自然

明るい太陽は気持ちを強くする

昨日の半月 今日は予報通りの雪が降る。 暗い景色に 心まで沈む。 と いう訳で 昨日の半月の写真を見ていただこう。 東の山の向こうから 顔を出した小さな半月。 高いところに浮かんで 下を見ている。 街に住んでいた頃 太陽 月に 「やあ やあ」なんて 挨拶…

フキノトウが出ている!

蕗の薹(フキノトウ) フキノトウが出ている! 小さな蕾は 柔らかい衣のような薄皮で包まれて。 淡い萌黄色の衣だ。 形といい 色といい これは やはり 日本の植物の顔をしている。 いつもなら 雪の下で眠り 雪解けを待ち やっと3月の終わりに顔を出す。 ど…

「泰西名画の様だ」

「泰西名画の様だ」 昇りかけた朝日の輝きが 山や木を煙ったような色に変える。 葉の落ちた木の枝は細やかで ススキの原は黄金色に輝く。 細い筆で 丁寧に色を重ねた風景画。 川から飛び立つ鴨の 激しい羽音が 静寂を破った。 明るい1日の始まりだ。

山川異域 風月同天

「山川異域 風月同天」 別の場所に暮らしていても 自然の風物は繋がっている 日本の長屋王が唐に送った 1000着の袈裟に刺繍されていた 「山川異域 風月同天」 これに心を動かされた鑑真和尚が 日本行きを決意したとか。 その8文字が 重慶への日本からの支援…

苔のエネルギー

今日も一日 青空と曇り空の合間に シャワーの様な雨が降っていた。 強い風と冷たい雨で 心は沈んでしまいそうだ。 雨の合間に 植木鉢に苔を植えた。 生き生きとして 清々しい苔の緑。 緑色の植物は 目に心に優しい。 苔を植える時に 手のひらに伝わる ふわふ…

名残りの冬イチゴ

冬イチゴ 実は食べられて 萼だけが残る。 鹿か鳥のおやつになった? 少し残った赤い実を 名残りの冬イチゴ・・・ と、私はよんでいる。 お正月前には 沢山の赤い実が 崖に這っていたものだ。 木苺は どれも甘酸っぱく 見つけると 私はすぐに食べる。 「危な…

暗い青色の実 アオツヅラフジ

アオツヅラフジ ぶどうに似た暗い青色の実。 ふっと見つけた時 驚き 感動しない人はいるだろうか? 少なくとも 私は驚いた。 いつも歩いてる道に こんな完璧な姿の実が隠れていたなんて。 青く茂った広葉樹の葉が 茶色に変わり その葉が落ちると 姿を現した…

枯葉の間の赤い実 ヤブコウジ

ヤブコウジ(藪柑子) 窓の外 塀の様に積まれた雪の壁。 今年は それを谷まで運んで捨てなくていい。 雪のない冬は実に楽だ。 そして 雪のない山の崖 秋の名残があちらこちらに 顔を覗かせている。 広葉樹の枯葉の間で ひっそりと首を傾げている 藪柑子(ヤ…

冷たい雨の冬の日

昨日は霧で 今日は一日 小糠雨だった。 しょぼしょぼと降る雨で 傘をさそうか どうしようかと 考えながら 傘を広げた。 川沿いに道を歩く。 木の枝に雨粒が連なり 苔にも丸い水の玉。 顔を近づけて見る。 バタバタと 川から飛び立つ鳥の群れ。 私の方が驚い…

雪はまだ降って来ず

今日は一日 小糠雨が降り続いた。 雪はまだ降って来ず 車のスタッドレスタイヤが 泣いているのか 喜んでいるのか。 例年なら 黄色と赤のスノーダンプで 積もった雪を谷に捨てるのに 汗をかいている頃だ。 雪がないと楽だと 会う人は皆そう言うが その言葉の…

柿の木の枝

柿の木 灰色の雲に覆われた空に 柿の木の枝を広げた様が スリーピーホロウの妖怪みたいであったり 又は 身体中を巡る血管のようでもある。 明るい満月の冬の夜。 土も草も凍り 山も川も白い光に浮かび上がる。 そんな夜に 鹿やフクロウと一緒に この柿の木を…

春の目覚めは どうぞここで

コアジサイ(小紫陽花) 初夏に 山の中や 道路脇に 淡い紫の花をつける コアジサイ。 雪のない 今年の冬は 細い枝が折れもせずに 枯れた花をつけたまま 手を広げている。 枝はとても柔軟で ポキっと折れない。 籠でも編めるだろう。 小さな固い葉の塊は 枝に…

心を鎮める音

細い木や枝が 群れて 絡まり その後ろを流れる川の サラサラと言う音が心地よい。 山からは 少なくとも 3種類の鳥の鳴き声。 小屋の前を ゆっくりと走る軽トラ 赤い郵便配達の車。 そのエンジン音が軽い。 遠くから響く チェーンソーの唸る声。 山に囲まれ…

霜はあっという間に溶けるはず

朝 7時過ぎにドアを開け表に出る。 一面の霜の原。 バケツに張った氷を コンコンとノックしても 沈みも割れもしない。 空気はキンとして 太陽はまだ山の向こうだ。 さあ 暖かい小屋の中で 紅茶を飲んで ジャムを塗ったパンを食べよう。 お日様が 山の向こう…

草の微かな香り

春になると いつも土筆(ツクシ)で覆われる 小さな 小さな丘状の地。 雪のない今年 そこは草や苔で覆われ 私風に言うならば 「いい感じだ」 ストローみたいな 枯れた草の茎 深く暗い赤の草の葉 淡い緑の苔 人の手で創作していない たまたま偶然にこの地に根…

一滴の伏流水

艶やかな緑の羊歯(シダ)と 細かで柔らかい苔。 地下を流れる伏流水で命を繋ぎ 杉の木陰でひっそりと 何も言わない。 コロコロと言う音で あたりを見回すと 緑の崖から 流れ出す清らかな伏流水。 軽やかな音を奏でる マリンバの様だ。 この水が川に注ぎ 琵…

植木鉢のミント

緑の少ない季節に 黒い土にヒョロヒョロと あるいは逞しく 茎を伸ばしているミント。 いつもなら 重い雪の下で冬眠してるはず。 元気なしっかりとした 茎と葉のミントを選び 手折る。 腐葉土を入れた植木鉢に それを そっと詰め込んだ。 温かいお日様の光を…

茶色に変わった葉っぱ

鮮やかな黄色の銀杏の葉も 赤い紅葉の葉も。 木から離れた葉は いつもなら 深い雪の下に 眠っているはず。 雪のない今年は 雨や露に濡れて 形だけを残し 薄い茶色に変わってしまった。 それらは やがて 形を無くし 私が気づかずに その上を歩いても 声を上げ…

七草粥

七草粥ではなく三草粥。 雨の一日で 傘をさし ハコベ 大根と赤カブの葉っぱを見つける。 晴れていたら 後 2草位は摘めただろう。 手のひらに フワッと一掴み程の 雨に濡れた 葉っぱ。 まな板の上で トントンと細かく刻む。 冷凍ご飯をチンして鍋に入れ それ…

緑の草と苔

七草の粥を食べる日は 毎年 雪を掘り 小さな芽を探す。 ある時は スーパーで買った 小松菜であったりする。 手のひらに載る少しの七草を 細かく刻んで 甘い香りの湯気のたつ 白い粥に放り込む。 さっと深い緑に色が変わる。 今年はまだ雪が積もらず 七草の幾…

温泉のある丘まで歩いた

図書館の裏 夫はローソンへ 私は図書館へと 村の「ミッドタウン」に出かけた。 夫の愛車 スズキのキャリーで30分だ。 道の駅の駐車場に車を止め それぞれが 用事を済ませた。 そして私は 青いコートのポケットに 水色の小さな傘を入れ 「ちょっと 温泉まで…

私の新年が始まった

3日 午後4時 雪のないお正月。 ここに住み始めて 初めての事だ。 空気は冷たく 風は強い。 そんな元旦だった。 子供時代 お正月の日の光は 昨日と違って見えた。 同じことを言う友達がいた。 のんびりと朝寝をして 小屋の中でウロウロし 午後は川沿いに歩…

シンプルな野菜スープ

まだ 暑い秋に 植木鉢にパラパラと 人参の種を蒔いた。 イギリスの絵本に登場する人参。 食べる事や 大きくなる事は 全く期待せず 可愛い葉っぱや赤い人参が 育つのを見たかった。 暑い秋も過ぎ クリスマスも終わった。 葉っぱが茶色くなりかけたので 「そろ…

木の実を集めたのが 遠い日の様だ

どんぐり 松ぼっくり 栃の実 拾ってズボンのポケットに入れたのが ついこの間の事だ。 雨がしとしとと降り続ける冷たい今は 木の実を集めたのが 遠い日のように感じる。 艶々と光るどんぐりや栃の実 表に向かって手を広げる松ぼっくり 自然の造形の見事さと…

今度こそ・・・必ず

午後4時 大津市瀬田から帰る途中。 琵琶湖東岸の湖岸道路を走りながら 日の暮れが早いのを気にしていた。 暗くなるまでに 山に帰り着きたい。 寄り道はなしだよ。 湖岸道路沿いは メタセコイアがとても多い。 私の好きな生きた化石。 見過ごせないメタセコ…

霧の日

霧の朝。 色のないモノクロの世界は奥深い。 霧が動くたびに 景色の表情が変わる。 一日中 小糠雨が サラサラと降り 葉っぱの落ちた木々の 山や林が 黙している閑かな世界。 扉を開け表に出ると 北に広がる 灰色の空に 白い靄が山に沿って登って行く。 スマ…

hearth and home

蓬莱山 今日は いつもと違う道で帰ろう。 信号を左折せずに 直進し 細い旧道に入り そして 真っ直ぐに西に続く道を走る。 右手にゆったりと現れる蓬莱山。 夜になると ロープウェイの明かりが 美しく輝く山。 滋賀は どこにいても 山か湖が見える。 山の向こ…

雪爺が ほら あそこに見えないか?

小屋のすぐそばに広がる原っぱの 夏の深緑の草いきれは もう遥か遠い日の様だ。 枯れて 品のいい薄茶色に変わった 原っぱの上を歩くと フカフカとした弾力。 この下に潜んでいる 次の年の春の力。 雪が降る前の静かな時。 微かに音を立てて こちらに向かって…

「ルビーの様な」冬苺

冬苺 「ルビーの様な」 この表現こそが 冬苺にふさわしい。 山の崖に 張り付く様に蔓が伸び 晩秋から ぼちぼちと 透明感のある 赤い実がなる。 鳥も 鹿も 熊も大好物の冬苺。 甘酸っぱくて 可愛い。 寂しい初冬の林のなかで 控えめな美しさだ。

晩秋と冬の初め

アジサイ(紫陽花) 小屋の周りは 晩秋と冬の初めの景色が相まり アルパカの毛糸の様な 暖かい茶の色合いだ。 今朝 表のバケツの水が 凍っていた。 山の向こうから 太陽が顔を出すと すっと姿を消す 透明な薄い氷の板。 オレンジ色のマリーゴールドと 枯れて…