自然

琵琶湖東岸から(2)

琵琶湖東岸から(比叡山を望む) もう少し 北へ歩こう。 カイツブリが プカリプカリと浮いている水面を 左に見て。 冷たい空気が気持ちいいな。 湖畔に置かれたベンチに座って 向かいの西岸の 山並みを眺めよう。 ここに来れば いつもそう思うが 「暗くなる…

琵琶湖東岸から(1)

琵琶湖東岸から 琵琶湖大橋上の風速は7m。 私が運転する軽のジムニーは 橋の上で フラフラと 風に押されて 「怖い 怖い」 荒い波の上で カイツブリの大きな群れが 上に下に 揺れている。 琵琶湖の風情溢れる内湖にも カイツブリ。 晩秋の琵琶湖には 必ず小…

豊かな野葡萄の実

野葡萄(ノブドウ) うちの小屋の周りのノブドウの実は 鳥に食べられたのか 台風の風にやられたのか。 葉っぱは焼けた様な色で 実はほとんど見つける事が出来ない。 ヨシヒコ君の家の横の谷で 元気なノブドウに出会う。 陽の光を浴びて 豊かに絡んでいる蔓が…

鳥の住まい

川辺の茅の茂みから バタバタと飛び立つ鳥。 枯れた茅が こんもりとして 気持ち良さそうだ。 丸い入り口のあの奥は 今飛び立った 鳥の巣なのか? いや 巣だ。 川の流れる音を 側で感じ 車の音を上に聞き 茅の向こうから 身構えて 私を見つめている。 その鳥…

約束をしないと来ない様な気がする

温泉の山 温泉のある山の辺り。 ここは動物にとっては聖域だ。 ハンター達が侵入してはいけない場所。 杉の人工林が少ない。 広葉樹が多い。 動物達にとっては居心地のいい場所に違いない。 まだ 紅葉には早い時期の 緑の残像と出始めたばかりの紅葉の 混じ…

冬が来た はっきり感じた今朝

冬だ。 今朝 はっきりと感じた。 風の感触というか 空気の冷たさと肌触りというか 何かが昨日と違う。 一日延ばしにしていた 冬布団を出した。 羽毛の軽くて 空気を含んだふわふわと 電気敷き毛布の 足元の暖かさ。 又 布団から抜け出せない 冬の朝がやって…

温泉の山 黄色の楓

毎年こんなに紅葉が遅いかな? と 小屋の周りを見回す。 インフルエンザの予防注射を受けに 「ミッドタウン」の診療所に行ったついでに 村の温泉の山まで行った。 この温泉のある周りの山は 広葉樹が多い。 あそこはどうだろう? 診療所から車で数分。 ぐる…

吸い込まれそうな青い空

見事な秋晴れの日。 吸い込まれそうな 青い空。 サイクリングのグループ 2台の観光バス 何台もの車。 うちの小屋の前を走り過ぎるのは 紅葉を見るため? 赤や黄色に 木の葉の色が変わるのは もっと先の事だ。 道路の脇に吹き溜まった 黄色の葉っぱ達。 見え…

暗い景色の中で見るライトの光

夕方の 淡いピンク色の雲の間から 数日前まで 細い三日月だった月が 半月の顔を覗かせている。 強い北風が止み 冷たい空気が気持ちいい。 5時になると もう辺りは暗く 遠くから響いてくる エンジン音に気がつき振り向くと 二つのヘッドライトが近づいてくる…

広い空間に吸い込まれる音

タイチさんの家の前の 広いススキの原。 ここもタイチさんの土地だ。 綺麗好きで キッチリ屋のタイチさんは このススキを一年に一回 スッキリと刈る。 「村の鍛冶屋さん」で買った よく切れる刃をつけた草刈機。 キーンキーンと刃が石に当たる音。 背の高い…

枯葉とどんぐり

大津市 瀬田 苔の上に パラパラと散りばめられた どんぐりと枯葉。 立ち止まり 腰をかがめて 覗き見る。 自然の造形の美しさ。 枯れて落ちてきた葉の完成度。 青いどんぐりが茶色に変わり 落ちた今が到達点。 「完璧だ」と私が言う。 朝の木洩れ日を浴び 黙…

活き活きとした苔の緑

10月は本当に雨の多い月だった。 からりと晴れた日もあったのに ずっと雨が降っていたような気がする。 一面に苔の広がる原を歩くと 靴がふんわりとした苔に沈み その下は たっぷりとした水だ。 小さな茸は 苔の間から こっそりと顔を出す。 崖に張り付い…

桜並木の下のベンチ

図書館の裏の川の堤。 そこには 立派に育った桜並木が どこまでも続いている。 その桜の下に 簡素な木のベンチが 間隔をおいて並んでいる。 桜の花の季節には 花を愛でる人達で賑わう堤。 訪れる人の少ない今 並木や ベンチが 下を流れる川 比良山系の山並み…

霧雨の1日

アケビ(木通) 霧の様な雨が降った一日。 濡れても大丈夫と思って 傘もささずに飛び出すと 髪の毛も シャツも 湿気でくったりだ。 暖かい小屋の中で 飛び回るカメムシが 炊きたての熱いさつま芋の鍋をめがけ ダイブ そして 噴射。 「おお〜〜」 おいしく炊…

川に続く短い下り坂

茸達が静かにこちらを見ている処から たらたらっと川に続く 短い下り坂がある。 そこには コンクリートで固めていない 川辺が続く。 川底が見え 澄んだ水が サラサラと音を立てる。 枯葉が積もり始めた その坂道を眺めながら 穏やかな景観がいつまでも 続く…

茸の話

積まれた檜を チェーンソーで切っている辺りでも いくつかの茸が顔を出していた。 ナメコに似ているけど 騙されてはいけないよ。 ふかふかの苔から 気持ち良さそうに こちらを見ている。 まるで 海辺で見つけた貝殻だ。 朽ちた木に 涼やかな顔をしてうつむい…

軽トラで5分 薪集め

滋賀の湖西の山の中。 冷たい空気と 朝夕に焚く薪の暖かさが とても気持ちがいい。 周りの山の色付きまで後少しだ。 「伐採して積んである檜を 薪にどうですか」 と 言うありがたい申し出に 夫と軽トラで出かけた。 車で5分ほどの 川べりの開けた場所だった…

夏の喧騒が去った後

夏の深い緑が色褪せて 何とも疲れた風情だ。 山の木々の重なりも あちらこちら黄や薄茶が入り混じり 夏の喧騒が去った後の 大きなため息が聞こえる。 あっという間に秋だ。 紅葉の季節はまだ先だが 秋を告げる朝霧が 小屋の周りから 山のてっぺんまで覆う。 …

歩きながら音を聴く

案の定 暖かいストーブの側で ウツラウツラ・・・ 深夜になった今 写真一枚を載せて終わりにしよう。 台風時の茶色の川から やや透明感のある翡翠色の川に変わった。 葛湯みたいなとろけるような淡い色。 川べりの芝や茅も 穏やかな川の流れを 見つめている…

これでいいのだろうか?

あちらこちらの山肌に まるで そうめん流しのように 杉の木が倒れ 屋根が飛び 六日間の停電 十日間の携帯 電話の不通。 そんな去年の台風を思うと 昨日の台風はまだ我慢が出来た。 用意した発電機も カップラーメンも バスタブに溜めた水も 使わずじまい。 …

似た者同士 カボチャの若芽と菊芋

逞しい似た者同士。 生ゴミを埋めた土から どんどん双葉が出てくるカボチャ。 毎年同じ場所から芽を出し 上へと2メートル近くも伸び 黄色いマーガレットみたいな 花を咲かせるキクイモ。 去年の今頃 すっかりと芋を採ったつもりなのに。 カボチャの芽が 柔…

赤い錆色のペンキ

青い空に雲が浮かび 又 ある時は雲ひとつない 見事な青空の一日だった。 風はすっかり秋の冷たさで 空気はからりとしていた。 光はススキの穂を輝かせ そんな穏やかな秋日和。 台風が近ずいているニュースと この明るさとの落差。 夫が屋根のトタンに 赤い錆…

「じゃあ おやすみ」

加賀の薊(カガノアザミ) うなだれて咲く 秋の薊。 「加賀の薊」が 今 真っ盛りだ。 淡いピンクの 小さな花。 沢山の蕾が これから先 まだまだ咲いてくれるだろう。 夜になると 小屋の中は肌寒い。 ストーブに薪をくべ 半袖のTシャツになり 外に激しく降る…

甘い濃密な香り キンモクセイ

金木犀(キンモクセイ) 姿は見えないのに どこからか香ってくる。 甘い濃密な香り。 9月の終わりに きちんと律儀に咲いてくれる。 どこに咲いているのかと 香りを辿って行くと・・・ 「あった!」 ケンジさんの庭の入り口に 満身創痍の姿で立っていた。 雪…

逞しい生命力 秋明菊(シュウメイギク)

ひなげしみたいな白い花びら 黄色のしべ 細い茎に 形のいい葉っぱ。 シュウメイギク(秋明菊) 土を選ばず どんな所にも しっかり根付く。 根っこを掘り出すと 葛でも採れそうな しっかりした形をしている。 静かで可愛い花の 見かけによらない 逞しい生命力…

可愛いゲンノショウコ(現の証拠)の花

ゲンノショウコ 繁殖力が強くて どんどん地に這ってくる。 夏の初めから 地面を覆うほどに増える。 雑草として 全部抜いてしまおうか。 そんな考えも頭によぎった。 しかし 涼しい風が 吹く秋の初めに 白とピンクの可愛い花が咲く。 その花の名は ゲンノショ…

ストンっと 突然秋になった

次々と花が咲き始める春は 日差しが明るくなり 空気も暖かく 長い冬の後の 喜びを感じたものだ。 今は 萱たちが 川べりを彩る。 灰色 赤銅色 薄茶色 どの穂も静かな色合いで 川の流れの音を聴きながら 軽やかに揺れている。 そして 空気も冷たく ストンっと …

忙しない季節の移り変わり

山の中の田畑は 一枚一枚が小さい。 そんな小さな田んぼを見慣れた目には 平野の開けた田は大きいなと思う。 古人が山を開墾して 少しずつ増えていった 小さな畑や田んぼ。 そこに水を張り 空の雲を映し 苗を植え ツバメがその上を飛び 稲穂が黄色くなって …

蔓穂 かわいい顔をした働き者

ツルボ(蔓穂) 街から山の村に越してきて 驚いたのは 山野草の多さだ。 その殆どが 控えめな可愛さで 群れて咲いている。 秋の初めに咲く山野草の中で 群を抜いて可愛いのが ツルボ(蔓穂)だ。 稲刈りの終わった田んぼ近く 淡いピンクの小さな花を 上に向…

茗荷ご飯

自生の茗荷(ミョウガ) 薬味の葉っぱとか根っこだとかが 大好きだ。 大葉 生姜 山葵 茗荷 唐辛子 パクチー 韮 にんにくは あえて自分では買わない。 誰かとの食事の時は 苦手だと言わずに パクパク食べる。 食事中の礼儀かなと思っている。 もうそろそろ出…