美術・本・映画・音楽

本の話 柴漬け梅干しの話など

アイスグリーン 夜中に目が覚める程の強い雨ではなく いい塩梅の雨が降った。 朝一番に扉や窓も開け放ち 網戸を通して感じる 冷んやりとした風が心地よい。 昼間の時間が長く 一年のうちで 私にとっては一番良い季節だ。 梅干しをつけたのは数週間前。 梅酢…

この季節が一番好きだ

図書館の裏から(比良山系) 「かみあわないノーマ」を図書館で延長した。 しばらく 本を読む時間が割けなかったからだ。 図書館の裏の堤の階段を上り 葉桜の並木が続く 図書館の裏から比良山系を見る。 緑は濃く 風は緩やかで 堤に置かれたベンチで 居眠り…

ヤマボウシ(山法師)の花 

ヤマボウシ(山法師)の花 何年前になるだろう。 10個の黒の種苗ポットにから芽を出した 数センチの木の苗を貰った。 その木は山法師。 今 その10本のヤマボウシは大きくなり 去年と 今年に小さな花を一つ付けた。 秋には 紅色の紅葉と 紅色の実をつける…

初夏の香り  映画「オールド・オーク」

福井県 若狭町(小浜に行く途中で撮った) 小麦の芳ばしい香りが届いてくるようだ。 琵琶湖西岸にも 私の住んでいる狭い地域にも そして 小浜に向かう道路の両脇にも 真っ直ぐに上を向いた穂の小麦畑が広がる。 今 山の中や道沿いの木々には 白 ピンク 薄紫…

小さな植物たち

友達から10数個の苺苗をもらった。 「手入れをしていないので 小さな実しかならない」 と友達は言った。 「大丈夫」と私が応えた。 地面に根付き花が咲き その上小さな実まで出来るのだから。 実が出来た後 蟻にほとんど食べられた 去年の苺と今回の苺。 私…

本「余白の芸術」 李禹煥(リ・ウファン)著 みすず書房

およそ半世紀前 私はリ・ウファンの版画を初めて見た。 紙に 水色の円が六つ ぐるりと刷毛で描かれていた。 シルクスクリーンかリトグラフなのか 朧げな記憶だ。 それは現代美術の画廊が閉館になる時に 知人が買ったリ・ウファンの版画。 私はそれが余程欲し…

なんの芽だろう?

ついこの間まで冬であったと思うほどに 寒さと風が吹き荒れた日々。 雪の重みで壊れた「小屋」の周りの柵の修理 花の植っていた場所の整理 薪の整理等々 やる事は山盛りだ。 気忙しい事 この上ない。 昨日まで気づかなかったが 若緑の何かの芽が1箇所に沢山…

ぜんざいを炊いた

小豆を炊いた。 甘いぜんざいを食べたかったから。 青い鋳物の鍋に小豆を入れ たっぷりの水を張り 威勢よく薪が燃えるストーブの上に載せ ぐつぐつと煮えてきたら 茹でこぼす。 新しい水を入れ もう1度ぐつぐつと。 たっぷりの砂糖と ひとつまみの塩。 豆の…

−1℃の日

小楢の枯れ葉 昨日(19日) 北風が強く 寒くて仕方がない。 大雨 大雪以外の日には 外を歩く。 空気を胸いっぱいに吸い ウォーキングも目的の一つ。 歩きながら灰色の雲の上で 飛行機のジェット音が聞こえると耳を澄ます。 午後3時 外に出した温度計は−1…

今日も除雪

数年振りの大雪だった。 除雪をしていると 車が止まる。 お互いに「よく降った」と言う。 ニュースで 車庫が雪で押し潰されたのを見ると うちの「小屋」も・・・と不安がよぎる。 ストレスの積み重なりの雪の日だが 明日から数日は春の陽気らしい。 フランス…

毎日の作業 除雪

31日 17時40分 毎日 白い積もった雪ばかりを眺め 除雪しても 翌日は又除雪をする。 屋根から落ちる雪が 窓から塀の様に見える。 京都から車で一時間ほどのこの地は雪国だ。 雪が夕方になり止んだ。 そして 日の入りが遅くなり 5時半を過ぎてもまだ明るい。 …

朱い南天の実 つげ義春の本

南天の実 朱い色の南天の実は 沢山の身をつけた。 雪を載せて 葉も濃い緑 鳥たちに 啄まれる事もなかった。 それを「小屋」と「二坪小屋」を飾った。 「小屋」には白い花瓶 「二坪小屋」にはコバルト色の花瓶。 15日が過ぎ 知人が作ったガラスの盃に 朱い…

心がザワザワした日

殆ど毎日の夕方に焚き火をする。 夫がチェーンソーで切った木の屑や 腐りかけた木 汚れた新聞など。 火の後始末の為に 古いトタン板を被せる。 次の日の朝 夜露が溜まったトタン板に 紅葉の 黄や赤の葉が載っている。 錆びたトタン板と 舞い落ちた紅葉の葉を…

晩秋 「これは私の物語」橙書店の本棚から」

栃の木 クロモジの木 一雨ごとに 秋が深まっていく。 赤や 黄色の木々に埋まった山が 深い靄に包まれたり 曇ったりする。 私は傘をさし 「小屋」のそばから見上げている。 しっとりとした 深い美しさだ。 「小屋」のそばに立つ 栃 クロモジの黄色の葉 深い赤…

朽ちた葉 林檎「信濃スイート」

地に落ちた葉は朽ちていたり 朽ちかけていたりする。 降る雨に濡れて艶やかな栃の葉 朽ちかけている黄色の葉は クロモジ エゴ どこかから飛んで来た葉は何の葉だ? それらを拾い 輪切りの杉の上に並べ 青森からやって来た林檎 「信濃スイート」を 葉の横に置…

良いものに出会うと 心が躍る

JR湖西線高架の向こうは琵琶湖 JR湖西線高架の上の 実に印象的な雲。 少し淡いピンク色で その下は大きな琵琶湖だ。 ホームセンターに向かう車の中から見た景色は なんと開放的だろう。 苦しいほどの暑さの日々だった。 今 私を取り巻く景色の色は 疲れたよ…

「工房の季節」ヨン・ソンミ著

夕焼けの前 図書館のカウンター横に 今月の新刊コーナーがある。 今月から出来たのだろうか? それとも 今まで気がつかなかったのか? さっと流して見る。 暖かい感じのイラストの表紙に目が行き手にとった。 「工房の季節」ヨン・ソンミ著。 韓国の20代の…

小楢のドングリ 「ふらっとアフリカ」藤原章生著

小楢のどんぐり 何の木だろう? そう思って数年見続けていたら 小楢(コナラ)だった。 細い幹も枝も成長して 艶々と光るドングリまでつけて。 濃い緑の実に ベージュのベレー帽を被ったドングリ。 いつの間にか秋が来た。 ベニバナボロギク。 今が盛りと 白…

ブルーベリーと 2冊の本

ブルーベリー ブルーベリーを 大きなボウルに一杯貰った。 フレッシュな 濃い青の曇った様な色合い。 パイ ジャム どれを作るにしても こんなに沢山の粒々は 私にとってはとても贅沢だ。 まずは 甘そうなのを選り分け 朝のヨーグルトにたっぷりと。 司馬遼太…

ポテトと 藤原新也「メメント・ヴィータ」

うちの小さな土地に ポテトが採れた。 生ゴミを埋めた土で 色々な芽が出て 伸びては消えていくが 小さなポテトは 自分なりに実を太らせ その茎を引き抜いた私の前に 現れた。 写真を撮ろう。 大きな杉の年輪に ポテトを載せる。 150年以上はあるかと思う…

今日の出来事(2日)

2日 午後6時 北風が強いので 北側のドアの網戸を通して風が吹き抜けた。 久しぶりに「小屋」の中の気温は 30度と昨日より低い。 扇風機を回して凌ぐ。 毎日夕方になると 外は涼しく 夜になると 毛布を被って眠る。 朝方に 窓からの涼しい風がカーテンを揺…

夏の一日

soapwort(ソープワート) ソープワート 数年前に 友達から株を少し貰い植えた。 2年前に消えたかと思ったが 今年は花盛りだ。 煮出すと石鹸のように使えるとか。 私は 群れて咲いているのを見るのがいい。 今年初めて ひぐらしが鳴いた。 鈴を鳴らすような …

「酔いどれクライマー 永田東一郎物語 80年代ある東大生の輝き」藤原章生著

胸に グッと来た本だが その感想を書こうと思うと難しくて書けなかった。 それが 「酔いどれクライマー永田東一郎物語 80年代 ある東大生の輝き」 藤原章生著だ。 東京都立上野高校の山岳部で 永田は藤原の数学年上。 大学は永田が東京大学 藤原は北海道大…

ジギタリス(狐の手袋)と どくだみの花

ジギタリス(狐の手袋) 数年前から ジギタリスが 河岸 原っぱ 道ぎわ 山の中 そして私の「小屋」の周りに ピンクや白い花を咲かせるようになった。 ピーターラビットの絵本の中に 群れて咲いている花だ。 日本名は「狐の手袋」 新美南吉の「てぶくろをかい…

葉書の便り

左:ロイ・リキテンシュタインの葉書 右:I(アイ)さんからの葉書 稀に 葉書で便りをもらう事がある。 数日前に ひょんな事でお知り合いになった Iさんから 多分ご自身の作品の絵葉書に 細かな字で 温かそうな第一印象通りの 温かい内容の文の葉書が届いた…

「日本の小さな本屋さん」 和気正幸著

「日本の小さな本屋さん」 和気正幸 著 京都から個性的な小さな本屋が少なくなり 大型書店が増えた頃から 私は本屋に行く事がなくなった。 集中力がなくなり 疲れてしまう。 朝日新聞デジタル版に たまに載る街の本屋さんは 小さな店に 若い店主がおり 気持…

13日の出来事

13日 雲一つない 青空。 その空の下の 山々の木々は濃い緑に変わりつつ 風のない午後に 銀杏や紅葉の大木の葉は 時が止まったようにじっとしている。 久しぶりの穏やかな日に 大きく息を吸った。 藤の花が満開だ。 山や川縁 林の中に 薄い紫の藤が 木の枝…

晩春か? 初夏か?

今の季節を 晩春と言えばいいのか 初夏と言えばいいのか。 寒さと暑さが交互にやってくる。 こちら 山間部ではやっと野の花や 花壇の花が咲き始めた。 指で手折り 花器に挿し スマホで写真を撮った。 写真写りがいい花達。 「クレーの日記」パウル・クレー著…

緑の日々が過ぎて行く

買い物の帰り 買い物に行く。 片道車で50分ほどの距離だ。 琵琶湖西岸にあるスーパーまでの道は 殆ど 信号のない一本道。 田んぼ 林 山裾 今は緑が一年の中で一番美しい。 「小屋」の近くでは河鹿の軽やかな声。 山からのツツドリの鳴き声は 筒を叩く音の…

京都行き

Gallery GOBANGURA KYOTOGRAPHIに行ってきた。 19日 京都は雲一つない 夏の様に暑い日。 目的の画廊2軒とギフト用の買い物をするのに 2時間余りしか時間がないという 忙しい京都行きだった。 こんな細い道にまで観光客が!と噂通りの賑わい。 目的のギャ…