白玉団子と金時豆

昨日炊いた 金時豆の その後を記しておこう。 たっぷりの水で湯がき 沸騰した後 茹でこぼす。 そして再度 豆をたっぷりの水で炊く。 柔らかくなるまで炊いて 砂糖と少しの塩を加えて もう少し。 水分が鍋の底に少しだけ残る位で終わりとした。 艶々とした濃…

金時豆を炊いた

10年物のホーキンスの 茶色の皮の編上靴をいつもの様に履いて 首にぐるぐると毛糸のマフラー。 手袋をした手を ダウンジャケットのポケットに突っ込み 降ったり止んだりの小雪の中を歩き始める。 「ポケットに手なんて入れてると危ないぞ」 と 私が私に言…

木の器と焦げたケーキ

いつものレシピで いつもの温度。 だけど 焼き上がったココアケーキの表面は 光るチョコレート色ではなく 瓦の様なビジュアルと 焦げた匂いだった。 オーブンが変わると こんなに違うのだという 見本のような焼き上がり。 四角のケーキを16等分に切り 上を…

玄米飯

ご飯を土鍋や高価な炊飯器で炊く人がいるが 私は実家から離れて住む学生が使うような 安価な炊飯器で ご飯を炊いている。 普段は スーパーで買うコシヒカリを 秋には 集落の人からいただく新米を食べる。 集落の人たちは コシヒカリと 少しだけミルキークイ…

恒例の芋煮会

今日は雨の1日だと天気予報で言っていた。 しかし 曇ってはいたが何とか持ち堪え いつものメンバーと 恒例の芋煮会を楽しんだ。 大きな小芋をゴロンと入れた 具沢山の味噌味の芋煮。 玉子焼 赤と白の蕪の甘酢漬け。 白菜 油揚げ ネギのサラダは 白菜と油揚…

霧の朝

朝 目覚めると 窓の外は真っ白な霧に包まれている。 そんな朝が続いている。 今朝も 峠では美しい雲海が見えるはず。 小屋の前の道は 白い霧の中へ吸い込まれる様に消える。 こんな白い風景を 今まで何回見た事だろう。 スマホを持ち 外に出る。 草も落ち葉…

無花果(いちじく)

友達から貰った「城陽のいちじく」 洗って皮のまま 又は 手で皮を剥く。 その時の気分で食べ方が変わる。 手に果汁がつくのが嫌な時は 二つに切り スプーンで食べながら 切り口の美しさと 果汁の艶やかさを愛でる。 子供時代 いちじくは 家の空き地に植って…

甘くない柿

三個の柿を器に入れ テーブルの上に置いた。 大きな柿で 窓から射す陽の光を受け それらは 深とした静物画のようだ。 「全然甘くない」と悲しそうな顔をして チャックが持って来たこの柿は チャックが言う渋柿ではないと思う。 まだ固く 色も浅く 香りがない…

忙しない日々

忙しない日々を送っている。 滅多にない イラストレーターを使う仕事をしたら 忘れている事が多くて 長い時間を パソコンの前で過ごす事になったり 山形から久しぶりに友達が京都にやって来 夫と二人で会いに行ったが 珍客が参加して 思いの外時間がかかり …

明日から雨だとニュースで言う

陶 木の実 ドライフラワー しばらくいいお天気が続いた。 明日から数日 雨が降るとニュースで伝える。 こうやって 秋は深まっていくのだな。 秋の虫の鳴き声が 少し大人しくなったと 感じるのは気のせいか。 小屋の周りの散らかりようが 気になって仕方がな…

ヨーグルトケーキ

甘いものが欲しいと思った時 買いに行くには 近くのコンビニでも 車で片道30分。 面倒だなと思っても 家で作ることになる。 夕ご飯と並行して作るので 簡単に美味しく出来なくてはならない。 小麦粉も砂糖も 計量カップで計る。 そんなケーキの一つが「ヨ…

茗荷の花

茗荷(ミョウガ) 昨日の昼に ザクザク切って 醤油と胡麻油をかけて食べたのが この茗荷だ。 トミコさんの畑の周りに 薮のように生えている茗荷の叢。 それをトミコさんは 鎌で勢いよく刈り取り 根元に顔を出している茗荷を採る。 蕨 つくしと同じ 採りだし…

柴栗の栗ご飯

今日の昼ごはん 柴栗(シバグリ)を沢山貰った。 丹波栗の様に立派ではないが 皮は艶やかで 栗色そのものだ。 沢山の小さな栗を 夫と忍耐強く剥き 3カップの米に 醤油を少し落として炊く。 炊き上がりを混ぜると 立派なお焦げも出来た。 茗荷をザクザクとス…

今日も 気持ちのいい日であった

昨日と同じ写真の様だが 実は今日撮った写真なのだ。 空の色が明るい。 そして 今日も 気持ちのいい日であった。 小屋の中から見る 朝の外の様子は 明らかに 光の色が少し前と違う。 夜露を載せた木々の葉の輝きの美しさ シジュウカラの地鳴きの声の軽やかさ…

青いみかん

図書館の裏から 図書館の裏の川堤からの眺めは 誰彼に自慢したい。 目の前に 比良山系の北側が横たわり 台風や大雨でもない限り 川は穏やかに流れている。 私の住む谷筋は 空は狭いが この辺りは 広々とした空だ。 私が「ミッドタウン」と呼んでいる 村の中…

やる事が溜まってくる

「記憶」3 (陶 紙紐) 台風後に 茶色に濁っていた川の水が 今日は いつもの透明な川に戻った。 速い流れに 川の鮎たちは 流されてしまったのではないか? その川面を 鳥が飛び去る。 空は厚い灰色の雲で覆われ 明日は雨だ。 チャックから貰った 2本の芽キ…

急に秋になった

「記憶」2 (陶・枯れた花) 大騒ぎした台風14号が去り 会う人毎に その話題が出る。 避難所に行ったと言うと 笑う人はいない。 これからは そうした方がいいと。 10月半ば 近隣3集落で 避難所についての話し合いがある。 急に秋になり 昨日から スト…

霧雨の日 ブルーベリーパイ

秋の虫の種類 鳴き声 姿を ちゃんと認識した事がない。 でも 夜に 鳴いている虫の音の重奏は 鈴を軽く揺すったようだ。 鈴虫かな? いや コオロギかな? と 考えながら聴く。 一日中 霧雨が降り その中を 傘をさし少し歩いた。 ズボンの前が 冷たく濡れ しば…

小さな餅煎餅

ヤマケンさんが持って来てくれた 沢山のお盆のお供え用の団子。 団子粉を水でこね 丸め 鍋にたっぷりの 湯の中で茹で 片栗粉をまぶして 仏様に供える。 お月見の月見団子と同じだと思う。 多い目に作り冷凍し 毎年それを私に持って来てくれる。 お味噌汁に入…

蓮もち

和久傳 蓮もち 今日 友達から届いた荷物は 蓮の粉末と和三盆を練り上げた ゼリーの様な菓子 蓮もちだった。 皿の上に載せ 揺すると プルプルと動く。 飾りのない 至ってシンプルな蓮もちは スプーンで掬って食べると 黒蜜の味がする。 青い葉でも敷き その上…

楽しい事の一つ

緑豊かな所に住んでいると たまにではあるが とても楽しい事に出会う。 今朝 夫が 楽しそうに小屋に入って来た。 「ホオジロが 下に落ちている花を咥えて行く」と。 下に落ちた花 それは白の百日紅だ。 細い木の枝に その白い花は まるでぶどうの様に 咲いて…

柑橘ゼリーのシンプルな美味しさ

「老松」の晩柑糖 晩柑というみかんの実を 綺麗にくり抜き その実を絞り 砂糖と寒天で固める。 あくまで 私の推測。 器はご覧の通り くり抜かれた晩柑だ。 さて スプーンで掬うと ゼラチンの弾力ではなく サクッとした 寒天の潔さ。 苦味のある 微かな甘みの…

今日 心に残った事

スーパーで1/6に切った西瓜を買った。 二人なので十分な大きさだ。 一口大に切った甘くて 冷たい西瓜を ガラスの器に入れ 晩ご飯の後に食べた。 淡い甘さと たっぷりの果汁 いつの頃からか 種が少なくなった様に思う。 そうだ 昼間に 少し離れた山で アカ…

庭に咲く花のブーケのお土産

昨日の午前。 突然の来訪者があった。 奥の集落の新住民のお母さんと小学生の娘さんだ。 小さなワンルームの我が家には リビングというものがない。 窓から差し込む朝日に ベッドの上に畳んだ布団を充て 畳み掛けの洗濯物もベッドの上 雑然とした小屋の中・…

すもものジャム

黄色のすもも 奥の集落に住む「ヤマケン」さんから 私は卵を買っている。 この季節には 赤か黄色のすももが 卵と一緒に届く。 鶏小屋のそばの大きな すももの木。 よく熟れたすももの実は 鳥や熊も大好物。 「ヤマケン」さんは そのすももを 「ジャムにして…

夜の冷気 サイモン&ガーファンクル

夜の雨の音と 川の流れの音を聞きながら クランベリーの入った 微かな酸味のクッキーと 冷たいお茶をそばに置き パソコンを開く。 いつもの夜のように 冷たい風が窓から入ってくる。 昼間の暑さが夢のようだ。 咲き誇っていた アメリカンワイルドフラワー。 …

立ち話 胡瓜について

風は強いが 気持ちのいい日。 うちの前で 車が止まる。 Aさんだ。 草抜きの手を止め 立ち話。 今朝 Aさん宅に 集落の人が軽トラで 胡瓜を袋がはち切れる程 持ってきてくれた。 男の独り身なのに そんなに食べられない。 「きゅうちゃんを作ればいい」と言わ…

胡瓜のピクルス

一年に一度 胡瓜のピクルスを作る。 夏以外に胡瓜を食べない我が家では 旬の胡瓜で 玉ねぎの薄切りと共に 酸っぱいのを少しだけ作る。 今年も沢山の胡瓜をもらい 50本分ものQちゃん漬けを作ってしまったが ついでにピクルスもと 夕食準備と並行して作った…

今日の出来事

深夜の大雨で 黄土色になった川が うねる様に流れていた朝。 昼過ぎには ミルク紅茶色に変わり 流れも緩やかに 水嵩も少なくなった。 山や小屋の周りの緑は 雨を含み益々鮮やかに輝く。 トミコさんからの電話で 又々きゅうりをもらいに行く。 「いらんかった…

自家製きゅうりのきゅうちゃん漬

きゅうりのきゅうちゃん 友達から きゅうりのきゅうちゃん漬けのレシピが届いた。 以前作ったのは 村の奥さん達のレシピで とてもややこしく 面倒なものだった。 沢山のきゅうりを貰う夏に 簡単に出来て 美味しい漬物はありがたい。 すぐに作ってみた。 輪切…