自然

台風が過ぎて

21号台風が近畿を真っすぐ北に通り過ぎ 私の住む滋賀県も風速39メートルを記録した。 電線が山や道路脇の杉林の間を通っている。 台風でなぎ倒された杉の木々に電線は断ち切られて 停電は六日間続き、電話、携帯は9日間使えず テレビ、インターネットは…

不安な日々

3日 午前7時 日常的になった災害ニュース。 うちも台風で何回か被害にあった。 ニュースを見たり聞いたりする事で 不安になる日々だ。 今も21号台風が 刻々とこちらに向かっている。 今日は一日何も手に付かず 雨や風に叩かれる小さな小屋の中で 不安な…

大きな栗の木

栗の木 私の住んでいる山の村には あちらこちらに 大きな栗の木がある。 足元を気をつけながら 山の中を歩いている時 道に沢山転がっている いが栗に出会う。 見上げると大きな栗の木が 枝を広げている。 私達が栗を思い浮かべる時 それはホクホクとした焼き…

ゲンノショウコ(ピンク)

ゲンノショウコ(ピンク) 土を覆う様に繁殖する 長い茎の野草。 抜いてしまおうか いや やっぱりこのままにしておこう。 ピンクと白の こんなに可愛い花を 咲かせるのだから。 苦い漢方薬の原料にもなる。 昔の村の人達は この野草に随分と助けられたに違い…

雷の後

午後3時過ぎから 「バケツをひっくり返した」様な 雨が続いた。 稲妻が光ったと思ったら すぐ近くに雷が落ちた。 その中を2台の自転車に乗った フランス人の女の子が 「きゃっきゃっ」と笑いながら 通り過ぎた。 ずぶ濡れを楽しんでいる 明るい笑い声。 乾…

福井小浜のテトラポッド

一つが40トンの消波ブロック テトラポッド。 若狭湾小浜港にズラリと並ぶ。 側に立った人間が小人に見える大きさだ。 滑らかな風合い 機能を追求された物が持つ シンプルな美しさ。 こんなに重いものが 東北震災の津波では 波に飲まれ流されたなんて。 台…

トミコさんのミニトマト

集落のどこの家でも 山から引かれた豊かな冷たい水が パイプからほとばしり出ている。 それで野菜を洗ったり 鯉を飼っていたりする。 うちではこんな便利なものは無い。 雨の降らない日々が数日続く。 パイプからの水は止まり トミコさんの池の中の鯉は 心無…

太陽の登場

太陽が山の向こうから昇って来る。 その瞬間に出会う時 心は弾む。 冷たい空気と 甘い植物の香り。 動物の匂いは・・・? 私に気づいて 慌てて飛び立つ鴨の家族。 大阪まで通勤の グレーの四駆が走り去る。 この様に 静寂を破って朝が始まる。 そのプロロー…

暑さの休息

奈良西大寺まで行って帰って来た。 最寄りのJRの駅まで車で 後は電車に乗る。 駅までの行きも帰りも車の窓を開けて 涼しい風を受けた。 帰りに見た道路脇の温度計は19℃。 先日までの猛暑を忘れるには 余りにも暑過ぎた日々。 でも 暑さの一時の休息で 私も…

サルスベリ(百日紅)

「ん?、何だろう?」 と、見上げたら それはサルスベリの白い花だった。 数年前 貰って来たサルスベリの苗。 同じ時に植えられた よその苗の成長を 私は横目に見ていた。 雪の重みにも何とか耐え 今年の台風で木の半分が折れ それに驚く私へのギフトなのか…

ノブドウ(野葡萄)の実

ノブドウ(野葡萄) シャワーの様な雨が 降ったり止んだりの一日。 変わった鳴き声の鳥が 絶え間なく響いて 何の鳥かと気になった。 川側の桑の木の葉っぱ 秋明菊の葉っぱ ヨウシュウヤマゴホウの葉っぱ。 どれも綺麗に食べた跡。 久しぶりの鹿の夜の訪問だ…

地に這うトマト

午前7時 どうせ実など成りはしない そう思っていた。 去年の夏 ミニトマトの苗を20本余り植えた。 広い畑を持たない私は あちらに数本 こちらに数本と植え 新鮮な小さなトマトを毎朝食べた。 去年に落ちたトマトから 今年は3本の芽が出て 私の無関心を気…

小さな生き物

ドアの上のライトに群がる虫達。 昼間に静かな虫達も 暗くなると活発に動き出す。 その虫を狙って蛙がやってくる。 こつんこつんと ドアにあたっているのは誰だ? 昨夜だ。 ドアの前で 蝉が激しく鳴く。 ドアにバタバタとあたる音もする。 そして今日の夕方 …

かわいいいが栗坊主

隠れていても見つけるよ。 濃い緑の葉っぱの陰に 身を潜めているいが栗坊主。 まだ夏の盛り。 道に落ちている青いいがの栗に 私は驚いた。 見上げると たわわに実る 若い緑の子供の栗達。 まだ先の事だと思った秋の到来を 道の上の かわいい緑の塊に見つけた…

小糠雨の一日

小糠雨が一日中降った。 小屋の周りの樹々や草は 奔放に枝や葉っぱを広げている。 久しぶりの雨に それも優しい雨に濡れている植物達。 乾きすぎて固くベージュ色の土も 雨を吸って黒い土に変わった。 湿度は高いが 空気は冷たく 先日までのあの暑さは 一体…

台湾朝顔の青い色

私の住んでいる地域には 小学校が一校ある。 街からやって来た家族の子供が4人 そして先生が6人程。 今年も花の苗とイラスト付きの 自己紹介を持っての訪問があった。 「インドに行きたい」 「画家になりたい」 「好きな音楽はオペラ」 「好きな動物はおお…

一日の始まり

太陽が山の向こうから顔を出す前に ウォーキングをするのは 気持ちがいいものだ。 空気が冷たく 風がそよそよと吹いている。 鳥の声 飛ぶ姿 川の面をすれすれに飛ぶカワガラス。 平和な地球の姿をした 目覚めの時だ。 底を見せ始めた川。 しかし これで次の…

自然の計らい

ブローチ 扇風機を回し続けた 昼間の暑さが嘘の様だ。 夕方 汗がひいて 「これは気持ちがいい」 そして夜になり 長袖のTシャツを着て ほっとひとごちた。 昼間の暑さに耐えうる様にと 朝の植物や車に残る 夜露の跡。 そして 暑さで疲れた人間にも 夜の涼しさ…

カボチャか冬瓜の花

カボチャか冬瓜の花 ここに生ゴミを埋めてないよ。 そんな所から 鮮やかな黄色のカボチャか冬瓜の花。 実まで出来るかどうかは分からない。 前の年と 同じ畑では大きく育たない。 そう言われているトマト。 去年畑に落ちたミニトマトから 芽が出て 実まで附…

虫との闘い

昨日の朝の冷気の文を読んで下さった方達。 「山里の朝は なんと気持ち良さそうなんだろう」と 思っておられるに違いない。 私は決して嘘はついていない。 気持ちのいい朝の冷気は 街では経験出来ないものだ。 しかし 山里の生活は虫との闘いでもある という…

凉やかな冷気

多少の不便を感じる山の中の生活。 しかし 夏の太陽が 山の向こうから顔を出す迄の時間は 何にも代え難い心地よさだ。 植物達は静かに音もたてず 空気は冷気をたっぷりと含み 光はやさしい。 湯気のたつ焼きたてパンを切り 紅茶を入れ ブルーベリーを入れた…

今日の雨

夜 眠っている間に 台風の風も雨も通り過ぎた。 樹々も花も草も シャワーを浴びた後みたいに 「ああ、気持ちがいい」 涼しい風が 網戸を通して 小屋の中を吹き抜ける。 そして 又 シャワーの様な雨が 山に原っぱに樹々に 落ちて来る。 今日の雨は 優しい顔を…

枯れた薊

薊 昨日は天ぷらを思い 今日は風に吹かれる 枯れた薊の綿毛の行方を想う。 現実と想像の間を行き来する私だ。 淡い紅の薊の花が 空に向かって咲き誇り 蜂や蝶を呼び寄せていた時は過ぎた。 茎も葉も花も好天続きで 綺麗に枯れた。 からからに乾いた葉っぱ 指…

夏の夜は長い

暗くなった景色の向こうで サーモンピンク色の一刷毛。 「今日も一日ご苦労様」と 手を振っている様な いない様な。 長く感じる夏の一日。 まずはニュースを見ながら 晩ご飯を食べよう。 その後からが 又長い夜だ。

暑さでぐったり

琵琶湖 烏丸半島 水生植物園側 真夏の山道の運転は 本当に気を使う。 じりじりと熱された道路に 真横に一文字に横たわる蛇。 薄暗くなりかけた道路を ピョンピョンと横切る 何十匹の蛙。 こんな情景に出くわした人は どうするのか。 息をするのも苦しい様な…

日常に戻る

40度近い暑い京都。 2週間の「通勤」が終わった。 京都タワーと対面の毎日だった。 出来た当時は京都の景観に合わないと 色々言われたものだ。 今や 旅の終わりに 遠く 巨大な蝋燭が見えると 「ああ、帰って来た」と誰しもがほっとする。 さて 今日。 北…

夕方は22度

夫は京都へ 私は大津へ。 山の中は 行きは汗を拭き拭き35度 夕方の帰りは22度。 頭がボーッとする程の昼間の暑さから 深夜の今は肌寒い程だ。 小屋の横の谷からの 凉風をお届けしたい。

三日月がふわり

「暑い 暑い」 と、会う人が皆言う。 川がもう溢れるかの豪雨の後 この熱風とべたつく湿度の日々。 私はもうお手上げだ。 誰もこの気候変動を止める事が出来ない。 悲観的な私。 ヒグラシの鳴き声は午後4時の合図。 涼しくなった夕方に表に出ると 木と木の間…

贅沢な夏の夜

今日の午後 標高500メートル程の ここらの気温は35度だった。 夫が京都に出かける 朝の10時前にはすでに31度。 こんな暑い日中だが 二日前に出した 扇風機の風が心地いい。 ゆっくりと回る羽。 夕方4時になると 空気がひんやりとし ヒグラシが鳴き…

地味な花 百日草

百日草 集落の家の周りには いつも様々な花が咲き乱れている。 ターシャチューダーの庭の様な 住人の意思を感じさせる 花壇ではない。 離れたお隣同士でやり取りしたり 山から持ち帰った花の咲く木であったり 勝手に生えたりした物ばかりだ。 雑然としている…