小さな苺 コガラとミソサザイ

 

貰った10株の苺の苗を植えたのは4月だった。

その時「小さな実しかならないよ」と友達は言ったが

微かな苺の味の 本当に小さな実が毎日少しづつ採れる。

不作の黒すぐりの実と 小さな苺の実を

ジップロックの器に貯めて 冷凍庫に保存しているが

一体どれだけのジャムができるのやら。

 

数日前の朝。

私は外に出て 山桑の木を見上げていた。

上にばかり伸びてしまった細い幹に

細くて 小さな野鳥が止まった。

ジージーと鳴く。

横縞の羽の模様の可愛い頭が 嘴で幹を叩く。

コガラだ!

ここに引っ越して来て間もない頃

小さな茶色の野鳥が 窓に追突して失神した。

雨に濡れたその鳥を

「小屋」の中で拭き 布の上で寝かせた。

暫くして 目覚めた鳥は

開け放った窓に向かって 元気に飛び立ったミソサザイ。

私が近くで見た野鳥はこの二羽だけだ。

 

去年もらった宇治と八女の新茶が

引き出しの中で眠っていた。

淹れると 綺麗なうぐいす色。

淡い水色の湯呑みとの相性が良い。