果物

朽ちた葉 林檎「信濃スイート」

地に落ちた葉は朽ちていたり 朽ちかけていたりする。 降る雨に濡れて艶やかな栃の葉 朽ちかけている黄色の葉は クロモジ エゴ どこかから飛んで来た葉は何の葉だ? それらを拾い 輪切りの杉の上に並べ 青森からやって来た林檎 「信濃スイート」を 葉の横に置…

ジャムを炊いた:ブルーベリー 赤いスモモ 黒すぐり

ジャム:ブルーベリー 赤いスモモ 黒すぐり 赤いスモモは よく熟したのと まだ半分青いのが入り混じっていた。 熟したのは冷蔵庫に 半分青いのはテーブルの上にと 加減を見ながら全部赤くなるのを待った。 琺瑯の鍋に果実とたっぷりの砂糖。 しばらくすると …

ブルーベリーと 2冊の本

ブルーベリー ブルーベリーを 大きなボウルに一杯貰った。 フレッシュな 濃い青の曇った様な色合い。 パイ ジャム どれを作るにしても こんなに沢山の粒々は 私にとってはとても贅沢だ。 まずは 甘そうなのを選り分け 朝のヨーグルトにたっぷりと。 司馬遼太…

今日の出来事(2日)

2日 午後6時 北風が強いので 北側のドアの網戸を通して風が吹き抜けた。 久しぶりに「小屋」の中の気温は 30度と昨日より低い。 扇風機を回して凌ぐ。 毎日夕方になると 外は涼しく 夜になると 毛布を被って眠る。 朝方に 窓からの涼しい風がカーテンを揺…

苺と蟻

Tさんから数年前にもらった苺苗 露地栽培のいちごが食べたい。 そこの到達点は中々の難路であると 最近分かった。 4個の植木鉢に一株ずつ植え 白い花が咲き 淡い緑の苺の実が出来 赤く色づき始めた。 人間が美味しいと思うものは 動物も同じだ。 色づいた苺…

苺とエゴの花

露地栽培の 実がしっかりした甘酸っぱい苺。 そんなのが食べたいと 長い間思っていた。 ホームセンターで 苺の苗を見た時 これを植えたら 私が食べたいと思う苺の夢が 叶うかもしれないと 三つの苗を買った。 植木鉢に肥料入りの野菜の土を入れ 丁寧に植え …

オーストラリアの葡萄

オーストラリアの葡萄 オーストラリアの葡萄をもらった。 淡い緑色をした茎が日本の葡萄より少し細い。 スーパーで最近売られているが 価格が少し高く 眺めるだけだった。 白の器に入れると ピッタリと自分に合った洋服の様に 淡い緑の葡萄は 白の鉢によく似…

深い味わいのマーマレード

数日前 マーマレードを作った。 八朔位の大きさの柑橘の皮を 細切りにし 2回の茹でこぼしの後 砂糖と水を加えて煮るだけ。 今回は シナモンとナツメグを入れたせいか とても深い味わいのマーマレードになった。 ケーキ クッキーに混ぜて焼こうと思ったので …

枇杷の葉 雪の日

枇杷の葉 何年も前に 友達が実家から持ち帰った 沢山の枇杷の実を貰った。 小さな実だが 甘く 少し酸っぱい。 艶やかに光る明るい茶色の種を 土にバラバラと撒いた。 芽は沢山出るのだが 冬を越せずにいた。 その中で 2本の芽が生き抜き 細い幹と枝に雪を載…

柿をもらったので 柿のケーキ

柿ケーキ 富有柿をもらった。 少し柔らかいのを二つ。 それをゴロンゴロンと三角に切り ケーキ生地に混ぜ込むだけの 簡単なものを焼いた。 シナモンとナツメグをたっぷり 塩をひとつまみ加えると 味が深くなる。 生地の中で 果汁が沁みだすせいか 焼き時間が…

3種の果実は相性がいい

「もうこれで終わり」と 茶碗一杯ほどの ブルーベリーを又貰った。 大きく立派な粒。 群青色の上に 白い膜がかかったような 控えめな青い粒。 一粒つまんで味見する。 ヨーグルトと共に 生で食べるには酸っぱいぞ。 冷凍庫に保存してある黒すぐり(ブラック…

ブルーベリーのジャム

ブルーベリー 白のビニール袋に入った ブルーベリーを貰ったのは数日前。 ずしりと思いブルーベリーを パイにしようか ジャムにしようかと迷ってるいる間に 冷蔵庫の中で 甘い熟している香りがした。 今年はジャムにしよう。 白い琺瑯鍋の中で 美しい色のブ…

朝食に 新鮮ブルーベリーの実

朝夕 気持ちのいい日が続く。 窓やドアを開け放ち 網戸から入り込む 冷たい朝の空気と光。 こんな朝が いつまでも続くといいのに。 椀に山盛りほどの ブルーベリーを貰った。 いつもの冷凍ブルーベリーではない フレッシュな しっかりとした実の大きな粒。 …

土筆(つくし)甘夏 八朔

「小屋」のそばに やっと土筆が現れた。 細いヒョロリとしたのが2本。 群生しているつくしなら ポキポキポキポキと 欲しくもないのに 摘みたくなる。 三重から蜜柑が届いた。 甘夏と八朔。 黄色の大きいのやら小さいのやらを 段ボールの箱から何個も出し 深…

雪の朝 不揃いの苺

22日 深夜に大きな音と地響きがした。 すぐにテレビを付けて 地震情報を観る。 数分後に 京都南部と出た。 ここは震度1。 そんなものじゃなかった、震えた。 朝起きると 真っ白の世界。 でも 空は青空で 積もった雪がすでに溶け始め 屋根にずらりと並んだ氷…

デコポン 冬の晴れ間

不揃い傷ありのデコポンを インターネットで買った事があった。 平たい段ボールで届き 箱を開けると 確かに不揃い傷あり。 味は格別に良かった。 柑橘類は見栄えより 少し時間が経ったのが 美味しいとその時に思った。 スーパーにデコポンが並んだ。 シール…

どうでもいい事

紅葉 一番最後まで 赤い葉っぱを残しているのは紅葉だと 今年になってやっと気がついた。 銀杏の葉っぱは いつもより黄色が薄く 山帰来の赤い実は いつもの様に弾けるような膨らみはない。 午前11時ごろ 赤い郵便配達の車が止まり 「小屋」の壁にある 白い郵…

幸せな事

3日 午後3時半 北の空の灰色が もうすぐこちらにやって来る。 冷たい雨が降ってくるのを 私に教えた。 頭上が晴天であっても油断は出来ない。 今日は 小さな折り畳み傘を ジャンパーのポケットに入れ ウォーキングに出た。 昼ごはんの後 ストーブの中で薪が…

25日の出来事

冷たい雨が降ったり止んだりした。 その雨で 山や「小屋」の周りの木々が 美しい黄色や茶色に しっとりとした色になった。 お客があった。 「友 遠方より来たる」である。 そして うちに来るお客は 大方 嬉しいパンのお土産がある。 サワドゥのライ麦パン カ…

柚子と木の鉢

美しく瑞々しい 手のひらに載る小さな柚子。 木の鉢の中の明るい黄色。 アメリカのヴァーモントに行ったのは 数年前の様な気がするが もう20年前。 その地の 小さな雑貨店で見つけた シェーカーの木の鉢に 「おお これがシェーカーの鉢か!」 と 私は小躍…

木炭紙のランプシェード

「二坪小屋」のランプシェード 「小屋」のそばに もっと小さい「二坪小屋」がある。 その名の通り 二坪ほどの空間で ここを訪れた人は なぜか「かわいい」と言う。 そこに吊るしてある照明の ランプシェードを新しくした。 木炭紙(デッサン紙)を 釣鐘状に…

西瓜を食べる

夏の間に 一度は食べたい西瓜。 1/6切れのをスーパーで買い おやつに食べる。 よく冷えた瑞々しい西瓜 ガラスの皿に三角に切ったのを 一人 二切れ。 その姿の可愛さを眺める。 扇風機と換気扇を回しても 汗が滲む小屋で 淡い赤の西瓜の 三角の先から食べ…

山桑の実

山桑の実 ある日気がつくと 小屋のそばに 形の良い葉の木が 道路側と裏の川側に立っていた。 「何の木だろう」と思っていたら それが 山桑だった。 若い頃 一度だけ食べた事のある桑の実。 それが 果たして成るのだろうか? 川側の山桑が 去年から実をつけ始…

今季最後の八朔

小さな八朔 沢山の小さな八朔が 大きな箱で和歌山から届く。 皮は少しくたびれ気味。 果肉はとても甘い。 今季最後の名残の八朔。 大きな竹籠に盛り テーブルの上に置く。 黄色が 薄暗い昼間の小屋の中で輝く。 平たい器に 袋から出したオレンジ色の実を並べ…

八朔 ポンカンの新鮮極上ジュース

京都の友達がやって来た。 萎びた皮の 何とも不細工な 紙袋にいっぱいの八朔やポンカンと共に。 (失礼m(_ _)m) 今の我が家には フレッシュな八朔が 箱にいっぱい。 さて どうしよう。 友達のみかんを一つ 包丁で二つに切る。 私の好きな 柑橘類のいい香り…

お墓参り 京都

お墓から比叡山を望む 夫の両親のお墓は京都の北西 比叡山が真正面に見える所にある。 去年の暮れは 雪混じりの天気が続き 約半年ぶりに行ってきた。 京都の北部でも 桜の蕾が膨らみ 山にはもう 拳の花があちこちに咲き 畑には菜の花が満開で 「下」はすでに…

泉北ニュータウンのレモン

大阪府堺市泉北ニュータウンのレモン。 それが二個 姉からの荷物の中に入っていた。 堺市の山側 古墳もある丘陵地のニュータウン。 そこをレモンの街にしようというプロジェクトが 2014年に立ち上がった。 今 各家庭の庭 会社や施設にレモンの木が植わり 黄…

無花果(いちじく)

友達から貰った「城陽のいちじく」 洗って皮のまま 又は 手で皮を剥く。 その時の気分で食べ方が変わる。 手に果汁がつくのが嫌な時は 二つに切り スプーンで食べながら 切り口の美しさと 果汁の艶やかさを愛でる。 子供時代 いちじくは 家の空き地に植って…

甘くない柿

三個の柿を器に入れ テーブルの上に置いた。 大きな柿で 窓から射す陽の光を受け それらは 深とした静物画のようだ。 「全然甘くない」と悲しそうな顔をして チャックが持って来たこの柿は チャックが言う渋柿ではないと思う。 まだ固く 色も浅く 香りがない…

明日から雨だとニュースで言う

陶 木の実 ドライフラワー しばらくいいお天気が続いた。 明日から数日 雨が降るとニュースで伝える。 こうやって 秋は深まっていくのだな。 秋の虫の鳴き声が 少し大人しくなったと 感じるのは気のせいか。 小屋の周りの散らかりようが 気になって仕方がな…