福井小浜(2) 骨董店のカフェ

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JR小浜駅前の商店街の

ウィークデイの昼下がり。

 

シャッターの下りた店もある

歩いている人もいない。

ひっそりとした通りなのに

骨董屋がやけに多い。

 

じりじりと照りつける太陽

履いている靴までも重く感じる。

 

「どこでもいい。ちょっと一服だ」

と、ドアを押して入ったカフェ。

ここが当りだった。

 

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古い洋館の内部は

天井の高い 広々とした

木の机や椅子が置かれた

懐かしい空間だった。

「おぉ・・・」

 

見やすく並べられた骨董の器。

染め付け 印判 古九谷 

小浜塗の箸 漆の椀 ガラスの鉢・・・

 

水滴に覆われた大きなグラス。

すだちジュースに氷が浮かぶ。

 

汗も引き 足の疲れもとれた。

 

さてさて

海の街から山の村へ

南に向かって

車を走らせ帰ろう。