 40年程前に買った 薬草の本が現れた。 当時 薬草に関心はなかったが 丁寧に描かれた花や木の実の絵が 余りにも魅力的だった。 124もの描かれた薬草の中から 日々 とても馴染みのある木の実…

美しい落ち葉

山のどこかから 風に吹かれてやって来る 広葉樹の落ち葉。 雨に打たれて 枯れた茶色が より深くなった。 針葉樹の人工林に 山の半ばまで埋もれた山。 でも この季節は 楢の葉っぱの茶色が 山肌や道の脇をふかふかと覆う。 冬を前にして 晩秋の湿り気を帯びた…

伐られた銀杏の木

通るたびに 「ああ 綺麗な木だ」 と 見ほれていた銀杏の木。 集落のお寺の木だ。 三角錐の樹形 季節ごとに色を変える葉っぱ。 民家の様な寺の それはいいアクセントになっていた。 その木が丸裸みたいに伐られた。 恥ずかしそうにしている様で 木には失礼だ…

どんぐりと朽ちた葉っぱ

ポケットに入れて 持ち帰ったどんぐり。 茶色の葉っぱの上で 心地良さそうに 寝転がって。 朽ちた葉っぱと共に 雨に洗われ 霧に包まれて やがて 土に還り あるものは 又芽を出し 生を繋ぐ。 秋の木の実の 小さな姿に詰め込まれた 長い物語。

メタセコイアの小枝

メタセコイアの種子 樹形も葉の色も 四季を通じて見る人を感動させる メタセコイア。 「生きた化石」 シーラカンスがそう呼ばれている様に。 昨日 琵琶湖東岸から持ち帰った メタセコイアの小枝。 繊細な葉っぱと 杉 檜と同じ姿の種子は なんともシックな姿…