胃の腑に染み渡るスープ

数分毎に天気が変わる と、言っても大げさではない。 そんな日だった。 明るい陽の光の中を シャワーの様に降る雨。 私は虹がどこかに出ていないかと 表に出て空を見上げた。 夕方には 霙が北風に吹かれて 斜めに降っていた。 体に温かい英気を注ぎたい。 九…

気楽に作り続ける毎日の食

くねくねと曲がる 車の離合困難な山道を走り 国道に出てからも トンネルを5つ抜けて ヘアピンカーブの坂道を下る。 その間45分。 スーパーに到着。 そして 小屋のスペースの関係で 小さな冷蔵庫しかなかったら・・・ 誰でもまめに料理をしたり パンやお菓…

昭和の生き残りが欲する苺

三月にスーパーの棚に 苺が並び始めたのは いつの頃からだろう。 そして 12月にも。 温室育ちのかわいい苺。 大きさも同じで 味はほのかで 食感はさくっと。 そして 個性に乏しい。 自分では買わない 今の季節の苺を食べた時の感想だ。 玉子くらいの大きさ…

彼岸の中日 春の三品

苺風味のカヌレ 21日は春分の日で 彼岸の中日でもある。 夫の家のお墓参り。 山から京都衣笠までひとっ走り。 お寺の住職は20代からの友達だ。 お土産に貰った苺風味のカヌレ。 赤銅色の地味なフランス菓子。 それがピンクの帽子を被ると こんなにも可愛…

フキノトウとミントの天ぷら

フキノトウとミント ぼこぼことフキノトウが あちらこちらに。 雪の下で一冬過ごしたミントは 濃い緑のしっかりとした葉っぱで登場。 それらを摘んで 晩ご飯のおかずにしよう。 フキノトウ ミント 新玉ねぎと人参 ピーマン チキン胸肉。 春の山菜と 有り合わ…

春の七草 ハコベ

春の七草の一種 ハコベ。 寒い3月の今日 やっと顔を出したという風情。 ヒョロヒョロと伸びた茎に 白い花びらの小さな花だ。 鶏の餌に 細かく刻んだ遠い記憶。 やはりこれも漢方薬になる。 整腸 炎症に効き 血液サラサラの薬。 わさわさと茂れば 花と共に葉…

真冬より寒く感じる

毎朝 ミルク紅茶とヨーグルト そして ホームベーカリーで焼いたパンを ストーブの上で焼き バターとジャムを載せて食べる。 これは幸せな事だ。 時たま パンを焼き忘れる。 そんな時は「いい加減な」パンケーキが 食卓に載る。 小麦粉 卵 キャノーラ油 牛乳…

菜の花の野性

菜の花 花が咲く前の蕾と 柔らかい葉っぱの菜の花。 その畑の様を 思い浮かべるだけで 春を感じる。 そして その茎の先を摘み取る 指先の動きまでも。 水に浸し しゃっきりとした菜の花。 さっと湯に通し 甘い目の芥子醤油で和え 鰹節を振りかける。 噛むと…

薪作りを急ごう

4時になると 暖かかった空気が すっと冷たくなる。 北風も吹いて ああ 春はまだ少し先だと 思わせられる。 首にネックウォーマーを 2枚被り 夕方の夫の毎日の仕事 薪作りを手伝おう。 雪に埋もれていた薪用の木が 数ヶ月振りに顔を出し 忙しなくこちらを見…

豆とトマトの缶詰

原産国イタリアの 豆の缶詰を見つけたのは 業務スーパーの棚だった。 試しに買ってみたら 味も便利さも価格も 大変気に入った。 そして イタリアだからと 何となく安心感があった。 今は豆缶を常時食材の棚に並べている。 昼ご飯のおかずに困った時。 パカッ…

熱々水餃子

今晩のおかずは 鯖の煮付けにしよう。 梅干しと厚く切った土生姜を 甘辛い醤油の中に入れ コトコト炊いて 鯖に照りがつけばよい。 湯がいた小松菜と 温かい豆腐と共に鯖を盛り 煮汁をかけよう。 と、思っていたら 「弟君」がやって来た。 晩ご飯を食べて行く…

ジャムのクッキー

毎度のいかにも芸のないホームメイド。 そして 毎度のおやつの甘い物がなくなり 夕ご飯準備と同時進行で クッキーを作った。 それ程簡単に作る事が出来る。 今回はバター、マーガリンの代わりに キャノーラ油を使い 砂糖の量を減らした。 焼いている時に小屋…

赤ワインの紫蘇ジュース割り

夜の間に積もった雪は 屋根の上で10センチ程。 それから どんどん降り続け 昼には40センチ程になった。 白い雪がぴゅーぴゅー音のする 強い北風に吹かれた。 おとなしく小屋の中から 降る雪でも眺めていようか?。 こんな日は 熱々の飲み物で体も心も温…

金柑を煮た

うちで使っている薪ストーブは 漁村の番屋で使われている様な 鉄板の安価なものだ。 鋳物ストーブも試してはみたが うちには「番屋スタイル」が一番あっていると 結局これに落ち着いた。 朝一番に薪に火をつけ どんどん薪を放り込むと 15分程で熱湯が沸く…

カフェラテとチーズケーキ

大阪 ビルの一階のカフェ。 喉が渇いた。 ここで一服しよう。 カフェラテを頼むと ラテアートを施されて出てきた。 細長いケーキと一緒に。 ガラスのカップに浮かぶ ブーゲンビリアみたいな花。 「壊れても知らないぞ」 と 熱いラテをすする。 随分前 スター…

りんごのケーキ

四季を通じて 無農薬野菜を下さる奥さんが数人。 野菜だけでなく 栃餅 赤飯 漬物等も。 「いつも気にかけて頂いて ありがとうございます」 との気持ちを込めて 今年もリンゴケーキを焼いた。 生地に垂らしたレモン汁。 厚めにスライスしたリンゴをその生地に…

タイのクッキー

Cookie Cottageのアーモンドクッキー 姉が時々送って来るタイのクッキー。 細切りのアーモンドがたっぷり。 ホロホロと崩れる塊の上にも 大きな粒が一つ。 家で作るお菓子の 風情を残した不揃いの形。 これがいかにも 美味しそうな顔をしている。 期待に踊る…

喧噪の街から帰る

大阪 猪飼野 大阪での野暮用が済み 最後の日に訪れたコリアンタウン。 勿論 「高田」の白菜キムチを買うために。 愛想よろしくなく しかし ホームメイドそのままの味が 私にこの店へと足を運ばせる。 喧噪の通りから 目を横町に向けると 私の琴線に触れる懐…

大根おろしを食べながら

おやつのビスケット 次の干し大根にするべく 待機している皮をむいた大根。 小屋の隅に置いてある。 新聞に包み 外に置いてある大根。 取りに行くのが面倒で 干し大根用を使う事もしばしばだ。 この大根の味の変化に驚いた。 萎びかけた大根での大根おろし。…

深夜に作る干し大根

あちらこちらから冬野菜が届く。 白菜、菊菜、蕪、丸大根、大根。 そのどれもが瑞々しい。 包丁を入れると 水が飛び出る様な大根。 葉っぱを剥がすたび パリパリと音のする白菜。 菊菜はそのまま塩と胡麻油で。 しかし 40本程の大根 9株の白菜 二人でこれ…

乾燥ナツメ(棗)

乾燥なつめ(棗) アキさんが あちらこちらに棗を配っている。 「焼酎か酢に漬けて」 一本の木にそれは沢山の実がなる。 生の棗は 古くなったリンゴの食感と味。 色は濃い紫の様な茶色の様な。 淡い王林リンゴの様な色のもある。 うちもそのお裾分けにあずか…

恒例「芋煮会」

毎年 晩秋の紅葉が散る頃 恒例「芋煮会」に 京都の友達が数人やって来る。 今年はレギュラーメンバーの 一人が欠席。 芋煮とは 具沢山の豚汁に 小芋を加えたものと 思えばいい。 丁寧な仕事をするタエコさんが 牛蒡をささがきにし 油揚げに熱湯をかけ油を抜…

ケーキとお弁当 大根と小芋

大阪 中央区 高麗橋 大阪 中津の画廊まで行ったのはいいが 開廊の時間を間違えていた。 30分待てばいいが 姉との待ち合わせ時間に遅れる。 残念だが又の機会にと その場を後にした。 中津は面白い興味深い街だった。 地下鉄の階段を上った所 そこは高いビ…

アボガドの芽

アボガドの芽 アボガドの淡い緑の果肉 柔らかくて濃厚な食感と味。 わさび醤油で食べるのも シーザーズサラダの様な 癖のあるドレッシングで食べるのも どれも好きだ。 スーパーマーケットで 食べごろなのを見つけては 買って帰る。 夏の暑いある日。 アボガ…

どんな時でも食欲があれば

「ああ、疲れた・・・」 こんな日の夜は 椅子に座ったまま テレビ画面を眺めて ぼんやりとしてしまう。 晩ご飯はいつにも増して 質素なものだ。 大根をなますの様に沢山作り それに大根葉も加える。 塩を振り しんなりと水分も出る。 味付けは塩、少しの砂糖…

ベルギーのチョコレート

箱にかけられたリボンを解き 蓋を開ける。 小さなチョコレート達が2段。 ホワイトチョコの 大理石のレリーフみたいなのが 特に好きだ。 ボッティチェリのビーナスの貝 シーザーのマントの房飾り ギリシャ神殿の円柱のどこか。 そして 一つを指で摘み 半分を…

14年前の梅干し

14年前の梅干し 14年前の梅干しが食べられるかどうか インターネットで調べて欲しいと マサコさんが言ってきた。 20%の塩で漬けた梅干しなら 何年経っても大丈夫。 そう言うと マサコさんの蘊蓄が始まった。 「平安時代の申年 村上天皇が悪疫にかかっ…

りんご ジョナゴールド

ジョナゴールド スーパーの果物売り場に並んだ リンゴの赤い色。 紅玉とゴールデンデリシャスの子供 ジョナゴールド。 フジの様に甘くなく そしてしっかりとした食感でもない。 紅玉の酸っぱさと ゴールデンデリシャスの柔らかい歯触り。 まさに両親の特徴を…

感動過多の私の夕時

時々言っている事だが うちにお菓子やパンが無くなっても 片道40分車で走らなくては 手に入らない。 そんな事で 面倒だなと思いながら ホームベーカリー用に 小麦粉やイーストを計ったり ケーキを焼いたりしている。 マサコさんがくれた大きな梨を 厚くス…

淡い緑のハヤトウリ

ハヤトウリ(隼人瓜) 透明感のある淡い緑色。 棘のある皮をむけばねっとりと 包丁で二つに割れば 洋梨の様な形。 実から果汁が滲み出る 新鮮な内に食べるのが良い。 皮をむいてゴロンと切り キャベツ 人参 玉ねぎ そして 粗挽きソーセージと一緒に ことこと…