自然

周りは秋色

京都や大津で 青空のいいお天気でも 山の中では 雨が降ったり止んだりの日だ。 黄色や茶色の紅葉の葉っぱが 雨に濡れて より趣き深くなった。 こんな日に 歩いて帰って来ると 靴に渋い色の葉っぱが 貼り付いている。 周りは全部秋色で 晩秋という言葉の 響き…

黄色い葉の植物

「これはどんな花だっただろう?」 葉っぱが黄色になり 花から種に変わろうとしている 釣鐘状の額の植物が 群れている。 夏の間 葉は青く 花は紫か黄色か・・・? 元気に花が咲いている時は 気がつかず 秋の終わりの今頃に 私の目に留まる。 私のズボンの裾…

ウリハダカエデ(瓜膚楓)

ウリハダカエデ 黄からオレンジへ そして赤へ。 紅葉したウリハダカエデの落ち葉。 選んで拾って帰り 並べて写真を撮る。 「見て 見て こんなに綺麗ですよ」 と 自慢している私が見えるだろうか? 本に挟んだり 額に入れて飾ったり と 色々考えるが 茶色にな…

昨晩NHKFMを聴いていた

毎日 私の周りの山の色が濃くなっていく。 陽の光に照らされた鮮やかさ 日の陰りの中の濡れたような赤や黄 そのどれを見ても自慢したい。 「ほらほら、どうです、いいでしょう」 昨晩NHKFMを聴いていた。 谷川俊太郎と工藤直子の対談で 詩人の谷川が詩人の工…

ふかふかの冬布団

朝晩 ストーブに薪をくべ始めて随分になる。 なのに 布団が薄い夏布団と毛布だけだったなんて。 冬の布団を出した。 ふかふかの冬布団。 暖かい布団にもぐりこんで 眠る事の出来る幸せ。 質素だが3度のご飯を 美味しく食べる幸せ。 雨露をしのげる小屋のあ…

穏やかな日は口笛など吹いて

一日がまだ明け切らない 灰色の空気の中で 鳥が鳴き始める。 目覚めて靴をはき ぼんやりした頭を 冷気で覚醒し トコトコと朝の散歩。 小さなカメラを ズボンのポケットに入れて。 山の向こうから 顔を出した太陽に照らされて 草や樹々が輝いている。 こんな…

白い霧

朝 ドアを開けて外に出ると 白い霧が周りの景色を包んでいる。 昨日の夕方から夜 何台もの車が うちの前を通り過ぎたのは この霧のせいだったのか? 車で30分程の峠。 その峠の下に広がる雲海。 プロ アマに関わらず 写真を撮る人に人気のスポットだ。 私…

役割があっての実のなる木

栗の木 集落の家の周りに 梅、栗、柿の木が 必ず植わっている。 私にとっては ただの実のなる木。 それが この辺りの人達にとっては とても大切な木であった事に 気がついたのは最近だ。 梅は梅干しに 栗はおやつに 柿もおやつと渋柿は干し柿に。 閉ざされた…

水たまりの中の空

夜に雨が降り 朝には青空という日が続く。 朝の散歩中に見た 水たまりの中の空。 そして 昼間の明るい日差しが なんと気持ちのいい事か。 台風で倒れかけたままの柵。 気になっていたのを修理した。 野ブドウやアケビの蔓が絡まった柵。 チョキチョキと蔓を…

倒れたあすなろ(翌桧)の木

翌桧(あすなろ/村の人はヒバと呼ぶ) 台風21号で神社の木が倒れた。 「取りに来てくれる?」 集落の人は 杉であれ雑木であれ廃材であれ うちが何でも喜ぶのを知っている。 車で数分の神社で見た ヒバ(アスナロ)の年輪を数える。 細かい年輪はゆうに8…

すごく幸福でなくてもいい

気持ちのいい日が続く。 朝 山に朝靄がかかり 太陽はまだ山の向こうから 顔を出さない。 冷たい空気が 肺の中まで届く様だ。 野菊が群れて咲き そんな景色の中で暮らしていると 世界の出来事が遠くに見える。 平凡な日常が一番大事だ。 すごく幸福でなくても…

淡い緑のハヤトウリ

ハヤトウリ(隼人瓜) 透明感のある淡い緑色。 棘のある皮をむけばねっとりと 包丁で二つに割れば 洋梨の様な形。 実から果汁が滲み出る 新鮮な内に食べるのが良い。 皮をむいてゴロンと切り キャベツ 人参 玉ねぎ そして 粗挽きソーセージと一緒に ことこと…

炭の燃える音と色

さて 昨日 トミ子さんから貰った炭。 早速夜にストーブにくべた。 燃える薪の上にそっと載せる。 パチパチと音をたてて しびしびと小さな炎をあげて燃える。 炭が暖房手段だった子供時代。 家族が火鉢を囲み みかんを食べたり餅を焼いたり。 ラジオを聞きな…

煙突から揺らぐストーブの煙

稲刈りの終わった田んぼで 籾殻を燃やしている細い煙。 屋根から突き出た煙突から ゆらゆらと揺れる煙。 秋の夕暮れ時 煙は人の心を 少なくとも私の心を ほっとさせる。 「台風で倒れた木を取りに来て」 と言うお知らせがはいる。 今日はこちら 明日はあちら…

ぽーっと白い煙の「爆弾キノコ」

爆弾キノコ 「ハイホー ハイホー♬」 楽しそうに歌いながら 小人達が白雪姫の待つ小屋に帰って来る。 そんな情景にぴったり。 でも名前は物騒だ。 「爆弾キノコ」と言います。 林の中。 薄い茶色の丸い形 真ん中におちょぼ口。 地味な地味なキノコ。 風船状の…

花梨(カリン)

花梨(カリン) 花梨と書いてカリン。 同種ではないが西洋花梨はマルメロ ポルトガル語だ。 目で見る「花梨」という字の美しさ。 音で聞く「カリン」「マルメロ」の響きの心地よさ。 熟すと静かな黄に色づく。 小柄な90才の女性が レジ袋いっぱいのカリン…

朝にはライトダウンをはおった

ハロウィンは10月の終わりの日。 霜が降りる頃。 クリスマスよりも 子供に人気のハロウィン。 子供英語教室を経営する友達は 飾り付けやプレゼントの用意やら 忙しくて仕方がない。 私の小屋の中。 テーブルの上に 木の鉢に盛られたみかんが山盛り。 空気…

終日の雨

強い風や雨に叩かれても 頭を下げて 通り過ぎるのを待つだけ。 そんな気位の高い花は秋明菊。 うちに来る人は皆 群れて咲く花を手にとり 「綺麗だねぇ」 太陽が一日顔を出さず 鳥の声を聞いたかな? 雨が終日しとしとと降る今日 甘いビスケットを食べながら …

山の中の小さな動物達

どんなに細い木でも 伐って倒れる時の地響きの音で 山の仕事がどんなに危険かが分かる。 楽しみの山登りと 仕事の山登りは全くの別物だが いい空気を吸い 鳥達が林の中を飛び交ったり 小さな動物達と出会ったりする そんな幸せな瞬間は同じだ。 琵琶湖を見下…

さつま芋の蔓を炊きながら

午後3時 太陽の光に 雨がきらきらしながら降っていた。 そして 午後3時に雨が止んだ。 青い空に雲が西から東へ。 走る様に流れていく。 強い風も5時には収まった。 今回は日本海へと抜けた台風だった。 落ち着かない夕方までの時間を 昨日皮をむいたさつ…

台風とさつま芋の蔓

夕方 薄暗くなった頃から 風が強くなった。 小屋の中で 樹々がうねっている様を感じる。 嫌な気分だ。 トミコさんから貰った さつま芋の蔓の皮を剥いた。 こんな作業をする時 私はいつも無駄な時間を 費やしている様に感じる。 「他にやる事がいっぱいあるの…

キムチと白磁の器

唐辛子の朱色が嫌だった。 只それだけの理由。 そんな私が 友達がお土産にくれた 大阪鶴橋のキムチを食べた時 発酵した漬物の美味しさに気づいた。 今日は週に一度の大津瀬田行き。 帰り道にFoleoのコリアンレストランで キムチを買った。 白菜、大根、キュ…

80年の栗の木

うちの小屋の前の県道を ずっと奥に。 そこに「玉子屋のケンジさん」の家がある。 そのケンジさんの土地の 栗の木を貰い行った。 ストーブの薪用だ。 クネクネと曲がる山道を 車で15分か20分程。 道の両側に杉の人工林が連なる。 21号台風で倒れた大量…

ストーブに薪をくべる

龍谷大学瀬田キャンパス 山の中から琵琶湖南端の瀬田へ。 久しぶりに会う馴染みの顔々 お互い元気でなによりだ。 行き帰りに眺める琵琶湖は深い青。 湖岸に並ぶメタセコイアは 濃い緑からわずかに茶色に変わった。 稲田の黄金色は刈られ その後をカラスがつ…

大暴れの今年の夏

午前7時 今夏の自然の暴れっぷりは まるで酒呑童子の様だと思った。 実によく暴れてくれたものだ。 夏の終わりも突然で 気がつけば 小屋の中でコオロギが 激しく鳴いているではないか。 ススキも赤銅色の穂に 夜露の雫をつけて揺れている。 咲き誇ったゲン…

見上げた月はぼんやりと

中秋の名月 中秋の名月の次の日が満月 と、今日知った。 夜の9時半に見上げた月は 雲の後ろでぼんやりと。 地球の暗闇を まんべんなく 差別なく 誰にも彼にも 鹿にも狐にも 明るい光で照らしておくれ。

台風が過ぎて

21号台風が近畿を真っすぐ北に通り過ぎ 私の住む滋賀県も風速39メートルを記録した。 電線が山や道路脇の杉林の間を通っている。 台風でなぎ倒された杉の木々に電線は断ち切られて 停電は六日間続き、電話、携帯は9日間使えず テレビ、インターネットは…

不安な日々

3日 午前7時 日常的になった災害ニュース。 うちも台風で何回か被害にあった。 ニュースを見たり聞いたりする事で 不安になる日々だ。 今も21号台風が 刻々とこちらに向かっている。 今日は一日何も手に付かず 雨や風に叩かれる小さな小屋の中で 不安な…

大きな栗の木

栗の木 私の住んでいる山の村には あちらこちらに 大きな栗の木がある。 足元を気をつけながら 山の中を歩いている時 道に沢山転がっている いが栗に出会う。 見上げると大きな栗の木が 枝を広げている。 私達が栗を思い浮かべる時 それはホクホクとした焼き…

ゲンノショウコ(ピンク)

ゲンノショウコ(ピンク) 土を覆う様に繁殖する 長い茎の野草。 抜いてしまおうか いや やっぱりこのままにしておこう。 ピンクと白の こんなに可愛い花を 咲かせるのだから。 苦い漢方薬の原料にもなる。 昔の村の人達は この野草に随分と助けられたに違い…