無花果(いちじく)

 

友達から貰った「城陽のいちじく」

 

洗って皮のまま 

又は 手で皮を剥く。

その時の気分で食べ方が変わる。

 

手に果汁がつくのが嫌な時は

二つに切り スプーンで食べながら

切り口の美しさと 果汁の艶やかさを愛でる。

 

子供時代 

いちじくは 家の空き地に植っており

夏にはその木に トカゲが

艶のある体を 陽にあててじっとしていた。

よく熟れたいちじくを 木から採り

友達と他愛のない話をしながら食べた。

これは数人の友達の家 近所の家での思い出だ。

 

いちじくは 買うものではない

近所の庭のを採って食べるという思い出。

私がスーパーで見るいちじくを 

高いと思ってしまうのは こう言う事だ。