2022-01-01から1年間の記事一覧

胡瓜のピクルス

一年に一度 胡瓜のピクルスを作る。 夏以外に胡瓜を食べない我が家では 旬の胡瓜で 玉ねぎの薄切りと共に 酸っぱいのを少しだけ作る。 今年も沢山の胡瓜をもらい 50本分ものQちゃん漬けを作ってしまったが ついでにピクルスもと 夕食準備と並行して作った…

今日の出来事

深夜の大雨で 黄土色になった川が うねる様に流れていた朝。 昼過ぎには ミルク紅茶色に変わり 流れも緩やかに 水嵩も少なくなった。 山や小屋の周りの緑は 雨を含み益々鮮やかに輝く。 トミコさんからの電話で 又々きゅうりをもらいに行く。 「いらんかった…

トンビの羽と 枯れた薊の萼

薊の萼とトンビの羽 小屋の窓の向こう 前をしっかりと見つめて飛ぶトンビ。 電信柱のてっぺんで ピーヒョロと鳴いている下を 私が歩いているのを 知っているはずだ。 顔馴染みとでも呼ぼうか。 そのトンビの羽かどうかは分からない。 草の上にハラリとした風…

ノリウツギ(糊空木)の花

ノリウツギ(糊空木)の花 冬の雪の上に ココア色の枯れた花。 この美しい花はなんだろうと持ち帰り 枯れた花のコレクションの一つにした。 その花は 多分ノリウツギだろう。 山の端に 瑞々しい緑の葉に囲まれ オフホワイトの紫陽花のような花が こぼれる様…

自家製きゅうりのきゅうちゃん漬

きゅうりのきゅうちゃん 友達から きゅうりのきゅうちゃん漬けのレシピが届いた。 以前作ったのは 村の奥さん達のレシピで とてもややこしく 面倒なものだった。 沢山のきゅうりを貰う夏に 簡単に出来て 美味しい漬物はありがたい。 すぐに作ってみた。 輪切…

絵本「かしこくいきるしまりす」 手島圭二郎 著

NHKEテレ「日曜美術館」で観て以来 ずっと気になり 図書館で借りた 手島圭二郎の絵本 3冊。 それは 「かしこくいきるしまりす」 「きたきつねとはるのいのち」 「おおはくちょうのそら」 手島圭二郎は 北海道に生まれ 育ち ずっと住み続け 力強いタッチの木…

合歓の花

合歓の花 一晩中 強い雨が降り続いた。 今朝 霧のような雨の中 背の高い合歓の木の下に 淡いピンクの絹糸のような花が 沢山落ちていた。 それは 雨に濡れた子猫の毛の様に ピンピンと固まって 可愛い。 山の木々の葉 原っぱの草 そして 花びらに雨の露が光り…

ヒグラシと合歓の木

夕方にヒグラシが鳴き始めた。 夜に寂しげな声でなく 鳥のトラツグミ。 そのトラツグミの声に負けないほどの 寂しい声で鳴く。 まだ ここに引っ越してくる前 草刈りに来た日 ヒグラシが鳴き始めると 帰る準備をした。 その声が 侘しく 寂しく 私はやるせなく…

鰯とタイム

秋刀魚 鰯 鯖 鯵 「背の青い魚」は 一週間に一度は 食べるようにしている。 特に好きだと言うわけではないが 目の綺麗な 艶々とした姿を見ると まずは 醤油味を思う。 今回は中サイズの鰯を7尾。 フライパンに醤油 酒 酢 砂糖を煮立て 鰯をそっと並べ たっ…

雨が上がった

豪雨で水害の所もあったが うちのあたりは 大雨と小糠雨が交互に降った。 周りは山で 地の下は伏流水が豊かに流れている。 湿気の中に住んでいるようなものだ。 小さな木の小屋に住んでいる。 雨の日でも窓を開け 暑ければ換気扇を回す。 カビが生えそうなら…

豪雨 図書館の本3冊

山法師 豪雨である。 乾いた土に 雨が沁み込む。 草や木が 生き生きとするのを感じる。 雷が山の向こうで鳴り 川の水はコーヒー牛乳色。 図書館から受け取った本は3冊。 NHKの「日曜美術館」で紹介された 手島圭三郎の絵本だ。 友達も是非と知らせてきた。 …

知人夫婦がやって来た

京都の知人夫婦がやって来た。 小豆島の とても美味しい素麺の取り寄せ。 それを お世話してもらっている。 配達がてらに 初めてうちに来てくれたのだ。 フランス人のポリンに習ったクレープを焼いた。 包む具は 鋳物フライパンで焼いたチキンの胸肉 タイム…

栃の葉

栃の葉 春に萌え出た葉が 濃い緑に変わる。 花の後に 可愛い実ができている木もある。 重そうに枝がしなるほどに茂った木々。 夫が それをハサミとノコギリで整える。 私は 形のいい栃の葉を 水を張った 縁が欠けた白の鉢に 数枚 浸した。 その鉢の水に 夕方…

キツツキの声やカジカの声

チャックのスナップえんどう アカショウビンの鳴き声がしなくなって 三日ほど。 カケスの声とキツツキの声に 入れ替わる。 今朝 蜂蜜を塗ったパンを食べている時に 表で澄んだ鳥の声がした。 初めて聞いた キツツキの声だ。 昼間の暑さから解放される 夜の涼…

暑い1日だった

アメリカンワイルドフラワー アメリカンワイルドフラワーの種を 土にパラパラと巻いたのが春の終わり頃。 次々と花を咲かせている。 どれも可憐な花だ。 茎が細くて 風や雨で倒れるのは 土に栄養が足らないのだろうか。 次の年はもっと間隔をあけて種を蒔こ…

ベイクドポテト

ベイクドポテト 猿避けネットを すっぽりと畑にめぐらしても 頭のいい猿は畑に入る。 そして トミコさんのじゃがいもを食べる。 食べ残しのじゃがいもの 掘り起こしたものを 沢山もらった。 小さなピンポン玉くらいのじゃがいも。 たわしで薄皮を剥がし 電子…

飛行機雲 シャワーのような雨

アメリカンワイルドフラワー 夕方の見上げた空に なんと久しぶりの飛行機雲。 以前は 毎日何回も東の空から西の空へ 真っ直ぐな飛行機の軌跡 飛行機雲を 見上げたものだ。 最近 メルカリに出品している本が2冊。 続けて売れた。 「リリアン・ヘルマン自伝:…

図書館から小説「パチンコ」 赤飯 アカショウビン

アメリカンワイルドフラワー 今日もアカショウビンはご機嫌だ。 少し離れた山の中から 声が聞こえる。 昨日 図書館から予約本を受け取った。 「パチンコ」 下巻 ミン・ジン・リー著 パチンコの攻略本ではない。 第二次世界大戦前後 上巻では 釜山 大阪鶴橋 …

アカショウビン 「煉瓦女工」 蕗の佃煮

蒸せる緑の世界に囲まれて 久しぶりに額に汗をかく。 道路脇のデジタル温度計は27℃。 太陽が山陰に隠れると 気温は一気に下がり 都会の人には申し訳ないが 快適な午後から夜へ。 今日も一日 アカショウビンは機嫌がいい。 山のあちらこちらから 軽やかな美し…

赤いくちばし 赤茶色の羽の鳥「アカショウビン」

朝のラジオから 流れる音楽の合間に 川向こうの山の辺りから 澄んだ 可愛い鳥の鳴き声が聞こえる。 夫が「アカショウビン」と言う。 今までに一度 小屋のそばの川の上を 真っ直ぐに飛んで行った 赤茶色の羽の鳥。 あれがアカショウビンだったのだと 今日調べ…

忍冬(スイカズラ)

忍冬(すいかずら) 忍冬と書いてスイカズラと読む。 クリーム色の細長い花びら 長いしべ。 春の終わりに柵を直し その時に仕方なく切り取ったが 根は残した。 そして今 蔓が伸び 美しい姿が風に揺れる。 花は甘い蜜を持ち 葉と共に食用に 薬に。 染料として…

「ブックセラーズ・ダイアリー」 ショーン・バイセル著  矢倉尚子訳 白水社刊

「スコットランド最大の古書店の一年」 イギリス スコットランドの小さな町ウィグタウン。 著者のショーン・バイセルが ブラリと立ち寄った 古書店「The Book Shop」。 30歳のバイセルが、当店の主から 「この店を買わないか?」 と 持ちかけられ 「そんな…

ワイルドフラワー 青い花

北風が強い1日だった。 窓から見える 山の木が北から南へうねる。 小屋の北側のドアが バタンと大きな音で閉まる。 気をつけないと 指を挟んで怪我をする。 春に ホームセンターで アメリカのワイルドフラワーの種を買った。 春に蒔き 芽を出し 伸びてきた…

眠い一日

ジャーマンアイリス 朝から 曇り空で寒い。 首に紺色の木綿のストールをぐるぐる巻くと どうにか 暖かくなった。 寒いせいか 寝不足なのか 椅子に座ると眠くなる。 お昼ご飯に具沢山の味噌汁を作り 納豆とほうれん草の胡麻和えで済ませた。 私はベジタリアン…

ポトリと落ちた エゴの花

エゴの花 高い木の枝から エゴの花は 真っ直ぐに ポトリと落ちる。 見上げれば アイボリー色の花に 黄色の蕊(しべ)の花が 鈴なりだ。 何年も前 苗を幾つかもらい 小屋のそばに植えた。 よく育ったものだ。 小石の上に 降り立ったエゴの白い花達。 冬の間 …

去年はもう少し 暖かかった様な気がするのだが

雨の後 良く晴れて 空気が冷たい 気持ちのいい季節だ。 アイボリー色のエゴ ウツギ ミズキの花 薄紫のコアジサイ 朱色のつつじ 空気が甘い木の花の香りで充満する。 実に贅沢な空気を吸い込む。 冷え冷えと うっすらと寒い朝晩に まだストーブに薪をくべる。…

ジギタリス 又の名は「キツネの手袋」

雨の降る日 少し水かさの増えた川のそばに 淡いピンクの花をつけたジギタリス。 草むらに 山の中に そして去年は うちの小屋のそばにも咲いた。 ヒメジョオン ハルジオン 西洋タンポポと同じ 外国からやってきた外来種の植物だ。 ピーターラビットの絵本に …

踏んでしまった青梅

梅の実 霧雨の中 アスファルトの道の上。 指の先ほどの 小さな青い梅の実が パラパラと散らばっている。 なんと小さい。 去年の今頃 私はここで 良く熟れた 大きなオレンジ色の梅の実を 10個ほど拾った。 そして 梅干しを漬けるのに加えたのだった。 知らず…

サンタフェ スタイル(Santa Fe Style)の椅子

アメリカ ニューメキシコ州 サンタ・フェのインで(アルバムから) 1990年 私が 初めて行った外国の町がサンタフェだった。 伊丹からロスアンゼルス。 一泊して次の日に飛行機で ニューメキシコのアルバカーキ そこからバスに乗り やっと着いたのがサンタフ…

山間の一本の生活道路

冬の雪の日。 まだ暗い朝から 除雪ブルドーザーは 大きな音と振動を響かせて 道路の雪を除いてくれる。 そして 春が来て 雪が溶け 道路は穴ぼこだらけの姿を現す。 その上を車で走るのは ガタガタ ガタガタとスキーのモーグル。 今日 その穴ぼこを アスファ…