3月10日の3枚の写真

3月10日 明るく晴れた今日。 たっぷりと降った雪が光る。 紅空木(ベニウツギ)の枝に積もる雪。 馬酔木の蕾 京都では満開の馬酔木の花も こちらではまだ米粒ほどの蕾だ。 凍った氷の滴り 小さな凍った露を覗く。 その中に在る逆転した世界。 春一番に咲く …

融雪の音と姿

予報通りに雪が降った。 20センチほど。 霙の様な水をたっぷりと含んだ重い雪。 そして今朝。 水琴窟の様な音が外から聴こえた。 いつものあれだ。 屋根から 雨のように滴る溶けた雪が 下のバケツの溜まった水に 落ちる音。 短い間隔で 激しく落ちる。 スマ…

夜になり雪が積もり始めた

蕗のとうの蕾が 10数個出ているのに気がついたのが数日前。 開いていない蕾が「小屋」の北側 日当たりの悪い土の中から 上を向いて健気だ。 淡い若緑色の可愛い塊。 天ぷらにしたり 蕗のとう味噌にするのは 随分前に止めた。 興味が無くなったという事だろう…

デコポン 冬の晴れ間

不揃い傷ありのデコポンを インターネットで買った事があった。 平たい段ボールで届き 箱を開けると 確かに不揃い傷あり。 味は格別に良かった。 柑橘類は見栄えより 少し時間が経ったのが 美味しいとその時に思った。 スーパーにデコポンが並んだ。 シール…

昼ご飯の一品 雪解け

芒の枯れた穂と葉が見えた 貰い物の高知文旦は 美しい明るい黄色の皮で 実はしっかりと固く 果汁はほのかに甘い。 その文旦の実を これも貰った生ハムで巻いた。 固めに湯がいたブロッコリーに スライスした辛味のある玉ねぎを加えて フレンチドレッシングを…

やりたい事 (球根を植えよう 幸田文を読もう)

6日 午後 昨日も今日も 霙や雨が降り 「小屋」の周り 山や原っぱには 未だに雪が積もったまま。 でも 微かに寒さや冷えは以前とは違う。 今年は辛い年明けだった。 だから 春の色合いを感じるだけで心が落ち着く。 ホームセンターで チューリップ ヒヤシンス…

冬の夕方の外出

31日 午後5時過ぎ 今日も又 幻想的な写真を一枚。 小雨の降る もうすぐ暗くなる夕方 用事でトミコさん宅へ行った。 うちから徒歩で12分ほどの距離。 途中にある 集会所のそばのポストに メルカリで購入のあった本を投函した。 用事はすぐに済んだが 白菜 大…

除雪とキネマ旬報

29日 午後 雪や雨が続いた日の後の 窓からの日差しがとても嬉しい。 屋根や木の枝から 雪が溶けてポタポタと落ちる。 そして 積もった雪がとても重くなる。 その重い雪を シャベルで割りながら掬い除雪する。 40センチほどの雪に 歩けるだけの道をつける。 …

今日も昨日と同じ一日

27日 午後 集落の寺 少し小高い所に建っているのは この集落のお寺だ。 農家のように見えるが どの集落のお寺もこんな建物。 私は ウォーキングの途中 この寺の前でストレッチをする。 南東に見える山を眺めながら 大きく息を吸うのは気持ちがいい。 たまに …

よく降った雪の日

25日 午後 予報通りに 雪がずっと降った。 強い北風に吹かれた雪を 窓から見ながら過ごした。 雪は朝は20センチほど 今は50センチほど。 止む気配がないので 夕方から雪かきを始めた。 車の周りと 道路から「小屋」のドアまでだけ。 赤のスノーダンプで 何回…

雨雲レーダーで思った事

23日 午後 北国 南の島 高い山 海岸線 取り巻く海・・・ 雪が降る冬に 半袖で過ごせる土地がある国。 違った地勢が 小さな島国に整っている国。 細長い日本列島を 天気予報の雨雲レーダーで見る時 私はいつも不思議が気持ちになる。 飛行機から下を眺めた時…

雨の一日

18日 夕方 冷たい雨は嫌なものだが 山や林が 靄に包まれた景色はいいものだ。 川も暗い鉛色で 屋根からは冷たい雨だれが続いた。 雪はどんどん溶けて 昨日まで凍っていた道は 車が通り過ぎる時に ビシャビシャと音を立てた。 そんな音を聴きながら 山を包む…

冬枯れの花 

強い北風に雪が吹かれ それが 夕方4時過ぎまで続いた。 今日もそれまでは 「小屋」の中で雪ごもりだ。 雪が止み 「さて積もった雪を掻き 道路から「小屋」 二坪小屋 車の周りに 道をつけておこう」 と外に出た。 北も南も そして真上も 青空が 輝く雲からの…

一週間ぶりの雪

13日 午後 京都から車で約1時間。 京都が晴れた日でも こちらは雪国だ。 スキー場もある。 一週間ぶりに降った雪は 強い北風で横殴り。 暗くなる前にうっすらと積もり 風も止んだ。 空を見上げると 灰色の空からキラキラと光りながら 細かな雪が静かに降って…

今冬 初めての積雪

8日 午後3時過ぎ 8日 7日の夜から降り始めた雪は 夜が明けると 30センチか40センチ程積もっていた。 今冬 初めての積もった雪だ。 屋根の上 木々の枝 車の上 土の上 植木鉢の上・・・ ふわりと雪で覆われた。 昼ご飯の後 暗くなるまで スノウダンプで雪かき…

雪の日の準備とおやつ

チェリー入りヨーグルトケーキ 気がついた時にメモをする。 雪が降る前にしておく事。 例年なら 暮れには済んでいる事を 雪が降らないのをいい事に 一日延ばしにしていた。 小屋の壁に積んだ薪に 大きなコンパネを立てかけ 倒れないようにワイヤーで止めた。…

礼状を 描いて書く

ワトソン紙 お礼状を書く と言っても大した数ではない。 ほんの数枚。 秋に買った 木綿繊維で作られた 「最高級水彩紙 ワトソン紙」 20枚ほど残っているのを思い出し それを使う事にした。 パソコンを使う様になってから 字を書く事が本当に珍しくなった。 …

温度計は0℃

21日 午後5時前 今朝 地面に霜が降り 水の溜まった鉢には氷が厚く張った。 寒い。 ズボンを通して 冷気が入ってくる寒さ。 「小屋」の周りを歩きながら すぐ側まで迫って来た 雪の日のために 何やかやと片付けをした。 日の暮れが ほんの少し遅くなったのを…

天気予報通りの 雪の朝

朝 窓のカーテンを開けると 白の世界だった。 風に吹かれて 横殴りに雪が飛んでいた。 天気予報通りの 雪の朝。 太陽が山の向こうから顔を出すと 屋根に薄く積もった雪は 雨のようにポタポタと落ちた。 荷物を郵便局に出しに行った 道路沿いの温度計の数字は…

去年の茨の実

茨の実 雪が急に溶け出して 現れた去年の茨の実。 小屋のシンボルツリーというには 余りにも地味だ。 小さな淡いピンクかオフホワイトの 花びらが散ると その後に 赤い実が沢山なった。 それらの実が 運よく鳥に突かれず 今 暗い赤 黒い実がポツリポツリ。 …

買物と甘い紅茶

樅の葉 昨日会った村の人が 淡い青空を見ながら 「曇りの日はやる気が起きない 今日のように いいお天気だと元気が出る」と言った。 私だけではないのだな お天気で気持ちが変わるのは 私だけだと思っていた。 食材が底をついた。 午後 「下」へ夫と買い物に…

美しい日

八朔 八朔を一日二個食べる。 皮を剥き 器に入れておく。 最近の八朔は甘くて 食べ過ぎてしまう事もある。 今日は完璧な晴天の日だった。 私を取り巻く空気は明るく 青空にトンビが帰って来た。 美しい声で鳴き 3羽、4羽と 高い空の上で円を描いている。 …

風もなく 気持ちのいい日

山の向こうから 太陽が顔を出す。 積もった雪がキラキラと輝く。 白い雪の上に 木々と柵の影が鮮やかだ。 触るのも 足跡をつけるのも勿体無いほどの 滑らかで 静かな雪景色。 見上げれば 雲ひとつない青空。 眩しい。 屋根から 流れる様に落ちる雪解け水。 …

凍てる日は 熱々コーンシチュー

表に出て 雪の上を歩くと バリバリと音を立てた。 屋根からは氷柱が下がり 北風が強い。 身体の芯から冷えるとはこんな日だ。 こんな日は トロリとした熱々のシチューを作ろう。 ジャガイモ 人参 玉ねぎをダイス状に切り オリーブオイルで炒め 少しの湯を加…

節分の名残り

トミコさんの家の軒下の 節分の名残り。 軒下の榧(かや)の小枝を見た私は 「イワシはどうしたん?」と訊いた。 「すぐに食うた」と笑う。 トミコさんの家は分かっているだけで築400年。 丹色に塗られた木の板に 地味な常緑樹の緑が美しい。 沢山の漬物をも…

思っていたより深い雪

目覚めると 思っていたより深い雪だった。 まだ 暗いうちから 除雪ブルドーザーがやって来た。 私が気が付いただけでも 今日は4回の除雪があった。 屋根の上の雪は40センチほど。 車の上の雪を降ろして 後は明日に残した。 1月の雪とは 私の中で違って感…

signという言葉

16日 午後5時 朝 小屋のドアを開けると すぐそばに ずっと続いている動物の足跡。 狐か狸か? 朝日に照らされ キラキラと煌めいていた足跡。 夕方になっても その足跡の他には 雪の上についていない。 明日 目が覚めて ドアを開けたら どんな足跡の模様がつ…

「君たちは強いな」

15日 午後3時 山法師の植っている植木鉢に 昨晩から降り続く雪がぽっこりと積もり それが とてもかわいい。 強い北風が吹いて 雪が横に流れ 見ているだけで「おお 寒い」と声が出る。 深い緑のダウンジャンパーと 深い緑の毛糸の帽子 鼻の辺りまで覆っている…

雨と強い北風の一日

今日は 雨と強い北風の1日だった。 冬の雨はとても冷たい。 小屋から一歩も外に出ず 窓から 風に揺れる木々の枝を見て過ごした。 雪の日でも マフラーを巻いて スマホをポケットに入れて 表に出るのに。 数日前 雪の上に落ちていた 枯れた木の花。 濡れたそ…

好きな山の景色

2月11日 午後5時前 一年を通じて いい感じだなと思う景色。 杉の人工林が少ない 広葉樹の山の四季の変化は 淡い色合いの水彩画の様だ。 今 雪解けはまだ先の事で 山の中に鹿が歩いていないかと目を凝らす。 春は木々の芽吹き 拳の白い花 淡いピンクの山桜が…