美術・本・映画・音楽

知人の個展

画廊ぐれごりお 画廊ぐれごりおは 四条烏丸に近い ビルの谷間にある。 緑の庭木に導かれて のれんをくぐると そこが小さなギャラリーだ。 ガラガラと ガラスの引き戸を開けて中に入ると グレゴリオ聖歌が静かに聴こえる。 そこに 何十年も縁の続く 親子程も…

12月のワーグナー

(カラー写真) 昨日も今日も 朝 カーテンを開けると 雪が数センチ積もっていた。 道路は黒く光り アスファルトが見えていた。 いよいよ 雪の季節が始まる。 緊張と楽しみの不思議な感覚。 この季節になると 毎夜聴いているNHKFMでは ワーグナーの特集が始ま…

薬草の本(3)

苺 (Strawberry) 私達に非常に馴染みのある 果物 木の実等を選んで つたない説明を付けたが それも苺で最後となる。 甘くて 瑞々しくかわいい苺。 しかし お腹に合わない人 ジンマシンになる人もある。 気をつけよう。 胃弱の人 糖尿病の人 肥満で痛みのある…

薬草の本(2)

ラズベリー (Raspberry) ビジュアルの可愛さでは サクランボに負けず劣らず。 味わい深くいい香りの果実。 シロップ ゼリーを作っても美味しい。 そして ワイン 蜂蜜酒(mead)にも。 薬としては 熱のある時に喉の渇きを癒したり 発汗作用 利尿作用もあるそう…

薬草の本(1)

積み重なった本の中から 探している本が出てこず なんと珍しい 40年程前に買った 薬草の本が現れた。 当時 薬草に関心はなかったが 丁寧に描かれた花や木の実の絵が 余りにも魅力的だった。 124もの描かれた薬草の中から 日々 とても馴染みのある木の実…

京都コンサートホール

夫の友達から 必ず行ってねと言う注意付きで コンサートチケットを受け取った。 「第13回命輝け京都第九コンサート」 NPO法人命輝け第九コンサートの会主催。 身障者と共に第九を聴こう と言う主旨で毎年開かれている。 昼過ぎに家を出発し コンサートホー…

昨晩NHKFMを聴いていた

毎日 私の周りの山の色が濃くなっていく。 陽の光に照らされた鮮やかさ 日の陰りの中の濡れたような赤や黄 そのどれを見ても自慢したい。 「ほらほら、どうです、いいでしょう」 昨晩NHKFMを聴いていた。 谷川俊太郎と工藤直子の対談で 詩人の谷川が詩人の工…

GYAO 映画「深夜食堂」

映画「深夜食堂」 原作を上回るおもしろさ。 こういう映画には中々出会わない。 たいていはがっかりして 映画館を出る事になる。 4年程前か? コミック「深夜食堂」をAmazonで買って読んだ。 1巻、2巻まで。 面白い話だったが 3巻目にはマンネリになると…

ぽーっと白い煙の「爆弾キノコ」

爆弾キノコ 「ハイホー ハイホー♬」 楽しそうに歌いながら 小人達が白雪姫の待つ小屋に帰って来る。 そんな情景にぴったり。 でも名前は物騒だ。 「爆弾キノコ」と言います。 林の中。 薄い茶色の丸い形 真ん中におちょぼ口。 地味な地味なキノコ。 風船状の…

絵本「シルクロードのあかい空」

夫はおもしろい絵本を見つけるのが上手い。 図書館に本を返却に言った時 新刊の棚に並んでいた絵本。 「シルクロードのあかい空」を借りて来た。 若い昆虫学者が中国・新彊ウイグル自治区の 広大な自然の中を旅した。 珍しい生き物、堅実な生活、古代への想…

葉書を出そう

陶板に描いた絵を写真に撮り それを 50枚の葉書にプリントした。 写真で光った部分が 青い色に印刷された。 本当は濃い茶色なのだ。 機械は融通が利かない。 青だと認識すれば 青に印刷してしまう。 色は現物とは違ってしまったが 素朴ないい感じの葉書に…

奈良 高畑(たかばたけ)

志賀直哉邸 奈良に居を構え 奈良の自然や街を撮り続けた入江泰吉の 質素だが趣きのある旧邸を後に 奈良市の東部に位置する高畑に向かった。 高畑、奈良市街の東に位置する 静かな静かな所だ。 そこには 志賀直哉が10年住み 「暗夜行路」を書き上げた家があ…

停電の日に読んだ本

21号台風の六日間の停電で 私は一冊の小説を読んだ。 一ヶ月程前に 東山彰良(ひがしやまあきら)という 初めて聞く名前の小説家が NHKFM「ラジオ深夜便」に登場した。 その時に紹介されたのが「流(りゅう)」 直木賞受賞作。 東山彰良のインタビューの話…

20余年経ってやって来た感動

松本路子写真集より マリソル(MARISOL) 以前はそんなにいいと思わなかったのに 今はとても好きだと言うもの。 誰にもこんな経験があると思う。 ある本を探している時 本棚の積み重なった本の間から見つけた 1995年の展覧会の作品集「MARISOL」 探すべき…

横浜土産

横浜に野暮用で 一泊二日で行った。 バタバタと行ってバタバタと帰って来た。 まるで新幹線に乗りにいった様なものだ。 だから お土産など買う程の旅でもないのだが・・・ 中華街の喧噪の中で ひっそりと商いをしている 懐かしい煙草屋がある。 映画「Smoke…

活字を見ると・・・

私の住む所はかつての村で 人口は約2500人。 限界集落のモデルの様な所だ。 そんな村の中心地 私が「ミッドタウン」と密かに言っている所に 立派な図書館がある。 私はここで映画雑誌や美術雑誌等と共に 活字本、つまり、小説やエッセイ、評論みたいなの…

「ありがとう、チャオチャオ」

「時の経つのは速いな 寂しい、とても寂しい」 と、ポーランド人のジャグァッシュは言う。 チャックの畑のボランティアとして 2週間滞在する予定を、後、2週間延ばし ついにここを離れる前の日。 余程、ここが気に入ったのか 何回も「寂しい」と言う。 チ…

八朔と山口百恵

柿色と山吹色のみかん。 木の鉢に山盛りにして テーブルの上に置いてある。 二つ、三つ手にとり 皮にナイフで切れ目を入れて剥き 果汁が滴る実を袋から丁寧に取り出し 薄緑の器に入れる。 テーブルの側を通るたび 摘んでは口に。 甘酸っぱい果汁と 弾ける実…

「スペンサーの料理」 早川書房

1986年刊 1980年代の半ば。 私はアメリカのテレビドラマ「私立探偵スペンサー」を 深夜にドキドキウキウキしながら見ていた。 確か、ビデオもない時代だった。 ロバート・B・パーカーの探偵小説 「スペンサー」シリーズのドラマ化。 ハードボイルド…

ドキュメンタリー映画「Bowling for Columbine」

Bowling for Columbineは 2002年制作のマイケル ムーアの ドキュメンタリー映画だ。 1999年に発生した コロンバイン高校の銃乱射事件を題材とした。 アメリカの開拓時代から現在に至る 銃社会の検証。 アメリカ同様に銃普及率が高い隣国カナダの 銃…

フィンランド映画「希望のかなた」

映画「希望のかなた」 例年にない凍った日々。 しかし 愛すべきカウリスマキの映画なら 見逃してはならない。 1月の終わりに「京都シネマ」へ行って来た。 難民三部作のうちの2作目。 「希望のかなた」 監督:アキ カウリスマキ フィンランドの港に停泊中…

「−17℃だった」

「ライフルマン」氏から電話があった。 「朝起きて温度計を見たら−17℃だった。 顔がぴりぴりした。 流しに水を流したら逆流した」だって。 −17℃はまんざら嘘ではないだろう。 うちのバケツの水も凍って 重い塊になったんだから。 そして又 風呂の湯と水…

NHKFMで深夜に聴く「ホテル カリフォルニア」

毎晩11時になると 私はNHKFMを聴き始める。 水曜日夜11時からは The Alfee(ザ アルフィー) 待ってました! 個性の違う3人が還暦も過ぎ 40年以上喧嘩もせず 毎年ライブを続けている。 と、感心はするが特にファンと言う訳でもない。 でも ラジオで聴…

NHKFMで深夜に話す平田オリザ

NHKFMで劇作家の平田オリザが話している。 深夜の番組「夜のプレイリスト」 16才の時 平田オリザは自転車で アメリカとヨーロッパを旅した。 今の様にインターネットのない時代。 40年前の話。 地図と運と人との出会いに助けられ 1年半の旅を終えて帰国…

「チベット旅行記」

明治時代 鎖国中のチベットに行き インディー ジョーンズ顔負けの旅をした お坊さんの河口慧海。 旅の手段は歩くのみ。 食料は麦焦がしを水で溶いたものとドライフルーツ。 氷が流れる川も泳いで渡る。 ダライラマに会ったり 山賊に出会ったり 偽医者みたい…

アンドリュー ワイエスの絵の様な

ヨシヒコ君の田んぼの写真を撮った。 雪が積もって それが融け始めているところ。 冬の景色は アンドリュー ワイエスの絵の様だ。 暖かくはないその景色の 奥に秘められた厳しさと知性。 そんな事を考えていると 友達からメールが来た。 「アンドリュー ワイ…

除雪と深夜のNHKFM

16日 午後3時半 屋根から落ちた雪は 数日の零下の気温で 氷の様に固い。 ツルハシで割りながら 「ダンプ」で運び 川に捨てる。 これを繰り返して一日が終わる。 5時になっても まだ辺りは明るい。 寒さはこれからが本番なのに 近い春を感じる。 深夜のNH…

一日の終わり

9日 午後4時半 雨になったり 雪になったり 強い風が吹いたり そして 雲が切れて 夕方にはその雲が 淡いピンクに染まった今日。 山の中では ピーピーとシジュウカラの鳴き声。 飛ぶ様に流れる川。 岩にぶつかり白い飛沫をあげる 川の色と音。 そのどれもが …

深夜のワーグナー

一日の終わり。 とても眠たくて 今日はもう寝ようと思った。 でも ラジオから流れるワーグナーのオペラ。 若い頃 退屈としか思えなかった 長くて単調な曲が 心に響く。 昨日は「マイスタージンガー」 今夜は「トリスタンとイゾルデ」 じっと聴き入ってしまっ…

お調子者の私

京都 宝ケ池 友達の個展に行く。 京都の北の宝ケ池。 緑の多い地域だ。 風は冷たく気持ちのいい空気だ。 沢山の知人とギャラリーで会う。 「おお、久しぶり」 コーヒーを飲みながらの長い話。 仲代達矢の無名塾公演 「肝っ玉おっ母(とその子供達)を見に 福…