signという言葉

16日 午後5時 

朝 小屋のドアを開けると

すぐそばに ずっと続いている動物の足跡。

狐か狸か?

朝日に照らされ キラキラと煌めいていた足跡。

夕方になっても その足跡の他には 雪の上についていない。

 

明日 目が覚めて ドアを開けたら

どんな足跡の模様がついているのか。

 

暗い夜の小屋の中の私に 足跡で気配だけを残す。

signという言葉が浮かんだ。