果物

柿をもらったので 柿のケーキ

柿ケーキ 富有柿をもらった。 少し柔らかいのを二つ。 それをゴロンゴロンと三角に切り ケーキ生地に混ぜ込むだけの 簡単なものを焼いた。 シナモンとナツメグをたっぷり 塩をひとつまみ加えると 味が深くなる。 生地の中で 果汁が沁みだすせいか 焼き時間が…

3種の果実は相性がいい

「もうこれで終わり」と 茶碗一杯ほどの ブルーベリーを又貰った。 大きく立派な粒。 群青色の上に 白い膜がかかったような 控えめな青い粒。 一粒つまんで味見する。 ヨーグルトと共に 生で食べるには酸っぱいぞ。 冷凍庫に保存してある黒すぐり(ブラック…

ブルーベリーのジャム

ブルーベリー 白のビニール袋に入った ブルーベリーを貰ったのは数日前。 ずしりと思いブルーベリーを パイにしようか ジャムにしようかと迷ってるいる間に 冷蔵庫の中で 甘い熟している香りがした。 今年はジャムにしよう。 白い琺瑯鍋の中で 美しい色のブ…

朝食に 新鮮ブルーベリーの実

朝夕 気持ちのいい日が続く。 窓やドアを開け放ち 網戸から入り込む 冷たい朝の空気と光。 こんな朝が いつまでも続くといいのに。 椀に山盛りほどの ブルーベリーを貰った。 いつもの冷凍ブルーベリーではない フレッシュな しっかりとした実の大きな粒。 …

土筆(つくし)甘夏 八朔

「小屋」のそばに やっと土筆が現れた。 細いヒョロリとしたのが2本。 群生しているつくしなら ポキポキポキポキと 欲しくもないのに 摘みたくなる。 三重から蜜柑が届いた。 甘夏と八朔。 黄色の大きいのやら小さいのやらを 段ボールの箱から何個も出し 深…

雪の朝 不揃いの苺

22日 深夜に大きな音と地響きがした。 すぐにテレビを付けて 地震情報を観る。 数分後に 京都南部と出た。 ここは震度1。 そんなものじゃなかった、震えた。 朝起きると 真っ白の世界。 でも 空は青空で 積もった雪がすでに溶け始め 屋根にずらりと並んだ氷…

デコポン 冬の晴れ間

不揃い傷ありのデコポンを インターネットで買った事があった。 平たい段ボールで届き 箱を開けると 確かに不揃い傷あり。 味は格別に良かった。 柑橘類は見栄えより 少し時間が経ったのが 美味しいとその時に思った。 スーパーにデコポンが並んだ。 シール…

どうでもいい事

紅葉 一番最後まで 赤い葉っぱを残しているのは紅葉だと 今年になってやっと気がついた。 銀杏の葉っぱは いつもより黄色が薄く 山帰来の赤い実は いつもの様に弾けるような膨らみはない。 午前11時ごろ 赤い郵便配達の車が止まり 「小屋」の壁にある 白い郵…

幸せな事

3日 午後3時半 北の空の灰色が もうすぐこちらにやって来る。 冷たい雨が降ってくるのを 私に教えた。 頭上が晴天であっても油断は出来ない。 今日は 小さな折り畳み傘を ジャンパーのポケットに入れ ウォーキングに出た。 昼ごはんの後 ストーブの中で薪が…

25日の出来事

冷たい雨が降ったり止んだりした。 その雨で 山や「小屋」の周りの木々が 美しい黄色や茶色に しっとりとした色になった。 お客があった。 「友 遠方より来たる」である。 そして うちに来るお客は 大方 嬉しいパンのお土産がある。 サワドゥのライ麦パン カ…

柚子と木の鉢

美しく瑞々しい 手のひらに載る小さな柚子。 木の鉢の中の明るい黄色。 アメリカのヴァーモントに行ったのは 数年前の様な気がするが もう20年前。 その地の 小さな雑貨店で見つけた シェーカーの木の鉢に 「おお これがシェーカーの鉢か!」 と 私は小躍…

木炭紙のランプシェード

「二坪小屋」のランプシェード 「小屋」のそばに もっと小さい「二坪小屋」がある。 その名の通り 二坪ほどの空間で ここを訪れた人は なぜか「かわいい」と言う。 そこに吊るしてある照明の ランプシェードを新しくした。 木炭紙(デッサン紙)を 釣鐘状に…

西瓜を食べる

夏の間に 一度は食べたい西瓜。 1/6切れのをスーパーで買い おやつに食べる。 よく冷えた瑞々しい西瓜 ガラスの皿に三角に切ったのを 一人 二切れ。 その姿の可愛さを眺める。 扇風機と換気扇を回しても 汗が滲む小屋で 淡い赤の西瓜の 三角の先から食べ…

山桑の実

山桑の実 ある日気がつくと 小屋のそばに 形の良い葉の木が 道路側と裏の川側に立っていた。 「何の木だろう」と思っていたら それが 山桑だった。 若い頃 一度だけ食べた事のある桑の実。 それが 果たして成るのだろうか? 川側の山桑が 去年から実をつけ始…

今季最後の八朔

小さな八朔 沢山の小さな八朔が 大きな箱で和歌山から届く。 皮は少しくたびれ気味。 果肉はとても甘い。 今季最後の名残の八朔。 大きな竹籠に盛り テーブルの上に置く。 黄色が 薄暗い昼間の小屋の中で輝く。 平たい器に 袋から出したオレンジ色の実を並べ…

八朔 ポンカンの新鮮極上ジュース

京都の友達がやって来た。 萎びた皮の 何とも不細工な 紙袋にいっぱいの八朔やポンカンと共に。 (失礼m(_ _)m) 今の我が家には フレッシュな八朔が 箱にいっぱい。 さて どうしよう。 友達のみかんを一つ 包丁で二つに切る。 私の好きな 柑橘類のいい香り…

お墓参り 京都

お墓から比叡山を望む 夫の両親のお墓は京都の北西 比叡山が真正面に見える所にある。 去年の暮れは 雪混じりの天気が続き 約半年ぶりに行ってきた。 京都の北部でも 桜の蕾が膨らみ 山にはもう 拳の花があちこちに咲き 畑には菜の花が満開で 「下」はすでに…

泉北ニュータウンのレモン

大阪府堺市泉北ニュータウンのレモン。 それが二個 姉からの荷物の中に入っていた。 堺市の山側 古墳もある丘陵地のニュータウン。 そこをレモンの街にしようというプロジェクトが 2014年に立ち上がった。 今 各家庭の庭 会社や施設にレモンの木が植わり 黄…

無花果(いちじく)

友達から貰った「城陽のいちじく」 洗って皮のまま 又は 手で皮を剥く。 その時の気分で食べ方が変わる。 手に果汁がつくのが嫌な時は 二つに切り スプーンで食べながら 切り口の美しさと 果汁の艶やかさを愛でる。 子供時代 いちじくは 家の空き地に植って…

甘くない柿

三個の柿を器に入れ テーブルの上に置いた。 大きな柿で 窓から射す陽の光を受け それらは 深とした静物画のようだ。 「全然甘くない」と悲しそうな顔をして チャックが持って来たこの柿は チャックが言う渋柿ではないと思う。 まだ固く 色も浅く 香りがない…

明日から雨だとニュースで言う

陶 木の実 ドライフラワー しばらくいいお天気が続いた。 明日から数日 雨が降るとニュースで伝える。 こうやって 秋は深まっていくのだな。 秋の虫の鳴き声が 少し大人しくなったと 感じるのは気のせいか。 小屋の周りの散らかりようが 気になって仕方がな…

今日 心に残った事

スーパーで1/6に切った西瓜を買った。 二人なので十分な大きさだ。 一口大に切った甘くて 冷たい西瓜を ガラスの器に入れ 晩ご飯の後に食べた。 淡い甘さと たっぷりの果汁 いつの頃からか 種が少なくなった様に思う。 そうだ 昼間に 少し離れた山で アカ…

すもものジャム

黄色のすもも 奥の集落に住む「ヤマケン」さんから 私は卵を買っている。 この季節には 赤か黄色のすももが 卵と一緒に届く。 鶏小屋のそばの大きな すももの木。 よく熟れたすももの実は 鳥や熊も大好物。 「ヤマケン」さんは そのすももを 「ジャムにして…

懐かしい苺

甘く 大きく 歯ごたえが頼りない そして 値段が高い。 こんな苺になってから 私は何年 食べていないだろう。 昨日 京都の友達に苺をもらった。 大きな苺 小さな苺が びっしりと詰まった4個のパック。 濃い赤色 形もシャープ ざぶざぶと流水で洗い 鉢に入れ…

果汁100% みかんジュース

段ボールの箱の底に 食べ忘れたみたいにあった 小さな早稲のみかん。 届いた時は 頑張って食べた。 酸っぱくて 淡白な味のみかんは 箱の底で 数週間の忍耐の日々を過ごす事になる。 今日 久しぶりに顔を出したみかんは 美しい蜜柑色の皮と果肉と そして 豊か…

果実と共有する時の歩み

貰った枝付き葉付きの柿。 ハサミで柿の実を切り取り 深い竹のザルに収める。 まだ青い実は 猿に食べられる前の収穫。 柿の香りを初めて感じた沢山の柿だ。 テーブルに竹ざるに入った柿を置く。 赤くなるまで気長に待とう。 日々 変わりゆく色の変化 熟れゆ…

茹で栗

もらった茹で栗を コロコロと器の中に。 大きいのやら 小さいのやら。 山の中の 栗の木の下 茶色のイガから 顔を見せた栗の実を 軍手をはめた手で 一つずつ拾い・・・ といった情景が浮かぶ。 それを アルミの大きな鍋で茹で 上手くいったかな?と 試しに一…

美しいブルーベリーの色

鉢に入れたブルーベリーが とても美しいので 写真に撮った。 霜がかかった様な スモーキーな濃い紫色の果皮。 コバルトの線を引いた鉢に似合う。 湿度の高く暑い 周りの景色が ぼんやりとした 靄がかかった様な日。 冷蔵庫で冷たくなった 白いカスピ海ヨーグ…

赤いすもも

すもも 深夜に 雨が大きな音をたてて降った。 朝 川の水は茶色に濁っていたが 水嵩はいつもと同じ。 久しぶりの雨に 乾いた土や 山の草木が グビグビと飲み干したのだろう。 南風で吹き荒れた木の枝は 夕方には ふわりと揺れる。 暑かった昨日が 遠い日の様…

枇杷(びわ)

時々 友達がくれるビワの実は 不揃いで 傷がある。 それを 水でざぶざぶ洗い 指で皮を剥き齧る。 酸味のある甘い果汁で 指が濡れる。 艶々とした明るい茶色の種が 小鉢の中に貯まる。 土に蒔いた沢山の種は 二つ三つと芽を出し すくっと伸びて葉をつけるのだ…