2017-01-01から1年間の記事一覧

良いお年を

京都 北区 お天気のいい今日 京都へお墓参り。 比叡山が真向かいに見えるお墓を 水で洗い花を供える。 ちょっとしたお礼の大原の漬け物 友達が見たいと言ったDVD そして 楽しいカレンダー。 北山郵便局から出した。 今年はまだ 書いていない年賀状。 いつも…

野暮用で大阪へ

帰り道 大阪へ2泊3日。 野暮用と言う事にしておこう。 野暮用の合間に 何十年ぶりかで心斎橋界隈へ 「ぶらり」のつもりだった。 噂通り中国語が飛び交う ラッシュアワーの電車の様な街に変わっていた。 通りを少し外れて道具屋筋へ。 東京の合羽橋の様な所…

「いつもありがとうございます」

バナナケーキを8本焼いた。 そんなに熟れていない実を 生地に練り込んだ。 焼きたてのずっしりとした ちょっと酸っぱいケーキ。 杏ジャムを ウィスキーで薄めたのを 刷毛で塗った。 んーーーん、いい香りだ。 野菜を下さる集落の奥さん達へ。 心ばかりのわ…

食いしん坊なのかも知れない

22日金曜日に小浜で買った鯖。 その日のうちに三枚におろし 塩をたっぷりとした。 そのまま一晩冷蔵庫で休んだ鯖。 身から水分をタップリと出し しっかりと固くなった。 酢水でさっと洗い 砂糖、少しの塩と おろし生姜を加えた酢に漬けた。 そして今日 冷…

水生植物園 みずの森

車から横目で見て いつも通り過ぎるだけの 琵琶湖南東の烏丸半島。 メタセコイアの並木の下 草津市立水生植物園の中に ゆっくりと車を走らせた。 そこは 琵琶湖を前に大きく広がっている 気持ちのいい空間だった。 湖岸道路からは見えない所に こんな所があ…

至福の魚料理

福井 小浜港 私は訪れた土地に非常に愛着を感じる人間だ。 住んでいる集落から車で一時間。 何度行っても歩いてみたい そして愛着を感じている所。 小浜に又行った。 水産市場 水産市場は12時を過ぎると店じまいする。 今回も浮き浮きと 新鮮で安い魚や味…

たった一軒のコンビニ

LAWSON 村の中心地(ミッドタウン)には 市役所の支所、銀行、郵便局 農協、学校、道の駅、診療所等々。 そして 図書館。 この辺りを歩いていると誰かに出会う。 2500人の村の たった一軒のコンビニ ローソン。 例えば ここでコーヒーとドーナツを買い表…

振り向いても何もいない

山の神様 山のあちこちにある 山の神様のお社はとても小さい。 それは まるで山に住む小人の家だ。 そして あちこちにある 小さな石に赤いよだれ掛けをつけた お地蔵さん。 「山の神さんが怒った」 「狐にだまされた」 「お地蔵さんが言う事をきいてくれた」…

朝日にキラキラ

午前9時 数日前に降った雪はまだ溶けず。 朝日にキラキラ キラキラと輝き 歩くとバリバリと凍った音がする。 一日中冷たい風と空気。 ネックウォーマーを鼻まで引き上げ 用事でチエコさんの家へ。 油断をするとツルっと滑る。 リンゴ三個を縦に八つ切り。 …

林業を生業とする村

午後4時30分 林業を生業としている人達は どこの国でも同じ事をしているのだ。 「メインの森」(ソロー著)を 読んだ時そう思った。 19世紀 アメリカメイン州。 ソローがメイン州の川に沿って 奥へ奥へと旅をする。 その時にソローが聞いた話。 切った…

遅くなった日暮れ

「おっ?、日暮れが少し遅くなった?」 五時を過ぎてもまだほんのりと明るい。 冬はまだ始まったばかりなのに 春が遠くに見えた様な嬉しさだ。 いつもより早く雪が降った。 やり残した事を考えると気分がめげた。 一日一日明るい時間が増え 遠くで手を振って…

EMSで砂漠の町へ

奥比良 武奈ヶ岳(ぶながたけ) カリフォルニアの砂漠の町で 男のお友達方と楽しい日々を送っている 30年来の友達。 86才 男 アメリカ人。 今年も個展をした現役の画家だ。 その友達に 毎年送っているクリスマスカード。 一日延ばしにしていた。 「こり…

三月までのお付き合い

12月14日 カミルが行ってしまった次の日。 雪が積もった。 水っぽい重たい雪だ。 私がまだ眠っていた暗い間に 除雪機が道路の雪を掻いた。 灰色の空から 落ちてくる雪は 冬の厳しさを教え 雲が切れた青い空から 踊りながら降る雪は 冬の楽しさを知らせる…

スイス人カミルの別れのレモンタルト

カミルのレモンタルト ジュネーブの母親に電話し 作り方を確かめながら レモンタルトを作るカミル。 皿は バター、小麦粉、水。 レモンクリームは レモン、バター、砂糖 コーンスターチ、玉子、すりおろしレモンの皮。 からりと焼き上がった皿に いい香りの…

深夜のワーグナー

一日の終わり。 とても眠たくて 今日はもう寝ようと思った。 でも ラジオから流れるワーグナーのオペラ。 若い頃 退屈としか思えなかった 長くて単調な曲が 心に響く。 昨日は「マイスタージンガー」 今夜は「トリスタンとイゾルデ」 じっと聴き入ってしまっ…

お調子者の私

京都 宝ケ池 友達の個展に行く。 京都の北の宝ケ池。 緑の多い地域だ。 風は冷たく気持ちのいい空気だ。 沢山の知人とギャラリーで会う。 「おお、久しぶり」 コーヒーを飲みながらの長い話。 仲代達矢の無名塾公演 「肝っ玉おっ母(とその子供達)を見に 福…

70年以上生きた栗の木

80才を過ぎたタイチさんが 子供の頃から知っている2本の栗の木。 それが 21号台風で根から倒れた。 「薪にしないか?」と言うお知らせが来て 夫は軽トラにチェーンソーを積んで出かけた。 栗の木は薪には向かない と思い込んでいる集落の人達。 囲炉裏…

普通の日常

シュトーレンに振りかけた粉砂糖みたい。 薄く切るとプンとイーストの香り。 そんな今朝の雪だった。 太陽が 山の向こうから顔を出すと 消えてしまう。 張りつめている キンとした冷気が谷筋に流れて 気持ちのいい朝だ。 ストーブで暖かい小屋の中。 朝のミ…

本 「1941 決意なき開戦」

12月8日が 真珠湾攻撃、パールハーバーの日だと気づいた人。 そして 真珠湾攻撃について詳しく説明出来る人。 何人いるだろう。 今年のテレビニュースにも新聞にも 真珠湾攻撃について大きく語っていない。 不思議な事だ。 去年、オバマ元大統領が広島を …

大津市 雲は 下から見る方がずっといい。 飛行機の窓から 白く輝く綿みたいなのを見た時 そう思った。 青い空の下をのんきそうに 又、ある時は忙しそうに 流れて行く雲。 今日も 夜空はキーンとして 星はクリアに輝いている。 暗い空に向かって息を吹くと 白…

「頼りにしてるよ」

「雪が降ります」「雪が降ります」と ニュースの天気予報が言う。 でも 今日も気持ちのいい青空。 夜にはクリーム色の月と 冬の星座オリオンが 私を見下ろす様に輝く。 白い色で覆われた景色。 それは 本当に美しいものだ。 しかし 雪は一日でも遅い方がいい…

柚子の砂糖煮

暗くなった夕方。 騒がしい音をたてて 除雪車のブルドーザーが前を通る。 明日 雪が降るのだと実感する。 雪が降る前にと思っていた仕事。 やり残してしまった。 たっぷりの砂糖で ことことと煮詰めた スライスした柚子の実。 飴色のジュース。 それを一切れ…

気合いを入れて過ごす季節

簡素な薪ストーブの上。 青い鍋にはぜんざいがとろとろと 白のミルクパンには柚子の砂糖煮がぐつぐつ。 アルミの片手鍋には 捨てようかと思った小さなじゃがいも。 皮を剥いたら冷蔵庫に保存しよう。 そして 大きなやかんにはいつも湯が沸いている。 いよい…

冬の色

食いしん坊の私は 木から舞落ちた葉っぱが 黒糖かりんとうや チョコレートをコーティングした コーンフレークに見える。 葉っぱの上を歩けば さらさらと 軽やかな音がする。 知人が昼前にやって来た。 柚子を二つ貰った。 輪切りにして 砂糖を沢山使って ミ…

料理本「シネマ厨房の鍵貸します」

ソーセージとりんごのオーブン焼き(アメリカ映画 若草物語 1994年) 茄子とインゲンのサラダ、海老の炒め物(ベトナム映画 青いパパイヤの香り) アメリカ、南北戦争の頃 「若草物語」の4人の娘がいるマーチ家の食卓。 ソーセージとリンゴをオーブンで…

小さな2個の塊

小入谷峠(おにゅう峠)に辿り着くには 旧鯖街道に沿って 車が通れるように削られた細い道を くねくねと登っていく。 削り取られた崖は 大雨が降れば崩落し 車は通行止めになる。 道に餅菓子のあられを撒いた様に 散らばった小さな岩や石。 広がる青い空と …

素朴なフランスのパン

フランス人の女の子、ポーリンは20才だ。 日本のあちらこちらを旅しながら一年滞在する。 いよいよ今日 うちの集落を離れ岡山へと移動する。 スイス人のカミルと 夜に小さな小屋の我が家にやって来ては クレープを焼いてくれたり ずっしりとしたパンを持っ…

小入谷峠(おにゅうとうげ)

木曜日にここを去るフランス人のポーリンと まだもう少し滞在するスイス人のカミルと一緒に まずはうちから車で20分の集落へ。 山の村の突き当たり。 その集落から歩いて 滋賀県と福井県の県境の小入谷(おにゅう)峠へ登った。 杉の暗い人工林を過ぎると …

南米の芋 ヤーコン

トミコさんからどっさりと野菜を貰った。 白菜、大根、赤かぶ、牛蒡 そして ヤーコン。 ヒマワリの様な黄色の小さな花をつける。 芋の内側は半透明の色で水分がたっぷり。 ほんのりと甘い。 作っているトミコさんも これをどう料理するか困っている。 去年も…

マムシとナムアミダブツ

通称 まむし 春の芽吹き 秋の紅葉。 この頃は 歩いても 運転中でも 心がわくわくと騒いでくる。 黄色や赤や茶色の葉っぱが 風で舞って散っている今の季節。 私一人でこんないい目をしていいのか? マムシと呼ばれる 車の離合もままならない道。 春に小熊がひ…