自然

フキノトウとミントの天ぷら

フキノトウとミント ぼこぼことフキノトウが あちらこちらに。 雪の下で一冬過ごしたミントは 濃い緑のしっかりとした葉っぱで登場。 それらを摘んで 晩ご飯のおかずにしよう。 フキノトウ ミント 新玉ねぎと人参 ピーマン チキン胸肉。 春の山菜と 有り合わ…

春の七草 ハコベ

春の七草の一種 ハコベ。 寒い3月の今日 やっと顔を出したという風情。 ヒョロヒョロと伸びた茎に 白い花びらの小さな花だ。 鶏の餌に 細かく刻んだ遠い記憶。 やはりこれも漢方薬になる。 整腸 炎症に効き 血液サラサラの薬。 わさわさと茂れば 花と共に葉…

三月半ば 雪の日

3月13日 夕方 寒い 寒い。 3時くらいまで青空だったのに。 その後 急に空が暗くなり 北風が強く吹き出した。 そして 小雪が激しく降り出し やがて 目の前がホワイトアウトになった。 時は三月半ば。 気分は春で 雪の降りしきる中を 私は帽子を被り お散…

フキノトウとキセキレイ

フキノトウ 雪がなくなると 待ってましたとばかりに 顔を出すフキノトウ。 淡い緑の衣を纏い 雨に濡れている。 「やあ こんにちわ」 私はそれを 上から覗き込む。 冷たい雨に 私も濡れて あわててフードを引き上げる。 屋根にいるキセキレイが 尾羽を上へ下…

謙虚さを忘れた結果

クリスマスローズ 飛行機が のっぽの貿易センタービルに突っ込んで 崩れ落ちた同時多発テロ。 2001年9月11日。 かまぼこ型の ビニールハウスをめがけて 津波が押し寄せる 飛行機からの映像。 東北の震災。 2011年3月11日。 テレビの前にいた私…

逆さまの風景

木の枝にくっ付いた 雨の雫の向こうに 逆さまの風景。 そうっと近寄り 息を止め 雫の向こうの世界を見る。 この水滴の中を 鳥が飛び 木々が揺れる。 風が吹けば 儚く壊れてしまう 水の中の小さな世界。 私はそろりそろりと後ずさり。 そして 自分の小さな世…

ヒカゲノカズラ(日陰の葛)

ヒカゲノカズラ(日陰の葛) 林道の雪が消えたので 小屋の側の山に入ってみた。 雪の下で 何ヶ月も潜んでいた 冬の初めに散った 茶色の葉っぱ。 それらを踏みしめ もう少し奥へ入ってみよう。 鹿の通り道の 崖が崩れた辺りを 明るい緑の蔓が 一面に這ってい…

うぐいす色の田畑

3月7日 夕方 買い物に出かけた帰り道。 車の窓から見える うぐいす色の田畑。 ついこの間まで 雪に覆われていたのに。 遠くに見える桜並木も 蕾ははや膨らんでいる事だろう。 山の頂きの名残雪。 夕方から 霙や霰が激しく降り うっすらと雪が積もり 雷が鳴…

アオゲラ

Google画像より アオゲラ 杉の枝を焼いているケンジさんが 私を見つけてやって来た。 家の白壁を 「アオゲラが穴を空けた、 山側などひどいものだ。 テンが家の中に入って来るかも知れない。」 確かに山側の壁は何カ所も ぽっかりと。 「綺麗な青い鳥なんや…

明日の朝 目が覚めれば晴れ

この季節は 冬より寒く 冷たい ・・・と感じる。 北からの強い風と 降り続く小雨。 首にネックウォーマーをすると ほかほかする。 皮のワークブーツに たっぷりと靴クリームを塗り 毛糸の靴下を履くのは 冬の始まりから同じだ。 八朔をむいて 冷たい果肉を食…

冷たいひな祭り

3月3日 夕方 山の村では まだ雪が残っている所が あちらこちら。 今日は一日中 雪の表面から 靄が立ち上がっていた。 鳥達は相変わらず鳴き まだ芽吹かない木の枝には 雨の露が連なっている。 大きな鴨が一羽 川の面を上流をめがけて 駆け上がる様に 羽ば…

ぶらり歩きの友

インディオが被っている様な友達の帽子。 うちに遊びにきた時 いい帽子だと褒めた。 弘法さんで売られているその帽子を 私にもと去年の秋に プレゼントしてくれた。 北風の強い今日も この帽子を被って ぶらりといつものルートを歩く。 雪の消えかけた楢の林…

クリスマスローズの蕾

雪を被っていた クリスマスローズの鉢を掘り出して 屋根の下に置いたのは 1月の始めだった。 空を渡る太陽が 少し高い所を動く様になると 小さな蕾が膨らんだ。 葉っぱもゆっくりと手を伸ばし 陽の光を掴もうとしている。 原っぱにはまだ厚い雪の層が残る。…

冷たい雨の日を過ごした

雪が消えた土から ひょっこり頭をもたげて登場。 「やあ フキノトウじゃないか!」 まだ皮を被った小さな小さな 香りの固まり。 赤い実をつけたまま 雪の中で眠っていた ヤブコウジ。 冷たくしとしと降る雨が 積もった雪を溶かし 去年の枯れた草に 目覚めの…

木の胎動と地熱

木の周りから雪が溶け始める。 それは 木が春を感じて動き始め 土が春の熱を帯びて来るから と 聞いた。 木の胎動と地熱。 夜空に現れた大きな月も 柔らかい光を 雪の上に降らす。 シジュウカラが群れで飛び うちの細い木の枝で 羽を休める。 久しぶりに見た…

「今日も小雪の降りかかる」

2月17日 「汚れっちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れっちまった悲しみに 今日も風さえ吹きすぎる」 汚れ始めた周りの雪は 今日降った雪で それは美しい白の世界に戻った。 中原中也の 「汚れっちまった悲しみ」 を思い出すには充分だ。 「汚れ…

川の旅

身も心も縮み上がる。 そんな川の流れだ。 澄み切った翡翠色の冬の川。 リズミカルな音をたて 小さな岩を越える。 走っているかと思えば 眠っている様にさらさらと流れたり。 急なカーブを 大きくうねりながら 川岸を削る。 治水ダムから 白いレースのカーテ…

印象深い冬の描写

「イングランド田園讃歌」の中で 著者のスーザン・ヒルは オックスフォード郊外の古い家に住み その村での出来事を綴っている。 四季の様々の出来事の中で 私が一番面白く読んだのは 冬の生活だ。 すっぽりと雪に覆われた夜。 分厚いコートとマフラーで 雪を…

カケスと狐

雪の上に 足跡を残しても 中々顔を見せない動物達。 兎かも知れないと思っていたら それはカケスだった。 思っていたより大きな鳥だ。 うちの小屋の周りを ウロウロ歩いたり 飛び回ったり。 餌のカメムシを探しながら。 雪が降ってから 姿を見せない狐が 「…

灰色の世界

日本列島がどこも寒くて冷たい今日。 私は一日の殆どを小屋の中で過ごした。 そして夕方 外の空気を吸いに 温かいダウンコートを着て 近くを歩いた。 相変わらずの カワガラスは川の上を弾丸飛行。 表に置き忘れた雑巾が 固まって氷の様になっていた。 こん…

やる気満々の杉

鉄錆色の杉の葉 2月に入って一週間。 「もう 1メートルも積もる様な 雪は降らないだろう」 と 集落の人に会うたび そんな話が出る。 そうかも知れない。 杉の葉が鉄錆色に変っているもの。 すくっと伸びた杉の林。 とげとげした杉の葉。 あの鉄錆色は杉の…

比良山系が好きだ

2月5日 雪を冠った比良山系は 琵琶湖の西に位置している。 そして そのどっしりとした姿は 東岸西岸どちらからでも望める。 山頂は緩やかで それは 牛が座っている時の背中だ。 目の前にそびえる 比良山を感じながらの 大津からの帰り道。 いつも通る道を…

冬の雨

一日中小雨だった。 冬の雨は冷たい。 クロネコのドライバーさんも 郵便配達さんも 回覧板を持ってきたヨシヒコ君も 皆 冬の雨は嫌だと言う。 屋根から落ちる雫が ポトリと襟首に入り込んだりする。 小屋の中で聞く 走る車のスタッドレスタイヤの音。 雨水の…

見飽きるという事はない

毎日見慣れた風景だ。 春になれば あそこにコブシの白い花が咲く。 薄紫の藤の房が たわわに揺れているのはあそこ。 くっきりと黄色い葉っぱの木。 それは秋の山のてっぺん近くに。 季節ごとに 色合いの違う山の様を 覚えてしまった。 雪を纏った樹々が 陽の…

冬のコアジサイ

花のない季節に 茶色の枝を揺らして 強い北風に打たれている コアジサイ。 そんな姿が美しい。 運転する車の窓からは 見過ごしてしまう。 せめて私だけでも 春への期待に満ちた まだ芽吹かぬ 葉っぱの喜びを愛でよう。 今日も 屋根から落ちた雪を せっせと谷…

谷に棲むカワガラス

小屋の北側に 山から流れ出る谷がある。 夏の雨の降らない時でも いつも砂防ダムから 水が落ちている。 夏の緑の樹々の下を 音をたてながら水が流れる谷。 その谷を四季を問わず チャコールグレイのカワガラスが 超特急で突き進む。 私はこの鳥が大好きだ。 …

濃紺の小さな実

厚く積もった雪は 雨が降るくらいでは すっかりと溶けきれない。 私の周りは 相変わらずモノクロの 禁欲的な風景だ。 おや? 彩りのない崖に群れている 黒い実の様なもの。 ああ、これはどんな花だったのか。 思い出せそうにない。 濃紺のブルーベリーに似て…

いい一日の終わり

1月21日 夕方 今朝は朝焼けだった。 周りを取り巻く霧が 淡いピンク色に染まった。 毎朝聴いているNHKFMの音楽番組。 「このディスクジョッキーは どうしてこんなに朗読が下手なんだろう」 とか 言いながら朝ご飯を食べる。 一週間前に炊いた甘い金柑は …

なんといい一日の始まり

1月17日 朝 「ああ、綺麗だなぁ」 走っている車をゆっくりと止め しかし 車から出る事なく 運転席から雪の山の写真を撮った。 夜の間に降った雪が 山を覆い それが朝の光で輝いている。 明るい空に雲が流れて なんといい一日の始まりだろう。 車を琵琶湖…

ホッとしている私の心

明るい太陽に照らされた 冬の楢林の山。 葉の落ちた樹々。 鹿が歩いていないかと 黒い物が動いていないかと 私はじっと山に目を凝らす。 水をたっぷり含んだ雪が 椿の枝から 大きな音をたてて落ちた。 驚いて振り向くと 枝がゆさゆさと揺れていた。 あちらこ…