雨
ラマのキーホルダー 山の広葉樹の葉が色づき始めた頃に 台風の様な風が吹いた1日があった。 大方の葉が吹き飛ばされ いつもなら 赤 黄色の美しい紅葉で埋まる山が 枝だけが透けて 早々と冬の山のようだ。 昨日は 氷雨 雹 霰が降り 夏の名残の 薄い木綿のカ…
秋明菊(貴船菊) NHKR1ラジオ「高橋源一郎の飛ぶ教室」を聴いていた。 辺見庸の話になり この人は確か 10年ほど前に亡くなったなと私は思った。 そして すぐに私は 又同じ勘違いをしている事に気づく。 やはり 辺見庸は元気に活躍していると 高橋源一郎は言…
灰色の空がやって来て 冷たい雨が降った。 ざーっと通り過ぎた後に 青い空が広がった。 山の上に 小さな雲がぽっかりと浮かんでいるのが とてもいいなあと思った。 銀杏の葉が黄色に変わり 桜の葉が少し色づいた。 突然やった来た秋なので まだ 夏を引きずり…
胡麻とほうじ茶のクッキー 深夜に強い雨の音が気になり スマホで気象庁の雨雲レーダーを見る。 赤と黄色は豪雨の印。 それがうちの上を動いている。 1時間で通り過ぎるのを確かめ眠る。 目覚めると 水をたっぷりと含んだ木々と土。 窓から差し込む明るい光に…
ホツツジ 道路脇の崖に咲いていた木の花 ホツツジ。 いつも歩いている道なのに 気がつかなかった。 可愛いからと言って ひと枝手折って持ち帰り 花瓶に挿したりしてはダメだ。 全株が有毒だと Googleが私に教えた。 今日は少しだけ 林芙美子の紀行文 昭和5年…
今日 午後7時 夕立が降った。 それは 本当にありがたい雨だった。 屋根の上 草木の葉っぱ 焼けた土。 毎日の日照りで 何もかもが乾いた所に 夕立の雨は染み込んだ。 とてもしんどい日だった。 昼ご飯を食べた後 サウナとは こんなだろうかと思うほどの 蒸し…
7月10日 山の村から 「下」に行くと その広い空間に嬉しくなる。 今日は1日小雨で 空は灰色。 空気は蒸し暑く 湿度は高い。 そんな日があればこその 日本の青々とした田んぼだ。 ニュースで観る福岡の惨状は とても人ごとではなく 自然をここまで怒らせたの…
深夜に怖い様な雨が降った。 こんな雨が続いたら 大変なことになるなと 心配になった。 朝 ドアを開けて表を見ると 強い雨に打たれた鳳仙花の茎が 折れたようにして 土についていた。 天気になれば 又 立ち直るだろう。 傘をさして ブラリと辺りを歩くと 草…
6月6日 午後5時 雨が降ると 体の芯まで冷え冷えとする。 服はもう初夏の軽さで 半袖と長袖のTシャツの重ね着。 そんな格好に 茶色のウインドブレーカー。 全部ユニクロの 実に地味な自己表現だ。 この装束で「下」まで買い物に出かけた。 霧雨の中の田舎の景…
エゴの花 降り続いた雨が 夕方に霧雨に変わった。 山も 林も 草はらも 道路も ぐっしょりと濡れて 濡れそぼつとは こんな事を言うのだろう。 小屋のそばに 縁のかけた白の鉢を置いてある。 鉢いっぱいに溜まった雨水に 土が薄く溜まっている。 私は 鉢の水を…
ココアケーキ 膝まである長靴を履く。 私の長靴は男もので それで傘をさして歩いている様は きっと 滑稽な姿だろう。 朝から小雨。 台風の渦巻が大きく育ち それをパソコンやテレビで時々観ていた。 周りの緑は 雨を吸い 益々元気で ぐんと大きくなったみた…
コナラの葉 小屋のそばに 小さなコナラの木を植えたのは 5、6年前だっただろう。 前の山から 30センチほどの苗木を掘り起こし 草の茂る場所に いい加減に植えた。 雪に押しつぶされ それに耐え まだまだ 一人前ではないが大きくなった。 強いなあと思う…
5月7日 一日中雨で 小屋の中にいた。 周りの山は靄で煙り 冷たい空気が風で流れている。 植物が どんどん大きくなっていくのが見える。 私は 仕舞い込んだ冬の毛糸のソックスを出し履いた。 これだけで 暖かくなる。 長靴を履き カーキ色のレインコートを着 …