2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「花開くのは あと一息」

まだまだ 厚い雪に囲まれている。 暖かい陽射しに 溶け出した雪の層が見える。 ゆっくりと歩いた 鹿の足跡もある。 川の上を 4羽の鴨が飛んで行く。 馬酔木(アシビ)の蕾の房が 「花開くのは あと一息」と言う。 山の斜面 苔に溜まった雪の 溶けて落ちる雫…

今日も輝く星

網戸越しに眺める 今冬初めて ドアを開け 網戸にして 外の光を眺める。 冷気がすっと小屋の中に入り込み 澱んだ空気が 掻き回されるのを感じる。 そして 空は雲一つない青空。 なんの鳥だろう 綺麗な鳴き声が響く。 「二坪小屋」のドアを開けると 川側の窓ガ…

買物に行く

買い物からの帰途 24日 午後4時半 昨日。 「午後から雪が止み 晴れる」 という天気予報を信じて 車で50分の湖岸のスーパーまで行った。 下に行くほど 道路の除雪の状態が悪く 車のタイヤが 雪の轍から外れて揺れた。 大型除雪ブル何台もと出会った。 雪…

干し椎茸を炊く

姉が送ってくれた 干し椎茸の最後の一袋。 ストーブの中で 薪が景気良く燃えている今 炊いてしまおう。 鋳物の琺瑯鍋。 水で戻して分厚くなった椎茸の その戻し汁で炊く。 ちらし寿司に使う甘辛い椎茸。 そんなのを炊きたい。 醤油 少しの酒 甘味は乾燥なつ…

遅くなった日の入り

22日 午後5時半 水をたっぷり含んだ雪の 除雪の区切りがついたのが午後5時半。 日の入りが遅くなった。 北西の空に 淡いバラ色の雲が 気持ちよさそうに流れている。 さっきまで 吹雪いていたのに。 空が灰色から 空色になるだけで こんなに気持ちが晴れ…

忙しい時のトマトスープ

常備しているクリームコーンとカットトマトの缶詰。 今日は カットトマトと ひよこ豆の缶詰を使って あっという間に 満足感のあるスープを作った。 小さく切った玉ねぎと すりおろした生姜。 オリーブオイルで炒め 湯を少し足して煮る。 カットトマトと ひよ…

ブログ不具合で「疲れました!!!」

Thanks to "the new york times”(teitter写真を借用) 昨晩から 突如 ブログの「購読リスト」「あなたへのお知らせ」「ブログを書く」「ダッシュボード」が 全て反応しなくなりました。 昨夜 9時から(睡眠時間を除き)今日の17時まで パソコンにへばり…

今日は「雨水(うすい)」

雨水(うすい)の日 「空から降るものが 雪から雨に変わり 氷が溶けて 水になる。 しかし 春にはまだ遠く 大雪が降ったりもする」 それが雨水(うすい)だと知った。 霙まじりの雨が降った今日。 昨日積もった雪が 少しずつ溶けていき 屋根の雪が 大きな音を…

雪の日のコーンスープ

コーンスープ クリームコーン カットトマトの缶詰は 途切れずに常備している。 忙しくしている時の頼もしい食材の友だ。 ちょっと疲れたなと思った時は 酸味のトマトスープ 寒い時に食べるコーンスープは 体の芯から暖かくなる。 又 雪がたっぷりと降った今…

満月「スノームーン」

16日 18時半 なんて美しい。 買い物帰りの車の窓から見えた月。 白く輝く光は 静かに雪の原を 冴え冴えと照らす。 車から降りて 肘をボンネットに固定し スマホのシャッターを押す。 音のない 静かな世界に カシャリと響く。 道路脇のデジタル温度計は0…

雪に守られる 桧の葉

アスファルト道路脇。 黒い塵が散った雪の層に 桧の葉が 守られるように横たわる。 ふわりと降ってきた雪が ザラメ砂糖のような結晶になり 手のひらに載せると ゆっくりと溶ける。 雪溶けの雫の音がする。 それは 雪の層の中から響く 木琴の様な音だ。 じっ…

冬の合歓の木

合歓の木 細い枝に 沢山の莢が連なっている。 夏の陽を浴びて 絹糸のような花が咲く 合歓の木の 花の数だけの莢だ。 鳥達は 莢の中の豆を食べないのか? 下に落ちた莢を裂くと 現れるのは 美しく並んだ 薄茶色の美味しそうな豆。 色の少ない冬の景色の中 ふ…

冬から春への兆し

白磁「家と木」 灰色の雲が南西から北西へと まるで走るように流れて行く。 時折 雲が切れて 青い空が見える。 顔に吹きつける 冷たい風 細い雨の気持ち良さ。 雪はまだたっぷりと残り 原っぱに積もった雪は まだ50センチは残る。 道路脇 小屋の周りのあち…

嬉しい 輝く陽の光

温州みかんのケーキ 窓から差し込む光が眩しくて カーテンを半分引く。 輝く陽の光。 昨日よりもっと 明るい光。 私は 心底嬉しいと思う。 煙突掃除をしたストーブの中で 勢いよく燃える薪。 ストーブの上に置いた3個のやかんから しゅんしゅんと音が鳴り …

氷柱(ツララ)

7日 朝 朝 窓から見えたのは 木の枝にまで降り積もった 輝く白の雪だった。 小屋の前を走る車の音が聞こえないのは 一面の雪に吸い取られるから。 そして 屋根から連なって並ぶ氷柱。 キラキラと朝陽に輝く。 これを見て 「グラスに入れて ウィスキーを注げ…

今日も雪は降り続き

今日も 雪は降り続き 小屋や車の屋根に 分厚く雪が積もった。 屋根からの氷柱は 昨日より大きくなり 朝日に キラキラと輝く。 雪が降りしきる夕方 新鮮な空気を吸いに歩きに出た。 顔に当たる雪が 溶けていくのを感じる。 そして 大きく息を吸う。 胸に冷た…

昨日は立春

5日 午後5時 天気予報通り 朝から晩まで雪が降り続く。 でも ちらほら ちらほらと降る雪は 白い花びらの様だ。 屋根から落ちる雪の滴が 指くらいの細い氷柱になり 並んでいる。 空気は冷たく 顔に当たる風は心地良い。 短い時間に 雪が止み 青空が見え ふ…

明日は立春

滴が落ちた! よく降った雪が硬くなり 車の排気ガスか 埃か 汚れで黒くなり そして その上を又 うっすらと雪が積もる。 雨が降り 雪の量は少しずつ減っていく。 屋根の雪も溶け 氷の浮かんだバケツに 滴が落ちる。 ポトン・・・と 軽やかな音。 メトロノーム…

雪の中の枯れた花 紅ウツギ

紅ウツギの枯れた花 雪の中から 弓形の枝を伸ばし その先に 花の様な 違う様な? 明るいピンクの花が房になり 初夏の緑の中で 濃密な香りを放ち 蜂を喜ばす花 紅ウツギなのだ。 濃いコーヒー色の しっかりとした枝と花。 静かな雪の世界で ポキリと手折れば …