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新しいベンチ

表のベンチが みすぼらしくなった。 そこで 夫が「ピカピカ」の椅子を チェーンソーで ざっと作った。 脚は松の木で 座る所は杉。 去年の暮れに 隣の集落の神社から 貰った松の木。 80年近くの年輪を重ねた松は 想像以上に 沢山の材がとれた。 まずは ベン…

チャックの畑レポート

29日 雪が まだ残っていた頃。 チャックは友達の助っ人と 雪を掘り起こし 土を耕し種を蒔いた。 腐葉土と 牧場から買った 牛糞を鋤き混んだ 栄養たっぷりの土。 久しぶりに畑を覗いたら 豆は芽を出し 蔓が空に向かって 伸びていた。 白い布で覆われた畝。 …

明るい陽光

午後2時 猛練習のかいがあり ウグイスの鳴き声は おなじみのものになった。 よく響く大きな声で 「ホーホケキョ ケキョ ケキョ」 キセキレイが 警戒の鳴き声を放つ。 ゴイサギが1羽 川から雄々と飛び立つ。 私が好きな カワガラス。 相も変わらずせわしげ…

山桜

午前9時 雨の朝 慌ただしく車を出し 細い山道を くねくねと下る。 山桜の淡いピンク 若緑の樹々 赤い芽吹きの葉っぱは すぐに緑に変わるだろう。 朝もやが 山肌を登って行く。 急ぎの私も 思わず車を止める。 「どう見てよ、 たった一週間程のこの姿」 誰彼…

シロモジ(白文字)

シロモジ 数年前 山の中から引き抜いてきた 小さくて細い 木の子供。 「シロモジです」と言ったかどうか。 ちゃんと根付いたが 大きくならない。 やっと芽吹いた 少しの葉っぱは 鹿のおやつになったり。 今年の雪に埋もれて 弓の様にしなった枝。 雪が融けた…

歩く

午後2時 北白川のバックス画材の手提げカバン。 何年経っても型くずれしない タフなこの手提げに カメラを入れて 「サテッ」と出かける。 上を見れば青い空があり 白い雲まで流れている。 下を見れば 小さな花が咲いており 川を見れば 軽やかな音をたてて …

山菜ナムル

椎茸 ハコベ ツクシ 葉わさび 三つ葉 「ライフルマン」が栽培している椎茸 袋にたっぷりと貰った。 星のように小さな白い花のハコベ 一日で盛りが過ぎたかの様なツクシ 花壇に住み着いた葉ワサビ 自生の三つ葉。 三つ葉は玉子に刻んでいれて 綺麗な卵焼きに…

山菜天ぷら

「ヨモギの天ぷらはおいしいな」 心にふっと浮かんだ。 柔らかい新芽のヨモギ 少し長けてきた小さなフキノトウ やっと現れたツクシ 谷に生えるはずの葉ワサビ なぜかうちの花壇に。 そして 小さな短いミント。 お昼ご飯の分だけ摘む。 それぞれが個性的な香…

ミヤマカタバミ

春の始めに 山の林の中や 道の側に咲く。 うちの周りにも あちこちと咲いている。 陰のある場所が好きみたい。 朝は露をつけた 白くて薄い花びらを開き 夕方には閉じる。 ラジオも消し 川の水の音が聞こえる深夜。 「あの花はどうしてるのか?」と 首を傾げ…

二ヶ月ぶりに湖東へ

龍谷大学瀬田キャンパス 二ヶ月ぶりに湖東へ。 車の窓から見える 山の景色。 明るい若緑の樹々 淡いピンクの煙る様な山桜 バニラアイスの様な クリーム色の辛夷(コブシ)。 川は踊る様に 流れ去る。 そして 琵琶湖大橋を渡り 湖岸道路を南へ。 対岸の比叡、…

ヒメエンゴサク(姫延胡索)

「ヒメエンゴサク」と、言うそうだ。 原っぱの縁に 薄紫の花を揺らして 群れて咲いている。 見逃してしまいそうな 小さな花だ。 ヒメエンゴサクは 鎮痛、浄血の漢方薬。 淡い紫の花を愛でながら 根を捜す薬草摘みは 楽しい仕事だったに違いない。 今日は強い…

ヤブツバキ(薮椿)

赤いよだれ掛けの 石の地蔵さんが二つ。 その脇に 何百という紅い花をつける ヤブツバキの木が 枝を張る。 今年一番乗りの 花が咲いた。 黄色のめしべの奥には たっぷりとした 蜜がありそうだね。 ぽとり・・・ と落ちる紅い花。 それも 静かで美しいものだ。

図書館の裏(1)

午後3時 図書館裏 安曇川の堤に 何キロも続く 桜並木 サクラミチ。 風も吹かず 暖かく 川原の葦に飛び交う 名前も知らない鳥達。 道の駅もある 図書館の裏。 日曜日の今日 沢山の人が 桜の下をゆっくりと 穏やかに歩く。 一年のうち たった一週間程の贅沢。…

夜の原っぱは鹿のもの

うちの側に 広い原っぱがある。 雪が融けて 急に明るい景色に変化した。 去年に枯れた草も 渋い黄金色に見える。 緑の色が 日に日に輝いて 「春になったんだな」 と、心が躍る。 満月の時も 暗闇の時も 夜の原っぱは鹿のもの。 群れて草を食む。 餌付けをし…

コナアカミゴケ(粉赤実苔)

コナアカミゴケ(粉赤実苔) ハナゴケ科ハナゴケ属 地衣類。 タイチさんの家。 緑の苔の間に ゴマ粒位の 赤い植物。 それがそんな名前だなんて。 初めて出会った変な奴。 又 顔を近づけて じーっと見つめてしまったよ。 雪が融けた喜びを 小さな体でフルフル…

つくし達は気分よさそうに

日差しが長くなると ちゃんと出て来るもんだ。 茶色の草の中で 見逃してしまいそうな ひっそりとした姿。 たった一週間程の生を 冷たい風や雨の中では 「気の毒だ」 と思うのは私だけ? 尾の長い キセキレイの声を 聴きながら ツクシ達は 気分良さそうにして…

黄連(オウレン)

オウレン 目にする木や草や花は 皆、薬草ではないかと思う程 どれもこれも 何らかの薬効がある。 朝顔や苺までもだ。 そんな中で いかにも薬草らしい名を持つオウレンが 毎年うちの側に咲く。 花は小さく 小指の爪程。 葉は三つ葉の様だ。 刻んだ根を煎じる…

「芽が切った」

ラッパ水仙 「水仙の芽が切った」 とチエコさんは嬉しそうだ。 この土地の方言。 「芽が出た」を「芽が切った」 「上の方」を「空の方」と言う。 「あなた」は「そち」だ。 そう ラッパ水仙の芽が やっと切れた。 水仙は毒があるので 鹿は食べない。 だから …

沢の水

ネコヤナギが群れている近く 沢の水が落ちている。 その音の楽しいこと! しばし立ち止まり 私は耳を大きくする。 まだ 雪の残っている山の村。 風の強い日 「おお、寒っ」 と思ったりするが。 でも 会う人は皆 「暖かくなったねぇ」と言う。 雪で折れた 惨…

ノラニンジン料理が決め手?

ケンジさん家の馬酔木 90才オチヨさん家のお嫁さんは 肝っ玉母さんだと思う。 その肝っ玉さんは この山の村、自然が大好きで 山野草の事もよく知っている。 フキノトウも味噌、佃煮にも加工するが さっと茹でて砂糖をまぶして 冷凍庫に保存。 ケーキに使う…

崖の穴

崖にポッカリと小さな穴。 誰かさんのお住まい? 雪の日も 雨の日も 月の輝く夜も この中は暖かくて良さそうだ。 枯れ葉を敷き詰めたその上で 「フー、フー」と寝息をたてて 気持ち良さそうに 眠っているの? 誰かさん。 穴をじっと見つめる私を 中から見ら…

山間の一日

午後2時 見惚れる程の 清らかな川だ。 雪解けの 豊かな水の速い流れ。 川の深みは翡翠色。 石にぶつかれば それはサイダーの様に 泡立つ。 弾丸の様に 川面を真っすぐに飛んできた カワガラス。 直角に曲がって そのまま弁天谷を遡って行った。 キセキレイ…

OK fields

今日のチャックの畑「OK fields」 小雨が降る午後2時。 チャックがやって来た。 まずは 一番奥の集落 ヤマケンさんの 放し飼い鶏の玉子を2パック 私から受け取る。 次は チャックにとって とても大事な事を相談にのった。 長い間抱えている問題に 明るい光…

咲いたクリスマスローズ

雪の重さに耐えて 沢山の蕾をつけた クリスマスローズを褒めよう。 開いたオフホワイトの花が2個 蕾が11個。 背もスラッと伸びて 葉っぱは淡い緑に うっすらと赤い色。 今日も 夕方に2個の鉢を中に入れた。 いくら可愛い顔をした鹿でも 冬を耐えて咲いた…

はしゃいでいるみたい

図書館裏から 安曇川が流れて 比良山系の山が見渡せ 長い桜の並木が堤に続いている。 図書館の裏は こういう所だ。 堤の雪が消えたので 久しぶりにやって来た。 桜の蕾は まだまだ固い。 川の向こうのキャンプ場で カーンカーンと 杭でも打つ様な音がする。 …

チャックの畑仕事

チャックのfacebookから 私が京都に行った昨日。 チャックは畑仕事をしに 助っ人を一人連れて来た。 まだ雪が残っているのは ご存知の通り。 土を耕し 種を蒔き マルチをする。 そして 種の袋を挿して春を待つ。 オチヨさんもトミコさんも 雪が融けるのを 待…

雪が消えたら

25日 午後3時「ミッドタウン」の田んぼ 雪が融けた所から 蕗のとうやら、ヤブコウジやら シャガの葉っぱやらが現れたり 枝が折れたしまった木々の 情けない姿があちらこちらに。 うちの周りはまだ冬を引きずっている。 村の「ミッドタウン」では 田んぼの…

蕗のとう味噌

10個のフキノトウを さっと湯がいて みじん切り。 微かな香りから 力強い香りへと変わる。 鍋に味噌を沢山入れ 砂糖と酒を加える。 中火でよく混ぜて そこに絞らないフキノトウの みじん切りを放り込む。 強火で味噌を練り上げる。 野生の香りが立つ。 冷…

蕗のとう(フキノトウ)

雪が融けて 黒い土がみえた所。 淡い緑のフキノトウが 薄い衣をまとって登場。 雪が降ったり 桜が咲き始めたり 海がのたりのたりだったり。 この島国は 何と彩り豊かなんだろう。 雨の音が聞こえるよね 暗い夜に。 この雨も朝にはあがるそうだ。

蕗のとう(フキノトウ)

まだ消えない雪が 憎らしく思える今日。 清水(しょうず)が チョロチョロと流れる草のあたり 今年初めてのフキノトウが 一つ。 野の花も まだ顔を出さない日々。 春に一番乗りの 小さなフキノトウだ。

何か植えてみようか

まだ 厚い雪に覆われている。 もう この景色が日常になった。 ムスカリが咲いたとか 梅が咲いたとかのニュース。 春がやって来た所もあるのだ。 「どうせ鹿に食べられるんだ」 と、花も野菜も植えるのを 諦めたけれど。 暖かくなって 土が見えたら 何か植え…

大砲と雷

竹林、杉林のむこう、自衛隊駐屯地 寒の戻り。 雪が降り、積もり 除雪車が再登場だ。 確定申告に湖西の税務署に行った。 雪がない琵琶湖沿いの街。 行き帰りは 車の少ない田んぼの中の一本道。 窓を少し開け いい気分で車を走らす。 ドーンと響く大砲の音。 …

クリスマスローズ

まだたっぷりと残っている 雪の中から掘り出した クリスマスローズの植わった植木鉢。 雪の重みにも耐えて 逞しい姿で現れた。 オフホワイトの花びらと しっかりした深緑の 葉っぱになるのはいつなの? 桃や桜だけじゃなく 辛抱強く春を待っている クリスマ…

ネコヤナギ

花のない雪の中で 大きく枝を広げて 小さなしっぽみたいな ふわふわを沢山付けている ネコヤナギ。 灰色の世界の中で 銀色に光る。 触れば しっとりと柔らかい。 ハサミでチョキチョキ 沢山切って持ち帰る。 さあ 記念写真も撮ろう。 そして 花瓶にどっさり…

雨が降ったり止んだり

午後4時 一日中 雨が降ったり止んだり。 雨が降るたびに 少しずつ少しずつ 雪が融けて行く。 チエコさんやトミコさんが ジャガイモを植える事が出来る様に。 冬眠中の動物達が 目を覚ます様に。 そして 私の体の中に フツフツとエネルギーが 湧いて来る様に…

春近し?

楢の樹々の 幹の周りの雪が ナイフで切り取った様に 融け始める。 時は三月。 雪がまだ山肌を覆っていても 土が暖かくなったのだ。 そして のんびりしていた樹々が 発するエネルギーも。 虫も土から 這い出て来る時だもの。

鳶がくるーり

5羽の鳶。 山よりも高く くるーりと輪を描いて飛んでいる。 風に乗って 自由自在に。 村の「ミッドタウン」も 琵琶湖も よく見えるだろう。 ピーヒョロロだ。 シジュウカラの群れが こちらの木から あちらの木へ。 繊細で高い声の重奏。 冷たいけれど よく…

薪にキノコ

高く積もった雪に 引っ張られて 積まれた薪が崩れた。 玉子を配達に来たケンジさんが 「又、用事が増えたなぁ」 と、気の毒がる。 ケンジさんの庭には 立派な鯉が泳いでいる 池がある。 分厚く積もった屋根の雪が その池を直撃して 鯉が何匹か死んだらしい。…

苔のクッション

今日は 苔に顔を近づけて見る。 ポトリと雫が落ちる。 フワフワの苔のかたまり。 淡い緑。 それは クッションの様だ。 小人の物語を書いた人。 妖精の物語を書いた人。 クッションの様な苔に出会ったり 朽ちた落ち葉の奥の 小さな穴を見つけたり。 そこで指…

冷たい2月の最後の日

川に流れ込む 雪解け水。 それらを集めて 流れて行く川。 ザーっと 大きな音がする。 暖かくなると 春の川は ポコン、ポコンと ユーモラスで軽やかな音を響かせて それはまるで 音符が跳ねている様だ。 川面を カワガラスが ビービーと鳴きながら弾丸飛行。 …

しずく

去年の秋の枯れた葉が 顔をだした。 雪が融けて ポコっと窓の様に開いた後ろに。 ポトリポトリと落ちる 雪のしずく。 「顔を近づけて じっと見つめるのは あんたくらいだよ」 と、久しぶりに出会った 杉や欅やクヌギの 茶色の葉っぱ達が 私に言う。 「ああ、…

清水(しょうず)

清水(しょうず) 山肌から湧き出ている伏流水。 ここらでは「清水(しょうず)」と呼ぶそうだ。 アスファルトの道路が いつも黒く光って濡れている。 山道に大きな水たまり。 そこには ゼリーの様な蛙の卵達。 そんな所は 山の崖から清水が吹き出ている。 …

放射冷却の朝

氷柱(つらら) 22日 放射冷却の朝は うちの屋根からも氷柱が キラキラ キラキラ。 お陽様の光を受けると 水滴がポトリポトリと落ちる。 山の地中を流れている 伏流水も 大きな氷柱になった。 ポキッポキッと折って グラスに入れ ウィスキーを注いだら ど…

鹿

13日 午前8時 頭に角を おしりにふさふさの 白い毛。 小顔で 横向きの耳も かわいい鹿。 1時間程経った時 近くで銃声が2回。 多分外れているだろう。 道から撃つのは 禁止されているのに ここは アウトローの世界だ。 私を見つけて カボチャをくれた オ…

雨の一日

タイチさんの家 ケンジさんの家 タイチさんも、ケンジさんも 雪かきを諦めたようだ。 太い太い柱や梁だもの どんな雪でも 大丈夫ですよ。 と、私が言っても 屋根の雪が 気になって仕方がない 二人。 今日は一日 雨が降ったり止んだり。 白い靄が山をつつみ …

目立たない花

杉の林や山が 赤茶けた錆色に変わると それは 春のサインだ。 周りは まだ1メートルの雪が残っていても 杉の木には 花粉をたっぷりとつけた 錆色の花が咲いている。 目立たない 美しくもない花。 強い風が吹くと 黄色い花粉が 霧の様に舞う。 それは 杉の花…

狩猟期

昨日 大津からの帰り道。 細い山道を 2台の車を従えて パッカパッカと こちらに向かって走って来る子鹿。 今日 殆ど同じ場所の 道の真ん中で こちらを見ている子鹿。 私の車の前を パッカパッカと走り出した。 ゆっくりと鹿の後ろを走る。 深い雪の中を歩く…

豪雪

除雪ブルドーザー 早朝に一度 除雪車が通っただけで お昼過ぎても うちの前の道路は たっぷりとした雪がそのままだ。 防災無線で 「市内の除雪車がフル稼働しているが 雪が多すぎていつも通りに除雪が出来ない」 というようなアナウンスがあった。 昨日 家の…

茶色の茎

雪の中では 春や夏の様に 華やかに花は咲かない。 でも 枯れた様に見える 茶色の茎に 固い芽を幾つも幾つも 見つける事が出来る。 ずーっと 目を近づけてみよう。 拳を握りしめた様な エネルギーに満ちた 芽が並んでいるから。

寒波(2)

屋根から 氷柱(ツララ)が下がると 「おっ、今日は寒いぞ」と思う。 積もった雪が 発泡スチロールの様に軽い。 雪が止み 空が明るくなった時 家の周りを 歩く幅だけ雪かきをした。 バスはまだ運休だが ぼちぼち車が動き出した。 そして 生活も少しずつ。