玉子の配達

午後4時15分 ヤマケンさんは うちのずっと奥の集落で鶏を飼い その玉子を道の駅で売っている。 村のお得意さんには配達してくれる。 うちもチャックもお得意さんらしい。 村人の中には 「コメリの餌をやってるのに地玉子やない」と うるさい事を言う人も…

ポーリーンのクレープ 2種

ライスクレープ 今日 チャックの小屋に滞在中の ポーリーンは料理上手。 パリに生まれて育ち 今はトゥルーズに住んでいる。 素朴な女の子だ。 今日暗くなってから 新作クレープのお裾分けを持って来てくれた。 ライスクレープ。 ご飯を薄くして焼いただけの…

「明るいうちに帰ろう」

午後4時半 「ミッドタウン」にて 夫の友人がやって来た。 四人。 うちでお昼を食べ さあ、「ミッドタウン」に 栃餅ぜんざいを食べに行こうと 車を30分走らせた。 まだ紅葉は鑑賞に堪える姿。 車のフロントガラスに 黄色の葉っぱが吹雪いて来る。 ぜんざい…

「どうぞ 召し上がれ」

毎年 何人かの人からさつま芋を貰う。 今日貰ったさつま芋は 驚く美味しさだった。 安納芋。 色は濃い黄色 滑らかな食感 やさしい甘さ 鼻孔に届く香り。 耐熱皿にサイコロ状に切ったさつま芋を入れ ほんの少しの水を足す。 電子レンジで8分程加熱。 柔らか…

野菜のクレープ

チャックの小屋に滞在中の スイス人のカミル。 そこに フランス人のポーリンが合流した。 ポーリンはとても料理が上手だと カミルは嬉しくて仕方ない。 そのポーリンが作った「野菜のクレープ」 薄焼きクレープじゃなく韓国のチヂミの様だ。 中々の出来だっ…

ずっしりココアケーキ

ココアのケーキを焼く。 胡桃を包丁で細かく切る。 刃先から伝わる胡桃の感触。 ココアはバンホーテン。 バンホーテンのココアパウダーの魔法。 これだけで濃厚で上等なお菓子になる。 まずは玉子から。 材料を全部混ぜて 大きなパウンド型2個に残さずに入…

無花果(イチジク)

400メートルの道を 手押し車を押して チエコさんがイチジクを持って来てくれた。 庭の池の上に 枝を広げたイチジクの木。 腰の曲がったチエコさんが 手を伸ばして採ってくれた。 本当に有り難く思う。 夕方になると ストーブに薪をくべる。 香ばしい香り…

小浜(オバマ)行き

小浜港 うちから車で1時間かからない。 鯖街道をずんずんと北へ。 潮の香りがしてくると港が見える。 港を出て左に行けば朝鮮半島 真っすぐ行けばウラジオストック 右に行けば北海道。 雄大な日本海の海の道だ。 小浜に来る目的の一つは水産市場。 新鮮で安…

菊芋(キクイモ)

菊芋。 北アメリカからやって来た外来種。 花は小さなヒマワリみたいで 葉っぱも小さなヒマワリみたい。 ざらざらとしている。 背が高くて かわいい黄色い花なんだけど 油断すると畑全部が乗っ取られると 村の奥さん達には評判が悪い。 花が終わると 太い茎…

秋雨の日のミルクスープ

午後5時20分 黄色の花が 茶色の種になり 盛りを過ぎたピンクのコスモスが ひょろひょろと茎ばかり目立って 揺れている。 夏に置いてきぼりにされた花達。 あけぼの草や 薄紫の野菊、ミゾソバは今が盛りだ。 さて 雨で冷たい今日の夕方。 有り合わせで暖か…

輝く白い月

小さな青いみかんが届く。 段ボール箱にびっしりと三重から。 木のボウルに盛られたみかん。 カーテンを少したぐり寄せ 黒い夜空を見る。 視線の先に輝く白い月。 北風の強い日だった。 会う人は皆 「寒いねぇ」 壊したくない 穏やかで平和な日常。

さつま芋の蔓の佃煮

トミコさんのさつま芋の蔓。 雨の昨日。 夕方にひたすら皮を剥いだ。 皮の無くなった淡い緑の茎を ポキっと折っては 小さいブルーのプラスチックの洗濯桶に ポイッと放り込む。 大きめの鍋に溢れる程の 翡翠色の茎。 グラグラと炊いていると 湯が灰汁で黒く…

面倒な作業

トミコさんは 私の為に野菜を作ってるのでは? と、思う程。 朝早く 電話をもらった。 ピンクの蔓穂の花の群れ。 そこを下るとサツマイモの畑だ。 茎を辛抱強く切り取り そして いよいよサツマイモ。 紅の芋が黒い土を纏って ぼこぼこと出て来る。 濃い緑の…

本の中の「食」

ソローの「メインの森」 4フィートの長さの木が何本も焚かれている 牛を一頭丸ごと丸焼きに出来る程の大きな暖炉。 カバ ブナ カエデの薪。 19世紀 アメリカ メイン州奥の 森の中の農場で出された豊かな食事に 私は舌なめずりをした。 まずはホヤホヤの熱…

香り高い蕎麦

京都出町柳にある蕎麦屋さんの 手打ち蕎麦を貰った。 チャックの畑のボランティアをしている バンクーバー出身のカミちゃん。 数日前 「ざるそば 好きですか?」と聞く。 「好きよ、なんで?」 「別に、なんとなく」 そして今日 手打ち蕎麦を持って来た。 ス…

可愛い人参達

指の長さ程の人参。 15本程袋に入って80円。 余りの可愛さに買った。 生のフレッシュな鷹の爪も。 ピカピカ輝いている唐辛子も。 大きなサツマイモも。 図書館で本を受け取り ぶらりと入った道の駅で。 固い目に茹でた可愛い人参。 砂漠の砂みたいな色の…

「はい、ブドウ」

夕方4時頃 宅急便のニシカワさんがブドウを届けてくれた。 「はい、ブドウ」 ニシカワさんの年は私くらい。 「ミッドタウン」のローソンでも 道の駅の駐車場でもよく一服している。 ブドウのお裾分けをする。 岡山の知人から毎年届くブドウ。 自家ブドウ園…

紫蘇ジュース

この暑さで何をするのも嫌だ と言うトミコさんから貰った 一抱えもある紫蘇。 これは 紫蘇ジュースを作って欲しいと言う トミコさんの無言のお願い。 だって 空のペットボトルまで 渡すんだもん。 紫蘇の葉をちぎり取り 「おお、いい香り」 そして洗って グ…

スイス人の餃子

チャックの小屋に泊まっている スイス人のカミル。 先日 うちで天ぷらをたらふく食べて帰る時 お礼に餃子を作りたいと言った。 火曜日の夜 合挽きミンチを1350グラム ネギ、ニラ、生姜、ニンニク等々を持ちやって来た。 日本に来る前に中国を旅した。 そ…

お裾分け

「シュッとした男前」さんは発酵食品が大好き。 小アジのなれ鮨をお裾分けしよう。 うちの前を通る時寄って下さいとメールした。 翌朝「男前」さんが立ち寄った。 「こんなええもんもらって。 晩酌の時に頂きますわ」 おやおや お酒を飲まないの、知ってるよ…

小アジのなれ鮨 

10センチ程の小さなアジ。 三つに切って鉢に盛る。 発酵したご飯も忘れずに。 なれ鮨になっても 海の中を泳いでいた 銀色の姿はそのままで。 熱々のご飯の上に アジと発酵米をのせる。 ぴりっとした鷹の爪と 山椒の葉の刺激。 「これを食べて夏バテを乗り…

貧乏臭いおかず

夕方 図書館からの帰り。 道ばたに座って話をしていた オフジさんとエミさん。 90を過ぎたオフジさんの作ったキュウリ。 沢山貰った。 その中の一本 大根くらいのキュウリ。 「炊いてから葛でとろみをつけたらおいしい」 大根キュウリ。 皮を剥き、縦に半…

まろやかに変化したニンニク

丹波栗みたいな 大きいニンニクの一欠け。 ひさしの下に ずらっと並んで干してある 人間の拳くらいのニンニク。 オチヨさんは丁寧に選んで 8個私にくれた。 家でニンニクを使わない私は 4個友達にあげた。 90歳の女の人が作ったニンニク。 それが私はち…

オチヨさんのニンニク

午後4時 台風の置き土産。 黄土色の渦巻く様子はなくなったとはいえ まだ濁っている川。 根こそぎもぎ取られた杉の木。 そして 川の姿が少し変わった。 次の台風でどうなるのか そんな事は考えない。 兎に角 今回はこの程度で終わった。 これでよしとしよう…

食べるのを忘れたミニトマト

7日 午後4時過ぎ 台風の進路にすっぽりと入り 朝からずっと強い雨が降る。 山も木も草も 水をたらふく飲み もう お腹がパンパンだろう。 私は 叩き付ける雨の音と 水かさがどんどん増える川に 心がざわざわと落ち着かず 一日中 狭い小屋の中をウロウロ。 …

国が平和であってこそ

パンを貰った。 大丸の地下にある The BAKERYと言う店の。 チーズを練り込んだのと 甘納豆、胡桃などを練り込んだもの。 軽く焼いて バターを塗って。 サクっとした食感。 「美味しいな・・・」 かつて私は 天然酵母で全粒粉の ずっしりと重くて 噛みごたえ…

さっぱりおかずで元気を出そう

京都 鴨川 午後1時 山から京都に下る。 車で1時間。 窓から見える京都の緑。 車は深い緑の下を走る。 目的地は 京都のど真ん中。 息苦しい街から 早く用事をすまして抜け出そう。 鴨川 午後1時 不快な暑さの街から 一刻も早く抜け出そう。 寄り道もせずに…

たった3個の初収穫

手のひらの上で コロコロと転がしたり 上にしたり下にしたり。 こんなにじーっと トマトを見たのは初めてだ。 「ミニトマトは簡単ですよ」 と、皆さんは言われるが。 弱虫トマトには支柱を立てたり と、そりゃあ手間がかかるんです。 赤くなれば 鳥にいたず…

暑さと湿度でくたくたに

広場で。グループサウンズや井上陽水等 京都市左京区の山の中、久多(くた)。 ここで夏祭りがあるので「来ませんか?」と 「赤のボルボ女子」からのメール。 車で10分もかからない。 30日昼前、のんびりと出発した。 細いくねくねとした山道を行くと 警…

「みかんでも食べてゆっくりしてよ」

愛媛産 みしょうゴールド 「果汁たっぷり ジューシー感覚」だって 姉が送ってくれたみかん。 グレープフルーツみたいな さっぱりとした甘い果汁。 能書きに偽りなしだ。 いつも野菜をもらう トミコさんにお裾分け。 柑橘類が大好き。 夕方京都から帰って来た…