夕方は22度

夫は京都へ 私は大津へ。 山の中は 行きは汗を拭き拭き35度 夕方の帰りは22度。 頭がボーッとする程の昼間の暑さから 深夜の今は肌寒い程だ。 小屋の横の谷からの 凉風をお届けしたい。

三日月がふわり

「暑い 暑い」 と、会う人が皆言う。 川がもう溢れるかの豪雨の後 この熱風とべたつく湿度の日々。 私はもうお手上げだ。 誰もこの気候変動を止める事が出来ない。 悲観的な私。 ヒグラシの鳴き声は午後4時の合図。 涼しくなった夕方に表に出ると 木と木の間…

深い青に煙った色のブルーベリー

パックにいっぱいの ブルーベリーを貰った。 早速ガラスの鉢に入れた。 深い青に白く煙った様な色。 ブツブツ文句を言ってる様な口 どことなく気難しい顔をした果実だ。 アラスカの原野や フィンランドの山間に 自生しているブルーベリーを 見てみたい 食べ…

贅沢な夏の夜

今日の午後 標高500メートル程の ここらの気温は35度だった。 夫が京都に出かける 朝の10時前にはすでに31度。 こんな暑い日中だが 二日前に出した 扇風機の風が心地いい。 ゆっくりと回る羽。 夕方4時になると 空気がひんやりとし ヒグラシが鳴き…

地味な花 百日草

百日草 集落の家の周りには いつも様々な花が咲き乱れている。 ターシャチューダーの庭の様な 住人の意思を感じさせる 花壇ではない。 離れたお隣同士でやり取りしたり 山から持ち帰った花の咲く木であったり 勝手に生えたりした物ばかりだ。 雑然としている…

ミニトマト愛

いっぱいトマトを食べたい。 そう思って20本近くの ミニトマト苗を植えたのが去年。 背が伸びれば支柱をし 黄色い小さな花が咲くと 顔を近づけてじっと見る。 緑の実が成り始めると 鳥がつつきに来る。 小さな実に沢山の穴。 ネットを張り実を守る。 そし…

夜の音

山の陰に太陽が隠れると ヒグラシが鳴く。 樹々の間に染み渡る様に鳴く。 ヒグラシの合唱に 合いの手を入れる様に ウグイスが変調で鳴く。 深夜に近く遠く 幾つもの鳥の声が聞こえて来る。 そして 河鹿(カジカ)の騒がしい声も。 穏やかな流れになった 川の…

今日から2週間の京都

上賀茂 大原を過ぎると むっとした空気に変わる。 鴨川の流れは穏やか。 でも 岸の草が倒れて 豪雨の時は あそこ迄水が来たのだ。 今日から2週間。 暑くて息をするのも苦しい様な 京都の南に出かける。 お弁当を持って。 塩と胡椒を効かしたチキン胸肉のロ…

合歓の木(ネムノキ)

合歓の木(ネムノキ) 数日降った豪雨が去って 朝 窓から見上げた空は青空で そこには白い雲が輝いていた。 時々 シャワーの様な雨が降った。 買い物に出かけた町の空には 大きな虹が半分かかっていた。 ホッとした安堵の気持ちと 頭のどこかに残っている不…

一息つく

アカモノの実 インターネットの雨雲レーダーを 見続けた数日間だった。 パソコンのディスプレイの中で 赤や黄色や青の雨雲が動くのと 頭上の灰色の雲が同じものだと 理解するのにも慣れた。 私の住んでいる所も大変な雨で どうなる事かと思ったが ニュースで…

お先真っ暗(2)

平凡な日常がとても大切だ。 災害が起こるたびに思う。 五十年、数十年に一度の豪雨と ニュースで伝える。 しかし 私は5年で3回の深刻な豪雨に遭っている。 5年前の18号台風。 うちの裏の崖が 想像を絶する川の増水で50m程崩落した。 去年の21号台…

お先真っ暗

日本列島のあちらこちらで 豪雨の予報。 台風一過の明るい青空は望めない。 ずっと続く雨や強い風は気持ちを弱くする。 そして、そして 昼ご飯のテーブルの上に そんなに大きくない蛇が 茶碗や皿の間をうねうねと動いていた。 心臓が止まりそうな程の驚き。 …

粗毛反魂草(アラゲハンコンソウ)

アラゲハンコンソウ 粗毛反魂草 なんと言う気骨ある名前だ。 そして 愛らしい風貌を お喋りな娘の様な姿にしているのが 真ん中の焦げ茶色。 初冬にそれが種になり 土にかえり 次の年の初夏に沢山の芽を出す。 そんな律儀で愛らしい花に 粗毛反魂だなんて名前…

ビーガンカレー ローストチキン そしてフェンネルの花

昼過ぎ 網戸の向こうにチャックが立っていた。 タッパーウェアを二つ持って。 ビーガンカレーとチキンのロースト。 「すごくおいしいよ」 動物由来のものを使わないビーガン料理。 それはとてもわがままだ。 ミルクもバターさえも食べない。 取りあえず・・…

山の中に住んで

雲が南から北へ 形を変えながら 早足で過ぎてゆく。 速い 速い。 山の木が 強い風でうねる姿に 不安になる。 遠い昔 私達の祖先が 木や岩 山や海、火に 神を感じたのはこう云う事なのだろう。 山の中で 何かの視線を感じ ふっと後ろを振り向いてしまう。 自…

次々と花を咲かせたビオラ

春になり 雪が融けた後に植えた オレンジ色のビオラ。 他の花は消えたのに 黄色や薄紫のビオラは 次々と花を咲かせ続けた。 今日 川の水が茶色に変わる程の 豪雨が降った。 木の葉っぱに穴があくのじゃないか? ビオラの花は たっぷりの雨水を受けて ふーっ…

勝てばの話・・・

スポーツには関心がないが 夫につられて深夜のサッカーを 連夜見てしまった。 お年がお年なので どうぞお疲れの出ません様にと 親切に言ってくれる人もいる。 ポーランド戦での監督の采配を 云々言う人達がいるが 次の試合で勝てば官軍だ。 勝てばの話・・・…

黒すぐりジャム

黒すぐり という名前の響きが気に入り 小さな苗を植えた。 あれから数年。 今年は葉がふさふさと繁った。 紫の実は眺めるだけでよし 鳥のおやつにでもなればいい。 そう思っていたら 鳥は私にそこそこの実を残してくれた。 琺瑯のミルクパンに 黒すぐりの実…

元気に逞しく生き延びておくれ

めったにお目にかかれない動物。 狐と兎。 もう何年も前 薄暗くなった夕方。 私が運転する車の前を 子犬かと思われる動物が とことこ走る。 ヘッドライトを消し ゆっくりと後を追う。 その小さな動物は ピョンと石垣に飛び乗り 頭をこちらに向けて私を見た。…

夜も面白い山の暮らし

会う人が必ず言う 「今日は暑いねぇ」 暑い日中が過ぎて 月が山の向こうから 顔を出す時間 空気が冷えて とても気持ちがいい。 朝 カーテンを開けると 外は厚い霧だった。 何も見えない白い空間も 太陽の光が射すと スッと消えてしまう。 冷たい霧の朝。 緑…

今年のウツボ草

武士が弓矢を入れて背負う バッグみたいな物、靫(ウツボ)に似ている。 だからウツボ草。 利尿 消炎 腎炎 脚気 目や口内の病気等々。 生薬の草だ。 その上 ハーブティで美味しく飲めるとか。 知らなかったよ。 こんなに綺麗で可愛い薄紫の花が 薬にもなりお…

山桑と猿

山桑の実がよく熟した。 それは小指の先くらいの大きさで 暗い紫色をしている。 摘んで食べると 果汁の色は濃厚だが 軽い甘さだ。 川向こうの山桑に毎年やって来る猿達。 桑の木の一番高い所に親分が陣取る。 むしゃむしゃと実を食べ 柔らかい葉っぱも食べ。…

夏至の日

6月21日(夏至)午後7時 これだけは写真に撮っておきたい。 それは見上げた時の 空の様子であったり 琵琶湖辺りの景色であったり 街の建物の後ろに沈む 夕陽であったりする。 夕方7時を過ぎても 未だ明るい今日は夏至。 ピンクに輝く北西の空の雲を何枚…

赤飯と梅酢大根

タヅコさんの赤飯は 大きめの小豆がふっくらと艶々している。 ご主人は濃い赤いご飯を食べない。 うっすらと赤い色のが好み。 だから タヅコさんはいつも2種類の赤飯を作る。 雪の季節を除いて タヅコさんの日当りにいい庭に こぼれんばかりの花が咲いてい…

「ヒヒヒヒーーン」と鳴くから駒鳥(コマドリ)

朝から夕方まで 山のあちらこちらから 聞こえて来る「ヒヒヒヒーーン」 コマドリの鳴き声。 馬のいななきに似ているから駒鳥。 オレンジ色の綺麗な野鳥だ。 時折 薪小屋から驚いた様に 2羽が飛び立つ。 人間の世界の様々な出来事も 山の中で飛び交い 歌う …

枯れた除虫菊

除虫菊 マーガレットの様な白い花。 陽の光を浴びた明るい姿が 蝶や蜜蜂を呼び寄せる。 風に揺れていた白い花。 気がつけば麻の茶色に。 これはこれでとてもいい風情だ。 葉は落ちて すくっと立つ姿。 沢山刈って ガラスの瓶に入れようか? 茎までが美しく …

私が植えた黒すぐり

黒すぐり 友達が「簡単だよ」と言うベリー類。 そのどれを植えても育たない。 ラズベリー、ブルーベリーは いつまでたってもヒョロヒョロで 実でジャムを作るなんてとんでもない。 黒すぐりを植えたのは8年程前だ。 去年「少し大きくなったかな」と思った。…

野生の木いちご

実をつけ始めた野生の木いちご。 赤い実をたわわに付けている木。 やっと実を付けた小さい木まで。 枝の中に手を入れると 「イテテッ!」 棘で痛い目にあわされる。 摘んで食べると軽い甘さ。 あちらこちらの桑の木も 黒く熟した実で重い。 野生の木いちご。…

小糠雨の降る今日は

小糠雨の降る今日は 冷たさで居心地の悪い日だ。 緑も土もしっとりと濡れて 湿っぽさの中の香りが 衣服にまとわりつく様だ。 こんな日は 体の芯まで温かさが届く様な スープが食べたい。 人参、新玉ねぎ そしてたっぷりのキャベツ 細切れにした豚肉。 少しの…

憧れのジギタリス(狐の手袋)

イギリスの湖水地方が舞台の「ピーターラビット」 その話の脇役で忘れられない花の一つ。 それがジギタリスだ。 日本の山村原風景のこの村にも ジギタリスはあちらこちらに咲いている。 ピンクや白の狐の手袋。 川の側に咲いていたのを掘り起こそうと 道具を…