自然

七草粥

七草粥ではなく三草粥。 雨の一日で 傘をさし ハコベ 大根と赤カブの葉っぱを見つける。 晴れていたら 後 2草位は摘めただろう。 手のひらに フワッと一掴み程の 雨に濡れた 葉っぱ。 まな板の上で トントンと細かく刻む。 冷凍ご飯をチンして鍋に入れ それ…

緑の草と苔

七草の粥を食べる日は 毎年 雪を掘り 小さな芽を探す。 ある時は スーパーで買った 小松菜であったりする。 手のひらに載る少しの七草を 細かく刻んで 甘い香りの湯気のたつ 白い粥に放り込む。 さっと深い緑に色が変わる。 今年はまだ雪が積もらず 七草の幾…

温泉のある丘まで歩いた

図書館の裏 夫はローソンへ 私は図書館へと 村の「ミッドタウン」に出かけた。 夫の愛車 スズキのキャリーで30分だ。 道の駅の駐車場に車を止め それぞれが 用事を済ませた。 そして私は 青いコートのポケットに 水色の小さな傘を入れ 「ちょっと 温泉まで…

私の新年が始まった

3日 午後4時 雪のないお正月。 ここに住み始めて 初めての事だ。 空気は冷たく 風は強い。 そんな元旦だった。 子供時代 お正月の日の光は 昨日と違って見えた。 同じことを言う友達がいた。 のんびりと朝寝をして 小屋の中でウロウロし 午後は川沿いに歩…

シンプルな野菜スープ

まだ 暑い秋に 植木鉢にパラパラと 人参の種を蒔いた。 イギリスの絵本に登場する人参。 食べる事や 大きくなる事は 全く期待せず 可愛い葉っぱや赤い人参が 育つのを見たかった。 暑い秋も過ぎ クリスマスも終わった。 葉っぱが茶色くなりかけたので 「そろ…

木の実を集めたのが 遠い日の様だ

どんぐり 松ぼっくり 栃の実 拾ってズボンのポケットに入れたのが ついこの間の事だ。 雨がしとしとと降り続ける冷たい今は 木の実を集めたのが 遠い日のように感じる。 艶々と光るどんぐりや栃の実 表に向かって手を広げる松ぼっくり 自然の造形の見事さと…

今度こそ・・・必ず

午後4時 大津市瀬田から帰る途中。 琵琶湖東岸の湖岸道路を走りながら 日の暮れが早いのを気にしていた。 暗くなるまでに 山に帰り着きたい。 寄り道はなしだよ。 湖岸道路沿いは メタセコイアがとても多い。 私の好きな生きた化石。 見過ごせないメタセコ…

霧の日

霧の朝。 色のないモノクロの世界は奥深い。 霧が動くたびに 景色の表情が変わる。 一日中 小糠雨が サラサラと降り 葉っぱの落ちた木々の 山や林が 黙している閑かな世界。 扉を開け表に出ると 北に広がる 灰色の空に 白い靄が山に沿って登って行く。 スマ…

hearth and home

蓬莱山 今日は いつもと違う道で帰ろう。 信号を左折せずに 直進し 細い旧道に入り そして 真っ直ぐに西に続く道を走る。 右手にゆったりと現れる蓬莱山。 夜になると ロープウェイの明かりが 美しく輝く山。 滋賀は どこにいても 山か湖が見える。 山の向こ…

雪爺が ほら あそこに見えないか?

小屋のすぐそばに広がる原っぱの 夏の深緑の草いきれは もう遥か遠い日の様だ。 枯れて 品のいい薄茶色に変わった 原っぱの上を歩くと フカフカとした弾力。 この下に潜んでいる 次の年の春の力。 雪が降る前の静かな時。 微かに音を立てて こちらに向かって…

「ルビーの様な」冬苺

冬苺 「ルビーの様な」 この表現こそが 冬苺にふさわしい。 山の崖に 張り付く様に蔓が伸び 晩秋から ぼちぼちと 透明感のある 赤い実がなる。 鳥も 鹿も 熊も大好物の冬苺。 甘酸っぱくて 可愛い。 寂しい初冬の林のなかで 控えめな美しさだ。

晩秋と冬の初め

アジサイ(紫陽花) 小屋の周りは 晩秋と冬の初めの景色が相まり アルパカの毛糸の様な 暖かい茶の色合いだ。 今朝 表のバケツの水が 凍っていた。 山の向こうから 太陽が顔を出すと すっと姿を消す 透明な薄い氷の板。 オレンジ色のマリーゴールドと 枯れて…

いよいよ冬が始まるのだな

除雪車が小屋の前を 大きな音をたてて通った。 頼もしいブルドーザー。 これでいつ雪が降っても大丈夫。 いよいよ冬が始まるのだな。 空気が冷たい。 ノーマルタイヤから スタッドレスにいつ換えようか と 思っていながら一日延ばし。 思い切って八つのタイ…

オレンジ色の葉っぱ

雲ひとつない 晴天の1日だった。 こんな気持ちのいい日に 私は一日中 小屋の中で過ごした。 なんと勿体ない。 道路わきに 吹き溜った 枯葉が美しい秋の終わりの日の まだ 細い枝から離れられない オレンジ色の葉っぱの写真を載せて 今日はこれで。

ヘクソカズラの実

ヘクソカズラの実 白い筒状の花の真ん中に 濃いピンク色のポイント。 夏の暑い盛りに 蔓が木や枝に絡みつき あちらこちらに咲いていた。 こんな可愛い花なのに なんと名前が 屁糞葛(ヘクソカズラ) 今日 葉っぱの散ってしまった木の枝に 可愛いくて シック…

止めどなく散る紅葉の葉っぱ

昨日まで 見事な黄色だった紅葉の葉っぱ。 一夜明けた今日は はらはら はらはらと 止めどなく散る。 ベンチの上 土の上に散りかかり それは とても美しい。 しとしとと降る 小雨に濡れて 落ち着いた黄や茶の模様。 いつまでも このままで あればいいと思うが…

夕焼け雲 24日

窓の外が 燃える様な色だ。 ドアを開けて 外に出る。 「カシャリッ」 スマホのボタンを押す。 そんな美しくも 怖い様な夕焼け雲を お届けして 今日はこれで。

名残の赤い桜の葉

アスファルト道路に 落ちていた桜の葉っぱ。 赤が綺麗だ。 踏まないように またいで通ろう。 赤い葉っぱの下の アスファルトも美しい。 急いで歩いていた私を 引き止めた物。 それは 雲ひとつない青空の日に ひらひらと落ちてきた 名残の赤い桜の葉っぱだっ…

久しぶりのカワガラスの声

カワガラスは留鳥だ。 移動せずに同じ所に棲む鳥。 でも私は長い間 カワガラスの鳴き声を聞かなかった。 ビービーと鳴く個性的な声。 その声が今日した。 そして 3羽のカワガラスが 川の面を弾丸のように 飛んでいるのを見るのも久しぶりだ。 夕暮れの 薄暗…

峠行き(2)

一番奥に比良山系が見える 峠からの下りは 歩いても楽なものだ。 自動車道路をぶらぶら歩けば いつの間にか 集落に辿り着く。 でも 今日は車。 時々止めては 周りの山々を眺める。 遠くに煙が立ち上るのは 峠の下の集落だ。 伐採した杉の枝を燃やす煙。 山か…

琵琶湖東岸から(2)

琵琶湖東岸から(比叡山を望む) もう少し 北へ歩こう。 カイツブリが プカリプカリと浮いている水面を 左に見て。 冷たい空気が気持ちいいな。 湖畔に置かれたベンチに座って 向かいの西岸の 山並みを眺めよう。 ここに来れば いつもそう思うが 「暗くなる…

琵琶湖東岸から(1)

琵琶湖東岸から 琵琶湖大橋上の風速は7m。 私が運転する軽のジムニーは 橋の上で フラフラと 風に押されて 「怖い 怖い」 荒い波の上で カイツブリの大きな群れが 上に下に 揺れている。 琵琶湖の風情溢れる内湖にも カイツブリ。 晩秋の琵琶湖には 必ず小…

豊かな野葡萄の実

野葡萄(ノブドウ) うちの小屋の周りのノブドウの実は 鳥に食べられたのか 台風の風にやられたのか。 葉っぱは焼けた様な色で 実はほとんど見つける事が出来ない。 ヨシヒコ君の家の横の谷で 元気なノブドウに出会う。 陽の光を浴びて 豊かに絡んでいる蔓が…

鳥の住まい

川辺の茅の茂みから バタバタと飛び立つ鳥。 枯れた茅が こんもりとして 気持ち良さそうだ。 丸い入り口のあの奥は 今飛び立った 鳥の巣なのか? いや 巣だ。 川の流れる音を 側で感じ 車の音を上に聞き 茅の向こうから 身構えて 私を見つめている。 その鳥…

約束をしないと来ない様な気がする

温泉の山 温泉のある山の辺り。 ここは動物にとっては聖域だ。 ハンター達が侵入してはいけない場所。 杉の人工林が少ない。 広葉樹が多い。 動物達にとっては居心地のいい場所に違いない。 まだ 紅葉には早い時期の 緑の残像と出始めたばかりの紅葉の 混じ…

冬が来た はっきり感じた今朝

冬だ。 今朝 はっきりと感じた。 風の感触というか 空気の冷たさと肌触りというか 何かが昨日と違う。 一日延ばしにしていた 冬布団を出した。 羽毛の軽くて 空気を含んだふわふわと 電気敷き毛布の 足元の暖かさ。 又 布団から抜け出せない 冬の朝がやって…

温泉の山 黄色の楓

毎年こんなに紅葉が遅いかな? と 小屋の周りを見回す。 インフルエンザの予防注射を受けに 「ミッドタウン」の診療所に行ったついでに 村の温泉の山まで行った。 この温泉のある周りの山は 広葉樹が多い。 あそこはどうだろう? 診療所から車で数分。 ぐる…

吸い込まれそうな青い空

見事な秋晴れの日。 吸い込まれそうな 青い空。 サイクリングのグループ 2台の観光バス 何台もの車。 うちの小屋の前を走り過ぎるのは 紅葉を見るため? 赤や黄色に 木の葉の色が変わるのは もっと先の事だ。 道路の脇に吹き溜まった 黄色の葉っぱ達。 見え…

暗い景色の中で見るライトの光

夕方の 淡いピンク色の雲の間から 数日前まで 細い三日月だった月が 半月の顔を覗かせている。 強い北風が止み 冷たい空気が気持ちいい。 5時になると もう辺りは暗く 遠くから響いてくる エンジン音に気がつき振り向くと 二つのヘッドライトが近づいてくる…

広い空間に吸い込まれる音

タイチさんの家の前の 広いススキの原。 ここもタイチさんの土地だ。 綺麗好きで キッチリ屋のタイチさんは このススキを一年に一回 スッキリと刈る。 「村の鍛冶屋さん」で買った よく切れる刃をつけた草刈機。 キーンキーンと刃が石に当たる音。 背の高い…