さつま芋の蔓を炊きながら

午後3時 太陽の光に 雨がきらきらしながら降っていた。 そして 午後3時に雨が止んだ。 青い空に雲が西から東へ。 走る様に流れていく。 強い風も5時には収まった。 今回は日本海へと抜けた台風だった。 落ち着かない夕方までの時間を 昨日皮をむいたさつ…

台風とさつま芋の蔓

夕方 薄暗くなった頃から 風が強くなった。 小屋の中で 樹々がうねっている様を感じる。 嫌な気分だ。 トミコさんから貰った さつま芋の蔓の皮を剥いた。 こんな作業をする時 私はいつも無駄な時間を 費やしている様に感じる。 「他にやる事がいっぱいあるの…

キムチと白磁の器

唐辛子の朱色が嫌だった。 只それだけの理由。 そんな私が 友達がお土産にくれた 大阪鶴橋のキムチを食べた時 発酵した漬物の美味しさに気づいた。 今日は週に一度の大津瀬田行き。 帰り道にFoleoのコリアンレストランで キムチを買った。 白菜、大根、キュ…

茗荷ご飯

21号台風からまだ一ヶ月も経っていない。 なのに24号はこちらに向けて 真っすぐにやって来るではないか。 インターネットで 台風の進路を見すぎて目が疲れた。 カップ麺、缶詰を用意し バスタブ、バケツに水をはり ペットボトルに水を詰めた。 発動機は…

日本の魚醤 奥能登の「いしり」

ベトナムではニョクマム タイではナンプラー 日本でもショッツルとかイシル。 魚と塩で作る発酵食品の魚醤油。 能登の「いしり」魚醤油はいかと塩で作られる。 その「いしり」を友達から貰った。 初体験の調味料 おそるおそる使ってみた。 肉じゃがといきた…

すだちのお裾分け

知人の庭には すだちの木がある。 そこで採れたと6個の実を持って来た。 三人で分けて2個づつの小さな実。 深い緑の固い実は いかにも倭国の、大和の 日本の風土に育った姿だ。 ここで秋刀魚の登場と願いたい。 じゅうじゅうと音をたて 煙と滴り落ちる油と…

停電の日のパンケーキ

電気が止まると何も出来ない。 当たり前の事だが 今回の台風で改めて思った。 ホームベーカリーや電気オーブンで パンも焼けない。 そこで簡単に出来る 「パンケーキでも焼こうか」 薄力粉、ミルク、ベーキングパウダー 玉子、少しの砂糖。 全ていい加減にボ…

「玉子のケンジさん」宅のスモモ

「玉子のケンジさん」が昨日の配達の時 スモモを上げると言った。 うちから「玉子のケンジさん」宅まで 車で片道15分ほど。 鶏舎の裏の高台に スモモの大きな木が2本あった。 ケンジさんが 竿でスモモの木を揺すると よく熟れた実がボロボロ落ちてくる。 …

台風の夜に作った紫蘇ジュース

トミコさんが 濃い紫の紫蘇の葉っぱを 年期の入った鎌でサクサクと刈った。 二抱えもある紫蘇を持ち帰り 茎から葉っぱをちぎり そして 次の日には紫蘇ジュースが出来た。 ペットボトルに16本だ。 トミコさんから 「紫蘇を採りに来て」と言う電話がなければ…

煮玉子

昆布と干し椎茸と共に煮る玉子。 出来上がる前から その美味さが分かる。 「玉子のケンジさん」配達の玉子。 16分のゆで卵にする。 「どうぞくるりんと皮が剥けます様に」 鍋に並んだ6個のつやつやとした玉子 昆布、ふっくらと水分を含んだ椎茸。 たっぷ…

冷たい西瓜

冷蔵庫から取り出し 包丁でさくさくと切り それを 食べやすい大きさにもう一度切る。 よく冷えた西瓜。 ガラスの器に入れ フォークで刺して口に運ぶ。 山の中でも 昼間は汗がにじみ 湿度の高い空気は息苦しい。 そんな日に食べる 冷たく甘い西瓜。 「ふぅ〜…

完璧なアボガド

おなじみの貧乏臭い料理。 恥ずかしげもなく披露する。 完璧なアボガドに出会った。 久しぶりの事だ。 包丁で縦にぐるりと回し切り。 割った時の淡い緑と黄色の こってりとした切り口。 熟し具合も上々だ。 そして シゲオさんに貰った ぱりぱりの種も少ない…

凉やかな冷気

多少の不便を感じる山の中の生活。 しかし 夏の太陽が 山の向こうから顔を出す迄の時間は 何にも代え難い心地よさだ。 植物達は静かに音もたてず 空気は冷気をたっぷりと含み 光はやさしい。 湯気のたつ焼きたてパンを切り 紅茶を入れ ブルーベリーを入れた…

「天ぷらが食べたい」

「天ぷらが食べたい」 汗の止まらない昼間に こんな事を思うのは まだ夏バテではないと言う事だ。 突然思った「天ぷらが食べたい」 冷蔵庫の中の野菜と鶏胸肉。 有り合わせで作る。 勿論 海老はない。 カボチャは電子レンジでチンすると切りやすい。 茄子は…

アイスクリーム愛

アイスクリームならなんでも美味しく思う。 それは 高価なものからラクトアイスまで。 高価なものはそのままで。 ラクトアイスは 砕いたクッキーやブルーベリー 時には 井村屋の缶詰の甘い小豆を載せて。 スプーンで混ぜて口に運ぶ。 冷凍にしておいたブルー…

ジュピターの珈琲

珈琲を貰った。 夫の友達からだ。 ピッチリと袋に詰まった 挽かれた珈琲豆。 はさみで袋の上を切ると 膨よかな豆の香りが飛び出る。 袋から瓶にさらさらと落ちていく珈琲豆の粉。 小屋の中に漂う香り。 パチッと瓶の蓋を閉める。 ガラスの中に詰まった茶色が…

深い青に煙った色のブルーベリー

パックにいっぱいの ブルーベリーを貰った。 早速ガラスの鉢に入れた。 深い青に白く煙った様な色。 ブツブツ文句を言ってる様な口 どことなく気難しい顔をした果実だ。 アラスカの原野や フィンランドの山間に 自生しているブルーベリーを 見てみたい 食べ…

ミニトマト愛

いっぱいトマトを食べたい。 そう思って20本近くの ミニトマト苗を植えたのが去年。 背が伸びれば支柱をし 黄色い小さな花が咲くと 顔を近づけてじっと見る。 緑の実が成り始めると 鳥がつつきに来る。 小さな実に沢山の穴。 ネットを張り実を守る。 そし…

今日から2週間の京都

上賀茂 大原を過ぎると むっとした空気に変わる。 鴨川の流れは穏やか。 でも 岸の草が倒れて 豪雨の時は あそこ迄水が来たのだ。 今日から2週間。 暑くて息をするのも苦しい様な 京都の南に出かける。 お弁当を持って。 塩と胡椒を効かしたチキン胸肉のロ…

ビーガンカレー ローストチキン そしてフェンネルの花

昼過ぎ 網戸の向こうにチャックが立っていた。 タッパーウェアを二つ持って。 ビーガンカレーとチキンのロースト。 「すごくおいしいよ」 動物由来のものを使わないビーガン料理。 それはとてもわがままだ。 ミルクもバターさえも食べない。 取りあえず・・…

勝てばの話・・・

スポーツには関心がないが 夫につられて深夜のサッカーを 連夜見てしまった。 お年がお年なので どうぞお疲れの出ません様にと 親切に言ってくれる人もいる。 ポーランド戦での監督の采配を 云々言う人達がいるが 次の試合で勝てば官軍だ。 勝てばの話・・・…

黒すぐりジャム

黒すぐり という名前の響きが気に入り 小さな苗を植えた。 あれから数年。 今年は葉がふさふさと繁った。 紫の実は眺めるだけでよし 鳥のおやつにでもなればいい。 そう思っていたら 鳥は私にそこそこの実を残してくれた。 琺瑯のミルクパンに 黒すぐりの実…

赤飯と梅酢大根

タヅコさんの赤飯は 大きめの小豆がふっくらと艶々している。 ご主人は濃い赤いご飯を食べない。 うっすらと赤い色のが好み。 だから タヅコさんはいつも2種類の赤飯を作る。 雪の季節を除いて タヅコさんの日当りにいい庭に こぼれんばかりの花が咲いてい…

小糠雨の降る今日は

小糠雨の降る今日は 冷たさで居心地の悪い日だ。 緑も土もしっとりと濡れて 湿っぽさの中の香りが 衣服にまとわりつく様だ。 こんな日は 体の芯まで温かさが届く様な スープが食べたい。 人参、新玉ねぎ そしてたっぷりのキャベツ 細切れにした豚肉。 少しの…

野菜に埋もれて

今、私は野菜に埋もれている。 と、言うのは大げさだが 感じとしてはそんな風だ。 トミコさんは畑が荒れるのが嫌だ。 だから野菜を作ると言う。 畑に並んだレタスや小松菜を さっさと引き抜き 鎌で根っこを手早く切り取る。 そして 二人家族の我が家には 多…

リングの形のケーキ

陶蓋物 しっかりと焼いてある リングのケーキに 白いバタークリームがたっぷりと塗られてある。 木の実を細かく刻んだのが そのクリームに少し混ざっており 口の中でプチプチと感じる。 白い粉砂糖がその上に たっぷりと振られ 軽い感じの甘さだ。 珍しくも…

ミントティー/薄荷茶

ミントティー/薄荷茶 晴れた今日。 樹々や草の緑は輝き 白いウツギの花 紫の薊の花 黄色のジシバリの花達が競い合う。 蜂はブンブンと音をたて 時々私の回りを威嚇しながら飛ぶ。 「おお、あぶない あぶない」 空には白い雲が 青い空の中を急いで走り去る。…

ミント風味 温かいポテトサラダ

ミント スライスした辛い玉ねぎを白い鉢に入れ 塩と砂糖、酢とオリーブオイルで よく混ぜる。 玉ねぎの香り高いドレッシング。 電子レンジで柔らかくした 少し厚く切ったたっぷりのじゃがいもを ドレッシングでさっくりと和えよう。 あちらこちら 元気いっぱ…

ナツメヤシの実 デーツ

デーツ(Date) 「見かけは本当に悪いでしょう?」 と、デーツは頭をぽりぽり。 「確かに、そのビジュアルじゃあね」 と、口に出して言う訳にもいかず・・・ でも、一口食べれば その濃厚で深い甘みに感動する。 どこか、干し柿の味と食感に似ている オアシ…

甘いものは別腹

晩ご飯の準備と共に アメリカンクッキーを焼く。 甘いものが無くなると いつも落ち着かない。 買いに出るより作った方が早い。 バター、小麦粉、砂糖、卵黄 ベーキングパウダー、少しの牛乳。 そして 刻んだくるみ。 180℃で15分。 小屋の中に立ちこめる…