2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

時は続いて行くのだ

10月30日 二つの台風が去っても 青空は見えず しかし 雨の山は 色が変わり始めた。 朝から吹いていた 強い北風が止んだ午後。 買い物で山を下る。 途中で見かける ブルーシートで屋根を覆った家々 数えきれない倒木。 自然の力には勝てない。 ねじ伏せら…

台風21号

10月9日 ほんのしばらくご無沙汰しました。 台風21号で22日夜に電気が止まり 家の灯り、井戸水のポンプ、パソコン、携帯、電話・・・ 電気を使っているものは全て使えなくなりました。 今日夕方、やっと電気が灯りました。 明るい部屋、蛇口から溢れ…

無花果(イチジク)

400メートルの道を 手押し車を押して チエコさんがイチジクを持って来てくれた。 庭の池の上に 枝を広げたイチジクの木。 腰の曲がったチエコさんが 手を伸ばして採ってくれた。 本当に有り難く思う。 夕方になると ストーブに薪をくべる。 香ばしい香り…

友達が作った豆本「世界の名画」

縦が6センチ 横が8・5センチ 厚みが1センチ。 友達が作った豆本のサイズ。 紙は木炭紙で 表紙は濃いピンクの和紙だ。 ケースはボール紙 ゴールデンバットが飛んでいる。 手元にある材料で作った。 名画全集の広告から セザンヌやゴッホや ゴーギャン等を…

毒キノコであっても

スギヒラダケ 秋の自然の嬉しさは 赤い実であったり 栗やドングリであったり 枝がしなる程の柿の実の色であったりする。 形や色のかわいさでは キノコも負けてはいない。 山や林の腐葉土から 顔をだすキノコ。 食用になるのも 毒キノコであっても そのかわい…

映画「わんぱく戦争」のどんぐり小僧

「あ、どんぐりだ」 「りんどうが咲いた」 毎年の事なのにうれしい。 頭にベレー帽 緑のかわいいどんぐり小僧。 10代の頃見たフランス映画「わんぱく戦争」 フランスの地方の子供達と風景。 テーマ曲も忘れていない。 ベレー帽を被り 皮の編み上げ靴をはい…

マフラー

マフラー 今日も雨の一日。 足元も首の周りも 何となくスースーするようになった。 引き出しを開けると 飛び出してくる様に 沢山のストールやマフラー。 それは 自分で買ったものや 母が編んでくれたもの そして プレゼントされたもの。 20代の時買ったタ…

「おやおや・・・邪魔をして失礼」

冷たい雨が 朝からずっと降り続いた。 山に靄がかかり それが 下から上へと這い上がって行く。 私は一日何をするでもなく そして 前の道路を走る車も少なく 喜んでいるのは 黄色く色づき始めた 木の葉っぱだけだ。 傘をさして表に出ると 足もとを 土色をした…

小浜(オバマ)行き

小浜港 うちから車で1時間かからない。 鯖街道をずんずんと北へ。 潮の香りがしてくると港が見える。 港を出て左に行けば朝鮮半島 真っすぐ行けばウラジオストック 右に行けば北海道。 雄大な日本海の海の道だ。 小浜に来る目的の一つは水産市場。 新鮮で安…

痩せた土に植えたトマト

痩せた土に植えた 21本のトマトの苗。 雨と時々の油かす。 そして 太陽の光だけで 沢山の実を付けた。 2、3日前まで 赤い実を付けていたのが 急に衰え始めた。 夕方 ネットを取払い 支柱とトマトの茎を抜いた。 思い残す事はない。 小さな青い実を採り …

正倉院からパンプキンまで

草津AEON "trick or treat"なんて言ってるんだろうか? 子供達。 すっかり日本に定着してしまった ハロウィン。 その内に 「Thanks Giving Dayだ」と スーパーやデパートで ターキーの丸焼きが売られたりするかも知れない。 この国は 外国の文化や文物を 抵…

ミゾソバ(溝蕎麦)

澄んだ水が流れる溝や 伏流水が沁み出ている道路脇。 淡いピンクの 少女の様な風情の花 ミゾソバが群れて咲いている。 摘んで器に投げ入れ 枯れてくると 膨らみを持った花弁が ぽとりぽとりと机に落ちる。 この花はやはり 野に咲く花なのだ。 家の中で生を終…

ヒメジョオンの退場

原っぱに 群れて咲いていた ヒメジョオン。 仲間達は皆 どこかに旅立って行った。 道の側に きまり悪そうに立っている。 盛りの時の太い茎じゃなく 細い体で風を受ける。 「そろそろ退場しましょうかね?」 と、私に尋ねる。 「お好きなように」 と、私は答…

菊芋(キクイモ)

菊芋。 北アメリカからやって来た外来種。 花は小さなヒマワリみたいで 葉っぱも小さなヒマワリみたい。 ざらざらとしている。 背が高くて かわいい黄色い花なんだけど 油断すると畑全部が乗っ取られると 村の奥さん達には評判が悪い。 花が終わると 太い茎…

図書館の裏

図書館裏の風景。 私が一番好きな所。 透明な川が音を立てて流れ ゆったりと寝転んでいる様な山がある。 そして今日は連休で キャンプ場が賑わっている。 木々の間に見え隠れする オレンジや黄色のテント。 乾いた空気と優しくなった日差し。 平和で穏やかな…

秋雨の日のミルクスープ

午後5時20分 黄色の花が 茶色の種になり 盛りを過ぎたピンクのコスモスが ひょろひょろと茎ばかり目立って 揺れている。 夏に置いてきぼりにされた花達。 あけぼの草や 薄紫の野菊、ミゾソバは今が盛りだ。 さて 雨で冷たい今日の夕方。 有り合わせで暖か…

「メインの森」

図書館で借りた「メインの森」 「森の生活」の ソローの旅行記だ。 19世紀 アメリカ メイン州。 まだまだ未開であった土地を奥へと旅したソロー。 図書館に返却後、「もう一度読んでみたい」 Amazonで調べたら中古本のみが売られている。 ポイントも利用し…

葉書の便り

知人から葉書が届いた。 「しみじみと のらりくらり」 「ベランダの大きな鉢に 猫じゃらし8本、げんのしょうこ7輪、赤紫蘇 秋を感じさせてくれます」だって。 京都のど真ん中。 マンションの8階から見える街には 緑がぽつりぽつり。 そんな殺風景な風景を…

輝く白い月

小さな青いみかんが届く。 段ボール箱にびっしりと三重から。 木のボウルに盛られたみかん。 カーテンを少したぐり寄せ 黒い夜空を見る。 視線の先に輝く白い月。 北風の強い日だった。 会う人は皆 「寒いねぇ」 壊したくない 穏やかで平和な日常。

さつま芋の蔓の佃煮

トミコさんのさつま芋の蔓。 雨の昨日。 夕方にひたすら皮を剥いだ。 皮の無くなった淡い緑の茎を ポキっと折っては 小さいブルーのプラスチックの洗濯桶に ポイッと放り込む。 大きめの鍋に溢れる程の 翡翠色の茎。 グラグラと炊いていると 湯が灰汁で黒く…

夏布団の洗濯

コンコンコンコンと 今日も一日キツツキは忙しそうだ。 私も忙しい。 夏に活躍した扇風機や 夏布団の洗濯。 早くやって来た秋。 小屋の中に居座っている 夏の名残。 何とも居心地が悪い。 頑張る洗濯機と私。 洗っては干す。 開け放した窓で 旗の様にたなび…

面倒な作業

トミコさんは 私の為に野菜を作ってるのでは? と、思う程。 朝早く 電話をもらった。 ピンクの蔓穂の花の群れ。 そこを下るとサツマイモの畑だ。 茎を辛抱強く切り取り そして いよいよサツマイモ。 紅の芋が黒い土を纏って ぼこぼこと出て来る。 濃い緑の…