夕焼け空 夜空

1月30日 午後5時20分 買物の帰り 雪の合間の日。 早く買物に行く予定が 午前中に時間のかかる用事があった。 お昼ご飯の後 夫と急いで山を降り 湖岸の町へ。 今年の冬の雪と気温は 久しぶりに厳しい。 食料品を沢山買い込んだ。 これで 雪で閉じ込められても…

昨日と同じような一日

午後5時過ぎ 真冬の色のない世界で 日暮れ時の 淡い夕焼け空の ほのかなピンク色は 心を温かくする。 この空の色を合図に 除雪の手を止めて 小屋の中に入る。 今日は屋根の雪が落ちた。 その雪を 赤のスノーダンプで運び川に捨てる。 単調な労働を繰り返す私…

1月も もう半分過ぎた

1月16日 午後3時 狭い山間の村に住んでいる。 だから 平野や海辺より太陽は早く沈む。 今日も 白く輝く光を放ち 一足早く 山の向こうへ消えた。 夕焼けは 5時ごろ。 淡いピンクの小さな雲が ぽっかり浮かんだり オレンジ色の燃えるような雲が 西の空を染めた…

お正月は終わった

大きな傘を広げて 外に出る。 霙の様な水を含んだ雪が 灰色の空から舞い降りる。 すぐに傘は重くなり 傘の縁から雫が落ちる。 その灰色の空の上から 飛行機のジェット音が聞こえる。 以前と同じように 南の空を 頻繁に飛行機が飛ぶ。 音の無い冬の雪景色の中…

冬至の日

苔 今日は待望の冬至なのに 小豆もカボチャも柚子も用意出来ず 山盛りの天ぷらを揚げ 熱い天つゆで。 白菜と りんごと レーズンの フレンチドレッシングのサラダ。 貰った自家製の大根の麹漬けが パリパリと美味しい。 冷たい小雨は昼過ぎには上がり 外回り…

オリオン座と月光

昨日の夜 夫と私は 若い友達の別荘へ行った。 うちから車でくねくね道を20ぷんほど 山の中に小さな小屋があった。 枯草色の景色の中の 小屋の中から漏れる淡いオレンジ色の灯が 心に沁みる。 そして 小屋から見える 車のライトも 同じように 心に沁みるの…

峠まで

京都から 夫の友達二人がやって来た。 一年振りの訪問。 いいお天気でよかった。 昼ごはんを済ませ 今日の訪問の目的の一つ 若狭湾が見える峠まで 友達の車に乗って出かけた。 うちから 峠までの登り口は近い。 そこからまだ紅葉には早い山道を車で登る。 空…

甘くない柿

三個の柿を器に入れ テーブルの上に置いた。 大きな柿で 窓から射す陽の光を受け それらは 深とした静物画のようだ。 「全然甘くない」と悲しそうな顔をして チャックが持って来たこの柿は チャックが言う渋柿ではないと思う。 まだ固く 色も浅く 香りがない…

完璧な秋の一日

完璧で美しい秋の1日だ。 空気は乾いた キリリとした冷たさに満ち 雲一つない 空が広がる。 鴨の小さな群れに 久しぶりに出会い 蝶なのか 小さな鳥なのか 見分けのつかない飛行の群れが 旋回しながら 移動する。 首に 薄い濃紺の木綿のストールを ぐるぐる…

感動を分かち合いたい時

広大な景色を前にして その景色が夕焼けに染まった時とか 心打たれた映画を観 映画館を出て その感動を誰かに話したい時とか そんな時は誰にでもあるだろう。 そして そばに誰もいないを悔しく思う。 今日の秋の空は まさしくそんな時だった。 「ほらほら あ…

かわいい どんぐりの実 

アスファルト道路の上 緑と茶色のどんぐりの実が散らばっている。 それはまるで 選んで並べたかの様だ。 その間に 私は可愛いどんぐりの帽子を置いた。 道路脇に 間隔をおいて立っているどんぐりの木々。 その下を歩くと 霰おかきを踏むような 軽い 弾ける音…

柴栗の栗ご飯

今日の昼ごはん 柴栗(シバグリ)を沢山貰った。 丹波栗の様に立派ではないが 皮は艶やかで 栗色そのものだ。 沢山の小さな栗を 夫と忍耐強く剥き 3カップの米に 醤油を少し落として炊く。 炊き上がりを混ぜると 立派なお焦げも出来た。 茗荷をザクザクとス…

今日も 気持ちのいい日であった

昨日と同じ写真の様だが 実は今日撮った写真なのだ。 空の色が明るい。 そして 今日も 気持ちのいい日であった。 小屋の中から見る 朝の外の様子は 明らかに 光の色が少し前と違う。 夜露を載せた木々の葉の輝きの美しさ シジュウカラの地鳴きの声の軽やかさ…

明日も 気持ちのいい日である様に

午後に 友達が京都からやって来た。 晩御飯を食べて 午後10時ごろに帰って行った。 秋の始まりの 空気の澄んだ一日。 その写真と 短い文を載せて 今日はお終いとしよう。 明日も気持ちのいい日であれば 幸せだ。

青いみかん

図書館の裏から 図書館の裏の川堤からの眺めは 誰彼に自慢したい。 目の前に 比良山系の北側が横たわり 台風や大雨でもない限り 川は穏やかに流れている。 私の住む谷筋は 空は狭いが この辺りは 広々とした空だ。 私が「ミッドタウン」と呼んでいる 村の中…

夏の終わりの輝く緑

滋賀県大津市和邇 用事で大津に出かけた。 片道4、50分のドライブ 往きと違うルートで帰ろう。 その道は古い街道筋と 畑 田んぼ 山などを巡る道だ。 空は広く 夏の終わりの緑は 昼の太陽に照らされて輝いている。 夫の運転する車の窓から スマホで2枚写…

今日 心に残った事

「記憶」4 (陶) 夕方の 何か不思議な空気感。 それは 厚い灰色の雲を通った 仄かな夕焼けだ。 あの灰色の雲の上の 激しい茜色の夕焼けを思う。 朝 すぐ近くで チッ チッ チッと高い声で鳴く鳥。 何という鳥か? 名前を知りたい。 夏に 地に這い茂り 邪魔…

空を見上げた

いつもズボンのポケットに スマホが入っている。 それは 歩数計で 何歩歩いたかを知る為 そして 心が動いたものを すぐに撮りたいからだ。 15日の夕方 6時前 小屋から表に出た。 涼しい風が吹いていた。 昼間の蒸し暑さから 解放され ふうっと息を吐き 空…

今日も輝く星

網戸越しに眺める 今冬初めて ドアを開け 網戸にして 外の光を眺める。 冷気がすっと小屋の中に入り込み 澱んだ空気が 掻き回されるのを感じる。 そして 空は雲一つない青空。 なんの鳥だろう 綺麗な鳴き声が響く。 「二坪小屋」のドアを開けると 川側の窓ガ…

冬の合歓の木

合歓の木 細い枝に 沢山の莢が連なっている。 夏の陽を浴びて 絹糸のような花が咲く 合歓の木の 花の数だけの莢だ。 鳥達は 莢の中の豆を食べないのか? 下に落ちた莢を裂くと 現れるのは 美しく並んだ 薄茶色の美味しそうな豆。 色の少ない冬の景色の中 ふ…

昨日は立春

5日 午後5時 天気予報通り 朝から晩まで雪が降り続く。 でも ちらほら ちらほらと降る雪は 白い花びらの様だ。 屋根から落ちる雪の滴が 指くらいの細い氷柱になり 並んでいる。 空気は冷たく 顔に当たる風は心地良い。 短い時間に 雪が止み 青空が見え ふ…

深夜の雨

15日午後4時半 深夜に雨が降り始めた。 朝 目が覚めると 雪が降っているかも知れない。 二日前の夕方の空。 南の空に浮かんだ雲が 淡いバラ色に染まっていた。 私の大好きな こんな雲の表情。 明日からしばらく 灰色の日が続くはず。 この 心躍った夕空を…

月の宵

夕方5時半 タイチさんの家を出たのが 夕方の5時半過ぎ。 暗い道を 食パンと豆大福の入った袋を持ち 200メートルも離れていない うちの小屋まで歩く。 タイチさんの奥さんは 私が帰り際に 必ず何かのお土産を持たす。 今日は食パンと豆大福。 すでに暗い…

夕暮れ

1日に何度か見上げる空。 重くのしかかる雨の日 風の強い 雲が走り去るような日 心が下向きになる。 夕方の 薄い雲の向こうに 白く輝く月は半月。 忙しなかった今日も 穏やかな空を見上げて やれやれだ。 湿った木を燃やす 焚き火の煙が谷筋に漂う。 人の気…

輝く金星

金星 日が暮れて 焚き火をしながら 外の用事を続けた。 キンと冷えた夜気の中 火の暖かさと灯りが嬉しい。 南の空には金星が明るく光る。 黒い杉の木の上に光る星。 ゴッホの星と糸杉みたいだ。 薄く靄のかかった黒い空。 砂を撒いた様に光るいつもの星は 今…

深く息を吸う

夜の間に雪が降り 朝には ポタポタと雫となって落ちた。 葉の落ちてしまった枝の向こうに 透けて見える空。 その空は青く 広がる雲は白い。 吹く風は 冷たく顔にあたり 景色も 空気も 清らかな冬の色になった。 深く息を吸う。 冷たい空気が 体の隅々にまで …

灰色の鯨みたいな雲

17日 午後5時ごろ 灰色の鯨みたいな雲が三つ 走る車についてくる。 刈り取られた稲田の上に 広がる空は 大きく広く 雲は「さあ 走ろう」と私に言う。 夕方の暗くなる前の風景の その中を走る車と競うように 横に 前に現れる雲。 「早く 山の小屋に帰らない…

今日は青空

窓を開けると 朝の冷気が入り込む。 半袖のTシャツでは落ち着かない。 フランネルのシャツを重ねた。 小さな小屋の大きな窓は 花粉や綿毛 枯れた木の葉の 夏の置き土産で 随分汚れた。 薄い木綿のカーテンはくたびれて そこを透る朝の光は穏やかだ。 静かな…

週に一度の買い物

10月2日 夕方5時過ぎ 買い物に出かける。 「小屋」から琵琶湖岸にあるスーパーまで 車で片道50分。 ほとんど信号のない道を 山 畑 稲田の季節を感じながらのドライブだ。 週一回の買い物で 同じエリアにある3軒の店を回る。 生鮮食品は大手のスーパー…

輝かしい朝

9月27日 朝 太陽が 山の後ろから顔を出すと 数メートル先を隠す霧が 一気に消えてしまう。 そして 霧の置き土産の たっぷりの夜露が 色の変わり始めた葉っぱの先から ぽたりぽたりと 滴り落ち 足元の草は 靴の先を濡らす。 輝く緑 川のせせらぎ 道を走り…