器 鍋 台所

秋の初め スダチの香り

朝晩の 寒いほどの冷気で 数日前から ストーブに薪をくべる。 半袖のTシャツの上に フランネルのシャツを着た。 うっすらと畳み皺のある軽いシャツ。 灰色の空と 頼りなげに風に揺れる芒の穂が 夏の盛りの 噴き出る汗の記憶を 忘れさせる。 知人がくれた 濃…

湯がいただけのインゲン豆

畑から もいで貰ってきた青い豆を 洗って 筋を取り 指でポキポキと折る。 塩を少しの湯で湯がき 深い緑に色が変わったら ザルの上にそのままで。 土の色をした四角の鉢。 インゲン豆を載せ 胡麻を指で潰しながら振りかける。 出汁と醤油で煮る事も オリーブ…

経年劣化の働き者の鍋

今日 ついに鍋の蓋の「つまみ」が取れた。 母が使っていたのを 私が使い続けている 50年の友 ステンレスの厚みのある鍋。 夫が 固い木の枝を切り それをネジ釘でしっかりと蓋に留めた。 新しい「つまみ」はとても感じがいい。 北欧の雰囲気があるとは言い…