冬枯れの花 

 

強い北風に雪が吹かれ

それが 夕方4時過ぎまで続いた。

今日もそれまでは 「小屋」の中で雪ごもりだ。

 

雪が止み 「さて積もった雪を掻き

道路から「小屋」 二坪小屋 車の周りに

道をつけておこう」 と外に出た。

北も南も そして真上も

青空が 輝く雲からのぞいていた。

 

雪の深さは20センチほど。

冬枯れの花が 積もった雪から覗き

薄い茶色の茎や花殻は 雪の中で

静かな美しさで立っていた。

 

融雪剤の撒かれた道は溶け

道路脇の雪は 歩くとバリバリと音を立てた。

 

「小屋」の中で咲き始めた梅の花は 満開となり

机の上に 白い花びらを落とし始めた。