晩秋の日

 

我が家は 「小屋」の割には窓が多い。

そこに掛かっていた薄い木綿のカーテンから 

冬用の二枚重ねに やっと変えた。

長い夏 短い初秋と晩秋に 窓を覆った白いカーテンは 

ぐったりと疲れた様子だった。

 

朝と夕方には ストーブに景気よく薪を燃やす。

「小屋」の中が むっくりと暖かくなる。

煙突から立ち上がる白い煙は 

穏やかで暖かい平和な炉端の証だ。

 

紅葉を愛でに 写真を撮りに いつになく車が走る。

夜にも車の音がするのは 雲海の峠へ行くのだろう。

 

暗い空に星が輝く。

狭い谷筋の小さな空に カシオペア

横切る点滅する光は 飛行機の小さな跡だ。