完熟トマトとピーマン

 

午後に 雷雨が通り過ぎた。

「小屋」の東や南に 雷が大きな音をたて落ちた。

雨が止むと すぐに鳥たちが囀り始める。

 

夕方。

完熟トマトと ピーマンを貰った。

真っ赤に畑で熟したトマトは 実がしっかりとし

熱湯にさっと潜らせ 冷たい水に放し

湯むきトマトにした。

 

ピーマンは種をとり四つ割り。

網に載せ ガス火で少し焦げ目がつくほどに焼き

醤油と鰹節で和えた。

 

ガラスの皿に 櫛目に切ったトマト

軽く醤油と鰹節の香りのピーマンを盛る。

新鮮野菜は 出来るだけシンプルな味で食べたい。

ましてや 完熟トマトなら塩もかけずに。

 

映画「ある一生」

NHKラジオ『石丸謙二郎の「山カフェ」』で

紹介されていた。

ローベルト・ゼーターラー著の「ある一生」の

小説の映画化。

小説「ある一生」 石丸謙二郎の朗読が素晴らしく

この本に興味を持った。

  

awholelife-movie.com

 

 

雨後の晴天

               キャンプ場

 

連休の時には 難民キャンプ場と化す

川沿いのキャンプ場。

今日は 車が数台 

久しぶりの強い太陽の光を浴びている。

それは 熱い土かアスファルトの上で

じっとしている昆虫のようだ。

 

空に 白い刷毛で幾重にも描かれた雲が

伸び伸びと広がる。

なんと感動的な雨後の景色だろう。

 

「小屋」の周りで 少し前から

アカショウビンが鳴くようになった。

透き通る声で 儚げになく。

 

そして

夜の8時過ぎに停電が8分ほど。

10時ごろに2分ほど。

真っ暗闇の「小屋」の中を

LEDランプで照らす。

窓の外は 月の光で明るい。

停電がなければ 気が付かない事だった。

 

左膝を痛めてから 一週間。

腫れも少し引き なんとか普通に歩けるようになった。

整形外科の先生は ロキソニンテープを貼り

もうしばらく様子を見ようと言い

私もそれがいいと思った。

鬱陶しい梅雨の日々

エゴの木の実

雨の合間にエゴの木を見上げたのは

土の上や木の年輪の台の上に

沢山の灰緑色の小さな実が 落ちていたからだ。

アイボリー色の花びら 黄色の蕊の

エゴの花が満開だったのは ついこの間。

 

毎日の雨で 「小屋」の周りの緑は美しさを通り越し 

どの木も 草も 花の葉っぱも

わさわさと好き放題に手を足を伸ばしている。

地面に這うように育っていた タイムの緑の葉は

茶色く廃れて 見る影もない。

 

酢で消毒をしたと思っていた 木の杓子やヘラは

三日も保たず 又黴で覆われ使う度に洗う。

 

一週間前に膝を痛め 少しずつ良くなっては来ているが

左足を引きずりながら そろりそろりと歩く身には

なんとも鬱陶しい梅雨の日々だ。

 

アカモノの実

アカモノ

小さな実だが 林檎のような味がする。

「小屋」の前に群れているが

今年は去年のような豊作を 喜ぶほどではない。

花は釣鐘状の小さな白い花で

「アカモノ」と 名前はそっけない。

雨に濡れたアカモノの実や葉が 艶々としている。

 

ネムノキ(合歓木)の花は 

今年は見事に満開で

絹糸のような花びらの花が

道路の上に 撒かれたように散っている。

枯れても ピンクの花は美しく

集めて籠にでも入れて 

しばらく置きたいと思ったりする。

ノリウツギの花

ノリウツギ

毎日続く雨で 緑が益々濃くなっていく。

白い花が咲き始めたノリウツギ

花の少ない今に 山や道脇に

静かに咲き始めた。

 

ノリウツギは 冬の雪の季節に

焦げ茶色の枯れた花になり

落ちて来たというよりも

「ちゃんと いるべき所にいるんだ」と

厚く積もった雪の上にあったりする。

 

雨が続くと 

木のしゃもじやスプーンなどに 黴が出る。

洗って 拭いて 酢を指で塗った。

(酒でもいいが うちにはない)

こんな事をしているうちに 

最近の激しく変化した 梅雨が明ける。

本「刹那の美 ジェームズ・リー・バイヤーズ」坂上しのぶ著

本「刹那の美 ジェイムズ・リー・バイヤーズ」坂上しのぶ著

ジェームズ・リー・バイヤーズ(1932-1997)

ミニマルでコンセプチュアルな作風の パフォーミング・アーティスト。

アメリカ デトロイト生まれ。

 

1958年〜1967年まで日本で暮らし 

その内の殆どが京都だ。

若きバイヤーズは 倉敷 京都で

意欲的 野心的 積極的に 交友を広げ

日本文化 禅 和紙などを作品として昇華させ

精力的に作品を作り続けた。

日本からアメリカに帰り ヨーロッパでも作品を発表。

そして病魔と戦い 作品を作りながら

エジプトで亡くなった。

著者はバイヤーズの足跡をたどりながら 

彼に関わった人々に会い 話を聞き

それを文にした。

 

バイヤーズの生き方を認めるか

又は 性格破綻者だと言い切るか。

作品 パフォーマンスを見て どのように感じるか。

この本を読んだ人達に 私はそれを聞いてみたい。

 

山里の涼しい夜 

 

「小屋」の北側に堰堤(砂防ダム)がある。

山の上から流れる水は 枯れた事がない。

夏は緑に 冬は雪に埋もれたように見え

橋の上を歩くと 今は冷たい空気と風が

山から降りてきて 本当に気持ちがいい。

 

昼間がどんなに暑くても

夜になると スッと涼しくなる。

夕方4時 「小屋」の中は32度と汗だくで

そして 夜は26度で 冷たい空気が気持ちがいい。

蛍が4匹 ふわりふわりと 灯りの跡をつけながら

飛んでいるのも 今の季節だ。

 

そして 4時半ばにふと目が覚めた時

窓から見える夜明けの空に 

淡いピンクの雲が浮かんでいる。

眠い目に映るその雲は 夢の中の一瞬の映像のようだ。