器 鍋 台所

柿をもらったので 柿のケーキ

柿ケーキ 富有柿をもらった。 少し柔らかいのを二つ。 それをゴロンゴロンと三角に切り ケーキ生地に混ぜ込むだけの 簡単なものを焼いた。 シナモンとナツメグをたっぷり 塩をひとつまみ加えると 味が深くなる。 生地の中で 果汁が沁みだすせいか 焼き時間が…

煙突掃除と小さな驚き

昨日 夫がストーブの煙突掃除をした。 うちは 二週間毎に煙突掃除をする。 薪が気持ちよく燃える為の 労を厭わない。 1日の寝ている間を除けば ずっと火を絶やさない。 大きなやかんを1個 普通のやかん2個が湯気を上げたり 煮物 シチューの鍋が コトコト…

深い緑色 ピーマン

冬野菜をたくさん貰った。 軽トラで運ぶほどだ。 今回は 白菜 大根 赤蕪 白蕪 ピーマン 小芋 葱。 黒い畑の土がついたままの冬野菜。 洗ったり 切ったり 新聞紙でくるんだり 冷蔵庫にと 使うまでに 面倒な処理が続く。 夏の酷暑にもめげず 沢山の実をつけ つ…

私の遊び(3)

山や集落の木々が 色づくのにはまだ早いが 「小屋」の周りや アスファルト道路の上の 風に吹かれて舞い落ちた 少し錆びたような 紅や黄の葉っぱが美しい。 柿の葉 桜の葉 黄色の葉 小楢のどんぐりを拾い 水引草を手折って 大事に持ち帰る。 長方形の砂色の器…

私の遊び(2)

コレクションしている 木の実達を バラバラと 鉢に落とす。 去年の秋のどんぐり 栃の実 櫟のかくと 松ぼっくり。 砂色の器との相性の良さに 目を細める。 夏の真ん中に 小楢のどんぐりを 50個ほど苗ポットに埋めた。 未だに 芽が出ない。 出てくるのは 何…

ブルターニュ人のお土産

5年前 新コロナの前に 私の集落で 無農薬有機栽培の野菜を作っている チャックの畑ボランティアとして しばらく滞在していた フランス・ブルターニュの40代の男の子(私から見れば) そのブルターニュ人が 昨日フランスからやって来た。 北海道から沖縄まで…

白の花瓶 白の茶碗

男郎花(おとこえし) 男郎花の花が ポツポツと咲き出したので 毎年の事だが 白い粒の様な花の茎をハサミで切り 白くて小さな口の 細長い花瓶に挿す。 黄色の女郎花(おみなえし)も 見つけたら 同じように白の花瓶に挿す。 どちらも 秋の花らしく 質素で地…

15日の事

一度生けて枯れた花を ストーブのそばに吊るした。 カリカリに乾いた地味な菊は 鮮やかな別の色になり 無地の花器に挿すと 花のない今の季節の彩りだ。 ドライフラワーになったのか?どうか?と 花びらを指で触り確かめた。 昨日今日 季節は後退し 蒸し暑い…

村の「ミッドタウン」と聖護院大根

28日 午前 一昨日 用事があって村の「ミッドタウン」に出かけた。 山の中 川の両側にある小さな町だ。 市の支所 JA ガソリンスタンド 美容室 道の駅 図書館 そして 一軒のコンビニ ローソンなどが 国道に沿って並んでいる。 山側には スキー場 ゴルフ場 温泉…

25日の出来事

冷たい雨が降ったり止んだりした。 その雨で 山や「小屋」の周りの木々が 美しい黄色や茶色に しっとりとした色になった。 お客があった。 「友 遠方より来たる」である。 そして うちに来るお客は 大方 嬉しいパンのお土産がある。 サワドゥのライ麦パン カ…

恒例 芋煮会の日

今日は恒例の芋煮会。 毎年 7、8人集まるが 今年は5人で開催した。 この時だけ登場するダッチオーブンも 錆を落とし焚き火の上に。 特別なご馳走はないが この土地の小芋と大根も使い芋煮 卵焼き 大根と大根葉の甘酢和え この土地の美味しい米のご飯。 チ…

柚子と木の鉢

美しく瑞々しい 手のひらに載る小さな柚子。 木の鉢の中の明るい黄色。 アメリカのヴァーモントに行ったのは 数年前の様な気がするが もう20年前。 その地の 小さな雑貨店で見つけた シェーカーの木の鉢に 「おお これがシェーカーの鉢か!」 と 私は小躍…

青い 小さなどんぐり

道路に沢山落ちていた グリーンピースより小さなどんぐり。 沢山 ズボンのポケットに入れ持ち帰る。 乾いた葉がくるりと巻き 薄緑のどんぐりがついているのを 小さな木の皿に 小さなどんぐりを載せる。 すっきりとした美しさに 私は満足で 艶のある緑のどん…

昼間の暑さ 夜の涼しさ

貰った小さなトマトを洗い ガラスの鉢に入れ テーブルの上に置く。 野菜や果物を カゴ 鉢に入れ飾るのが 花を飾るより好きであると 近頃感じる。 今日のトマトは 青みが残り それを愛でながら 完熟の時を待つ楽しみ。 何をするのも 億劫に感じる昼間の暑さか…

鉢の中 浮かぶエゴの花

エゴの花 降り続いた雨が 夕方に霧雨に変わった。 山も 林も 草はらも 道路も ぐっしょりと濡れて 濡れそぼつとは こんな事を言うのだろう。 小屋のそばに 縁のかけた白の鉢を置いてある。 鉢いっぱいに溜まった雨水に 土が薄く溜まっている。 私は 鉢の水を…

雨の日 5月29日

ココアケーキ 膝まである長靴を履く。 私の長靴は男もので それで傘をさして歩いている様は きっと 滑稽な姿だろう。 朝から小雨。 台風の渦巻が大きく育ち それをパソコンやテレビで時々観ていた。 周りの緑は 雨を吸い 益々元気で ぐんと大きくなったみた…

たけのこ 蕨

カップ2杯の米に 薄く切ったたけのこを加えて炊く。 味付けは麺つゆだけ。 四角に切った昆布を使ったり 酒を加えたのは少し前まで。 炊き上がりを しゃもじで返すと 美味しそうなお焦げ色。 淡い茶色のご飯に合う木の器は ご飯茶碗より小さいが お代わりを…

飛行機雲と豚肉ロール

今日も雲ひとつない青空。 風はまだ冷たく ダウンジャケットを羽織り 表に出る。 見上げた空に 白い飛行機雲が西から東へ 音もなく飛び去った。 軽く湯がいた人参とインゲン豆を 薄い豚肉でくるくると巻く。 軽く小麦粉をまぶし 鋳物のフライパンで じっくり…

菜の花のおひたし

和歌山の菜の花 茎を思い切りよく切り ぐらぐらと沸いた湯に さっとくぐらし 冷たい水に 濃い緑になった葉と蕾を放った。 軽く絞って揃え 野の花の鉢に盛った。 麺つゆを少し滴らし 胡麻を指で潰しながら散らした。 旬の物には 出来るだけシンプルな味付けが…

ココアのヨーグルトケーキ

ココアのヨーグルトケーキ 大きい耐熱皿に ココア色のケーキ 刻んだ胡桃がたっぷりと散っている。 艶のある焼き上がりが美しい。 材料を揃えて ボールで混ぜ オーブンで焼けば 簡単に出来るヨーグルトケーキ。 毎日食べる「ケ」のおやつに 手はかけられない…

青大豆のひたし豆

片手の手のひらに載る程の量を 友達からもらった。 「これは何の豆だろう?」から始まった 淡い暗緑色の小さな豆。 Googleはそれを 青大豆だと教えてくれた。 レシピを見ると「ひたし豆」がトップに。 一晩水につけた豆は 3倍ほどの大きさになった。 それを…

フランスの骨董の皿

フランスの皿 白の陶器の骨董の皿。 真ん中に転写された絵を覗いてみよう。 妻が刺繍しているのを 興味深げに見ている夫 食事中の夫婦 場所はレストランか それとも家か 庭園を歩く恋人達は 咲いている花を見ている。 服から推測すると 18世紀だろうか。 …

雪が溶けると アケビの蔓が現れた

アケビの蔓 数日後に 雪が降るという天気予報。 今は 暮れに降った雪がどんどん溶けて行き 川の流れの水かさが増えて 茶色に濁った水が激しく流れている。 除雪に明け暮れた去年に比べると なんと 楽な日常だ。 雪が溶けると アケビの蔓と それについた葉が…

好きな器で飲むホットドリンク

先日 ご紹介した「泉北ニュータウンのレモン」を 熱々のレモネード ホットレモンにして飲んだ。 湯呑みにレモンを絞り 蜂蜜をたっぷり加え ストーブの上で湯気をたてているヤカンから ほとばしる熱湯を注ぐ。 その湯呑みは30数年前 寺町二条の骨董屋で買っ…

「パリジェンヌの田舎暮らし」NHK Eテレ

NHK Eテレ「パリジェンヌの田舎暮らし」 小さな小屋に住んでいるので テレビもそれに合ったサイズの19インチだ。 その小さな画面のテレビで 私はたまたま出会った面白い番組のシーンを いつもズボンポケットに入れているスマホで カシャッと写真を撮る。 …

木の器と焦げたケーキ

いつものレシピで いつもの温度。 だけど 焼き上がったココアケーキの表面は 光るチョコレート色ではなく 瓦の様なビジュアルと 焦げた匂いだった。 オーブンが変わると こんなに違うのだという 見本のような焼き上がり。 四角のケーキを16等分に切り 上を…

木の器

何年も 薪棚のすみに 埃を被っていた木の器。 それは 夫の友達が ストーブの焚き付けになる木端をくれた時 その中に混じっていたものだ。 紙の様に軽く薄い 手のひらに載るほどの小ささ。 底には「鴨社」と焼印が押してある。 下鴨神社のすぐ近くに住む友達…

丹波焼の地 立杭行き

丹波立杭に行った。 JR相野駅で4、5年振りで会うAさんと待ち合わせて バスで「兵庫陶芸美術館」「立杭 陶の郷」へ向かう。 立杭の里を取り巻く 秋の光を浴びた 広葉樹の山並みが穏やかだ。 陶芸美術館の特別展示は フランス アールヌーボーのガラス作家 ル…

小さな餅煎餅

ヤマケンさんが持って来てくれた 沢山のお盆のお供え用の団子。 団子粉を水でこね 丸め 鍋にたっぷりの 湯の中で茹で 片栗粉をまぶして 仏様に供える。 お月見の月見団子と同じだと思う。 多い目に作り冷凍し 毎年それを私に持って来てくれる。 お味噌汁に入…

雪の日のコーンスープ

コーンスープ クリームコーン カットトマトの缶詰は 途切れずに常備している。 忙しくしている時の頼もしい食材の友だ。 ちょっと疲れたなと思った時は 酸味のトマトスープ 寒い時に食べるコーンスープは 体の芯から暖かくなる。 又 雪がたっぷりと降った今…