絵本「おもいでのクリスマスツリー」

 

24日

図書館の受付カウンターの横に

ずらりと並んだ クリスマスの絵本。

本の返却 受け取りで待っている間

ふっと目に止まった絵本「おもいでのクリスマスツリー」

 

物語に登場するルーシーは

アメリカのアパラチア山脈の奥の村に住んでいる。

この村では 地域の人たちが 

順番に木を切りクリスマスに 教会に立てる。

今年の当番はルーシーの父だ。

でも 父は第一次世界大戦で兵士となり 欧州に行っている。

 

ルーシーと母は 雪の中 

山の中のバルサミモミの木を切りに行く事になる。

そして クリスマスの日。

父が欧州から帰還する。

筋だけを辿れば 簡単なものだが

絵と 当時の質実な田舎の生活と 人間の強さが

この美しい絵本に詰まっている。

 

アメリカ アパラチア山脈の奥「松ガ森」という

ルーシーの住む小さな村。

 

ルーシーと母は 愛馬「まだら毛」と共に

雪の中 ツリーの木バルサミモミを切りに行った。

聖歌を歌いながらの帰り道 

太陽はちょうど 牝鹿ヶ丘の向こうに登り始めた。

 

教会にこのバルサミモミの木は飾られ

子供達のキリスト生誕の劇が終わり

教会から出た時 そこに帰国した父が待っていた。

私の大好きなハッピーエンディング。

 

夏。

ルーシーの家のキッチンガーデンには

とうもろこし インゲンが育ち

柵にはスイカズラが巻き 洗濯物が風にはためく。

 

冬。

20世紀初頭の 田舎の家の様子が興味深い。

ゴーゴーと暖炉に燃える薪

そばには バターを作る樽

吊るされたミント

ルーシーの部屋。

 

およそ100年ほど前の田舎の暮らし。

ストーリーも楽しく読んだが

描かれた生活にも心打たれた。

 

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