2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

本「黒部源流山小屋暮らし」を図書館から

図書館に予約した本 「黒部源流山小屋暮らし」を 受け取った。 イラストレーターでもある やまとけいこ氏の 夏の山小屋での 生活記録である。 繁忙期は六十人もの登山客を受け入れる。 仕事の合間に 魚釣り 昼寝 絵描き。 まだ 手元に届いただけなので これ…

ソープワートの花

sorp wort(石鹸草) 淡いピンクの花は 10年ほど前に 知人の庭から一株持ち帰ったソープワートだ。 水の中で葉を揉むと泡が出て 石鹸の代わりに使う事が出来るという 昔の知恵だ。 去年はもう消えたかに見えたのに 今年は1メートル程にも伸び 沢山の花を…

本「黒部源流山小屋暮らし」やまとけいこ著

雨が続くと顔を出すのはきのこ。 今日 私を呼び止めたのは よく見かけるが 名前は知らない。 きのこの傘の下に 小人のノームが座っている。 そんな風に思うのは 子供時代に刷り込まれた きのこが登場する童話 絵本のイメージだ。 NHKラジオ「石丸謙二郎の山…

ドクダミの花

つい先頃まで咲いていた花が消え 今は オフホワイトの花びらのドクダミが 「小屋」の周りに群れている。 2本を手折り ガラスの瓶に挿す。 苦い香りが 空気に漂い 指に残る。 窓の向こうは強い雨で 緑が重く垂れて たまに 車のタイヤの音が過ぎ去って行く。 …

黒すぐりのジャム

黒すぐりの ジャム 葉っぱ 実 先日摘んだ黒すぐりの実を 白の琺瑯のミルクパンで 砂糖と水でコトコトと煮た。 濃い紫のとろりとしたジャムの出来上がり。 白の陶の蓋物に入れると 小さな宝物のような風情を感じる。 蓋物の上には小さな家。 黒すぐりはフラン…

黒すぐりの実

黒すぐりの実 去年のいつだったか 黒すぐりの枝をチョキチョキと切った。 葉っぱも 花も 実も寂しいのが気になったから。 そのお陰か 今年は葉の色も美しく ふさふさと波打つような姿になった。 小さな花から 黒い実が沢山付いた。 久しぶりに 両手のひらに…

「13本のパイプ」 イリヤ・エレンブルグ著

大事にしていた本を 少しずつメルカリに出している。 いらない本だから手放すのではない。 本棚に何十年も並んでいて シミや焼けが出てくるのを見て 誰か読んでくれないだろうか?と 思い始めたからだ。 メルカリに出品して 数年ぶりに購入してもらえた 「1…

タイムと 伊藤比呂美

タイム 放っておけば どんどん草が伸びる6月。 その中に 小さな葉っぱ 鮮やかな緑のタイムの群れ。 20年ほど前に 知人の庭から一掴み引き抜いたのを ここに引っ越す時にも 忘れずに持ってきた。 土が合ったのか 空気がいいのか 葉の色艶もご覧の通り。 今…

ナデシコの花

ナデシコ(撫子) 数年前に パラパラと蒔いた アメリカンワイルドフラワーの種。 小さな袋に 数種類の種が入っており 一斉に花が咲くのかと思えば そうではない。 青い花が咲き しばらくするとオレンジ色が咲く。 去年は白のナデシコが咲いた。 「アメリカン…

花の香り 梅の実の香り

コアジサイ 淡いブルーのコアジサイと 白いウツギの花は 同時に群れて咲く。 濃密な香りは むせるようだ。 山の中 道路の脇 毎年 自分たちの領域を広げていく。 上に螺旋を描いて飛ぶ鳶は その香りに酔ったように 大空を舞う。 いつものように 可愛い声で鳴…

「カザルスへの旅」伊勢英子著

大して期待もせずに 読み始めた本であるのに 最初から面白く 読み進んでいる。 「カザルスへの旅」伊勢英子著。 5月15日のブログ 『見えない蝶をさがして」「チェロの木」』の作者だ。 「日常のこまごまとした事に 押しつぶされそうになっていた私の感性…

モミジバキイチゴ ラーメンと冷麺

モミジバキイチゴ 私の知っている 黄色の果実の木苺は モミジバイチゴだけ。 春の終わりに 白くて長い花びらの花が咲く。 花びらが散り どこに咲いていたのかも忘れていると 今日の様に 突然私の前に姿を現す。 山吹色の艶々とした果実。 以前のように 摘ん…

山羊を見に行く

れん うちから車で15分ほどの所。 私より20歳若い友達と言うか 知人と言うか その人が 小さな山小屋を借りている。 山小屋の周辺の草を 草刈機で刈る代わりに 「山羊を2頭レンタルしたから 見にくる?」 と LINEを貰った。 ケーキを二切れ ラップに包み …