美術・本・映画・音楽

赤とんぼ 月 カフェオレ そしてトランペットの低い音

6時半になると もう辺りは暗くなる。 出かけていても 「ああ 早く帰らなければ」 と 思う季節になった。 昼間に 赤とんぼの群れが 川ノ上高く ホバリング。 本当に沢山の群れだ。 薄いオレンジ色だった胴が 鮮やかな赤になって これからどこに行くの? 「さ…

見つめてしまったゼニアオイ

アキさんの畑の周りには 沢山の花が咲いている。 その様は自然で 野の花みたいに 風に揺れている。 季節が終わりに近づき 先日の台風の風で 細い茎が倒れ 地に這っている花もある。 ゼニアオイ。 思わず足を止め 見入った。 紅色だが派手ではない 長いハート…

山の中のファミリー・バンド

ファミリー バンド うちの前の道を車で20分程奥へ。 この集落で ファミリー・バンドの ライブを聴いてきた。 お父さんがリードギター お母さんがキーボード 次男がベースギター 三男がドラム 末っ子娘がボーカル。 途中から ゲストのフィドルと バーカッショ…

The New York Timesのツイッター

The New York Timesのtwitterを フォローしている。 新聞やウェブサイトの様に 長い記事ではなく 数行の簡潔な文で 内容を知る事が出来る。 例えば今朝のツイート。 たった4行の文に 400年前(1619年) アフリカから奴隷として 当時の英国植民地のバ…

涼しい真夜中の小屋で

山の隅々にまで 響き渡る 寂しげな ヒグラシの声。 暑い一日が終わる知らせだ。 小屋のそばを流れる 谷の奥から吹いてくる 冷たい風が気持ちいい。 今日も暑い一日だった。 やっと出した扇風機の ゆるい風を受けた だるい体と心。 そんな昼間の暑さを閉じ込…

土から来て 土に帰る靴  

Native Shoesの靴 Plant Shoe(Google画像より) とても面白い話を読んだ。 もう知っておられるかもしれない。 カナダにNative Shoesという靴メーカーがある。 日本でも売られている。 そのNative Shoesが 持続可能な素材を使って靴を作っている。 美しい水…

友達の絵と岡崎界隈を彷徨

黒谷への路 友達の水彩画が 美術館に展示されたと聞き 平安神宮そばの 市美術館別館に行った。 今 京都市美術館は改築中。 工事が終われば 京セラ美術館と名が変る。 水彩画を始めて まだ2年程の友達。 北スペインの農家を 長閑に描いていた。 大学時代に …

中国の民家と柘榴が描かれた小皿

古書店での陶展から うちの小屋にやって来た 小さな皿達。 ハルジオンの花の大きさと 比べて欲しい。 梅干し1個を載せれば それで精一杯。 掌中の玉ならぬ 掌中の小皿か。 真ん中に 中国風の家と もう一枚は ピンクの柘榴(ざくろ)。 しばらくは 食器棚の…

陶と古書店

レティシア書房 私より随分若い女性の 個展が開かれている 京都のど真ん中にある 古書店に行った。 彼女とはおよそ30年程前に知りあい その縁は細く長く続いている。 古書店「レティシア書房」の壁際に 知人の陶は並んでいた。 「小さなかわいい物を作りた…

ロックミュージシャンを撮る ジル・ファマノフスキー

Jill Furmanovsky (Google画像より) 知人のお姉さん ジル ファマノフスキーさんと 会う機会があった。 ロックミュージシャンの写真を撮り続けて 40年以上のキャリアを持つ写真家だ。 ジルはジンバブエで生まれ 1965年、11才の時に両親と共に ロン…

韓国映画「Parasite」

「Parasite」 Google画像より 日本映画人が 「羨ましくて仕方がない」 と 言っている 韓国映画の輝く才能達。 その中でも 勢力的に秀作を作り続けている 若き巨匠 ポン ジュノ監督。 その若き巨匠が カンヌ映画祭で最高賞の パルムドールを受賞した。 その作…

マッコリの器

マッコリの器 鉄分の多い赤い土に 灰釉をかけて焼いただけの 素朴な濃い鉄色の器。 形もあっさりとずっしり。 でも 白いマッコリを注ぎ 片手で持って飲むのに 滑ってはいけない。 だから 口の下の辺りに 滑り止めのカンナの跡。 朝鮮李朝時代に 平民達が日常…

映画「グリーンブック」(2)

『グリーンブック』(Google画像より) 1962年 ケネディが大統領だった時代。 有名なピアニスト 理知的な黒人のドクター・シャリー。 粗野で腕っ節のたつ用心棒、運転手の イタリア系アメリカ人トニー・バロレンガ。 ニューヨークから 南部アラバマ州バ…

NHKFM「夜のプレイリスト」The Chieftains(ザ・チーフタンズ)

3月14日 今日も一日雪が降ったり止んだり。 そんな冷たくて寒い一日が終わって 温かい飲み物をすすりながら 深夜のFM「夜のプレイリスト」を聴く。 今週は劇作家平田オリザの選曲。 木曜日深夜は The Chieftains (ザ チーフタンズ) 一年前の再放送だ。 …

邱志杰(チウ・ジージェ) 金沢21世紀美術館 (2)

チウ・ジージェは 幼少時から書家に書を習い 現代美術に入った。 展覧会のタイトルの「書く事に生きる」 まさに筆一本で自己を表現する。 「逆さ書きの書道」Google画像より 白の手透きの紙に 筆と墨で書かれた字や絵。 それは作者の内側に在る 深い意味と時…

邱志杰(チウ・ジージェ) 金沢21世紀美術館

Google画像より 3月1日から 「青春18きっぷ」が使える。 気になっていた展覧会 邱志杰(チウ・ジージェ)の作品に 会いに行く事にした。 期間は3月3日まで。 18きっぷで「金沢21世紀美術館」へ。 チウ・ジージェは 1969年、中国福建省で生まれ…

映画「河は呼んでる」の主題歌

「河は呼んでる」 私が子供の時 この歌がよくラジオから流れていた。 何年経っても 私はこの曲を聴くたび 柔らかな色調の 印象派の絵の様な 景色が頭に浮かんでくる。 南仏プロヴァンスのデュランス川。 その流域のダムの建設をめぐって 一人の少女オルタン…

「今日も小雪の降りかかる」

2月17日 「汚れっちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れっちまった悲しみに 今日も風さえ吹きすぎる」 汚れ始めた周りの雪は 今日降った雪で それは美しい白の世界に戻った。 中原中也の 「汚れっちまった悲しみ」 を思い出すには充分だ。 「汚れ…

印象深い冬の描写

「イングランド田園讃歌」の中で 著者のスーザン・ヒルは オックスフォード郊外の古い家に住み その村での出来事を綴っている。 四季の様々の出来事の中で 私が一番面白く読んだのは 冬の生活だ。 すっぽりと雪に覆われた夜。 分厚いコートとマフラーで 雪を…

4時間で出来る家

Google画像より 私の住んでいる所は林業を生業とする村だ。 60〜70年程前に植えられた杉や檜の人工林が 伐られ事もなく暗い林を作っている。 たまに間伐された杉はチップに加工されるだけ。 日本中の荒れ放題の竹林も同じだ。 何とか使い道がないものか…

映画「グリーンブック」

Google画像より 映画「グリーンブック」の記事を読んだ。 1962年。 カーネギーホールを住処としている 知的な黒人天才ピアニスト。 その黒人ピアニストが 南部での演奏の為に運転手を雇う。 雇われた運転手は腕っ節がよく 粗野な白人。 その二人の旅のガ…

写真家 フレッド・ボルドウィン と ウェンディ・ワトリス

Google画像より フレッド・ボルドウィンは アメリカの外交官の息子としてスイスで生まれた。 妻のウェンディ・ワトリスは若い時は ギリシャ、スペインで過ごしている。 ジャーナリスト、写真家として ヨーロッパ、中央アメリカ、アフリカの紛争を ニューズウ…

NHKFM「夜のプレイリスト」で聴くSam Cooke

一日の終わりに聴く NHKFMの「夜のプレイリスト」は 私の寝る前の楽しみだ。 私の好みの曲の時は 早く寝ればいいものを ついつい聴いてしまう。 深夜 雪の山の 小さな小屋の中に響く サム・クック(Sam Cooke) 鹿や猪も聴いているかもしれない。 「歴史なんて…

帰ってきた文庫本

琵琶湖 東岸 大阪で泊まったホテルに 本を忘れた。 寝る前に読み 枕の横に置いたまま。 Amazonで1円で買った文庫本。 ホテルから 着払いで送られてきた 料金は801円。 「おお お帰り」 数日の間 私の元を離れた 見慣れた本の帰宅。 迷って彷徨っていた …

柘榴(ざくろ)の皿

堅く焼き締まった 20センチ程の皿。 知人の個展で買った。 真ん中に慣れた筆遣いで 描かれた柘榴。 皿の真ん中が ほんの少し盛り上がっているのは 成形に苦労した証。 洋でもない 和でもない。 不思議な魅力を持っている皿。 私はこの皿に 薄く切ったフル…

知人の個展

画廊ぐれごりお 画廊ぐれごりおは 四条烏丸に近い ビルの谷間にある。 緑の庭木に導かれて のれんをくぐると そこが小さなギャラリーだ。 ガラガラと ガラスの引き戸を開けて中に入ると グレゴリオ聖歌が静かに聴こえる。 そこに 何十年も縁の続く 親子程も…

12月のワーグナー

(カラー写真) 昨日も今日も 朝 カーテンを開けると 雪が数センチ積もっていた。 道路は黒く光り アスファルトが見えていた。 いよいよ 雪の季節が始まる。 緊張と楽しみの不思議な感覚。 この季節になると 毎夜聴いているNHKFMでは ワーグナーの特集が始ま…

薬草の本(3)

苺 (Strawberry) 私達に非常に馴染みのある 果物 木の実等を選んで つたない説明を付けたが それも苺で最後となる。 甘くて 瑞々しくかわいい苺。 しかし お腹に合わない人 ジンマシンになる人もある。 気をつけよう。 胃弱の人 糖尿病の人 肥満で痛みのある…

薬草の本(2)

ラズベリー (Raspberry) ビジュアルの可愛さでは サクランボに負けず劣らず。 味わい深くいい香りの果実。 シロップ ゼリーを作っても美味しい。 そして ワイン 蜂蜜酒(mead)にも。 薬としては 熱のある時に喉の渇きを癒したり 発汗作用 利尿作用もあるそう…

薬草の本(1)

積み重なった本の中から 探している本が出てこず なんと珍しい 40年程前に買った 薬草の本が現れた。 当時 薬草に関心はなかったが 丁寧に描かれた花や木の実の絵が 余りにも魅力的だった。 124もの描かれた薬草の中から 日々 とても馴染みのある木の実…