「大きくなったねぇ」

小屋の前の杉の木に スーッと蔦の蔓が伸びて来たのは いつだったろう。 貧弱な小さな葉っぱが 真っ赤に染まって ああ もう秋なのだと 毎年知らされる。 いつ迄この雨の季節は続くのかと あきあきしている今朝。 深い緑の 雨に濡れたつやつやとした葉に おっ…

自然の造形

林道の脇 谷の中 山の林の中に ゴロンと横たわっている 風化した木。 何年 山の中で生き 何年もかかって 別の形となって 私と山の中で遭遇したのか。 小さな芽を出し 葉を茂らせ 倒れ 土と苔をまとい 雨水を含み 鳥の声を聴き 嵐の叫びにも動じず。 そんな …

「ご苦労様」ガラケー 「こんにちわ」スマートフォン

10年余りお世話になったガラケー。 docomoの男性社員さんが 「見た事がない機種ですね」と言った。 そりゃそうだ。 このガラケーを買った時 おたくは中学生じゃなかったの? まだ ガラケーを使ってたの? と 驚くべからず。 ガラケーさえも持たない友達も…

キュウリのきゅうちゃん漬

トミコさんからの電話。 「きゅうり いる〜?」 という訳で キュウリのきゅうちゃん漬を 作る事になった。 猿に食べられる前に採った キュウリを20本程貰った。 何年も前に貰ったレシピで 2日に渡って作った。 紫蘇ジュース 蕗の佃煮 干し大根・・・ いつ…

梅雨の晴れ間

梅雨の晴れ間とは こんな日を言うのだろう。 明るい陽射しで 周りの景色が輝いている。 そして 思い出したかの様に シャワーみたいな軽い雨が降る。 雨をたっぷりと含んだ土や植物。 もやーっとした空気が 汗を呼ぶ。 でも 懐かしい夏のこの空気感。 もう夏…

ほうじ茶と米粉のバウムクーヘン

ほうじ茶バウムクーヘン(イカリヤ米菓京都) 紅茶葉のクッキーやケーキは もうすでにお馴染みになった。 ほんのり甘い香りと 舌に邪魔にならない程度の 葉の食感。 それが ほうじ茶を使い 小麦粉の代わりに米粉で作った 香り高いバームクーヘン。 ほうじ茶…

黴や蛭(ヒル)と闘う

雨が続いたり 曇ったりする日が続く。 小屋の周りの緑は どんどん背が伸び 色つやもいい。 まるで 成長期の子供のようだ。 黴も元気だし 蛭も油断大敵。 歩くと蛙が飛び出し 木の下を歩くと 上から水滴が落ちてくる。 小屋の中で乾いた洗濯物も 柔らかくしっ…

小屋の周りの花達の栄枯盛衰

あんなに沢山群れて咲いていたのに。 でも 次の年には数本の花が寂しく立っている。 盛りを誇った花の群れは まるで 天のお仕置きを受けたかのように 消えてしまう。 かわいく清楚なスズランみたいな ナルコユリの白い花。 大好きだった。 形のいい葉っぱの…

盛りの過ぎたハルジオン

道路の脇や 原っぱに 群れて咲いている白い花。 子供の頃から見慣れた花だ。 ヒメジョオンか? ハルジオンか? 盛りを過ぎたこの花達は どちらなんだろう。 蕾が下を向いているのがハルジオン。 そんなふうに 覚えている。 ああ だからこれは ハルジオン。 …

7月になってもストーブに薪を燃やす

御歳90歳のオカネさんは カイロを背中に二つ 腰に二つはっている。 脳味噌はキリキリ働き 口も達者。 でも 7月になっても暖かくならない 今年の夏には参っている。 海抜600メートル程のこの山の村。 例年 クーラーは勿論 扇風機さえ夏に数日使うだけだ…

土から来て 土に帰る靴  

Native Shoesの靴 Plant Shoe(Google画像より) とても面白い話を読んだ。 もう知っておられるかもしれない。 カナダにNative Shoesという靴メーカーがある。 日本でも売られている。 そのNative Shoesが 持続可能な素材を使って靴を作っている。 美しい水…

芒(ススキ)の原

穂が出る前の 芒(ススキ)の原の美しさに 目と留めた事があるだろうか。 濃い緑の 細くて鋭い葉が たおやかにカーブを描き 一群れ 一群れと 広い原を埋めている。 風が吹けば 波の様にうねり 葉ずれの音も波のようだ。 お天気の日には 太陽の光を浴びて 一…

川と炎を見つめる

川の流れる様と 焚き火は似ている。 ただ流れている ただめらめらと燃えている。 それを 見ているだけなのに飽きない。 岩にあたって 飛沫を飛ばし 白い泡となって 流れ去る川。 燃える木が 赤くなって尽きる頃 又 木を上に載せる。 炎が立ち 揺れる。 走り…

友達の絵と岡崎界隈を彷徨

黒谷への路 友達の水彩画が 美術館に展示されたと聞き 平安神宮そばの 市美術館別館に行った。 今 京都市美術館は改築中。 工事が終われば 京セラ美術館と名が変る。 水彩画を始めて まだ2年程の友達。 北スペインの農家を 長閑に描いていた。 大学時代に …

すり鉢の菜園

ブルーベリーさえも 上手に育てられない私が かわいい人参を育てたい と 思うのはもう止めにしたら? 種袋に少しずつ残っていた 様々な野菜の種。 タイチさん宅の いらなくなった大きなすり鉢2個。 捨てられていたのを持ち帰り 底に穴を開けて 土を入れ 残…

かわいい頭がピョコンの茸

雨や靄のかかった日が これだけ続けば きっと現れるぞと思っていたら ほらね 登場です。 あちらにも こちらにも。 可愛い頭がピョコンの 名前を知らない茸。 茸は秋だけではないと 教えてくれた茸。 一日で生を終え 翌日に新しいのが ピョコンと出て来る。 …

小屋に相応しい風情のベリー達

ブラックベリー 小屋の周りに 実のなる木を植えたのは もう 10年程前だろう。 ブルーベリー 黒すぐり そして ブラックベリー。 ブルーベリーは2本植えるといい。 そのようにしたが 背は伸びず 実もつけない。 黒すぐりは名前に惹かれて植えた。 黒すぐり …

バナナとオートミールのケーキ

バナナとオートミールのケーキ チャックの畑のボランティア二人。 カリブ海の小さな島国 ガダルーペ出身の男の子ナールと マダガスカル出身の 料理上手な女の子マリーン。 二人が先週の金曜に 2ヶ月の滞在を終え この地を離れた。 私の手元に残していった …

生ゴミを掘り返すのは誰?

カボチャの芽 埋めた生ゴミの中から カボチャの芽が出た。 逞しいカボチャの種。 遥々 ニュージーランドやメキシコから 海を渡ってやって来た。 スプーンで種を削ぎ取り 炊いたり 焼いたり スープにしたり サイコロに切ってチンして サラダにしたり。 私の好…

心の中まで緑に染まった

台風が太平洋の上を 日本列島に沿って北上。 私の住んでいる所には 激しい雨は降らなかった。 シャワーの様な 気持ち良さそうな雨が 木や草の葉っぱに 降り注いだ。 荒い土に パラパラと振り落とした コスモスとアスターの種。 雨水をたっぷりと含んだ土から…

正直者のスナップエンドウ

自然無農薬農法で がんばっているチャックが 帰りに立寄りくれた。 森永ココアの箱に 無理矢理詰め込んだ 莢がちょっと堅いスナップエンドウ。 動物園の象の糞やら 公園の枯葉やら 牛の牧場の牛の糞やら 腐葉土をトラックで買ったり。 自然無農薬農法だから …

完熟トマトの美味しさ

京都の大原を通る時 必ず行きか帰りに 「里の駅」に立ち寄る。 スーパーで手に入らない野菜が 売られているから。 へたはみずみずしい緑で 実は深い赤の完熟トマト。 これはスーパーには並んでいない。 大きいトマトが4個。 400円也。 丸いビーツ。 湯が…

中国の民家と柘榴が描かれた小皿

古書店での陶展から うちの小屋にやって来た 小さな皿達。 ハルジオンの花の大きさと 比べて欲しい。 梅干し1個を載せれば それで精一杯。 掌中の玉ならぬ 掌中の小皿か。 真ん中に 中国風の家と もう一枚は ピンクの柘榴(ざくろ)。 しばらくは 食器棚の…

陶と古書店

レティシア書房 私より随分若い女性の 個展が開かれている 京都のど真ん中にある 古書店に行った。 彼女とはおよそ30年程前に知りあい その縁は細く長く続いている。 古書店「レティシア書房」の壁際に 知人の陶は並んでいた。 「小さなかわいい物を作りた…

ロックミュージシャンを撮る ジル・ファマノフスキー

Jill Furmanovsky (Google画像より) 知人のお姉さん ジル ファマノフスキーさんと 会う機会があった。 ロックミュージシャンの写真を撮り続けて 40年以上のキャリアを持つ写真家だ。 ジルはジンバブエで生まれ 1965年、11才の時に両親と共に ロン…

北西の空から南西の空へ

「おお 何と美しい雲だ」 あわてて小屋に駈け入り カメラを持ち さあ 撮るぞと思えば もう 形が変わっている。 のんびりとした 綿みたいな白い塊。 刻々と変るその雲の姿から 上空の大気の激しさを感じる。 北西の空から 南東の空へ。 形を変えながら 流れて…

ミントのお茶

ミントの繁殖力。 それはいい香りのハーブも 邪魔者に転ずるものだ。 小屋の周りのあちらこちらに 元気な緑の葉っぱで 群れている。 カフェの アイスクリームに載せてある あんな小さな葉っぱじゃない。 健康優良児みたいな元気な 葉っぱを摘んで サラダにた…

渡り鳥 アカショウビン

アカショウビン(Google画像より) 「ヒョロロロロー」とも聞こえるし 「キョロロロロー」とも聞こえる。 昨日の昼下がり 小屋の前の山から聞こえる 心地よい鳥の鳴き声。 聞き慣れない声だ。 そして夕方。 淡いオレンジ色の羽を広げて 山から杉の木に飛ぶ …

動物達と見上げる星月夜

「秋みたいだ」 風は冷たく 朝晩はストーブに薪をくべた。 数日の雨に 樹々も車も綺麗に洗われて 光ってる。 今日は 思わぬ動物との遭遇があった。 ご飯を食べ のんびりとした昼下がり。 澄んだ空気に響く 頼りない しかし美しい 鳥の鳴き声。 「ヒョロロロ…

タフな植物 西洋ノコギリソウ

セイヨウノコギリソウ 京都からここに移る前 アメリカのワイルドフラワーの種を パラパラと蒔いた。 淡いオレンジやら黄色 そんな 可愛い花が 咲き乱れるのを頭に浮かべた。 結局根付いたのは セイヨウノコギリソウの 白い花だけ。 ワイルドフラワーであって…