経年劣化の働き者の鍋

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今日 ついに鍋の蓋の「つまみ」が取れた。

母が使っていたのを 私が使い続けている

50年の友 ステンレスの厚みのある鍋。

 

夫が 固い木の枝を切り 

それをネジ釘でしっかりと蓋に留めた。

新しい「つまみ」はとても感じがいい。

北欧の雰囲気があるとは言い過ぎか?

 

2年ほど前

鍋の片方の取っ手のプラスチックが

劣化により取れた。

 

その時 遊びに来ていたスイス人の男の子が

うちの母なら捨てないと言った。

それ以来 鍋つかみを使い 不自由なく使い続けている。

 

最近気が付いたのだが 

私は分厚い鍋が好きみたいだ。

 

40年以上前 大阪道具街で買った

分厚いアルミの打ち出し鍋。

寸胴鍋の丈を ぐっと短くした感じ。

 

ル・クルーゼの重い鍋。

琺瑯の白い鍋も重い。

 

フライパンはロッジの重い鋳物

イノダコーヒーで買った。

映画「フライド・グリーン・トマト」では

これで 人を殺してたな。

どれもこれも 思い出と共に40年ものだ。

 

厚みのある重い鍋達は 存在感を示し

私のそばで 経年劣化するほど働いている。