藤の花が咲いている

藤の花 雨が降ったり止んだり 南風が吹いたり止んだり そんな日が昨日から続き なんとなく心が騒がしい。 でも そんな事には関係なく 緑は色を変え 木々に咲く花々は 移り変わる。 桜 山桜 梅 木蓮は遠に終わり 今は 薮椿の落ちた花が美しく あちらこちらに…

映画「悪は存在しない」 監督:濱口竜介

4日土曜日 京都シネマまで 映画を観に行った。 山から下り 京都まで映画館に行くのは 京都に住んでいた頃のように 買い物のついでに というわけにはいかない。 だから 一年に2〜3回ほどの映画鑑賞となる。 「悪は存在しない」 監督は濱口竜介。 なんの前知…

杉の年輪 黄色の枯れた花

八重咲き水仙 道端のあちらこちらに 群れて咲いている 黄色の八重咲水仙を 7、8本手折り 持ち帰り 白い花器に投げ入れた。 その花達もやがて萎れ 「小屋」の中の高い場所に 紐で結えて吊るした。 やがてそれは しっかりと乾き 薄い花びらを触ると パリパリ…

蕗のとうの綿毛

蕗のとうの綿毛 蕗のとうが 小さな花を咲かした後 茎がどんどん伸び 60センチほどになった。 そして 今は綿毛が飛び立つ準備をしている。 白い綿毛の芯は赤く 顔を近付けて見ると 今まで気がつかなかった可愛さを見つけた。 蕗の薹 ボロギク ススキの綿毛…

淡い緑色 萌える木々と春キャベツ

29日夕方から 雨が降り出した。 明日まで続くと天気予報で言っていた。 冬の木々の枝から やっと淡い緑の葉が萌出て 私の目と心を喜ばせているのに 明日から一気に 山の色が濃い緑へと移っていくだろう。 「小屋」の周りに植えた木や 自生の木も 日々 姿を…

買い物の帰り道

27日 午後 買い物の帰り 私が住む山間の村にも そして うちから車で30分の 図書館や道の駅がある所も 田んぼに水が入った。 水面に 山並みや 白い壁の小屋や 空が映っている。 雲も やがてやってくる 飛ぶ燕も映る事だろう。 車で走っていると ハッとする…

毎日の散歩

雪が降る日 強風の日 雨が強く降る日以外は スマホをズボンのポケットに入れ 散歩に出る。 3000歩から5000歩の間を歩くが どうしてもそうでなければ とは思わない。 時間にして 1時間まで。 これ以上は歩かない。 歩き始めると その日の微妙な体調の…

若葉の芽吹き

郵便局の川向かい 郵便局に荷物を出しに行った。 午後3時過ぎの便に間に合うように。 車のフロントガラスが 霧雨に濡れる。 季節の中で 今が一番美しいのではないか 広葉樹の若葉の芽吹きが嬉しい。 山間のくねくね道の県道と国道を15分。 局長さんと二人の…

スノーフレークの花

スノーフレーク 数年前 川沿いに すくっと立っていた3本の松。 その根元に 鈴蘭のような花が咲いていた。 数本のその花の株を一つ持ち帰り 土に植えた。 花の名前はスノーフレーク。 たった1本の株が 今年は13本に増え 花も1つから3つに。 そして 川沿…

小松菜の花

小松菜の花 去年 どこからか飛んできた小松菜の種が 苺の苗(鹿に全部食べられたが)を植えてある鉢に 芽を出した。 そして 花を咲かし 私を喜ばした。 濃い緑の葉はお汁の彩りにし 根はそのままに。 すると 今年も花芽が出て 70センチほどの背丈にまで伸…

ヒメオドリコソウ 西洋たんぽぽ

ヒメオドリコソウ 西洋タンポポ 車で20分ほど走ると 国道沿いに精米所がある。 10キロの玄米を精米するために 一走り 車を走らせ山を下った。 玄米をザーッと機械にあけ ¥100を硬貨口に入れ スタートボタンを押す。 大きな音を立て 機械が動く。 外…

プリムラが咲いた

プリムラ プリムラが咲いた。 夕方になるとネットをかけ 朝にはネットを外す。 これで 鹿に食べられるのを防いでいる。 10年ほど前に 集落の家の庭に咲いていたのを 数株貰って花壇もどきの場所に植えた。 それが 今や幾つもに増えて うちの春の顔になった…

琵琶湖 ウクライナ料理「The Faina」

滋賀県東近江市辺り 私が住んでいる 滋賀県琵琶湖の西岸から 買い物に行くたびに見える 琵琶湖東岸。 近江八幡に行った事はあるが 東岸は殆ど知らない。 そこに ウクライナの戦争が始まった初期に 彦根在住の日本人男性と結婚した娘の元へ ウクライナ人女性…

お花見 藤野千夜氏の小説

図書館裏の桜 8日 私の住んでいる市は 川に沿って桜の木が長く続く。 その殆どが ソメイヨシノだ。 淡くて 薄いピンクの花びらが群れて美しい。 毎年 その桜を見ようと思うが 見逃す時もある。 今年は 小雨の夕方 図書館の返却ポストに返本もあり 桜を見に…

土筆(つくし)甘夏 八朔

「小屋」のそばに やっと土筆が現れた。 細いヒョロリとしたのが2本。 群生しているつくしなら ポキポキポキポキと 欲しくもないのに 摘みたくなる。 三重から蜜柑が届いた。 甘夏と八朔。 黄色の大きいのやら小さいのやらを 段ボールの箱から何個も出し 深…

ヘリコプターと 桜の蕾と拳の花

今日の写真は 飛んでいる3匹の蚊ではない。 私の住んでいる市にある 自衛隊駐屯地から 飛び立ったヘリコプターが3機。 買い物に出かけた琵琶湖西岸の スーパーのパーキングで 食材を車に積み込んでいると ヘリコプターの音が聞こえて しばらくすると 3機…

Tさんの味

Tさんの家の物置小屋には 大きな冷凍庫がある。 150センチx50センチ 高さは100センチほど。 上に開く扉を開けると 中には様々な食品が冷凍されて びっしりと詰まっている。 餅 きゅうりのQちゃん漬け さつま芋の蔓の佃煮 蕗の佃煮 等々 これらの下に…

馬酔木の花を一枝持ち帰る

馬酔木(あしび)の花 風も吹かず 明るい日差し 暖かい空気 体が軽く動く。 休む時間もなく 今まで放っておいた事を 片付けにかかる。 あちらこちらに咲いている 今が盛りの馬酔木の花の枝を一房 ハサミで切り持ち帰る。 白の長い花瓶に挿す。 緑の葉も美し…

子鹿と 春が来た?

29日 夕方 最近 夜になると 「小屋」の周りに子鹿が現れる。 北側の窓から 外を見ると まだ 生まれて間もない小鹿が 街灯のLEDに照らされて 懸命に無心に 地面に顔を近づけて 何かを食べているのが見えた。 私は思う。 「あの鹿だな・・・ 「小屋」の周り…

春一番の花 オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ 久しぶりの晴れの日だった。 明るさが嬉しい。 そして やっと春一番の青い花 オオイヌノフグリが咲いていた。 たった 3個の小さい花だ。 今日 隣の集落の人が 薪になる廃材を 軽トラに満載に積んで運んで下さった。 杉 栗 檜 欅 私でも こ…

雨の日 バターナッツカボチャのシチュー

25日 午後 山に靄がかかり 川面を数羽の水鳥が 鳴き声を立てながら飛び去る様は 一幅の水墨画のようだ。 晴れた日もあったはずだが 「小屋」の前の道路は いつも濡れて 私の記憶も 雨の日の景色しか浮かんでこない。 春の野草もまだ顔を見せないで すぐに…

雪の朝 不揃いの苺

22日 深夜に大きな音と地響きがした。 すぐにテレビを付けて 地震情報を観る。 数分後に 京都南部と出た。 ここは震度1。 そんなものじゃなかった、震えた。 朝起きると 真っ白の世界。 でも 空は青空で 積もった雪がすでに溶け始め 屋根にずらりと並んだ氷…

京都行き 友達の個展と墓参り

画廊の2階の窓から(御所堺町御門) 今日(20日) 一日中 雪と霙が降り 台風の様な 強い北風が続いた。 雪は一面真っ白に積もり 私は「小屋」から 一歩も外へ出なかった。 さて 暖かくはないが 寒くもないお天気の19日 夫と私は 2件の用事で京都へ行った。 …

馬酔木の花が咲いた

馬酔木の花 馬酔木の木は 村の山 道の脇 どこにでもある。 花が咲いていない時の馬酔木は 濃い緑の艶のある葉っぱが 枝にふさふさとついている 全く目立たない木だ。 20代に読んだ 堀辰雄のエッセイ「大和路」に 馬酔木の花が出てくる。 京都 浄瑠璃寺の山…

琵琶湖西岸比良 醤油味のおかず

3月14日(木)集落 15日金曜日 琵琶湖西岸の比良に行った。 別荘地の中にあるギャラリーでやっている 若い知人のグループ展を覗きに行った。 比良は「比良八荒(ヒラハッコウ)」と呼ばれる強風が 春先に 比良山系から吹き下ろすので名高い土地だ。 車で走っ…

枇杷の木 「編集ども集まれ」藤野千夜著

枇杷の木の芽 枇杷を食べた後 土にバラバラと捨てた種が 毎年 芽を出しては消えを繰り返していた。 深い雪に押されて 枝が折れ そしていつの間になくなる。 そんな 私に見捨てられた木が 今年の少ない雪で持ち堪え 花芽(多分)まで付いていた。 枇杷の花は …

3月10日の3枚の写真

3月10日 明るく晴れた今日。 たっぷりと降った雪が光る。 紅空木(ベニウツギ)の枝に積もる雪。 馬酔木の蕾 京都では満開の馬酔木の花も こちらではまだ米粒ほどの蕾だ。 凍った氷の滴り 小さな凍った露を覗く。 その中に在る逆転した世界。 春一番に咲く …

小さな希望

数日前 「小屋」のすぐ近くの所だが 初めて歩いてみた。 市バスが走っている県道から 山に向かってまっすぐの坂道。 そこは 道の両側は棚田で 山の中だが 珍しく視界が広がっていた。 空が広い。 坂道を上ると 田んぼに山の水が張られ そこは池の様になって…

ヤブコウジの赤い実と 薄緑の蕗の薹の天ぷら

ヤブコウジ 降った雪が溶けて 冷たい雨が降って 寒い冬の逆戻り。 そこで見つけた 小さな赤い実。 その実は 雪の重さに耐えたそのままの姿で現れた。 ヤブコウジ。 サクラソウ科なので 可愛い花をつけるが 私はまだそれに気づいた事がない。 「蕗のとうの天…

融雪の音と姿

予報通りに雪が降った。 20センチほど。 霙の様な水をたっぷりと含んだ重い雪。 そして今朝。 水琴窟の様な音が外から聴こえた。 いつものあれだ。 屋根から 雨のように滴る溶けた雪が 下のバケツの溜まった水に 落ちる音。 短い間隔で 激しく落ちる。 スマ…