庭に咲く花のブーケのお土産

 

昨日の午前。

突然の来訪者があった。

奥の集落の新住民のお母さんと小学生の娘さんだ。

小さなワンルームの我が家には リビングというものがない。

 

窓から差し込む朝日に ベッドの上に畳んだ布団を充て

畳み掛けの洗濯物もベッドの上

雑然とした小屋の中・・・

お客さんに入ってもらうには 少し問題があった。

 

汗をかきかき 「仕方がない」と 

散らかった小屋に入ってもらった。

 

いつも常備しているおやつもなく

冷たいほうじ茶をグラスに入れて出した。

 

自家製のブルーベリーのジャムとスコーン

広い庭に咲くダリア シオン 小さな白い花のブーケ

なんと嬉しいお土産だ。

 

今朝

そのお土産の花は テーブルの上の

たっぷり水の入った ガラスのピッチャーの中で

思い切り息を吹き返し 生き生きとしている。

 

数日経てば 萎んでしまう花達。

朝の淡い光の溢れる小屋の中で

とても可愛く 綺麗だ。